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戦争前夜

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次の日の朝

「ユリス様ご当主様がお呼びです」

寝ている所を突然りりに起こされた

「わかった。すぐに行く」

眠気が冷めきっていない顔で執務室に向かった

「お呼びですか父上?」

「朝早くに悪いな」

「実は聖王国からの亡命者が来た」

僕は一気に目が冷めてしまった。これは取扱を間違えるとかなり面倒くさい政治問題になるぞ。

「父上陛下には?」

「朝一の鳩便で知らせた」

「あと、この件を上手く処理できたらおまえには家督を譲る。まぁ今でも譲ってるようなものだけどな」

どうするか討議していると陛下から返事がきた。ユリスの馬車を使って脱出者を伴いこちらにこいと命令がきた。

「パリス、なにがあるかわからん、地上の精鋭部隊プラス、戦艦、軍用機、空母機動部隊をシールドを張って展開してくれ」

「かしこましりました」

「王城につくと早速会議室に通されて仰天の真実が明かされた」

「聖王様や一部のまともな人間はギリスという人間に操られているのです」

ギリス?聞いたことないな?

「僕はユリスといいます。なぜ貴方は大丈夫だったのですか?」

「もっともな疑問ですね」

そう言うと司祭は胸からペンダントを取り出した

「私が大丈夫だったのはこのペンダントのおかげだね。最近このことがギリスにバレそうになって逃げてきました。どうか亡命を認めていただけませんか?」


「監視付きにはなるが、まぁよかろう」

「ありがとうございます」」

会議室を出たところで太ったおっさんが話しかけてきた

「国王様」

お、何か変なのが来たぞ

「国王陛下なぜダンジョンの管理権を私達にいただけないのですか?」

「くどいぞロヒィス、今現在ガリウス家はよくやってくれている。権利を取り上げる理由がない以上だ。これ以上楯突くなら反逆罪も視野にいれるぞ!!」

「わかりました」

デフ顔の人間は去っていった。

寝るために宿に戻ると兄さんが琴座が来てると聞いて、駆けつけてきた。

「ユリスライラは俺が守るから

「うん頼むよ。兄さん。兄さんにも先程のことは話してある」」

夜念のため気配察知を使って警戒していたら、案の定なにかが引っかかり見張りに処分されていた。

その翌日僕たちの元に急報がもたらされた。

「え? 兄さんが重傷だって!!」

「ライラは無事なの? 父さん」

「ああ、無事だそうだ。ユリス」

「よかった父上陛下はどう動くと?」

「今回の尋問で犯人が、わかったから捉えに兵士を出したいが、相手は辺境伯弱くはないだろう。そこでうちにも兵士の応援要請が来た」

「なるほど。パリス徹底的にやりこめてこい。これは見せしめだ」

「かしこましりました」




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