間違いで始まるストーリー

Seabolt

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それぞれ

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それぞれ自分の机に戻った。

西村は。ショックを受けていた。

たった3ヶ月で、新しい彼ができていたことに、

ふと、渡辺に恭介のことを聞いてみた。



山本はまず恭介にお礼と今晩ピッコロで打合せしようとメールしていると野村がやってきた。

その表情は、なにやら不安げにも見えた。

「あら、るみちゃんどうしたの?」

野村は、山本の横に近づき小声で聞いた。

「何かあったんですか?」

「えっ・・なんで?」

「だって・・二人の後に、あの人が降りてきたの・・くらい表情で・・」

「あの人って?」

「あの日に途中で入ってきた人よ。」

山本は少し驚いた顔をしたが、

「ああ・・西村さんのこと?」

「で? どうなったんですか?」

不安そうに野村は聞いてきた。

「ここじゃ・・・ちょっと・・・」と答えをはぐらかした。

野村は、「また、後にします・・・」と去っていった。

そのころ

恭介のメールがなった。

誰だろうと見ると山本からだった

今日のお礼とピッコロに来てという内容だった。

そこへ

「恭介!!」と声をかけてきたのは、渡辺だった

「なんだよ。なべ・・・」と携帯を隠した

「どうした。携帯を隠して。メールか?」と覗き込もうとする。

目ざとい奴だなと思いつつ・・・

「何でもないよ。」

「今晩どうだ?」

「今晩?ちょっと無理・・・」

「何だよ・・・またかよ。そのメールか?」

渡辺は、恭介の携帯をとろうとした。

「やめろ・・」

「あっ・・・それと、この間、新任の上司の話したろう。」

携帯をとることをあきらめた渡辺は、思い出したかのように話した。

「ああ・・」

「お前なんかしたんか?」

「何が?」

「お前のことをやけに聞いてきたぞ・・・」

「で・・・なんていったんだ?」

「彼女もできない情けない奴だと」

「この~。そのほかは?」

「それと山本さんとの関係にも聞いていたなぁ?」

「そんなことを?」

「ああ・・変だよな。どう見ても恭介と山本さんだと。女王様と召使だもんな・・」

恭介はあきれたが「そう答えたんか?」と聞くと

「ああ・・」

逆にその答えにほっとした。


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