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オークションに参加して土地の権利を落札したら変なのに絡まれた

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次の日の朝、朝食を食べると領地にエルと、おちびちゃんずを送っていき、ルリちゃんに好きな動物を渡してる時に、ニアさんに、オークションの優待席をもらい、お金も王都でもらえるようにしたと伝えられた。その後僕は王宮の部屋に転移した。



今日はどこに行くか考えていると、ドアがノックされた。ドアを開けると



「「ユリス君」」



シルビアとシルクが飛びついて来た。



「痛多々もうなんなんだ!」



「ごめんね。ユリス君」



「ごめんなさい。ユリス君」



  シルビアの後に続いてシルクが謝って来た。



「うん。いいよ。二人ともどうしたの?」



「二人とも今日はフリーだから、ユリス君とデートしようと思って、ね、シルク」



「う、うん そうなの、駄目かな?」



  シルクは上目遣いで聞いてきた



 か、かわいい。断る選択肢なんてないな



「いいよ。どこに行く?」



「何をするつもりだったの?」



「オークションに行くつもりだった」



「え? オークション! 私行きたい」



  シルビアは行くのに賛成か



「わ、私も、行きたいです」



  決定だな



「よし、じゃあオークションに行こう」



  王城をでると会場である商業ギルドに向かった。



「やっぱし王都だけあって人通りが多いな」



「そりゃあそうよ。ここメイン通りの一つだもの」



  話していると商業ギルドに着いた。



  大きさは家のギルドより一回りほど小さかった



  近くにいたギルド員にチケットを渡し席に案内して貰った。



  席は周りより材質がよく座ってる人の身なりもかなりのものだ。



しばらくするとステージの上に司会者が現れオークションの始まりを宣言した。



「では、まいりましょう。最初の品はある、貴族家が手放した家宝の皿です。金貨一枚から行きましょう」



「金貨三枚」



「金貨六枚」



「金貨六枚出ました。他にありませんか? では金貨六枚で三番の方が落札です。おめでとうございます」



こんな感じでオークションは始まり進んで行ったが欲しいものはなかった。



「さ、お次は午前の部最後の品であり、今回この商品で午前の部を締めくくれるのは幸運でしょう。ファイヤーウルフの毛皮にレッドオーガの素材 リザードンの素材です。品質は最高のものであることを我がギルドが保証いたします。こちらは白金貨三枚から始めます」



「白金貨五枚」



「白金貨二十枚」



高級そうな服を着た商人が、一気に値を釣り上げてきた



「白金貨二十三枚」



「白金貨二十六枚」



「白金貨二十八枚」



「白金貨三十五枚」



「白金貨三十五枚これ以上の方いらっしゃいませんか? いないようなのでニ番の方落札です。おめでとうございます」



  せっていたが結局値を釣り上げてきた商人が落札した。



僕達は外にでてご飯を食べると、やることもないので、会場に戻って午後の部の開始を待った。



「さ、午後の部の開幕です。最初の品は商業エリアにある宿と、商店の土地の権利書です。建物は古いため取り壊しましたが、土地の価値はかなりのもです。この資金で娘夫婦の所に引っ越す、老夫婦のためにも高く買ってあげてください。では金貨十枚からのスタートです」



お、好物件じゃん。これはぜひ落札しなければ



「白金貨十枚」



僕は勝負を決めるため一気に勝負に出た。



「お~と、いきなり白金貨十枚出ました。他にありませんか?」



悔しそうにしている人はいるが、このぶんなら僕で決まりだな。



「いないようなので八番の方落札です。おめでとうございます」



「やったね。ユリス君」



「や、やりましたね。ユリス君」



「うん。ありがとう!」



 次の品が出てきて次々とオークションが進行して行く



そんな中僕が出品した魔道具が魔道具としは高額な白金貨百枚で競り落とされ僕はホクホク顔だ。



オークションの品は次々に競り落とされていきついに今日最後の品になった。



「楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去るもので、これが今日のラストになります。この商品は本日のラストを飾るにはうってつけでしょう。ご紹介します。本日のラスト商品、属性魔石です。」



「「「お~」」」



 商品が出てきた瞬間会場全体がどよめいていた



「属性魔石は前回も出品されましたが、今回の物はひとあじ違います。なんと内包魔力の質が段違いです。こちらの商品は白金貨ニ十枚からのスタートです」



「白金貨五十枚」



「白金貨七十枚」



「白金貨百枚」



「あらあの人」



「どうしたの? シルク」



「あの人王城でみたことあるのよ」



へぇ~ 王城の関係者も参加しているんだ



「てことは資金はかなりあるのかな?」



「かもね」



その予想は正しく白金貨二百枚で落札された。



オークションが終ると落札分のお金を払い、出品した品のお金をもらい外に出た。



「シルビア、シルク後をつけられてる見たい、気をつけて」



「え? 大丈夫なの?」



「え、怖いよ。ユリス君」



  シルクが泣きそうになっている



「大丈夫だよ。僕が守るから」



「ユリス君!!」



「ユリス君シルクだけじゃなくて私も守ってよ」



「わかってるよ」



「おいガキ権利書をぼくちんによこせ」



人通りの少ない道に入ったら案の定仕掛けてきた



「嫌です。なんで貴方なんかに渡さなきゃいけないんですか?」



「貴様、このぼくちんに逆らうのか?」



「逆らうもなにも貴方の命令に従う筋合いは最初からありませんので」



「貴様平民風情が男爵の息子であるぼくちんの、言うことを聞かないなんて不敬罪で処刑するぞ」



「はぁ~ 貴方はやはり馬鹿なんですね。不敬罪の権利は当主にしかありませんよ」



「先生このガキが僕のことを馬鹿にするんです」



  いきなり現れた男の後ろにバカは隠れた。きっとこいつが始末をつけて来たんだろうな



「ぼっちゃん悪いことは言わねえ。権利をよこしな」



「嫌だね」



「そうか、なら死んでもらおう」



「女の子達はぼくちんの奴隷にするから、殺さないでね」



「ち、うるさいガキだ」



あ~あ、あのバカいちゃあいけない人達にいちゃったよ。終わったなあいつの人生



「死ね」



男が剣を振り下ろしてきたがパリスとの特訓をした、僕には大した速さに感じられず、ギリギリで避けようかなと考えていたら、剣が真っ二つに折れた。



「さすがレイア姉さん」 



「全く、私が間に合わないとは思わなかったの?」



「冗談、あんななまくらスピードに姉さんが、間にあわないはずないじゃない」



「ありがとう。片付けてくるから待ってて」



レイア姉さんは呆然としている男に近寄ると目にも止まらない速さで首を切り落としていた。



「そこに隠れてるあなた達反応が遅いわよ。私がいなかったらどうなってたと思うの!!」



すると壁の影から王国の隠密が出てきた



「申し訳無い。この度の助力助かりました」



「いいわよ。はっきし言ってあなた達王国の練度は信用していないから。任せずについてきて正解だったわ」



「く、」



かなり悔しそうにしていたが、先程のことがあるので反論できない。



「姉さん。王国兵に家の兵士の練度を求めたって無理だよ。レベルも設備も違うのだから」



「それもそうね。あなた達はそこのバカを連れて消えなさい。この子達は私が連れて行くから」



「わかりました」



  隠密はバカを連れて消えた



「さぁ帰りましょ。ユリス君は帰ったらお説教よ」



「そんな~」



  僕はお説教が嫌でレイア姉さんから、逃げようとしたがどうにも先を読まれてうまく行かない



「レイアさん私を弟子にしてくれませんか?」



「わ、わたしもお願いします」



「どうしてかしら?」



「颯爽とかけつけてユリス君を助けたレイアさんがカッコ良かったからです」



「わ、わたしもレイアさんみたいな、かっこいい女性になりたいです」



「わかったわ。私は厳しいわよ?」



「「はい」」



こうしてシルビアとシルクは弟子入りすることになりました。













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