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幕間
星降る夜に
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マリーシアがギイのところに来て、少しした頃
*********************
「マリーシア? どうかしましたか?」
夜も更けた頃、ギーベルグラントは扉が開く気配で身体を起こした。
彼自身は別に睡眠も食事も要らないのだが、一年ほど前に、あの少女――マリーシアをこの家に連れて来てからは、『規則正しい生活』とやらをするようになっていた。人の子どもの成長にはそれが不可欠だと、書物にあったからだ。
「ギイ?」
微かに震える声で彼の名前を呼びながら扉からちょこんと顔を覗かせた少女は、少し目を潤ませている。
キラリと目元で光を弾いた雫に気が付いた瞬間、慌ててギーベルグラントはベッドを下り、彼女の元に駆け寄った。
すくい上げるように抱き上げてやると、マリーシアはギュッと彼の首にしがみついてくる。温かな身体は小刻みに震えていて、それに気付くと同時に、ギーベルグラントの胸は今まで感じたことのない苦しさに襲われた。
「おこしちゃって、ごめんなさい」
巻き毛をこすりつけるようにして謝られて、彼は一層つらくなる。
「どうしたんです?」
揺すりながらそっと尋ねると、彼女は小さく鼻をすする。そして微かに震える声で、ギーベルグラントの耳元に囁いた。
「あのね、おやすみなさいする前に、ご本を読んでくれたでしょう?」
「はい」
言われて、彼はどんな内容だったかを思い返してみた。
確か、病気の少年が死んでしまうもので、本屋の親父が「良い本だから」と自信満々に薦めてくれた絵本の筈だった。
物語の良し悪しなどギーベルグラントには判らないので、店主の台詞を鵜呑みにしてしまった。
何がいけなかったのだろうか。恐怖心を駆り立てるような話も挿絵も特に無かったと思うのだが。
眉をひそめるギーベルグラントの首筋に、柔らかな頬が押し付けられる。不思議な心地良さに彼女を抱き締める腕についつい力を込めてしまった彼に、小さな声が囁いた。
「男の子が、おしまいに天使様と一緒にお空の上に行っちゃうでしょう? お父さんもお母さんも、行かないでって言ってたのに」
マリーシアが、小さくしゃくりあげる。
一瞬、ギーベルグラントは今すぐあの本屋に跳び、親父を締め上げてやりたい衝動に駆られた。こんなふうに彼女を泣かせるとは、『良い本』だなんて、大間違いではないか。
そんな不穏な彼の心中を知らず、マリーシアが続ける。
「ねえ、ギイ」
「何ですか?」
「あのね、あの……」
彼女は何度か口ごもる。乏しい語彙の中で、何とか言葉を探そうとしているようだった。ギーベルグラントはせかすことなく、辛抱強く待つ。
やがて、マリーシアは一つ息を呑み、気持ちを吐露し始めた。
しがみついていた腕を伸ばして、彼の顔を覗き込んでくる。その空色の目からは、今にも雫が零れ落ちそうだった。
「わたしも、ギイとさよならしなくちゃいけないのかな?」
「はあ? 何故」
思わず大きな声を出すと、マリーシアはくすんと鼻を鳴らした。
「だってね、あの子だって大事な人とさよならしなくちゃいけなかったでしょ? だから、わたしもかなって。わたしもギイとさよならしなくちゃいけないのかなって。そうしたら、とってもとってもこわくなったの」
「マリーシア……」
「お空のお星さまになってずっとお父さんとお母さんのこと見てるよって言ってたけど、わたしは見てるだけなんていやだな。わたしはずっとずっとギイといっしょにいたいよ。さよならするのは、いや」
想いを打ち明け心のタガが外れたのか、大きくしゃくりあげたマリーシアの両の目から、大きな滴がこぼれ出す。
小さな水晶の粒のような彼女の涙は、鋭い刃のようにギーベルグラントの胸を切り裂いていた。
「ああ、お願いです、マリーシア。お願いだから、泣かないで」
再び温かな身体を抱き寄せ、囁きながら唇で涙をぬぐう。
声を出さずに無く彼女の震えが、彼には自分の戦きのように感じられた。
彼には『死』というものがよく解からない。怪我をしたり、病気をしたり、あるいは、ただ年月が流れるだけで、生物は『死ぬ』――それは知っている。そうなったら、ピクリとも動かなくなる事も。
だが、それがどういうことなのかが、よく解からないのだ。
自らが知らないことを説明することは難しく、ギーベルグラントは言葉に詰まる。
言葉の代わりにキスで彼女を慰めながら、彼は想像してみた。
マリーシアが動かなくなる。
花が開くような笑顔を見せることがなくなり、鈴が鳴るような笑い声を響かせることもなくなる。
――マリーシアが消え失せ、こうやって抱き締めることもできなくなる。
どれも、想像もつかない。
想像、したくない。
そんなことが、現実に起こり得るとは思えない。
結局、彼の中で確たるものとして存在している事実だけを口にした。
「大丈夫、大丈夫ですよ、マリーシア。私はずっと、あなたの傍にいますから。もしも遥か遠くに行ってしまったとしても、私は必ずあなたを迎えに行きます」
「お空の上でも?」
「ええ、空の上でも」
「天使様が通せんぼしたら?」
「そんなの、どかしてでも迎えに行きます」
「ほんとに?」
「本当です」
力強く頷くギーベルグラントに、マリーシアはホワリと笑顔になる。それは、暗い部屋に灯りをともしたかのような輝きを放った。
「やくそく、ね」
「ええ、やくそくです」
そう応えて、ギーベルグラントは彼女を抱き締める。この温もりを、この柔らかさを失うなんて、彼こそが耐えられないだろう。そんなことは、有り得ない。
思わず腕に力が入りかけたが、マリーシアの声にハッと緩める。
「あのね、ギイ、もう一つお願いしてもいい?」
「何ですか?」
「今日、いっしょにおやすみしても、いい?」
おずおずとそう尋ねてきた彼女に、ギーベルグラントは小さな笑いで答える。
そしてマリーシアと一緒にベッドに戻ると、彼女を抱き締めたまま、温かな寝具に包まれた。
人ではない彼に、これからどうなっていくのかなど、判らない。
けれども、この一瞬は、永遠だ。
窓の外では、綺麗に晴れ渡った夜空で無数の星が輝いていた。
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「マリーシア? どうかしましたか?」
夜も更けた頃、ギーベルグラントは扉が開く気配で身体を起こした。
彼自身は別に睡眠も食事も要らないのだが、一年ほど前に、あの少女――マリーシアをこの家に連れて来てからは、『規則正しい生活』とやらをするようになっていた。人の子どもの成長にはそれが不可欠だと、書物にあったからだ。
「ギイ?」
微かに震える声で彼の名前を呼びながら扉からちょこんと顔を覗かせた少女は、少し目を潤ませている。
キラリと目元で光を弾いた雫に気が付いた瞬間、慌ててギーベルグラントはベッドを下り、彼女の元に駆け寄った。
すくい上げるように抱き上げてやると、マリーシアはギュッと彼の首にしがみついてくる。温かな身体は小刻みに震えていて、それに気付くと同時に、ギーベルグラントの胸は今まで感じたことのない苦しさに襲われた。
「おこしちゃって、ごめんなさい」
巻き毛をこすりつけるようにして謝られて、彼は一層つらくなる。
「どうしたんです?」
揺すりながらそっと尋ねると、彼女は小さく鼻をすする。そして微かに震える声で、ギーベルグラントの耳元に囁いた。
「あのね、おやすみなさいする前に、ご本を読んでくれたでしょう?」
「はい」
言われて、彼はどんな内容だったかを思い返してみた。
確か、病気の少年が死んでしまうもので、本屋の親父が「良い本だから」と自信満々に薦めてくれた絵本の筈だった。
物語の良し悪しなどギーベルグラントには判らないので、店主の台詞を鵜呑みにしてしまった。
何がいけなかったのだろうか。恐怖心を駆り立てるような話も挿絵も特に無かったと思うのだが。
眉をひそめるギーベルグラントの首筋に、柔らかな頬が押し付けられる。不思議な心地良さに彼女を抱き締める腕についつい力を込めてしまった彼に、小さな声が囁いた。
「男の子が、おしまいに天使様と一緒にお空の上に行っちゃうでしょう? お父さんもお母さんも、行かないでって言ってたのに」
マリーシアが、小さくしゃくりあげる。
一瞬、ギーベルグラントは今すぐあの本屋に跳び、親父を締め上げてやりたい衝動に駆られた。こんなふうに彼女を泣かせるとは、『良い本』だなんて、大間違いではないか。
そんな不穏な彼の心中を知らず、マリーシアが続ける。
「ねえ、ギイ」
「何ですか?」
「あのね、あの……」
彼女は何度か口ごもる。乏しい語彙の中で、何とか言葉を探そうとしているようだった。ギーベルグラントはせかすことなく、辛抱強く待つ。
やがて、マリーシアは一つ息を呑み、気持ちを吐露し始めた。
しがみついていた腕を伸ばして、彼の顔を覗き込んでくる。その空色の目からは、今にも雫が零れ落ちそうだった。
「わたしも、ギイとさよならしなくちゃいけないのかな?」
「はあ? 何故」
思わず大きな声を出すと、マリーシアはくすんと鼻を鳴らした。
「だってね、あの子だって大事な人とさよならしなくちゃいけなかったでしょ? だから、わたしもかなって。わたしもギイとさよならしなくちゃいけないのかなって。そうしたら、とってもとってもこわくなったの」
「マリーシア……」
「お空のお星さまになってずっとお父さんとお母さんのこと見てるよって言ってたけど、わたしは見てるだけなんていやだな。わたしはずっとずっとギイといっしょにいたいよ。さよならするのは、いや」
想いを打ち明け心のタガが外れたのか、大きくしゃくりあげたマリーシアの両の目から、大きな滴がこぼれ出す。
小さな水晶の粒のような彼女の涙は、鋭い刃のようにギーベルグラントの胸を切り裂いていた。
「ああ、お願いです、マリーシア。お願いだから、泣かないで」
再び温かな身体を抱き寄せ、囁きながら唇で涙をぬぐう。
声を出さずに無く彼女の震えが、彼には自分の戦きのように感じられた。
彼には『死』というものがよく解からない。怪我をしたり、病気をしたり、あるいは、ただ年月が流れるだけで、生物は『死ぬ』――それは知っている。そうなったら、ピクリとも動かなくなる事も。
だが、それがどういうことなのかが、よく解からないのだ。
自らが知らないことを説明することは難しく、ギーベルグラントは言葉に詰まる。
言葉の代わりにキスで彼女を慰めながら、彼は想像してみた。
マリーシアが動かなくなる。
花が開くような笑顔を見せることがなくなり、鈴が鳴るような笑い声を響かせることもなくなる。
――マリーシアが消え失せ、こうやって抱き締めることもできなくなる。
どれも、想像もつかない。
想像、したくない。
そんなことが、現実に起こり得るとは思えない。
結局、彼の中で確たるものとして存在している事実だけを口にした。
「大丈夫、大丈夫ですよ、マリーシア。私はずっと、あなたの傍にいますから。もしも遥か遠くに行ってしまったとしても、私は必ずあなたを迎えに行きます」
「お空の上でも?」
「ええ、空の上でも」
「天使様が通せんぼしたら?」
「そんなの、どかしてでも迎えに行きます」
「ほんとに?」
「本当です」
力強く頷くギーベルグラントに、マリーシアはホワリと笑顔になる。それは、暗い部屋に灯りをともしたかのような輝きを放った。
「やくそく、ね」
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「あのね、ギイ、もう一つお願いしてもいい?」
「何ですか?」
「今日、いっしょにおやすみしても、いい?」
おずおずとそう尋ねてきた彼女に、ギーベルグラントは小さな笑いで答える。
そしてマリーシアと一緒にベッドに戻ると、彼女を抱き締めたまま、温かな寝具に包まれた。
人ではない彼に、これからどうなっていくのかなど、判らない。
けれども、この一瞬は、永遠だ。
窓の外では、綺麗に晴れ渡った夜空で無数の星が輝いていた。
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