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第9章
1.
しおりを挟む
帰宅する前に警察署へ寄ったゲイナーは、執務室
に入るなり緩む口元を押さえた。
まだ、クレイズのバラのような残り香が自分から漂っているようだ。
──香水だろうか?それとも、シャンプー?
一線を越えてしまった事への後悔はなかった。
家族へは少し後ろめたい。だがそれはまだ考えたくなかった。
ゲイナーはデスクに座りパソコンを開くと、メールだけをチェックする事にした。新着メールは5件。そのうち4件は仕事に関するものだったが、最後の1件はハリスからだった。タイトルにはあの裁判について、と書かれてある。ゲイナーはその内容を確認する前にコーヒーを入れる事にした。ハリスからのメールはタイトルそのままに、クレイズの裁判についてが書かれてあるのだろう。だとしたら、カルロスについて何か分かったのかも知れない。
──ルシェルト・カルロス。
カップにインスタントの粉を入れてポットの湯を注ぎ、軽く混ぜるとそのカップを持ちながらデスクに戻った。
手に汗が滲んでいる気がして、ズボンで何度か拭ってからマウスを握り、ハリスからのメールをクリックして開いた。
『ゲイナー本部長
以前話していたルシェルト・カルロスの件について。
貴方も知っての通り、カルロスは亡きルードの跡を継ぎ、現在ブレイブシティの南側の組織を統括している。
クレイズへの買収については今も調べてはいるが、噂によるとクレイズを愛人にしたがっているようだ。近々、彼女に何等かの形で接触してくる可能性もあるので注意を。
ハリス』
コーヒーを飲むのも忘れ、ゲイナーは何度もメールを読み返した。
──カルロスがいつ、彼女の素顔を見た?
僅かに震える手でカップを口元に引き寄せ、既に冷めてしまったコーヒーを飲んだ。
──裁判の時に見たのか?
いや違う。もっと前に見ている筈だ。
だがクレイズの写真は、裁判以前だと仮面をつけたものしかなかった筈だと思い、それと同時に誰かがカルロスに内通していて、素顔の写真を見せたのかも知れない。そう考えた。
だとしたら、一体誰がカルロスと内通しているんだ?そう思ったのとほぼ同時に、遠くから銃声が聞こえてきた。
署内に銃声が響き渡ると、ゲイナーは執務室を飛び出した。
「何だ?今の銃声は、一体どこからだ?」
部下を捕まえて尋ねると、部下は女性収用所からした、と答えた。
「女性収用所から?」
不審に思いながら駆け付けると、女性囚人達が悲鳴を上げ、狭い檻の隅に犇めきあっていた。その檻の前にはクレイズが立っている。
──胸騒ぎがする。
ゲイナーはゆっくりとクレイズに近付くと、声をかけた。
「クレイズ、一体どうしたんだ?こっちで銃声がしたみたいだが」
そう言いながらクレイズの肩を掴んだ時、檻の中で呻いている囚人が見えた。右腕を押さえ、苦痛に顔を歪ませながらもクレイズを睨んでいる。
「クレイズ、まさか、君がやったのか?」
そう尋ねると、クレイズは無表情に檻の中を見つめたまま頷いた。
「オレが撃った。逮捕するか?ゲイナー本部長」
ゆっくりと、クレイズが振り返る。ゲイナーは、ついさっきまでこの腕に抱いていた甘い感情を一時捨てる事にした。
だが、一体何故?そんな事を思いながら──間違いであって欲しいと願いながらも──懐から手錠を取り出し、クレイズの細い手首に宛てがった。
「クレイズ、君を傷害の現行犯で逮捕する」
手錠をかける手が僅かに震えている。情けないと自身を叱咤しながら、ゲイナーはクレイズを取調室へと連れて歩き出した。クレイズは黙ったままで、ゲイナーに従っている。
──何を考えているか分からない。愛し合った筈なのに。
ゲイナーはため息をついた。その時、別の檻に入っている囚人達が騒ぎ出した。
「よう、本部長。またクレイズを捕まえたのか?」
下品な笑みを浮かべ、そう囚人が声をかけてきた。ゲイナーはその囚人を厳しい目で睨むと、クレイズを部下に引き渡した。
「すぐに取調べをするからな」
そう言うとクレイズは頷いた。さっきから口を利かない事を不審に思いながらも、ゲイナーは部下に命じクレイズを取調室で待機させるよう告げた。
「調書の用意が出来たらすぐに向かうから、君は彼女を見張っていてくれ」
「分かりました」
そう言うと、ゲイナーは執務室に戻った。
──一体彼女に、何があったと言うのだろう?
掴みかけたクレイズの心が、スルリと指先から零れ落ちて行くような錯覚を覚え、ゲイナーはデスクを拳で叩いた。じん、とした痛みはあるが、気持ちほどの痛みはない。
首筋が疼いた。
「クレイズ、君は、どうしたいんだ?」
誕生日プレゼントにもらった腕時計に呟くと、ゲイナーは脱力するように椅子へ座った。
クレイズを任された警官が、取調室にクレイズを入れようとしたその時、向かいの檻に入っている囚人が声をかけた。
「ざまぁねぇなぁ?クレイズちゃん!早く檻に入って来いよ」
下品に笑う囚人を見下し、クレイズは薄ら笑みを浮かべた。
「誰がお前みたいなカスと一緒に入るか」
苛々する気持ちを吐き出し、ぶつけるようにそう言うと、その囚人は息巻いた。
「なんだと?」
囚人が怒りに震えた手を檻にかけようとするが、それを警官が阻止し、素早くクレイズを取調室に押し込んだ。
懐かしさと不快さの入り交じった空気に軽い目眩がしたが、警官に椅子へと座らせられた。
──ここでゲイナーに仮面を剥がされた。そして素顔を見られた。
今となってはただの思い出でしかない。だが今回は、剥がされる仮面も見られる素顔もない。
女の囚人を銃で撃った事を追求される。
クレイズを取調室に押し込んだ警官は押し黙ったまま、扉の前に休めの体制で立っていた。
それをクレイズは部屋の最奥に座らされながら見ていた。すると、突然ブザーが取調室内に響き警官が慌てて扉から放れた。
重い扉を押し開きゲイナーが入って来ると、警官は小さく敬礼をして見せた。それを横目に見たゲイナーは頷いてからクレイズの前に座ると、体を捻り警官を見上げた。
「ありがとう。後は私が話しをする。君は外で待機していてくれ」
そうゲイナーが言うと、警官は頭を下げて出て行った。
扉の閉まる音がしてクレイズが顔を上げると、厳しい顔をしたゲイナーと目が合った。鋭い鷹のような目だ。
「取調室は2回目だ」
そうクレイズは言いながら、ゲイナーから視線を逸らして部屋を見渡した。後頭部で咳ばらいが聞こえる。
「こっちを見るんだクレイズ」
言われるままゲイナーへと視線を戻したクレイズは、背もたれに体を預けた。
「何故撃った?」
そう言ってゲイナーは、辛そうな表情になりクレイズを見つめた。
「ムカついたから、じゃあ理由にならないか?」
「ならない。それに、それだけで君は罪を犯すような人間じゃあ、もうない筈だ」
そう言いながら机の上で両手を組むと、ゲイナーはクレイズを今度は睨んだ。
「あの女、ここを出たらゲイナーと結婚すると言ったんだ」
「私は結婚している」
すぐにゲイナーがそう言うと、クレイズは深く頷いた。
「勿論。そう言ったさ。だがあの女、別れさせる、チョロイもんだと言った。だから撃ったんだ」
その言葉を聞いて、ゲイナーはため息をついた。
「どうしてそれだけの理由で発砲するんだ?それにあの銃は、どこで手に入れた?」
そう問い詰めるゲイナーは、本部長としての迫力があった。それを見つめながら、クレイズは少しだけ顎を引き、手錠のかかった両手を机に乗せた。
「銃はオレのだ。マフィアにいた時に貰った」
ゲイナーはシャーペンを動かしてボードに挟んでいる調書へと何かを書き込んだ。
「それで、理由は?発砲した本当の理由はなんだ」
手を止め、ゲイナーは鋭い目をクレイズに向けてきた。
さっき言ったじゃないか、と言いたくなったが、クレイズは口をつぐんだ。
「私のせいか?」
黙っていると、ゲイナーがそう呟いた。
「ゲイナーのせいではないさ」
そうクレイズが言うものの、ゲイナーは首を振ってそれを否定した。
「いや、私のせいだ。やはり私が君を追い詰めている」
「真面目だな、お前は。だからからかわれるんだ」
そう言うと、ゲイナーはシャーペンを置いた。
「あれから家には帰ったんだろう?」
ゲイナーは話題を変えてきた。クレイズはその質問に頷いて答えると、婚姻届をまだ出されていない事について、ゲイナーに話すべきかどうか悩んだ。
「帰ったさ。だが、またお前に会いたくなってここへ来た。そしたらあの女の話しを聞いて、それで」
「もういい」
ゲイナーがクレイズの言葉を遮った。怒っているのかも知れない。
「クレイズ、とにかく君はまた罪を犯した。今度は銃による傷害罪で、刑務所に最低1年は服役してもらう事になるからな」
そう言うとゲイナーは席を立った。
「もう終わりか?」
クレイズがそう尋ねたが、ゲイナーは出て行った。1人残されたクレイズは、悲しみと怒りに震えていたゲイナーを思い返していた。
──純粋なのかも知れない。
そう思っていると、外で待機命令を出されていた警官が入って来た。
「移送の手続きが終わるまで、独房に入るんだ」
に入るなり緩む口元を押さえた。
まだ、クレイズのバラのような残り香が自分から漂っているようだ。
──香水だろうか?それとも、シャンプー?
一線を越えてしまった事への後悔はなかった。
家族へは少し後ろめたい。だがそれはまだ考えたくなかった。
ゲイナーはデスクに座りパソコンを開くと、メールだけをチェックする事にした。新着メールは5件。そのうち4件は仕事に関するものだったが、最後の1件はハリスからだった。タイトルにはあの裁判について、と書かれてある。ゲイナーはその内容を確認する前にコーヒーを入れる事にした。ハリスからのメールはタイトルそのままに、クレイズの裁判についてが書かれてあるのだろう。だとしたら、カルロスについて何か分かったのかも知れない。
──ルシェルト・カルロス。
カップにインスタントの粉を入れてポットの湯を注ぎ、軽く混ぜるとそのカップを持ちながらデスクに戻った。
手に汗が滲んでいる気がして、ズボンで何度か拭ってからマウスを握り、ハリスからのメールをクリックして開いた。
『ゲイナー本部長
以前話していたルシェルト・カルロスの件について。
貴方も知っての通り、カルロスは亡きルードの跡を継ぎ、現在ブレイブシティの南側の組織を統括している。
クレイズへの買収については今も調べてはいるが、噂によるとクレイズを愛人にしたがっているようだ。近々、彼女に何等かの形で接触してくる可能性もあるので注意を。
ハリス』
コーヒーを飲むのも忘れ、ゲイナーは何度もメールを読み返した。
──カルロスがいつ、彼女の素顔を見た?
僅かに震える手でカップを口元に引き寄せ、既に冷めてしまったコーヒーを飲んだ。
──裁判の時に見たのか?
いや違う。もっと前に見ている筈だ。
だがクレイズの写真は、裁判以前だと仮面をつけたものしかなかった筈だと思い、それと同時に誰かがカルロスに内通していて、素顔の写真を見せたのかも知れない。そう考えた。
だとしたら、一体誰がカルロスと内通しているんだ?そう思ったのとほぼ同時に、遠くから銃声が聞こえてきた。
署内に銃声が響き渡ると、ゲイナーは執務室を飛び出した。
「何だ?今の銃声は、一体どこからだ?」
部下を捕まえて尋ねると、部下は女性収用所からした、と答えた。
「女性収用所から?」
不審に思いながら駆け付けると、女性囚人達が悲鳴を上げ、狭い檻の隅に犇めきあっていた。その檻の前にはクレイズが立っている。
──胸騒ぎがする。
ゲイナーはゆっくりとクレイズに近付くと、声をかけた。
「クレイズ、一体どうしたんだ?こっちで銃声がしたみたいだが」
そう言いながらクレイズの肩を掴んだ時、檻の中で呻いている囚人が見えた。右腕を押さえ、苦痛に顔を歪ませながらもクレイズを睨んでいる。
「クレイズ、まさか、君がやったのか?」
そう尋ねると、クレイズは無表情に檻の中を見つめたまま頷いた。
「オレが撃った。逮捕するか?ゲイナー本部長」
ゆっくりと、クレイズが振り返る。ゲイナーは、ついさっきまでこの腕に抱いていた甘い感情を一時捨てる事にした。
だが、一体何故?そんな事を思いながら──間違いであって欲しいと願いながらも──懐から手錠を取り出し、クレイズの細い手首に宛てがった。
「クレイズ、君を傷害の現行犯で逮捕する」
手錠をかける手が僅かに震えている。情けないと自身を叱咤しながら、ゲイナーはクレイズを取調室へと連れて歩き出した。クレイズは黙ったままで、ゲイナーに従っている。
──何を考えているか分からない。愛し合った筈なのに。
ゲイナーはため息をついた。その時、別の檻に入っている囚人達が騒ぎ出した。
「よう、本部長。またクレイズを捕まえたのか?」
下品な笑みを浮かべ、そう囚人が声をかけてきた。ゲイナーはその囚人を厳しい目で睨むと、クレイズを部下に引き渡した。
「すぐに取調べをするからな」
そう言うとクレイズは頷いた。さっきから口を利かない事を不審に思いながらも、ゲイナーは部下に命じクレイズを取調室で待機させるよう告げた。
「調書の用意が出来たらすぐに向かうから、君は彼女を見張っていてくれ」
「分かりました」
そう言うと、ゲイナーは執務室に戻った。
──一体彼女に、何があったと言うのだろう?
掴みかけたクレイズの心が、スルリと指先から零れ落ちて行くような錯覚を覚え、ゲイナーはデスクを拳で叩いた。じん、とした痛みはあるが、気持ちほどの痛みはない。
首筋が疼いた。
「クレイズ、君は、どうしたいんだ?」
誕生日プレゼントにもらった腕時計に呟くと、ゲイナーは脱力するように椅子へ座った。
クレイズを任された警官が、取調室にクレイズを入れようとしたその時、向かいの檻に入っている囚人が声をかけた。
「ざまぁねぇなぁ?クレイズちゃん!早く檻に入って来いよ」
下品に笑う囚人を見下し、クレイズは薄ら笑みを浮かべた。
「誰がお前みたいなカスと一緒に入るか」
苛々する気持ちを吐き出し、ぶつけるようにそう言うと、その囚人は息巻いた。
「なんだと?」
囚人が怒りに震えた手を檻にかけようとするが、それを警官が阻止し、素早くクレイズを取調室に押し込んだ。
懐かしさと不快さの入り交じった空気に軽い目眩がしたが、警官に椅子へと座らせられた。
──ここでゲイナーに仮面を剥がされた。そして素顔を見られた。
今となってはただの思い出でしかない。だが今回は、剥がされる仮面も見られる素顔もない。
女の囚人を銃で撃った事を追求される。
クレイズを取調室に押し込んだ警官は押し黙ったまま、扉の前に休めの体制で立っていた。
それをクレイズは部屋の最奥に座らされながら見ていた。すると、突然ブザーが取調室内に響き警官が慌てて扉から放れた。
重い扉を押し開きゲイナーが入って来ると、警官は小さく敬礼をして見せた。それを横目に見たゲイナーは頷いてからクレイズの前に座ると、体を捻り警官を見上げた。
「ありがとう。後は私が話しをする。君は外で待機していてくれ」
そうゲイナーが言うと、警官は頭を下げて出て行った。
扉の閉まる音がしてクレイズが顔を上げると、厳しい顔をしたゲイナーと目が合った。鋭い鷹のような目だ。
「取調室は2回目だ」
そうクレイズは言いながら、ゲイナーから視線を逸らして部屋を見渡した。後頭部で咳ばらいが聞こえる。
「こっちを見るんだクレイズ」
言われるままゲイナーへと視線を戻したクレイズは、背もたれに体を預けた。
「何故撃った?」
そう言ってゲイナーは、辛そうな表情になりクレイズを見つめた。
「ムカついたから、じゃあ理由にならないか?」
「ならない。それに、それだけで君は罪を犯すような人間じゃあ、もうない筈だ」
そう言いながら机の上で両手を組むと、ゲイナーはクレイズを今度は睨んだ。
「あの女、ここを出たらゲイナーと結婚すると言ったんだ」
「私は結婚している」
すぐにゲイナーがそう言うと、クレイズは深く頷いた。
「勿論。そう言ったさ。だがあの女、別れさせる、チョロイもんだと言った。だから撃ったんだ」
その言葉を聞いて、ゲイナーはため息をついた。
「どうしてそれだけの理由で発砲するんだ?それにあの銃は、どこで手に入れた?」
そう問い詰めるゲイナーは、本部長としての迫力があった。それを見つめながら、クレイズは少しだけ顎を引き、手錠のかかった両手を机に乗せた。
「銃はオレのだ。マフィアにいた時に貰った」
ゲイナーはシャーペンを動かしてボードに挟んでいる調書へと何かを書き込んだ。
「それで、理由は?発砲した本当の理由はなんだ」
手を止め、ゲイナーは鋭い目をクレイズに向けてきた。
さっき言ったじゃないか、と言いたくなったが、クレイズは口をつぐんだ。
「私のせいか?」
黙っていると、ゲイナーがそう呟いた。
「ゲイナーのせいではないさ」
そうクレイズが言うものの、ゲイナーは首を振ってそれを否定した。
「いや、私のせいだ。やはり私が君を追い詰めている」
「真面目だな、お前は。だからからかわれるんだ」
そう言うと、ゲイナーはシャーペンを置いた。
「あれから家には帰ったんだろう?」
ゲイナーは話題を変えてきた。クレイズはその質問に頷いて答えると、婚姻届をまだ出されていない事について、ゲイナーに話すべきかどうか悩んだ。
「帰ったさ。だが、またお前に会いたくなってここへ来た。そしたらあの女の話しを聞いて、それで」
「もういい」
ゲイナーがクレイズの言葉を遮った。怒っているのかも知れない。
「クレイズ、とにかく君はまた罪を犯した。今度は銃による傷害罪で、刑務所に最低1年は服役してもらう事になるからな」
そう言うとゲイナーは席を立った。
「もう終わりか?」
クレイズがそう尋ねたが、ゲイナーは出て行った。1人残されたクレイズは、悲しみと怒りに震えていたゲイナーを思い返していた。
──純粋なのかも知れない。
そう思っていると、外で待機命令を出されていた警官が入って来た。
「移送の手続きが終わるまで、独房に入るんだ」
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