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夢魔、のぞき見する その2

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今度こそ夢から離脱しようとするが、足がふらつき、サマエルの胸に倒れこんでしまう。

「神官様、ありがとうございます。……これで、もう安心ですよね?」
  
 エイシェが、確かめるようにサマエルを見上げる。
 あどけなさが残る顔は赤面し、潤んだ瞳には消えない欲望が滲んでいる。
 
 あ、れ……?
 エイシェをじっと凝視するサマエルに、不穏な感じしかしない。
 下半身へ視線を向ける。色白で薄いピンクの陰茎は、血管が浮き出し、再び天へ向かって起ち上がっている。
 
 ……まさか、臨戦体勢なの? 2回も出したのに? おかしくない?
 
「まだ、悪魔祓いは、終わってないようです」

 サマエルは説教台の横に置いてある椅子へ向かう。手を引かれて、よろよろとついていくが、歩くたびに吸収しきれなかったミルクが内股に沿って流れる。
 サマエルは椅子に座と、エイシェに「ここに座りなさい」と命令口調で言う。
 
(いつも丁寧で優しい神官サマエル様は、どこへ行っちゃったの!?)
 
 それにしても……。

「えっと……どこに座れば……?」

 彼は、戸惑うエイシェの手を自分の方へ引く。
 そしてそのまま自分の太ももの上に座らせ、ぐぶぐぶと熱杭を泥濘へ問答無用で突き立てる。

「あっ、あっ……、ダメって……言ったのにぃ。また、つながっちゃってる……っ」
「すっかり私の形になっていますね。いやらしい人だ」

 サマエルは、無理矢理エイシェの口を開き、舌を割入れる。
 存分に口内を侵し、エイシェが呆けたのを確認すると、今度はベビードールの上から、紅い実をねっとりと味わう。
 時々コリっと甘噛みし、程よい大きさの形の良い胸を無心で吸う。

「あ……んっ、っ……、くぅ……、はぁ、やっ……」

 中に埋め込まれたままのモノは、硬度を保ちつつも動かない。胸をいじめられて、お腹が更にキュンとなる。
 それと同時に動いてくれないもどかしさも感じる。

「さあ、もう少し頑張りましょうね?」
「ん……っ、はい……」

 サマエルは素直に返事をするエイシェの頭を撫で、額にキスをする。
 エイシェは、はあはあと息を乱しながら、黒のキャソックに隠されている意外と厚い胸元に頬を寄せる。
 さっきから連続絶頂させられて、力が入らない。
 早く終わらせないと、身体が持たない。

「――ああっ!」

 ぐんっと下から勢いよく突き上げられ、エイシェは大きくのけぞった。自分の身体の重みで、彼の剛直から逃れられない。
 激しい突き上げに、力が抜けた身体は翻弄され、されるがままに跳ねる。

「いやぁ、……あっ。ん……んっ、そんなに激しくっ……したら、壊れちゃ……っ」
「エイシェ、とっても可愛いですよ。そんなに私のが、快いのですか?」
「はいっ、快いですっ! すごいですっ! ん……っ、ああっ、さっき、からぁ……イクのが止まりませんっ、ふぅあ……っ……」

 サマエルは、エイシェのスリムな身体を抱きしめると、更に抽挿を繰り返す。

「いつも清楚で爽やかなあなたが、私のモノをズッポリと咥えこんでよがっているなんて。中も熱くてヌルヌルです。良すぎて腰が止まりませんよ?」

 耳元で熱い吐息と共に囁かれ、頭の芯まで痺れる。
 
「ああっ、いいの、すごくいいっ、です、――神官さまぁ! ――もっと犯して、ああっ、ああっ、やんっ、気持ちいっ」
「はっ……っ、何ていやらしいんだ、私のエイシェは!」

 腰を再び両手で掴むと、サマエルは腰を突き上げる。エイシェは、落ちないように腕を彼の肩に回す。

「いやぁ――あぁぁ、また来ちゃうっ」

 サマエルは、乱暴に抜き差しを繰り返す。

「出すぞっ、エイシェ!」
「はいぃっ、私ももうダメ……ですぅ。ああああはぁ、――ああっ!」

 来る、熱くて濃いやつがっ。
 無意識で自分の中にいるサマエルを締めあげる。その締め付けに、耐えられないと言うように、勢いよく爆ぜる。
 最奥に全ての精液を吐き出されると、多幸感が体中に広がる。

(……ああ、いい。神官様のとてもおいしいです……。ご馳走様ですぅ……)
 
 エイシェは、そのまま気を失ってしまった。
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