23 / 419
第一章 秘伝のお仕事
023 邪魔をしてはいけません
しおりを挟む
2018. 1. 19
**********
泉一郎の感謝の言葉から先、他愛のない話を続けていた高耶だったが、不意に先ほどの孫娘の事が気になった。
「そういえば、先ほどのお孫さん……巫女の姿をしていましたが……」
「ああ。麻衣子ですね。ええ。この西側に神社がありまして。代々、ウチの女達はそこで巫女をやることになっとるのです」
神主というわけではないようだ。娘だけが神社に仕えると言う。
「武術をやる家柄であるためかどうかは知りませんが、神楽を踊るのが伝統です」
「神楽を……」
それを聞いてもしかしたらと思った。
「……神楽が昔から変わってはいないかどうか知っていますか?」
「はい? それは……娘に聞いてみます」
泉一郎は、難しい表情を見せた高耶の様子で、それが重要なことだと感じたのだろう。すぐに確認しようと動く。そして、先ほどのお茶を出してくれた女性を呼んでくれた。
「神楽ですか。そういえば……いつからかは知りませんが、今使っている神楽は山向こうの神社で奉納されていたものと同じだと聞いたことが……」
ということは、本来のものではないかもしれない。それを聞いて、高耶は腰を上げた。
「ありがとうごさいます。この後、神社の方へ行ってみようと思います」
「民俗学のレポートでも書くの? 学生さんは大変ねぇ」
「いえ、これが仕事ですから」
「まぁまぁ、とっても熱心ね。そうよね。学生さんは勉強が仕事だもの。頑張って」
「はい」
うまい具合に勘違いしてくれたようだ。それを聞いていた泉一郎は苦笑していた。
「では、失礼します」
女性に礼を言って門へ足を向ける。すると、高耶を見送ろうと泉一郎が付いて来た。
「今回は本当に世話になりました」
「いいえ。お役に立てて良かった」
高耶は最後に連絡先を託し、ここを後にした。
◆◆◆◆◆
向かった神社は広く、ちらほらと屋台も見られた。参拝客も多くはないがこの時間帯でも数人見られる。ただし、どうやら観光客ではないようではあった。
すれ違った老婆に声をかけてみる。
「すみません。こちらで披露される神楽はどこでやられるのでしょうか」
「神楽かい? それならほれ、舞台が見えるじゃろ」
聞くまでもなく、舞台は社の正面に用意されている。けれど、そこが本来の場所ではない事が高耶にはわかった。
「おかしいですね……資料ではあの辺りだったと聞いたのですが……」
指を差したのは、正面ではなく社よりも右手にある大木。そこに微かではあるが、神事を行った残滓が感じられた。
怪しまれないよう、この場は大学ネタを使わせてもらうことにする。これならば、古い町の文化を調べに来た大学生と思えるだろう。その目論見通り、老婆は素直に話してくれた。
「それはまた大昔の話だよ? あたしの大婆から聞いた話によると、確かあの大木の端だったらしいね」
その大木には、縦に亀裂が走っていた。
「お神楽の披露の最中に雷が落ちてねぇ。それから、木の傍は危ないって移動したらしいよ」
その雷が落ちたらしい木を見つめてわかる。その雷は正しく神の雷だったようだ。
「……その頃のお神楽はもう、今のものでしたか……?」
「ん? どういう意味だい?」
「いえ、ご存知なければいいのです。ありがとうございます。あの大きな木を近くで見てこようと思います」
「ははっ、そうかい。気をつけな」
物好きもいたものだと呆れ顔をされてしまったが、欲しい情報は手に入った。
「まずは正しいかどうかの確認……雷より前だな」
昼が近付く時間帯。だんだんと人が減って行くのはありがたい。
高耶は大木から少し離れた場所で立ち止まると、力に集中する。さすがに昼間。それも外だ。道場でやったように記憶を見せるわけにはいかない。今やるのは、高耶だけが見ることのできる術だ。
しばらく微動打にしない高耶。参拝客の邪魔にもならない場所だ。そこは心得ている。しかし、それを目ざとく見つけ、声をかけてきたのが先ほどの孫娘、麻衣子だった。
「ちょっと、あんた。こんな所で立って寝るのやめてくれる? 迷惑だわ」
「っ……失礼しました……」
もう少しで全て見られたのだが残念だ。内心舌打ちして丁寧な言葉のまま対応する。はっきり言って危なかった。これが高耶だったから良かったが、並の術者ならば術が無理矢理解ける反動で気を失っていただろう。
高耶も感じた一瞬の頭痛に、僅かに顔をしかめる。絶対的に邪魔をされないようにする事は可能だが、今は術の重ねがけなどする余裕がない。力が今も充雪へと流れているのだから。
目立たないようにしていたとはいえ、昼間で人通りもある。予想はしていたから文句は言えない。これが町中ならば、最近の他人への接触を嫌がる風潮のお陰で、滅多に声をかける者はいないのだが、こういう場所では仕方がない。
「あんた怪しいよね。ただの観光客っぽいのに、お祖父ちゃんと知り合いだし……ウチにお金はないからねっ」
新手の詐欺だとでも思われたのだろうか。巫女の女性に怒られている青年というのは、変に目立つ。
「……仕事でこの辺りの調査をしているんです。泉一郎さんとは、その過程で知り合いました」
「ふぅ~ん……なんの仕事よ」
「今は土地の神様について主に調べています」
「はっ、嘘っぽい」
「……っ」
ちょっとイラっとした。
「あまり邪魔をしないでいただけますか? 滞在期間も限られていますので」
「へぇ、神様について調べてるなら、巫女である私の話を聞きたがるものじゃない?」
「お若い方では正確さに欠けますので」
「言ってくれるじゃないっ。これでも古株よっ。都会にいるような、にわか巫女じゃないんだからねっ」
なんだか、ただ単にいちゃもんをつけられているだけという感じがしてきた。こちらとしては本当に時間を惜しんでの行動だ。こんなものに付き合っていられない。
「……黙ってろ。邪魔だと言っているだろう」
「っ、なっ、なによっ。本性を表したわね! やっぱり怪しい。自警団に報告っ……!」
「黙れと言ったぞ」
「っ!?」
高耶が本気で睨めば、女は身を強張らせ喉をヒクつかせる。
「あっちへ行ってろ。こっちは仕事中だ」
冷ややかな高耶の目は、尚も女を射抜いたのだ。
**********
泉一郎の感謝の言葉から先、他愛のない話を続けていた高耶だったが、不意に先ほどの孫娘の事が気になった。
「そういえば、先ほどのお孫さん……巫女の姿をしていましたが……」
「ああ。麻衣子ですね。ええ。この西側に神社がありまして。代々、ウチの女達はそこで巫女をやることになっとるのです」
神主というわけではないようだ。娘だけが神社に仕えると言う。
「武術をやる家柄であるためかどうかは知りませんが、神楽を踊るのが伝統です」
「神楽を……」
それを聞いてもしかしたらと思った。
「……神楽が昔から変わってはいないかどうか知っていますか?」
「はい? それは……娘に聞いてみます」
泉一郎は、難しい表情を見せた高耶の様子で、それが重要なことだと感じたのだろう。すぐに確認しようと動く。そして、先ほどのお茶を出してくれた女性を呼んでくれた。
「神楽ですか。そういえば……いつからかは知りませんが、今使っている神楽は山向こうの神社で奉納されていたものと同じだと聞いたことが……」
ということは、本来のものではないかもしれない。それを聞いて、高耶は腰を上げた。
「ありがとうごさいます。この後、神社の方へ行ってみようと思います」
「民俗学のレポートでも書くの? 学生さんは大変ねぇ」
「いえ、これが仕事ですから」
「まぁまぁ、とっても熱心ね。そうよね。学生さんは勉強が仕事だもの。頑張って」
「はい」
うまい具合に勘違いしてくれたようだ。それを聞いていた泉一郎は苦笑していた。
「では、失礼します」
女性に礼を言って門へ足を向ける。すると、高耶を見送ろうと泉一郎が付いて来た。
「今回は本当に世話になりました」
「いいえ。お役に立てて良かった」
高耶は最後に連絡先を託し、ここを後にした。
◆◆◆◆◆
向かった神社は広く、ちらほらと屋台も見られた。参拝客も多くはないがこの時間帯でも数人見られる。ただし、どうやら観光客ではないようではあった。
すれ違った老婆に声をかけてみる。
「すみません。こちらで披露される神楽はどこでやられるのでしょうか」
「神楽かい? それならほれ、舞台が見えるじゃろ」
聞くまでもなく、舞台は社の正面に用意されている。けれど、そこが本来の場所ではない事が高耶にはわかった。
「おかしいですね……資料ではあの辺りだったと聞いたのですが……」
指を差したのは、正面ではなく社よりも右手にある大木。そこに微かではあるが、神事を行った残滓が感じられた。
怪しまれないよう、この場は大学ネタを使わせてもらうことにする。これならば、古い町の文化を調べに来た大学生と思えるだろう。その目論見通り、老婆は素直に話してくれた。
「それはまた大昔の話だよ? あたしの大婆から聞いた話によると、確かあの大木の端だったらしいね」
その大木には、縦に亀裂が走っていた。
「お神楽の披露の最中に雷が落ちてねぇ。それから、木の傍は危ないって移動したらしいよ」
その雷が落ちたらしい木を見つめてわかる。その雷は正しく神の雷だったようだ。
「……その頃のお神楽はもう、今のものでしたか……?」
「ん? どういう意味だい?」
「いえ、ご存知なければいいのです。ありがとうございます。あの大きな木を近くで見てこようと思います」
「ははっ、そうかい。気をつけな」
物好きもいたものだと呆れ顔をされてしまったが、欲しい情報は手に入った。
「まずは正しいかどうかの確認……雷より前だな」
昼が近付く時間帯。だんだんと人が減って行くのはありがたい。
高耶は大木から少し離れた場所で立ち止まると、力に集中する。さすがに昼間。それも外だ。道場でやったように記憶を見せるわけにはいかない。今やるのは、高耶だけが見ることのできる術だ。
しばらく微動打にしない高耶。参拝客の邪魔にもならない場所だ。そこは心得ている。しかし、それを目ざとく見つけ、声をかけてきたのが先ほどの孫娘、麻衣子だった。
「ちょっと、あんた。こんな所で立って寝るのやめてくれる? 迷惑だわ」
「っ……失礼しました……」
もう少しで全て見られたのだが残念だ。内心舌打ちして丁寧な言葉のまま対応する。はっきり言って危なかった。これが高耶だったから良かったが、並の術者ならば術が無理矢理解ける反動で気を失っていただろう。
高耶も感じた一瞬の頭痛に、僅かに顔をしかめる。絶対的に邪魔をされないようにする事は可能だが、今は術の重ねがけなどする余裕がない。力が今も充雪へと流れているのだから。
目立たないようにしていたとはいえ、昼間で人通りもある。予想はしていたから文句は言えない。これが町中ならば、最近の他人への接触を嫌がる風潮のお陰で、滅多に声をかける者はいないのだが、こういう場所では仕方がない。
「あんた怪しいよね。ただの観光客っぽいのに、お祖父ちゃんと知り合いだし……ウチにお金はないからねっ」
新手の詐欺だとでも思われたのだろうか。巫女の女性に怒られている青年というのは、変に目立つ。
「……仕事でこの辺りの調査をしているんです。泉一郎さんとは、その過程で知り合いました」
「ふぅ~ん……なんの仕事よ」
「今は土地の神様について主に調べています」
「はっ、嘘っぽい」
「……っ」
ちょっとイラっとした。
「あまり邪魔をしないでいただけますか? 滞在期間も限られていますので」
「へぇ、神様について調べてるなら、巫女である私の話を聞きたがるものじゃない?」
「お若い方では正確さに欠けますので」
「言ってくれるじゃないっ。これでも古株よっ。都会にいるような、にわか巫女じゃないんだからねっ」
なんだか、ただ単にいちゃもんをつけられているだけという感じがしてきた。こちらとしては本当に時間を惜しんでの行動だ。こんなものに付き合っていられない。
「……黙ってろ。邪魔だと言っているだろう」
「っ、なっ、なによっ。本性を表したわね! やっぱり怪しい。自警団に報告っ……!」
「黙れと言ったぞ」
「っ!?」
高耶が本気で睨めば、女は身を強張らせ喉をヒクつかせる。
「あっちへ行ってろ。こっちは仕事中だ」
冷ややかな高耶の目は、尚も女を射抜いたのだ。
158
お気に入りに追加
1,492
あなたにおすすめの小説


義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

追放された薬師でしたが、特に気にもしていません
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。
まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。
だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥
たまにやりたくなる短編。
ちょっと連載作品
「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

強制力がなくなった世界に残されたものは
りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる