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目覚め

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ドアがノックされ16歳ぐらいの可愛いシスターが入ってきた



「ユリスよかった、目を覚ましたのですね。」

「心配かけてごめんなさい。もう大丈夫です」

「では私は神父様を呼んできますね。」  

といってシスターの女の子は外にでて行った。しばらくすると中年のおじさんが入ってきた。記憶をたどるとどうやらこの人が神父のようだ

「もう大丈夫ですか?」

「はい。ご心配をかけしました」

「いえいえ。でもいきなり倒れて心配しましたよ。体は大丈夫ですか」

「はい。問題ありません」

「そうですか。今から朝食ですし食堂に向かいますか」

食堂につくと男の子が声をかけてきた。

「ユリス大丈夫か?」

「大丈夫だエル」

今話しかけてきたのはエル。俺の今世での親友だ。

「今日の10歳の儀、楽しみだなぁユリス」

「あぁそうだなぁ」


今日は待ちに待った10歳の儀だ。記憶は既に戻っており、これでスキルが使えるようになればお金が稼げるようになり、このまずい食事ともおさらばだと思うと尚テンションが上がった。

食事が終わると10歳になる子供は祈りの祈りの間へ集められた

「これより儀式を始める。神々よこの子たちにスキルを授けたまえ」

神父がそういうと目の前が真っ白になり気づくと創造神様が目の前にいた


「久しぶりじゃの。今回は魔導機を渡すために呼んだ。これじゃ」


渡された魔導機はスマホの形をしていた


「ありがとうございます」


「うむ。使い方は電話番号を打ち込むみたいにコードを打ち込むだけじゃ。容量に制限はあるがもちろん番号の保存機能も付いておる」


「早速コード一覧からファイアーボールののコード調べて打ち込んでみるのじゃ」

「はい」

僕はコード一覧からコードを調べると魔導機に打ち込んだ。すると魔法陣がカメラを通して空中に写し出された

「後は発射というだけじゃ」


「今更ですがここで打って大丈夫ですか?」


「ここは神界だから大丈夫じゃ」


「分りました。発射」

そういうと魔法陣から魔法が発射された。


「すごい!」


「じゃろう。これで使い方はわかったかの?」


「はい大丈夫です」


「では、送り返すからの。さらばじゃ」


白いモヤが消えると周囲の景色は祈りの間だった。どうやら神界から帰ってきたらしい。僕は慌てて魔導機をポケットにしまった。




「さあこれで儀式は終わりです。ステータスオープンと言ってみなさい」


「ステータスオープン」

スキル コード一覧 言語翻訳


「これで儀式はおしまいだ。これからはスキルを見て弟子入り先を探して下さい。もしわからなければ聞きに来てほしい」

そう言うと神父は祈りの間をでて行った。


「さぁ稼ぐぞ」

僕はやる気満々だった。

「さて、エルに捕まらないうちに行かないと、長話になるからな」






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