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本編
マン・オブ・ザ・マッチ
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鬼島少年少女蹴球団出身の選手たちのボールタッチには独特のものがあった。
彼らのホームグラウンドであった河川敷はところによってその状態がまるで異なる。でこぼこになっている固い地面、多量の湿り気を含んでいる柔らかい土、どうにかボールが視認できる程度の草むら。劣悪なコンディションのなかで、彼らはテクニックとその取捨選択とに磨きをかけてきた。
ボールがどこに転がるかわからなかったり、そもそも動かなさそうな場所では浮き球が生きる。地面につけなければ問題ないのだから。逆に深い草むらの上なら足の裏を使ってボールを操り、自在にキープする術を身につける。
どの対戦相手も、ボールをコントロールする技術に絶対の自信を持つそんな鬼島スタイルには手を焼かされていたのだ。
しかし鬼島地区の外からやってきた衛田は、蹴球団上がりのチームメイトたちとは違って極めて基本に忠実だった。決してテクニックがないわけではなく、奇をてらわないシンプルなプレーこそを身上としていた。
険のある目つきからはなかなか想像しづらいが、彼はチームのことを第一に考える献身的な選手であり、常にハードワークをいとわない。
相手ゴール付近にいたかと思えば、一転ピンチになると自陣に戻って懸命のディフェンスをする。いつだって衛田は手を抜かなかった。一年前の謝罪から短期間でチームメイトの信頼を勝ち得たのは、彼のサッカーに対するそういった姿勢のおかげだといえよう。もはや今では衛田のいないチーム構想など成り立たない。
攻撃に守備にと奔走するせいもあって、後半途中に燃料切れのような状態になることも以前はしばしばみられていたが、自分に妥協を許さず走りこんできた努力は彼を裏切らなかった。
この試合を通して衛田のプレーぶりは誰よりも切れていた。
あわよくばボールを奪いカウンター、そうでなくとも攻撃を楽に組み立てさせまいとするバレンタイン学院の前線からの厳しいプレスが断続的に繰り返される。そのためボールロストを避けるべく、安全第一のロングボールが最後方の暁平から何度も出されてくる。
もちろん暁平のことだ。ただやみくもに蹴っているわけではなく、ワイドに開いた衛田か五味のところへとピンポイントでボールが届けられた。
それを衛田はほとんどマイボールにしてみせた。ファーストトラップで自分の思い通りの場所へボールを置き、チェックにきた相手を入れ替わるようにして抜き去っていく。対面のバレンタイン学院左サイドバックとの一対一にもまず負けなかった。
バレンタイン学院が伊賀・吉住の右サイドコンビでチャンスを作れば、お返しとばかりに鬼島中学も衛田・千舟の右サイドで得点機を演出する。
一進一退の攻防が続いていたが、さすがに後半も半ばになるとバレンタイン学院の運動量が落ちはじめた。そうなれば徐々に技術に優る鬼島中学が押しこみだしていく。時折バレンタイン学院もカウンターを繰りだすものの、前半にみせた雪崩のような迫力は失われていた。
後半20分までに十文字監督は矢継ぎ早に交代カードを切ってきた。プロなどの試合とは違ってこの大会では九名までの交代枠が認められており、主将の今久留主を元のボランチに戻したバレンタイン学院の中盤より前は、まだまだ元気いっぱいな伊賀を除く四人がフレッシュな交代選手となった。
対照的に鬼島中学はまだ一人も代えていない。アップを続けている控え選手のなかからようやく貝原が呼んだのは、どういうわけか攻撃的なポジションではなくセンターバックの佐木川湊だった。
「ちょっと遅かったけど先生、的確じゃねえか。こりゃもうホセは抜いたな」
ベンチの動きに目をやった暁平はそんな独り言を呟いた。
暁平の心配ごとは左サイドの守備だった。たびたび伊賀と吉住のコンビによって破られてしまうのに危機感を持っていたのだ。要の攻撃力を生かすためだとある程度は暁平も割り切っているのだが、守備に忙殺されて肝心の攻撃参加回数がかなり減ってきている。それではまるで意味がなかった。
攻撃陣は衛田をはじめとして機能しているし、井上と安永による中盤の潰しもいまだ効果的だ。暁平の一列前でパスを配球する筧はそもそも替えがきかない。
要を下げるしかないな、というのが暁平の見解だった。
相手ゴール前では、細かいステップを踏みながら中央突破を試みた五味が強引に腰をひねってシュートまで持っていく。キーパーがキャッチし損ねたためにこぼれたボールを拾おうと衛田が必死に追うが、相手ディフェンダーも同じく必死だ。ぎりぎりのところでゴールラインの外へと蹴りだされる。しかしこれで鬼島中学はコーナーキックを得た。
セットプレーとなれば最終ラインから暁平も上がっていく。その途中、心なしか肩を落としている要の背中を「前を向け!」と強く叩く。次のワンプレーでおそらく要は交代だが、だからといって反省はしても落ちこむ必要はない。そんな気遣いを込めて。
暁平と畠山、180センチ前後の二人がいる鬼島中学にとってセットプレーは大きな武器だった。この試合でもバレンタイン学院は相当に警戒しており、今もフィールドプレーヤー全員が自陣ゴール前で守りについている。
ニアに構える畠山か、それともファーサイドの暁平か。キッカーを務める筧は畠山を選択した。彼の頭目掛けて精度の高いボールを入れてくる。タイミングはほぼ完璧だったものの、畠山がミートしたヘディングシュートは運悪くキーパーの正面へと飛んでしまう。
だが顔面付近のシュートだったため、とっさに手で防いだキーパーはボールを大きく弾いてしまった。鬼島中学最後尾の政信が拾い、サイドを変えて左の要へとパスを送る。受けた要はすぐさまアーリー気味に左足でのクロスを放りこんできた。まだゴール前に残っている暁平が今度はターゲットだ。
市予選と県予選、これまでの試合で暁平はセットプレーだけで5得点を決めている。当然ながら彼に対するマークは厳しい。このときも挟みこむように二人のディフェンダーがファウルすれすれで体を寄せてきていた。
恵まれたサイズを頼みに、力任せのプレーでどうにかしようとするのは暁平の流儀ではない。無理なヘディングシュートにはいかず、とっさの判断によるバックヘッドでボールを後ろに逸らす。
反応してそこにいたのはマークを振りほどいた衛田だった。
密集でトラップすることなく、やや体勢を崩しながら左足のダイレクトボレーで豪快にネットへと突き刺した。ジャズのアドリブにも似た、暁平と衛田が同じ得点シーンの絵を描けたからこそのプレーだ。
待望の先制点を決めた殊勲の衛田は胸の前で控えめなガッツポーズをつくる。
そんな彼の元へと喜びを顔中に弾けさせた鬼島中学の選手たちが入れ代わり立ち代わりやってきて、思い思いに祝福して持ち場に戻っていく。最初に駆け寄った暁平はすでに自陣へとやってきていた。腕組みをして仁王立ちの弓立が、かすかな笑みを浮かべているのが見える。
バレンタイン学院にとってこの時間帯での失点はよほどこたえたのだろう、膝に手をやっている選手の姿も少なくない。
値千金な衛田のゴールにより、主導権がようやく鬼島中学の手にやってきた。
彼らのホームグラウンドであった河川敷はところによってその状態がまるで異なる。でこぼこになっている固い地面、多量の湿り気を含んでいる柔らかい土、どうにかボールが視認できる程度の草むら。劣悪なコンディションのなかで、彼らはテクニックとその取捨選択とに磨きをかけてきた。
ボールがどこに転がるかわからなかったり、そもそも動かなさそうな場所では浮き球が生きる。地面につけなければ問題ないのだから。逆に深い草むらの上なら足の裏を使ってボールを操り、自在にキープする術を身につける。
どの対戦相手も、ボールをコントロールする技術に絶対の自信を持つそんな鬼島スタイルには手を焼かされていたのだ。
しかし鬼島地区の外からやってきた衛田は、蹴球団上がりのチームメイトたちとは違って極めて基本に忠実だった。決してテクニックがないわけではなく、奇をてらわないシンプルなプレーこそを身上としていた。
険のある目つきからはなかなか想像しづらいが、彼はチームのことを第一に考える献身的な選手であり、常にハードワークをいとわない。
相手ゴール付近にいたかと思えば、一転ピンチになると自陣に戻って懸命のディフェンスをする。いつだって衛田は手を抜かなかった。一年前の謝罪から短期間でチームメイトの信頼を勝ち得たのは、彼のサッカーに対するそういった姿勢のおかげだといえよう。もはや今では衛田のいないチーム構想など成り立たない。
攻撃に守備にと奔走するせいもあって、後半途中に燃料切れのような状態になることも以前はしばしばみられていたが、自分に妥協を許さず走りこんできた努力は彼を裏切らなかった。
この試合を通して衛田のプレーぶりは誰よりも切れていた。
あわよくばボールを奪いカウンター、そうでなくとも攻撃を楽に組み立てさせまいとするバレンタイン学院の前線からの厳しいプレスが断続的に繰り返される。そのためボールロストを避けるべく、安全第一のロングボールが最後方の暁平から何度も出されてくる。
もちろん暁平のことだ。ただやみくもに蹴っているわけではなく、ワイドに開いた衛田か五味のところへとピンポイントでボールが届けられた。
それを衛田はほとんどマイボールにしてみせた。ファーストトラップで自分の思い通りの場所へボールを置き、チェックにきた相手を入れ替わるようにして抜き去っていく。対面のバレンタイン学院左サイドバックとの一対一にもまず負けなかった。
バレンタイン学院が伊賀・吉住の右サイドコンビでチャンスを作れば、お返しとばかりに鬼島中学も衛田・千舟の右サイドで得点機を演出する。
一進一退の攻防が続いていたが、さすがに後半も半ばになるとバレンタイン学院の運動量が落ちはじめた。そうなれば徐々に技術に優る鬼島中学が押しこみだしていく。時折バレンタイン学院もカウンターを繰りだすものの、前半にみせた雪崩のような迫力は失われていた。
後半20分までに十文字監督は矢継ぎ早に交代カードを切ってきた。プロなどの試合とは違ってこの大会では九名までの交代枠が認められており、主将の今久留主を元のボランチに戻したバレンタイン学院の中盤より前は、まだまだ元気いっぱいな伊賀を除く四人がフレッシュな交代選手となった。
対照的に鬼島中学はまだ一人も代えていない。アップを続けている控え選手のなかからようやく貝原が呼んだのは、どういうわけか攻撃的なポジションではなくセンターバックの佐木川湊だった。
「ちょっと遅かったけど先生、的確じゃねえか。こりゃもうホセは抜いたな」
ベンチの動きに目をやった暁平はそんな独り言を呟いた。
暁平の心配ごとは左サイドの守備だった。たびたび伊賀と吉住のコンビによって破られてしまうのに危機感を持っていたのだ。要の攻撃力を生かすためだとある程度は暁平も割り切っているのだが、守備に忙殺されて肝心の攻撃参加回数がかなり減ってきている。それではまるで意味がなかった。
攻撃陣は衛田をはじめとして機能しているし、井上と安永による中盤の潰しもいまだ効果的だ。暁平の一列前でパスを配球する筧はそもそも替えがきかない。
要を下げるしかないな、というのが暁平の見解だった。
相手ゴール前では、細かいステップを踏みながら中央突破を試みた五味が強引に腰をひねってシュートまで持っていく。キーパーがキャッチし損ねたためにこぼれたボールを拾おうと衛田が必死に追うが、相手ディフェンダーも同じく必死だ。ぎりぎりのところでゴールラインの外へと蹴りだされる。しかしこれで鬼島中学はコーナーキックを得た。
セットプレーとなれば最終ラインから暁平も上がっていく。その途中、心なしか肩を落としている要の背中を「前を向け!」と強く叩く。次のワンプレーでおそらく要は交代だが、だからといって反省はしても落ちこむ必要はない。そんな気遣いを込めて。
暁平と畠山、180センチ前後の二人がいる鬼島中学にとってセットプレーは大きな武器だった。この試合でもバレンタイン学院は相当に警戒しており、今もフィールドプレーヤー全員が自陣ゴール前で守りについている。
ニアに構える畠山か、それともファーサイドの暁平か。キッカーを務める筧は畠山を選択した。彼の頭目掛けて精度の高いボールを入れてくる。タイミングはほぼ完璧だったものの、畠山がミートしたヘディングシュートは運悪くキーパーの正面へと飛んでしまう。
だが顔面付近のシュートだったため、とっさに手で防いだキーパーはボールを大きく弾いてしまった。鬼島中学最後尾の政信が拾い、サイドを変えて左の要へとパスを送る。受けた要はすぐさまアーリー気味に左足でのクロスを放りこんできた。まだゴール前に残っている暁平が今度はターゲットだ。
市予選と県予選、これまでの試合で暁平はセットプレーだけで5得点を決めている。当然ながら彼に対するマークは厳しい。このときも挟みこむように二人のディフェンダーがファウルすれすれで体を寄せてきていた。
恵まれたサイズを頼みに、力任せのプレーでどうにかしようとするのは暁平の流儀ではない。無理なヘディングシュートにはいかず、とっさの判断によるバックヘッドでボールを後ろに逸らす。
反応してそこにいたのはマークを振りほどいた衛田だった。
密集でトラップすることなく、やや体勢を崩しながら左足のダイレクトボレーで豪快にネットへと突き刺した。ジャズのアドリブにも似た、暁平と衛田が同じ得点シーンの絵を描けたからこそのプレーだ。
待望の先制点を決めた殊勲の衛田は胸の前で控えめなガッツポーズをつくる。
そんな彼の元へと喜びを顔中に弾けさせた鬼島中学の選手たちが入れ代わり立ち代わりやってきて、思い思いに祝福して持ち場に戻っていく。最初に駆け寄った暁平はすでに自陣へとやってきていた。腕組みをして仁王立ちの弓立が、かすかな笑みを浮かべているのが見える。
バレンタイン学院にとってこの時間帯での失点はよほどこたえたのだろう、膝に手をやっている選手の姿も少なくない。
値千金な衛田のゴールにより、主導権がようやく鬼島中学の手にやってきた。
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