250 / 267
魔人編
漂着者
しおりを挟む
ユニオン諸国の西端、ガトランティックと呼ばれる大海に面するエスパ国、嵐の後、静かな波がさえずるエリーゼ海岸に一人の美少女が漂着した。
しかし、彼女とコミュニケーションをとれるものは誰もいない。それは彼女が魔人の国からやってきたからだった。
弱っていた彼女は簡単にとらえられた。エスパ王は彼女の美貌に惚れ呼ぼうとしていた。
「国王様、そんなことはおやめください」
大臣が彼を制する
「なんだと!!」
筆頭魔導士のコーエンが叫んだ
「あれは魔族ですぞ」
国王は反論した。
「魔族だと、貴様、彼女が魔族に見えるのか」
「あの魔力量は、尋常ではありません。今は魔楼石で押さえてはいますが、それでも私と互角の魔力を出せるかと」
「なに!!だったらなおさら私のものにしたい!!」
「国王様、おやめください!!下手をすると殺されますよ」
「わしが殺されると?大丈夫。フーリン。あの者を例の場所へ」
フーリンは宦官だ。例の場所とは魔迷宮と呼ばれるローズパレス、ここは王族が女性にエッチなことをするために作った離宮である。彼女を連れて行こうとしていた。
一方、ミハエルでは、
「ベッケンバウワー様!!エスパに魔人が現れてそうです」
「何!!」
しばらく、考えたベッケンバウワーは
「ライト、第3騎士団をつれてエスパへ迎え」
「はっ!!」
「それと村人に連絡だ」
こうして村人にも魔人の存在を知ることになる。
「村人!!悪いが艦隊をエスパに向かわしてくれないか」
「魔人ですか。わかりました。ヤマト以下5隻を向かわせましょう」
「ありがたい」
こうして村人はエスパへ向かったのだった。
しかし、彼女とコミュニケーションをとれるものは誰もいない。それは彼女が魔人の国からやってきたからだった。
弱っていた彼女は簡単にとらえられた。エスパ王は彼女の美貌に惚れ呼ぼうとしていた。
「国王様、そんなことはおやめください」
大臣が彼を制する
「なんだと!!」
筆頭魔導士のコーエンが叫んだ
「あれは魔族ですぞ」
国王は反論した。
「魔族だと、貴様、彼女が魔族に見えるのか」
「あの魔力量は、尋常ではありません。今は魔楼石で押さえてはいますが、それでも私と互角の魔力を出せるかと」
「なに!!だったらなおさら私のものにしたい!!」
「国王様、おやめください!!下手をすると殺されますよ」
「わしが殺されると?大丈夫。フーリン。あの者を例の場所へ」
フーリンは宦官だ。例の場所とは魔迷宮と呼ばれるローズパレス、ここは王族が女性にエッチなことをするために作った離宮である。彼女を連れて行こうとしていた。
一方、ミハエルでは、
「ベッケンバウワー様!!エスパに魔人が現れてそうです」
「何!!」
しばらく、考えたベッケンバウワーは
「ライト、第3騎士団をつれてエスパへ迎え」
「はっ!!」
「それと村人に連絡だ」
こうして村人にも魔人の存在を知ることになる。
「村人!!悪いが艦隊をエスパに向かわしてくれないか」
「魔人ですか。わかりました。ヤマト以下5隻を向かわせましょう」
「ありがたい」
こうして村人はエスパへ向かったのだった。
0
お気に入りに追加
409
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる