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大魔大戦

サントスの戦い

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広大な穀倉地帯の爆走する第7艦隊、その旗艦 エンタープライズでミライススムは航海長から現在の公開状況の報告を受けていた。

「首都サントスまであと6時間」

「そうか…あと6時間で、サントスか…」

すると通信長が声を上げた。

「提督!!五芒星から緊急連絡です」

「どうした・・・つなげ」

すると燃え落ちている一芒星の映像が流れてきた。

「どういうことだ?」

戸惑う未来に基地司令官から

「1時間ほど前からユニオン艦隊の襲撃を受けています。応援を求むザー!!」

「司令!!どうした!!」

すると通信長から

「提督!!音信が途絶えました」

「まさか?」

5時間後、彼らの目の前には炎に包まれた首都サントスの姿が、
呆然と未来がみていると

「提督!!敵ユニオン艦隊を発見!0時の方向約100マイル 艦隊数50隻」

「各艦隊に連絡!!第一種戦闘態勢!!」

「了解!!」

「提督!敵別動隊を発見6時の方向、約150マイル 艦隊数50隻」

その連絡に第七艦隊は騒然となった。倍の数の艦隊に挟撃をされているのだから

「提督!!このままでは挟撃されます」

すると連合艦隊から連絡が入ってきた

「村人様」

「ミライ、話はあとだ、第7艦隊は前方の機動艦隊せん滅に専念してくれ。後は暗号を見てくれ」

暗号文を見た未来は驚いた。そして

「全艦隊旗艦停止、魔導粒子砲発射体制につけ」

「提督!!敵艦隊から艦載機の発射を確認!

そのころ第7艦隊が停止したのに気付いたユニオン艦隊、旗艦ラプラスのコンメル司令は笑い飛ばしていた。

「ははは・・・恐れをなして停船しおったわ。まずは、我が機動部隊の餌食にしてくれる。空母へ連絡、ユニオン飛行隊の発艦を急げ」


更に、神聖教会艦隊の騎士団長ホワイトは、

「ほう・・・止まったか…」

するとその時だった。後方の輸送艦一隻が爆発した。

「どうした?」

「騎士団長!!後方から敵艦隊が迫ってます」

「なに!!」

その艦隊こそ村人が率いる連合艦隊であった。

「各艦、打って打って打ちまくれ、前方の敵艦隊をせん滅せよ」

挟撃をするつもりがまさか背後から攻撃を受けるとは、神聖教会艦隊は混乱をきたしていた。一方、村人は、ミケえもんにある命でいを下した

「ミケえもん!!ソーラーレイ発動!!目標、敵 ユニオン艦隊!!」

「了解!!」

天空が真っ白に輝いて、ユニオン艦隊は圧倒的な威力を誇る光に包まれ、蒸発していった。

「何が…」

これがコンメルが残した最後の言葉だと伝えられている。しかし、真実はふめいだが、ソーラーレイによって、一瞬でユニオン艦隊は壊滅的な被害を被った。魔人を乗せていた5隻以外は

一方、神聖教会艦隊も村人の猛攻により、大破2隻、中破5隻、損傷艦は数え切れずに戦線を離脱していったのだった。

こうして、この戦いは村人の軍勢の圧勝に終わったかに見えていた。









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