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Act4 囁かれる甘い誘惑
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「私なら貴女の恋のお悩みを解決できると思いますが」
数ヶ月後のとあるパーティー会場。久々に会ったハミントンに、自分一人の胸に秘めていたはずの悩みを言い当てられても、フィオレンジーヌは特に動じることもなかった。
この男がそういう男だということは、これまでに交わしてきた会話から嫌というほど学んでいる。
「……相変わらず、どこでどのように情報を掴んでいらっしゃるのですか。それに、仮に私が本当にそのことで悩んでいたとして、貴方の手を借りるとでも思ってらっしゃるのですか?」
「他に手を借りるアテがあるのですか?失礼ながら随分と行き詰まっておいでのご様子。無理もないでしょうね。いかに貴女が聡くていらしても、男心のことまでは想像がつきますまい」
図星を指され、フィオレンジーヌは一瞬表情を取り繕うこともできなかった。
確かに、フィオレンジーヌにはベルージュリオの心が読めない。人の心の裏を読む術は心得ていても、元々心に裏の無い人間の気持ちを知る術は持っていない。まして恋愛の機微や異性の思考回路はフィオレンジーヌには未知の領域だった。
経験豊富そうなハミントンであれば、恋愛初心者のフィオレンジーヌなど思いも及ばない恋の手管をいろいろと知っているかも知れない――そんな考えが頭を過ってしまう。
「……クレッセントノヴァは私が妃となることを望んでいないのではありませんか?」
聖王国は、大陸一の財力と軍事力を持つガルトブルグを常に警戒している。帝国の後継者であるベルージュリオが軍部で力を持つジリアーティ家と結びつくことを善しとは思っていないはずだ。ハミントンが何かにつけてフィオレンジーヌにちょっかいをかけてくるのも、この縁組を妨害するためとフィオレンジーヌは見ている。
「……そうですね。ですが、このお話はもう覆らないでしょう。ならば未来の皇妃様に恩を売り、強い結びつきを作っておくのも良いかと思いまして。……将来的にこの国を動かしていくのは、ベルージュリオ様ではなく貴女とジリアーティ家でしょうし」
後半は声を潜め、ハミントンはひそりとフィオレンジーヌの耳に囁きかける。
「……それはそれは、随分と高く評価して頂いているようで恐縮です」
心の全く籠もらぬ言葉を吐きながら、フィオレンジーヌはハミントンの変わり身の早さに感心する。
状況の変化を敏感に悟り、素早く方針を転換する――狡猾とも言えるその身の処し方は、ベルージュリオと出会う前にフィオレンジーヌが想像していた "皇太子像" にどこか似ていた。
「私の見ましたところ、貴女と殿下の間には少々 "刺激" が足りませんね。貴女は殿下にとって、いずれは放っておいても妻となる女性。ここはひとつ、他の男性との親密さを匂わせ『ひょっとしたら誰かに盗られてしまうかも知れない』という危機感や嫉妬心を煽ってみるのはいかがでしょう」
フィオレンジーヌが手を借りるとも言わないうちから、ハミントンは勝手にアドバイスを始める。だが、その話があまりに興味深かったので、フィオレンジーヌはつい話を止めることもなく聞き入ってしまった。
「……なるほど。一理ありますね。しかし果たして、あの殿下が嫉妬など抱いてくださるのか……。そもそも私には殿下に危機感を抱かせるような親密な男性などおりません」
フィオレンジーヌがそう言うと、ハミントンはくすりと笑って身を寄せてきた。
「おや……。私をお忘れですか?貴女が社交界にデビューしたての頃からずっと親しくさせて頂いていたはずですが?」
「……親しいと呼ぶには、いささか語弊のある間柄かと存じますが」
無遠慮に距離を縮めてくるハミントンを手で制して遠ざけ、フィオレンジーヌは白けた顔でその言を否定する。
「しかし実際、それは危険な賭けでしょう。不貞の疑いを持たれ、皇室の不興を買いかねません」
フィオレンジーヌはあくまで慎重だった。
たとえその申し出が魅力的でも、男の "親切" にもっともらしい理由があろうとも、簡単に気を許して良い相手ではない。
「おや、貴女らしくもありませんね。成果を得るのに多少のリスクはつきもの。そのリスクを出来得る限り低くし、上手くやるのがジリアーティ家の流儀なのではありませんか?このままですと貴女は "形だけの愛" しか得ることができませんよ。それでよろしいのですか?」
普段なら決して耳を貸さないハミントンの言葉。しかし人生の大事を前に不安に揺れる乙女心は、その囁きを無視することができなかった。
「いつも温厚なあの皇太子殿下の、独占欲にぎらついた顔を見てみたくはありませんか?優しいばかりの顔ではなく、雄の本能を剥き出しにした顔を、向けてもらいたいとは思われませんか?」
男の言葉に、普段は想像もできないベルージュリオのそんな顔を、ぼんやりと想像してみる。途端、ぞくりと甘やかな震えがフィオレンジーヌの背筋を駆け抜けた。
「いえ……。いけません、そんな……あの方を試すような真似は……」
フィオレンジーヌは首を振り、頭に浮かんだ妄想を振り払おうとする。だが、一度囚われてしまった甘美な幻想に抗いきれていない。ハミントンを拒むその声にも、いつものような毅さは宿っていなかった。
ハミントンはフィオレンジーヌの動揺を見てとり、畳みかけるように言葉を連ねる。
「大丈夫。何かあったとしても、貴女は全て私の所為にすれば良いのです。全ては私が勝手にやったこと。私一人の企みなのだと……。そうすれば貴女に咎は及びますまい」
フィオレンジーヌはその誘惑を、撥ね退けることができなかった。
数ヶ月後のとあるパーティー会場。久々に会ったハミントンに、自分一人の胸に秘めていたはずの悩みを言い当てられても、フィオレンジーヌは特に動じることもなかった。
この男がそういう男だということは、これまでに交わしてきた会話から嫌というほど学んでいる。
「……相変わらず、どこでどのように情報を掴んでいらっしゃるのですか。それに、仮に私が本当にそのことで悩んでいたとして、貴方の手を借りるとでも思ってらっしゃるのですか?」
「他に手を借りるアテがあるのですか?失礼ながら随分と行き詰まっておいでのご様子。無理もないでしょうね。いかに貴女が聡くていらしても、男心のことまでは想像がつきますまい」
図星を指され、フィオレンジーヌは一瞬表情を取り繕うこともできなかった。
確かに、フィオレンジーヌにはベルージュリオの心が読めない。人の心の裏を読む術は心得ていても、元々心に裏の無い人間の気持ちを知る術は持っていない。まして恋愛の機微や異性の思考回路はフィオレンジーヌには未知の領域だった。
経験豊富そうなハミントンであれば、恋愛初心者のフィオレンジーヌなど思いも及ばない恋の手管をいろいろと知っているかも知れない――そんな考えが頭を過ってしまう。
「……クレッセントノヴァは私が妃となることを望んでいないのではありませんか?」
聖王国は、大陸一の財力と軍事力を持つガルトブルグを常に警戒している。帝国の後継者であるベルージュリオが軍部で力を持つジリアーティ家と結びつくことを善しとは思っていないはずだ。ハミントンが何かにつけてフィオレンジーヌにちょっかいをかけてくるのも、この縁組を妨害するためとフィオレンジーヌは見ている。
「……そうですね。ですが、このお話はもう覆らないでしょう。ならば未来の皇妃様に恩を売り、強い結びつきを作っておくのも良いかと思いまして。……将来的にこの国を動かしていくのは、ベルージュリオ様ではなく貴女とジリアーティ家でしょうし」
後半は声を潜め、ハミントンはひそりとフィオレンジーヌの耳に囁きかける。
「……それはそれは、随分と高く評価して頂いているようで恐縮です」
心の全く籠もらぬ言葉を吐きながら、フィオレンジーヌはハミントンの変わり身の早さに感心する。
状況の変化を敏感に悟り、素早く方針を転換する――狡猾とも言えるその身の処し方は、ベルージュリオと出会う前にフィオレンジーヌが想像していた "皇太子像" にどこか似ていた。
「私の見ましたところ、貴女と殿下の間には少々 "刺激" が足りませんね。貴女は殿下にとって、いずれは放っておいても妻となる女性。ここはひとつ、他の男性との親密さを匂わせ『ひょっとしたら誰かに盗られてしまうかも知れない』という危機感や嫉妬心を煽ってみるのはいかがでしょう」
フィオレンジーヌが手を借りるとも言わないうちから、ハミントンは勝手にアドバイスを始める。だが、その話があまりに興味深かったので、フィオレンジーヌはつい話を止めることもなく聞き入ってしまった。
「……なるほど。一理ありますね。しかし果たして、あの殿下が嫉妬など抱いてくださるのか……。そもそも私には殿下に危機感を抱かせるような親密な男性などおりません」
フィオレンジーヌがそう言うと、ハミントンはくすりと笑って身を寄せてきた。
「おや……。私をお忘れですか?貴女が社交界にデビューしたての頃からずっと親しくさせて頂いていたはずですが?」
「……親しいと呼ぶには、いささか語弊のある間柄かと存じますが」
無遠慮に距離を縮めてくるハミントンを手で制して遠ざけ、フィオレンジーヌは白けた顔でその言を否定する。
「しかし実際、それは危険な賭けでしょう。不貞の疑いを持たれ、皇室の不興を買いかねません」
フィオレンジーヌはあくまで慎重だった。
たとえその申し出が魅力的でも、男の "親切" にもっともらしい理由があろうとも、簡単に気を許して良い相手ではない。
「おや、貴女らしくもありませんね。成果を得るのに多少のリスクはつきもの。そのリスクを出来得る限り低くし、上手くやるのがジリアーティ家の流儀なのではありませんか?このままですと貴女は "形だけの愛" しか得ることができませんよ。それでよろしいのですか?」
普段なら決して耳を貸さないハミントンの言葉。しかし人生の大事を前に不安に揺れる乙女心は、その囁きを無視することができなかった。
「いつも温厚なあの皇太子殿下の、独占欲にぎらついた顔を見てみたくはありませんか?優しいばかりの顔ではなく、雄の本能を剥き出しにした顔を、向けてもらいたいとは思われませんか?」
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「いえ……。いけません、そんな……あの方を試すような真似は……」
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