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ーーーえっ...と?
しおりを挟む「フリージア様!!大変です」
いつものように医務室へ向かおうとするわたしの前に突如現れて、膝をついているのは、ライデンだった。
「びっくりしたー!!どうしたのよ。いきなり出てきて」
「呼ばれて、飛び出て、じゃしゃじゃじゃーん」
「・・・」
頭痛がしてきた。
「部屋に戻っていいかしら?」
私の姿に驚いたのか、慌てて膝をついて、再び忠誠を示しているライデン
「フリージア様、すみません。少し取り乱しました。実は大変なことが起きまして」
「どうしたの?街が襲われたの?」
「いえ、違います」
「なんなのよ」
「実は、ここでは申し上げにくいので」
私はライデンを部屋に入れると
「実は、金と温泉が出まして」
「そうですか?って金が出たの?」
「その通りです。しかも、魔が悪い事に街に来ていた人間の商人に話が漏れて、大騒ぎになっています」
「確かにそれは厄介ね。では、私が今から行きます」
「フリージア様、それが隣国のジーナ国、既に連絡が」
ドンドンドンドン
ドンドンドンドン
すると私の部屋の扉を叩きつける音が部屋中に、響き渡った。
「フリージア、話があるここを開けなさい」
それは王様の声だった。
***
王様が私の前に来ている。
「フリージア、世がここに来た意味はわかっていると思う」
まずい。これは金が出た事がバレたに違いない。どうしよう。
「お前の領地で温泉が出たそうじゃないか。こんないい知らせを何故黙っている」
「えっ?」
私は呆然とした。それもそのはず、どう考えても、金が出たことの方が問題あるになるはず。
「何を驚いておる?」
「えっ?あっ?金が出た事はいわれないのですか?」
「おお!!それも聞いておる。しかし、フリージアの事だ。税金としてちゃんと納めてくれるよな」
「あっ、はい」
なんだちゃっかりととるという事ね
「金は、重要な資源じゃ、その金はこちらで買取をするので安心しろ。ただし、その分税金もしっかりと貰うけどな」
そういうことね
「わかりました」
「それよりも温泉じゃ。早く温泉施設を作るのじゃ、さもないと国外追放にするぞ」
「ええーーー!!!」
温泉施設を早く作らないとって、どういうことよ!!
「王さま、早速、戻って対応いたします」
私は困惑した表情のライデンを連れて中央都市フリージアへ戻った。
するとドレファスが騎士団の中から建築才能を持つ。ビルダーを連れてきてくれた。こうして突貫工事で温泉施設を作った。一方でラッキーブックが演劇場を作ったほうが良いということで、演劇場を作り、王様が来られた時のオペラ、ミュージカル、ニューエンタメを開催することになった。
もちろん、温泉には、混浴露天風呂や家族露天風呂、サウナも作ったのだった。
一方、金鉱山は、騎士団によって厳重に管理されたのだった。
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