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背中が痛い
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それは、2時限目と3時限目の休み時間に起きた。3時限目は体育の授業ということで更衣室に入って、着替えている最中、上着を脱いだ瞬間、シャツをはぐられ
パチーン!!
いてー!!
と叫んだ瞬間みんなに取り押さえられ次々と背中を叩かれた
ぱちーん!!
パチーン!!
次々と叩かれた俺の背中は人の手形が赤く腫れあがり紅葉模様となっていたのだった。
「~~~~~~~~!!!」
体育の授業はもっと危険だった。サッカーの授業、しかも試合形式、先生は審判をしている。俺自身、とりあえず、適当な場所にいるのだが、何故か俺の所にボールが…
「ん?」
すると敵方のみんなが俺に向かって襲い掛かって来る。
「どわ~!!」
それをよけて、直ぐにパスをする
そんな光景を女子が見ていた。しかも、体育は2クラス合同でやるから、そこに沙織さんがいたのだ。
「めぐみくーん!!がんばって!!」
その声援が聞こえた瞬間、殺気は更に多くなった気が・・・
俺に来たボールをすぐにパスするが、俺に向かって、スライディングタックルをしてくる奴までいた。俺はよけきれず巻き込まれた。
ファール・・・
それだけ?おれは、直ぐにフィールドの外へ出た。するとみんなが俺の両肩をもって、フィールドへ連れ戻そうとする。そこへ沙織さんが
「めぐみくん!!大丈夫?」
「あ・・ちょっと足ひねった」
すると沙織さんが
「私が保健室へ連れて行きます」
その声を聞いた先生が躊躇していると里奈さんが
「私も付き添います」
「たった一人に大勢で・・・みっともないと思わないの?サイテー!!」
沙織さんの一言にずーんと落ち込む男子達であった。
こうして3人で保健室へ行くことになった。
保健室でシップをもらって、貼っていると
「やーねー男子たちの嫉妬・・・みっともないわ」
「ほんと・・見ていて・・サイテーとしか思えないわ」
里奈さんと沙織さんの会話が聞こえてきた
「それにしても恵君はラッキーよね。私達に付き添ってもらえるなんて」
そこへ亜里沙さんという女子が保健室に入って来た
「あ・・さおりん・・りーな・・・知ってる?」
「何を?」
「二人が保健室へ行った後の男子の試合」
「何があったの」
「無気力試合・・・」
「は?」
「みんなやる気なくして、お葬式みたいな雰囲気になって、トロトロと動きで・・・ほとんど本田君だけが、女子にアピールしているみたいな感じ」
「へーそうなんだ・・」
「あんなに腑抜けだから彼女もできないのよ」
「あ・・それ・・言えてる」
そんな会話が保健室であったのだった。
教室へ戻ると教室は、葬式のような暗さだ。特に男子たちの暗さは悲惨だ。
佐久間に
「どうしたんだ?」
すると本田が
「水樹さんに言われた途端、こうなった」
と思っていると窓側で
「もう・・しんでやる!!」
窓から飛び降りようとしている奴を別な奴が必死に抑えている
「はやまるな!!必ず明るい未来がある」
するとそこへ篠田先輩がやってきた。彼は、某新興宗教をやっていることで有名な人物だった。
「信仰をせよ!!」
何とも怪しい・・・ぞ・・・と思っているとそんな彼にすがりつく輩もいて、教室内は混乱をきたしていた。
こうして、昼休み俺と沙織さん、里奈さんと亜里沙さん、そこへ佐久間と本田がくっついて来てニコニコとして一緒に食事をしていた。
「お前ら・・」
「いいじゃん!!俺たちも混ぜろよ」
「そうだ。そうだ」
ある意味で楽しいひと時であったことは言うまでもなかった。こうして、つらく長い一日は終わったのだった。
パチーン!!
いてー!!
と叫んだ瞬間みんなに取り押さえられ次々と背中を叩かれた
ぱちーん!!
パチーン!!
次々と叩かれた俺の背中は人の手形が赤く腫れあがり紅葉模様となっていたのだった。
「~~~~~~~~!!!」
体育の授業はもっと危険だった。サッカーの授業、しかも試合形式、先生は審判をしている。俺自身、とりあえず、適当な場所にいるのだが、何故か俺の所にボールが…
「ん?」
すると敵方のみんなが俺に向かって襲い掛かって来る。
「どわ~!!」
それをよけて、直ぐにパスをする
そんな光景を女子が見ていた。しかも、体育は2クラス合同でやるから、そこに沙織さんがいたのだ。
「めぐみくーん!!がんばって!!」
その声援が聞こえた瞬間、殺気は更に多くなった気が・・・
俺に来たボールをすぐにパスするが、俺に向かって、スライディングタックルをしてくる奴までいた。俺はよけきれず巻き込まれた。
ファール・・・
それだけ?おれは、直ぐにフィールドの外へ出た。するとみんなが俺の両肩をもって、フィールドへ連れ戻そうとする。そこへ沙織さんが
「めぐみくん!!大丈夫?」
「あ・・ちょっと足ひねった」
すると沙織さんが
「私が保健室へ連れて行きます」
その声を聞いた先生が躊躇していると里奈さんが
「私も付き添います」
「たった一人に大勢で・・・みっともないと思わないの?サイテー!!」
沙織さんの一言にずーんと落ち込む男子達であった。
こうして3人で保健室へ行くことになった。
保健室でシップをもらって、貼っていると
「やーねー男子たちの嫉妬・・・みっともないわ」
「ほんと・・見ていて・・サイテーとしか思えないわ」
里奈さんと沙織さんの会話が聞こえてきた
「それにしても恵君はラッキーよね。私達に付き添ってもらえるなんて」
そこへ亜里沙さんという女子が保健室に入って来た
「あ・・さおりん・・りーな・・・知ってる?」
「何を?」
「二人が保健室へ行った後の男子の試合」
「何があったの」
「無気力試合・・・」
「は?」
「みんなやる気なくして、お葬式みたいな雰囲気になって、トロトロと動きで・・・ほとんど本田君だけが、女子にアピールしているみたいな感じ」
「へーそうなんだ・・」
「あんなに腑抜けだから彼女もできないのよ」
「あ・・それ・・言えてる」
そんな会話が保健室であったのだった。
教室へ戻ると教室は、葬式のような暗さだ。特に男子たちの暗さは悲惨だ。
佐久間に
「どうしたんだ?」
すると本田が
「水樹さんに言われた途端、こうなった」
と思っていると窓側で
「もう・・しんでやる!!」
窓から飛び降りようとしている奴を別な奴が必死に抑えている
「はやまるな!!必ず明るい未来がある」
するとそこへ篠田先輩がやってきた。彼は、某新興宗教をやっていることで有名な人物だった。
「信仰をせよ!!」
何とも怪しい・・・ぞ・・・と思っているとそんな彼にすがりつく輩もいて、教室内は混乱をきたしていた。
こうして、昼休み俺と沙織さん、里奈さんと亜里沙さん、そこへ佐久間と本田がくっついて来てニコニコとして一緒に食事をしていた。
「お前ら・・」
「いいじゃん!!俺たちも混ぜろよ」
「そうだ。そうだ」
ある意味で楽しいひと時であったことは言うまでもなかった。こうして、つらく長い一日は終わったのだった。
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