418 / 457
連載
594 思わぬ参戦者
しおりを挟む
2017. 6. 12
**********
着替えを終えると、その出来栄えにカルツォーネは満足して言う。
「それじゃ、私は先に外で待っているよ」
ティアの姿は、まるで若いマティアスを見るようで、カルツォーネは嬉しそうだった。
提供したラキアのメイド服もばっちり決まり、先に外で馬と馬車の用意をしている仲間達の元へ一足先に向かっていった。
ただ、王と王妃が残る部屋に感じる気配に気付いたのか、一度そちらの方向を見て意味深に微笑んでいた。
当然、その気配に気付いているティアも、なんとも言えない表情を浮かべていた。
「では、私も……」
カルツォーネの後を追おうとしていたラキア。それをティアが呼び止める。
「待って、ラキアちゃん。一緒に王様達に出発の挨拶をしよう」
「私も……ですか?」
「ははっ、そうだよ」
ラキアはとても不思議そうだ。それがティアには面白く、つい笑ってしまう。
「ラキアちゃんの将来の義理の両親だよ? ちゃんと自覚して」
「あっ、はっ、そ、そうなるのですね……っ」
どうも緊張しているようだ。本来ならば、立場や身分による反対も気にしなくてはならないのだが、そんな心配はティアが味方である以上、不要だった。
ただ、ラキアは両親を幼い頃に亡くしている。育てたクロノスは兄で、今雇われている伯爵家でも親と呼べなくもない人達はいるが、何よりも先に上司や主人という立場が感情的に邪魔をする。そのため、ラキアには『親』という存在が理解できなかった。
「珍しいね。そんなに動揺するの」
「はい……親というものに実感がなく……」
「嬉しくない?」
「嬉しいです」
「ふふっ、それは良かった」
そう答えた表情は、初めてメイド服を着た時の表情と同じだった。キラキラと輝くその瞳は変わらないなと感動する。
部屋に入ると、紅茶の良い香りがした。それはこの部屋に入り込んだ者が淹れたものだろう。ティアが好きな紅茶だ。苦笑を浮かべ、ティアは王ではなく客の方へ声をかけた。
「お茶をしに来たんですか? 妖精王」
王と王妃の向かいに座り、優雅にカップに口を付けるのは、妖精王だった。その傍らには、右腕であるフィンも控えている。
《君が心配でね。ほぉ、これは中々……今からでも遅くない。私と結婚しないか》
状況を理解しているだろうに、ティアの姿を見て、そう笑顔で言う妖精王。王には曲者が多いなと、ここにいるもう一人の王を思って改めて認識する。
「冗談はもっと暇な時に聞きますよ。でも……心配して来てくれたのは嬉しいです」
妖精王にとって、ティアは娘のような存在だ。それはきっと、この先もずっと変わらない。だから、結婚うんぬんの冗談は『大丈夫か』という確認と同義だ。これを冗談と受け止められる余裕があるかどうか確かめたのだ。
《そうか。ならば、ここで帰りを待たせてもらう事にしよう。大切な娘や息子が戦いから帰ってくるのを待つのは、親にとって辛い時間だからな》
そう妖精王が言うと、目の前に座る王と王妃がはっとした。
「妖精王様はもしや……」
《私にとってその子は娘のようなもの。一緒に待たせていただけるかな? もちろん、私が滞在中、この王宮の警護に心配はいらない》
妖精王は王達の不安を取り除くのと同時に、ティアが後ろを気にしなくても良いようにしようと言いたいようだ。
これにさすがに王が恐縮する。
「そのような気遣いまで……っ」
《構わないさ。紅翼の者達もいるしな》
「彼らをご存知で?」
《まあな》
紅翼の騎士達は現在、琥珀の迷宮というダンジョンを訓練場に使っている。当然、定期的に挑戦しに来る者達を、妖精王は把握していた。
まるで弟子を自慢するような妖精王を見て、ティアは笑みを浮かべる。
「気に入った?」
《ああ。あれくらい気骨のある騎士は久しぶりだからな。育て甲斐がある》
「それは良かった。じゃぁ、任せるね」
《存分に暴れてこい》
「ラジャ」
妖精王に激励され、同意するようにフィンも微笑みながらティアを見て頷いた。
それからティアは王と王妃に向き直る。
「必ず王太子とイル君を連れ戻すから」
「頼む……」
真っ直ぐに見つめる王に、ティアは安心しろと笑みを深めて頷く。すると、王妃がティアの後ろに控えていたラキアに声をかけた。
「ラキアさん。怪我などなさらないように気をつけてくださいね。エルと無事、帰ってきてください」
「はっ、はい」
そう言った王妃の後ろにいたエルヴァストの実母であるエイミールは、ラキアに向けて静かに深く頭を下げた。
「それじゃ、行ってくる」
ティアはそうして、ラキアを伴って扉に向かった。しかし、そこで制止の声が響いく。
「待って、ねぇさまっ」
「カイ君?」
緊張した面持ちでエイミールの後ろ、この部屋の続き間の方から駆け出して来たのはカイラントだった。
「ぼくも行く」
「え?」
舞踏会仕様からディムースで過ごしていた時に着ていたような動きやすい服装に替え、更にカイラントは、短剣を腰に差していた。
「ぼくになら、イルがどこにいるか分かる。それに、ガリュたちもいっしょに行ってくれるって」
「あの子達が? まさかあの子達……」
真っ直ぐにディムースに帰って行ったはずの三人のクィーグの子ども達。しかし、その気配が微妙にディムースに向かう道から外れているように感じる。
これを裏付けたのは妖精王だった。
《あれは、ディムースに向かったのではないな。先に先行する気だろう。心配するな。火のが気にしてついて行った》
「止めようよ……」
知っていたなら、なぜ止めてくれなかったのかと妖精王へ責めるように視線を向ける。
《大丈夫だろう。実力的に見ても、敵に悟られもしないさ。その子が行くというなら、護衛にだってなる。分かっているだろう?》
もちろん分かっている。混乱していたとはいえ、王宮の奥にまで誰にも見咎められる事なく侵入し、国中を数日で回り尽くす事が出来る実力。
もちろん、ダンジョンにも既に何度も挑戦済み。紅翼の騎士にも劣らないだけの戦闘能力もあるのは実証済みだった。
「それでも、まだ子どもです……何より、これから戦場になるような場所になど……」
暗躍させるならば問題ない。しかし、向かうのはティア達が戦いを仕掛けようとする場所。その上、神具や魔工学の天才と言われるジェルバの作った魔導具を相手にしなくてはならないのだ。
対人戦闘だけではどうにもならない相手と言える。そこに子どもを連れては行けないだろう。
そう言うティアに、妖精王は呆れたと笑う。
《君だって、十になる前に戦場に立っただろう。何より、友人が捕らえられているのを助けに行くんだ。そこに行く覚悟を持つのに、年齢なんて関係ないと思わないか?》
「……っ」
目の前のカイラントは、ぐっと口を真一文字に結んでティアを真っ直ぐに見つめている。そこにあるのは子どもであっても大人であっても、その思いの強さは変わらない。
それは『覚悟』だ。
「……分かりました。王様、王妃様、カイ君を連れて行きます。必ずイル君と連れて帰ってきますから」
「ああ。カイラント、無理だと思ったら、周りの大人に言うんだぞ」
「はいっ」
王はそれほど心配していないようだ。カイラントには良い経験だと思っているのではないだろうか。周りにはティアをはじめ、頼りになる者達が沢山いるのだ。鍛えるには絶好の機会だった。
一方、王妃は気が気ではない。だが、王が許可した以上、反対などできないと葛藤中だ。そんな王妃にトドメを刺すように、カイラントは決然と告げた。
「お母さま。行ってまいります」
「カイ……」
大変気の毒だが、ここはもう諦めてもらうしかない。子どもの成長は突然で時に急激なものだ。喜ばしいと思ってもらおう。
「なら、行こうか」
「はいっ、ねぇさま」
「では、私と一緒に参りましょう」
「うんっ」
ラキアと手をつなぎ、カイラントもついてくる。どのみち、先行した三人の子ども達もいるのだ。ティアも覚悟を決めた。
こうして、ティア達はウィストに出発したのだ。
**********
舞台裏のお話。
紅翼の騎士A「怪我人はこっちへ運べ」
紅翼の騎士B「馬車の点検、終わりました」
騎士「うっ……」
紅翼の騎士C「止血はできた。すまないな。辛いだろうが、お帰りになる貴族の方々の護衛達を優先する。動かぬように」
騎士「はい……」
近衛騎士「なんであいつら、あんなに動けるんだ……」
貴族A「あれが紅翼の……」
貴族B「先に我々を帰す気のようですね。助かります」
貴族A「ああ……はっきり言って、この場では私たちは何の役にも立たんからな……」
紅翼の騎士B「お待たせいたしました。護衛も回復しておりますので、お気をつけてお帰りください」
貴族A「そうか……すまないな」
紅翼の騎士B「いいえ。慌しくて申し訳ありません。三日の内には城も元通りにいたしますのでご安心を」
貴族A「あれをか……?」
紅翼の騎士団長「第三班、第四班は外の瓦礫の撤去作業を開始しろ。第五班はダンスホール、第六班は城内を近衛の方々と回りながら侵入経路のチェックと清掃だ。かかれ!」
紅翼の騎士達「「「はっ!」」」
貴族達「「「……」」」
紅翼の騎士団長「日が昇るまでに片付けられるな」
副団長「そうですね。私はひとっ走り、創工師の所へ行って参ります」
紅翼の騎士団長「ああ、頼む。私は大臣に報告だ」
騎士達「「「…….すごい……」」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
デキる奴らなので。
これで全員です。
次回、金曜16日の0時です。
よろしくお願いします◎
**********
着替えを終えると、その出来栄えにカルツォーネは満足して言う。
「それじゃ、私は先に外で待っているよ」
ティアの姿は、まるで若いマティアスを見るようで、カルツォーネは嬉しそうだった。
提供したラキアのメイド服もばっちり決まり、先に外で馬と馬車の用意をしている仲間達の元へ一足先に向かっていった。
ただ、王と王妃が残る部屋に感じる気配に気付いたのか、一度そちらの方向を見て意味深に微笑んでいた。
当然、その気配に気付いているティアも、なんとも言えない表情を浮かべていた。
「では、私も……」
カルツォーネの後を追おうとしていたラキア。それをティアが呼び止める。
「待って、ラキアちゃん。一緒に王様達に出発の挨拶をしよう」
「私も……ですか?」
「ははっ、そうだよ」
ラキアはとても不思議そうだ。それがティアには面白く、つい笑ってしまう。
「ラキアちゃんの将来の義理の両親だよ? ちゃんと自覚して」
「あっ、はっ、そ、そうなるのですね……っ」
どうも緊張しているようだ。本来ならば、立場や身分による反対も気にしなくてはならないのだが、そんな心配はティアが味方である以上、不要だった。
ただ、ラキアは両親を幼い頃に亡くしている。育てたクロノスは兄で、今雇われている伯爵家でも親と呼べなくもない人達はいるが、何よりも先に上司や主人という立場が感情的に邪魔をする。そのため、ラキアには『親』という存在が理解できなかった。
「珍しいね。そんなに動揺するの」
「はい……親というものに実感がなく……」
「嬉しくない?」
「嬉しいです」
「ふふっ、それは良かった」
そう答えた表情は、初めてメイド服を着た時の表情と同じだった。キラキラと輝くその瞳は変わらないなと感動する。
部屋に入ると、紅茶の良い香りがした。それはこの部屋に入り込んだ者が淹れたものだろう。ティアが好きな紅茶だ。苦笑を浮かべ、ティアは王ではなく客の方へ声をかけた。
「お茶をしに来たんですか? 妖精王」
王と王妃の向かいに座り、優雅にカップに口を付けるのは、妖精王だった。その傍らには、右腕であるフィンも控えている。
《君が心配でね。ほぉ、これは中々……今からでも遅くない。私と結婚しないか》
状況を理解しているだろうに、ティアの姿を見て、そう笑顔で言う妖精王。王には曲者が多いなと、ここにいるもう一人の王を思って改めて認識する。
「冗談はもっと暇な時に聞きますよ。でも……心配して来てくれたのは嬉しいです」
妖精王にとって、ティアは娘のような存在だ。それはきっと、この先もずっと変わらない。だから、結婚うんぬんの冗談は『大丈夫か』という確認と同義だ。これを冗談と受け止められる余裕があるかどうか確かめたのだ。
《そうか。ならば、ここで帰りを待たせてもらう事にしよう。大切な娘や息子が戦いから帰ってくるのを待つのは、親にとって辛い時間だからな》
そう妖精王が言うと、目の前に座る王と王妃がはっとした。
「妖精王様はもしや……」
《私にとってその子は娘のようなもの。一緒に待たせていただけるかな? もちろん、私が滞在中、この王宮の警護に心配はいらない》
妖精王は王達の不安を取り除くのと同時に、ティアが後ろを気にしなくても良いようにしようと言いたいようだ。
これにさすがに王が恐縮する。
「そのような気遣いまで……っ」
《構わないさ。紅翼の者達もいるしな》
「彼らをご存知で?」
《まあな》
紅翼の騎士達は現在、琥珀の迷宮というダンジョンを訓練場に使っている。当然、定期的に挑戦しに来る者達を、妖精王は把握していた。
まるで弟子を自慢するような妖精王を見て、ティアは笑みを浮かべる。
「気に入った?」
《ああ。あれくらい気骨のある騎士は久しぶりだからな。育て甲斐がある》
「それは良かった。じゃぁ、任せるね」
《存分に暴れてこい》
「ラジャ」
妖精王に激励され、同意するようにフィンも微笑みながらティアを見て頷いた。
それからティアは王と王妃に向き直る。
「必ず王太子とイル君を連れ戻すから」
「頼む……」
真っ直ぐに見つめる王に、ティアは安心しろと笑みを深めて頷く。すると、王妃がティアの後ろに控えていたラキアに声をかけた。
「ラキアさん。怪我などなさらないように気をつけてくださいね。エルと無事、帰ってきてください」
「はっ、はい」
そう言った王妃の後ろにいたエルヴァストの実母であるエイミールは、ラキアに向けて静かに深く頭を下げた。
「それじゃ、行ってくる」
ティアはそうして、ラキアを伴って扉に向かった。しかし、そこで制止の声が響いく。
「待って、ねぇさまっ」
「カイ君?」
緊張した面持ちでエイミールの後ろ、この部屋の続き間の方から駆け出して来たのはカイラントだった。
「ぼくも行く」
「え?」
舞踏会仕様からディムースで過ごしていた時に着ていたような動きやすい服装に替え、更にカイラントは、短剣を腰に差していた。
「ぼくになら、イルがどこにいるか分かる。それに、ガリュたちもいっしょに行ってくれるって」
「あの子達が? まさかあの子達……」
真っ直ぐにディムースに帰って行ったはずの三人のクィーグの子ども達。しかし、その気配が微妙にディムースに向かう道から外れているように感じる。
これを裏付けたのは妖精王だった。
《あれは、ディムースに向かったのではないな。先に先行する気だろう。心配するな。火のが気にしてついて行った》
「止めようよ……」
知っていたなら、なぜ止めてくれなかったのかと妖精王へ責めるように視線を向ける。
《大丈夫だろう。実力的に見ても、敵に悟られもしないさ。その子が行くというなら、護衛にだってなる。分かっているだろう?》
もちろん分かっている。混乱していたとはいえ、王宮の奥にまで誰にも見咎められる事なく侵入し、国中を数日で回り尽くす事が出来る実力。
もちろん、ダンジョンにも既に何度も挑戦済み。紅翼の騎士にも劣らないだけの戦闘能力もあるのは実証済みだった。
「それでも、まだ子どもです……何より、これから戦場になるような場所になど……」
暗躍させるならば問題ない。しかし、向かうのはティア達が戦いを仕掛けようとする場所。その上、神具や魔工学の天才と言われるジェルバの作った魔導具を相手にしなくてはならないのだ。
対人戦闘だけではどうにもならない相手と言える。そこに子どもを連れては行けないだろう。
そう言うティアに、妖精王は呆れたと笑う。
《君だって、十になる前に戦場に立っただろう。何より、友人が捕らえられているのを助けに行くんだ。そこに行く覚悟を持つのに、年齢なんて関係ないと思わないか?》
「……っ」
目の前のカイラントは、ぐっと口を真一文字に結んでティアを真っ直ぐに見つめている。そこにあるのは子どもであっても大人であっても、その思いの強さは変わらない。
それは『覚悟』だ。
「……分かりました。王様、王妃様、カイ君を連れて行きます。必ずイル君と連れて帰ってきますから」
「ああ。カイラント、無理だと思ったら、周りの大人に言うんだぞ」
「はいっ」
王はそれほど心配していないようだ。カイラントには良い経験だと思っているのではないだろうか。周りにはティアをはじめ、頼りになる者達が沢山いるのだ。鍛えるには絶好の機会だった。
一方、王妃は気が気ではない。だが、王が許可した以上、反対などできないと葛藤中だ。そんな王妃にトドメを刺すように、カイラントは決然と告げた。
「お母さま。行ってまいります」
「カイ……」
大変気の毒だが、ここはもう諦めてもらうしかない。子どもの成長は突然で時に急激なものだ。喜ばしいと思ってもらおう。
「なら、行こうか」
「はいっ、ねぇさま」
「では、私と一緒に参りましょう」
「うんっ」
ラキアと手をつなぎ、カイラントもついてくる。どのみち、先行した三人の子ども達もいるのだ。ティアも覚悟を決めた。
こうして、ティア達はウィストに出発したのだ。
**********
舞台裏のお話。
紅翼の騎士A「怪我人はこっちへ運べ」
紅翼の騎士B「馬車の点検、終わりました」
騎士「うっ……」
紅翼の騎士C「止血はできた。すまないな。辛いだろうが、お帰りになる貴族の方々の護衛達を優先する。動かぬように」
騎士「はい……」
近衛騎士「なんであいつら、あんなに動けるんだ……」
貴族A「あれが紅翼の……」
貴族B「先に我々を帰す気のようですね。助かります」
貴族A「ああ……はっきり言って、この場では私たちは何の役にも立たんからな……」
紅翼の騎士B「お待たせいたしました。護衛も回復しておりますので、お気をつけてお帰りください」
貴族A「そうか……すまないな」
紅翼の騎士B「いいえ。慌しくて申し訳ありません。三日の内には城も元通りにいたしますのでご安心を」
貴族A「あれをか……?」
紅翼の騎士団長「第三班、第四班は外の瓦礫の撤去作業を開始しろ。第五班はダンスホール、第六班は城内を近衛の方々と回りながら侵入経路のチェックと清掃だ。かかれ!」
紅翼の騎士達「「「はっ!」」」
貴族達「「「……」」」
紅翼の騎士団長「日が昇るまでに片付けられるな」
副団長「そうですね。私はひとっ走り、創工師の所へ行って参ります」
紅翼の騎士団長「ああ、頼む。私は大臣に報告だ」
騎士達「「「…….すごい……」」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
デキる奴らなので。
これで全員です。
次回、金曜16日の0時です。
よろしくお願いします◎
10
お気に入りに追加
4,560
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
陛下から一年以内に世継ぎが生まれなければ王子と離縁するように言い渡されました
夢見 歩
恋愛
「そなたが1年以内に懐妊しない場合、
そなたとサミュエルは離縁をし
サミュエルは新しい妃を迎えて
世継ぎを作ることとする。」
陛下が夫に出すという条件を
事前に聞かされた事により
わたくしの心は粉々に砕けました。
わたくしを愛していないあなたに対して
わたくしが出来ることは〇〇だけです…
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
【完結】初めて嫁ぎ先に行ってみたら、私と同名の妻と嫡男がいました。さて、どうしましょうか?
との
恋愛
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。