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大魔大戦

ガネーシャ神殿での出来事  3

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「ふざけるな!!」

石そのものの顔が赤くなって、鼻と耳からピーっと蒸気のような物が噴き出た。こいつ案外おもろいかもと思っているとモヒカンヘッドに両手を添えた。その恰好を見て俺は〇ルトラセブンを思い出していた。

「まさか…」

「くらえ!!ガイ!!スラッガー!!」

モヒカンヘッドをつかんだその手を前に繰り出した…そして、モヒカンヘッドはカッター上になって俺に襲い掛かってきた。それをひょいっとよけるとブーメランのように旋回して後ろから俺に襲い掛かってきた。

「うわ!!」

なんよか避けるとモヒカンヘッドは何ごともなかったようにウンコスルモアイの頭に戻った。すると性懲りもなく再び頭に手を添えたのだった。

「この攻撃を避けるとは、今度はそうはいかんぞ!!くらえ!!ガイ!!スラッガー!!!」

俺はガイスラッガーが放たれた直後にテレポーテーションをしてウンコスルモアイに真空跳び膝蹴りを食らわせた

「ぶほ!!」

俺の真空跳び膝蹴りの直撃を受けたが流石に顔はモアイとあって、さほどダメージを与えることはできなかったようだ。すると

「貴様!!いい度胸だ!!」

そう叫んで俺を殴ろうとしたので、テレポーテーションで背中側に回った。

「ん?どこへ行った?」

「前!!前!!」

俺がそういうと何故か正直に前を向いた。

「ん?わぁあああ!!」

すると目の前にはウンコスルモアイが放ったガイスラッガーが戻ってきたのだった。そして、よけきれるはずもなく

ブス…

「あぴょうん!!!」

ガイスラッガーが頭に刺さって、その場に倒れ込んだのだった。

「死んだかな?」

ガイスラッガーが刺さった部分からは血がだらだらと流れている。出血量もかなりだ…通常の人間だったら既に死んでいるだろう。俺がその場を離れようとすると

「生きとるわい!!」

「ん?生きてたんだ」

「貴様、儂を馬鹿にしよって!!」

未だにガイスラッガーは頭に刺さっていた。

「頭に何か刺さっているよ」

俺がガイスラッガーを引き抜いた。

「ぬひょ?…ああ・・・ああああああ・・・・」

引き抜いたところかぴゅーと血が飛び出ていた。

「貴様・・・あああ・あああああああ・ああああああああ・・・」

「これ、返すわ」

ズボ!!

「くひょーーーー!!」

元の位置に戻すと変な声を上げて、その場に倒れてしまったのだった。こんどこそ死んだかな?と見ているとガイスラッガーははずれ、元の位置に戻り、刺さっていたあたりの傷口は自動的に修復されていったのだった。なるほど、これが自動蘇生というやつか…自動蘇生、自分が死にいたる状態になったら自動的に治癒魔法をかけるというものだった。そして、蘇ったウンコスルモアイは俺の目の前に立ちはだかったのだった。

「よくも儂をここまでコケにしてくれたな」










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