10 / 67
まじ
しおりを挟む
すると佐久間が
「まじっすか?え?恵!!今の」
「ち・・ちがう・・それはない・・」
すると本田がチチチと人差し指をふっている。
「俺の情報は完璧、恵らがラブラブで駅に入っていた証人もばっちりらしい、もっちーの情報だしな。絶対に間違いない」
そう言って、スマホを見せた。そこには俺と水樹さんのツーショットがばっちりと映っていた。
すると・・・
ガラガラガアラ ピシャん!!
教室のドアがが勢いよく開いた。
「立原!!顔を貸せ!!」
親衛隊長の堀川だ。今時死滅したような恰好をしている。なんでも最近はやっているドラマに感化されたとか・・・喧嘩も強いと聞いている。そんな奴が取り巻きを連れてやって来ている。
ふと気が付くと俺の横にいたはずの佐久間と本田は教室の隅へ避難していた。
「あいつら~!!」
俺の視線に気付いた瞬間、目を逸らしてくれた。
トントントン・・・
肩を叩かれた。
「おい・・・貴様・・・立原だよな」
「はい・・」
「顔(つら)かせって言ってんだ!!」
「はいはい・・」
「やけにおちついているじゃねぇか・・」
こうして俺は、教室から校舎裏へ連れて行かれたのだった。
「まじっすか?え?恵!!今の」
「ち・・ちがう・・それはない・・」
すると本田がチチチと人差し指をふっている。
「俺の情報は完璧、恵らがラブラブで駅に入っていた証人もばっちりらしい、もっちーの情報だしな。絶対に間違いない」
そう言って、スマホを見せた。そこには俺と水樹さんのツーショットがばっちりと映っていた。
すると・・・
ガラガラガアラ ピシャん!!
教室のドアがが勢いよく開いた。
「立原!!顔を貸せ!!」
親衛隊長の堀川だ。今時死滅したような恰好をしている。なんでも最近はやっているドラマに感化されたとか・・・喧嘩も強いと聞いている。そんな奴が取り巻きを連れてやって来ている。
ふと気が付くと俺の横にいたはずの佐久間と本田は教室の隅へ避難していた。
「あいつら~!!」
俺の視線に気付いた瞬間、目を逸らしてくれた。
トントントン・・・
肩を叩かれた。
「おい・・・貴様・・・立原だよな」
「はい・・」
「顔(つら)かせって言ってんだ!!」
「はいはい・・」
「やけにおちついているじゃねぇか・・」
こうして俺は、教室から校舎裏へ連れて行かれたのだった。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
えぇ、死ねばいいのにと思ってやりました。それが何か?
真理亜
恋愛
「アリン! 貴様! サーシャを階段から突き落としたと言うのは本当か!?」王太子である婚約者のカインからそう詰問された公爵令嬢のアリンは「えぇ、死ねばいいのにと思ってやりました。それが何か?」とサラッと答えた。その答えにカインは呆然とするが、やがてカインの取り巻き連中の婚約者達も揃ってサーシャを糾弾し始めたことにより、サーシャの本性が暴かれるのだった。
伯爵閣下の褒賞品
夏菜しの
恋愛
長い戦争を終わらせた英雄は、新たな爵位と領地そして金銭に家畜と様々な褒賞品を手に入れた。
しかしその褒賞品の一つ。〝妻〟の存在が英雄を悩ませる。
巨漢で強面、戦ばかりで女性の扱いは分からない。元来口下手で気の利いた話も出来そうにない。いくら国王陛下の命令とは言え、そんな自分に嫁いでくるのは酷だろう。
互いの体裁を取り繕うために一年。
「この離縁届を預けておく、一年後ならば自由にしてくれて構わない」
これが英雄の考えた譲歩だった。
しかし英雄は知らなかった。
選ばれたはずの妻が唯一希少な好みの持ち主で、彼女は選ばれたのではなく自ら志願して妻になったことを……
別れたい英雄と、別れたくない褒賞品のお話です。
※設定違いの姉妹作品「伯爵閣下の褒章品(あ)」を公開中。
よろしければ合わせて読んでみてください。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる