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久しぶりのソフト
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久しぶりのソフトボールの試合。
実は、秋は毎年恒例の新人戦が開催されている。当然、昨年の優勝チームであるフロッグズとベアーズは決勝戦で当たるようになっていた。俺たちシックスティーンナイナーズは、夏の大会で優勝したものの今回の大会は初めての参戦とあって、一回戦から戦うことになっている。そして、一回戦の相手は、城山クラウンズとの戦い。このチームと対戦するのは初めて相手で、俺たちと同じく5年生を中心としたチームであった。
先発は、ヤベッち。初回からピンチ、相変わらずの制球難で、ノーアウト1、2塁そして、3番は体格のいい二宮君。
「へいへーい!!ピッチャービビってるぞ!!」
「にのみー!!一発かましてやれ!」
カウントノースリー(スリーボール)、やべっちは続くボールを置きに行った。
キン!!
鋭い打球は三遊間の方向に飛んだ。すると、見事な身動きとグラブさばきでヒット性の打球を取り押さえた五十嵐君は、すぐに、セカンドへ投げた。こうして、6-4-3のダブルプレーになった。しかし、まだピンチは続く、ツーアウトランナー3塁なのだ。ここへ、相手は4番、松尾君だ。長身の彼は、当たれば飛ぶといわれていた。
キン!!
松尾君の打球はセンターを超えるほどの大飛球だった。しかし、
「アウト!!」
その大飛球に鈴鹿君は追いつて、見事にアウトにしたのだった。
「ナイス!!」
こうして、1回表を終えたのだった。
続く2回、
キン!!
鈴鹿君の打球はセンター前ヒットで一塁に、ノーアウト1塁で2番の五十嵐君、本来なら彼はバントなのだが、彼の初球
「走ったぞ!」
鈴鹿君は盗塁を決めた。そして、2球目
「走ったぞ!!」
「セーフ」
あっさりと3盗を決めたのだった。カウントワンボール・ワンストライク、続く3球目
キン!!」
五十嵐君はレフト前にヒットを放ち、1点を先取、続く3番絹やんは、4番ガッキー、6番外やんは凡退したのだった。因みに俺は8番だったのだが、当然、敬遠された。結局、やべっちが4回、残りを五十嵐君が投げ俺たちシックスティーンナイナーズは初戦を突破したのだった。
実は、秋は毎年恒例の新人戦が開催されている。当然、昨年の優勝チームであるフロッグズとベアーズは決勝戦で当たるようになっていた。俺たちシックスティーンナイナーズは、夏の大会で優勝したものの今回の大会は初めての参戦とあって、一回戦から戦うことになっている。そして、一回戦の相手は、城山クラウンズとの戦い。このチームと対戦するのは初めて相手で、俺たちと同じく5年生を中心としたチームであった。
先発は、ヤベッち。初回からピンチ、相変わらずの制球難で、ノーアウト1、2塁そして、3番は体格のいい二宮君。
「へいへーい!!ピッチャービビってるぞ!!」
「にのみー!!一発かましてやれ!」
カウントノースリー(スリーボール)、やべっちは続くボールを置きに行った。
キン!!
鋭い打球は三遊間の方向に飛んだ。すると、見事な身動きとグラブさばきでヒット性の打球を取り押さえた五十嵐君は、すぐに、セカンドへ投げた。こうして、6-4-3のダブルプレーになった。しかし、まだピンチは続く、ツーアウトランナー3塁なのだ。ここへ、相手は4番、松尾君だ。長身の彼は、当たれば飛ぶといわれていた。
キン!!
松尾君の打球はセンターを超えるほどの大飛球だった。しかし、
「アウト!!」
その大飛球に鈴鹿君は追いつて、見事にアウトにしたのだった。
「ナイス!!」
こうして、1回表を終えたのだった。
続く2回、
キン!!
鈴鹿君の打球はセンター前ヒットで一塁に、ノーアウト1塁で2番の五十嵐君、本来なら彼はバントなのだが、彼の初球
「走ったぞ!」
鈴鹿君は盗塁を決めた。そして、2球目
「走ったぞ!!」
「セーフ」
あっさりと3盗を決めたのだった。カウントワンボール・ワンストライク、続く3球目
キン!!」
五十嵐君はレフト前にヒットを放ち、1点を先取、続く3番絹やんは、4番ガッキー、6番外やんは凡退したのだった。因みに俺は8番だったのだが、当然、敬遠された。結局、やべっちが4回、残りを五十嵐君が投げ俺たちシックスティーンナイナーズは初戦を突破したのだった。
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