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第4部 鬼姫の着せ替え人形なんて、まっぴら!
第20章 アリーシャ、創治(ユース)と深夜の密会
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「アリーシャ様、アリーシャ様、起きてください。……って言うか、何で寝てるんですか」
「んにゃ……?」
創君の呆れ声に、私はぼんやり目を覚ました。
「あー……ゴメン。創君、来るの遅いから、つい……」
「忍んで来るんですから、周りが寝静まった頃に来るに決まってるじゃないですか」
……とは言われても、いつ来るか分からない人間を、真夜中まで待っているのは、なかなかにキツいのだ。
「全く、無防備というか、お子様というか……大陸一の美姫の自覚が無さ過ぎて、いろいろと心配になるのですが」
「は?創君相手に、無防備も何もないでしょ?他の男の人の前では、ちゃんとしてるもん」
「……その、俺に対して油断し過ぎなところ、若干むかつくんだが……」
創君はひとり言のつもりだったのだろうが、そのボヤきはしっかり私の耳に届いていた。
創君の方こそ、私を "手のかかる妹" 扱いしかしないくせに、何言ってるんだろう。
「……って言うか、昼間はビックリしたんだけど。どうしてお兄様が織物商の変装を?」
私はずっと訊きたくてウズウズしていた疑問をぶつける。
「アレは元々、シェリーロワールの諜報活動の一環なんですよ。行商人や巡礼者など、諸国を巡っていても不思議でない職業は、情報収集にうってつけですからね」
「じゃあ、お兄様もそういうスキルを身につけてるってこと?それで、あんなに商人の演技が上手かったの?」
「……まぁ、元々シェリーロワールの王子は "お忍び" のスキルを身につけさせられることが多いんです。一般人になりきり、王族ではなく庶民の目線で街や他国を巡ることで、見えてくるものはありますから。しかし、さすがに王子自らがスパイになるなど、本来はあり得ないことなんですが……」
創君いわく、シェリーロワールが大国に囲まれながらも中立を保っていられるのは、情報収集に重きを置いているからなのだそうだ。
公にはされていないが、間諜の育成も盛んで、創君の隠密スキルが高いのも、それでなのだとか。
「シェリーロワールの織物商ウォータードアー家というのは、ウチが代々、鬼鏡の郷での諜報活動に用いている "仮の姿" です。鬼百合の館の女性たちに、綺麗な布地や服飾小物を持っていくと、おしゃべりから様々な情報が得られますので」
確かに、黄泉ちゃんでさえ、テンションが上がって創君と喋りまくっていたもんね……。
「普段は "本職" の人間が役を担うのですが……今回はジェラルド様が『自分が行く』と言って聞かず……せめて、私が共に行くことに……」
あぁ……その光景が目に浮かぶようだ。
きっと散々、創君や周りの人たちを困らせたんだろうな……。
「助けに来てくれたのは、ありがたいんだけど……じいやの件があるから、このまま黙って郷を出るわけにはいかないんだよね……」
申し訳ない気持ちで、それを伝える。
じいやは「このままで構わない」と言ってくれてるけど……宮廷魔術師の記憶が無いとなると、シェリーロワールにとっても大問題だ。
「パープロイ師の若返りの件は、私も聞きました。ですが、私はすぐにでも、この郷を離れることをお勧めします」
「え?何で?それだと皆、困らない?」
「もちろん、いずれは元に戻ってもらいます。が、今は諦めた方が無難です。実は今、魔界に不穏な動きがありまして……。この郷は、魔界に一番近いですから」
その台詞に、私はピンと来る。
「まさか……もうクーデターが?」
「だから、そうやって "本来なら王女が知るはずのない情報" をサラッと口にしないでくださいよ」
創君は溜め息混じりに呟いた後、姿勢を正し、話を続ける。
「魔界では、魔王の不在に対し、不満が募っています。その機に乗じ、留守を預かる宰相――魔王の妾腹の弟が、兵を挙げ、玉座を奪う計画があると……」
……あぁ、とうとうソレが始まってしまうのか。
何とか、ソレが始まる前にスカイを取り戻したいのに……。
「その件、アッシュたんは知ってるの?」
「いいえ。アッシュは現在、マタタビ漬けにしてケージに封印……もとい、閉じ込めてありますので」
じゃあ、弟の裏切りも知らず、酔っ払って呑気にグルニャーグルニャー言ってるのか……。
それはそれで不憫かも知れない……。
「実際にクーデターが成功し、新しい魔王が立てば、魔王軍はすぐにでも人間界に攻勢をかけるはずです。一刻も早く、郷から退避を」
創君はそう言うが……実際にその状況になってしまえば、どの道、私に逃げ場は無い。
なぜなら、序盤の魔王アッシュの弟――終盤での新魔王ブラン・クロードもまた、兄の執着したシェリーロワールの王女に興味を持ち、私を狙ってくるからだ。
だったら、クーデターが成功する前に、何とか魔界への門を開き、スカイだけでも取り戻しておきたいし、パープロイの記憶も戻しておきたい。
「何だか、ご不満のようですね」
難しい顔をしていると、創君も私の複雑な気持ちに気づいたらしい。
「どうせ『鬼姫と桃幻の恋の行く末が気になって、郷を離れられない』とか、思っているんでしょう」
うーん……ちょっと違うな。ソレはソレで気になるんだけど。
「じゃあもう、そこは手っ取り早く、カップル成立してもらいましょう」
そう言い、創君は懐から、何かの液体が入った小瓶を取り出した。
分かりやすく、ラベルにハートマークの描かれたそれは、まさか……
「惚れ薬です。これで桃幻に、自分の気持ちに素直になってもらいましょう」
「んにゃ……?」
創君の呆れ声に、私はぼんやり目を覚ました。
「あー……ゴメン。創君、来るの遅いから、つい……」
「忍んで来るんですから、周りが寝静まった頃に来るに決まってるじゃないですか」
……とは言われても、いつ来るか分からない人間を、真夜中まで待っているのは、なかなかにキツいのだ。
「全く、無防備というか、お子様というか……大陸一の美姫の自覚が無さ過ぎて、いろいろと心配になるのですが」
「は?創君相手に、無防備も何もないでしょ?他の男の人の前では、ちゃんとしてるもん」
「……その、俺に対して油断し過ぎなところ、若干むかつくんだが……」
創君はひとり言のつもりだったのだろうが、そのボヤきはしっかり私の耳に届いていた。
創君の方こそ、私を "手のかかる妹" 扱いしかしないくせに、何言ってるんだろう。
「……って言うか、昼間はビックリしたんだけど。どうしてお兄様が織物商の変装を?」
私はずっと訊きたくてウズウズしていた疑問をぶつける。
「アレは元々、シェリーロワールの諜報活動の一環なんですよ。行商人や巡礼者など、諸国を巡っていても不思議でない職業は、情報収集にうってつけですからね」
「じゃあ、お兄様もそういうスキルを身につけてるってこと?それで、あんなに商人の演技が上手かったの?」
「……まぁ、元々シェリーロワールの王子は "お忍び" のスキルを身につけさせられることが多いんです。一般人になりきり、王族ではなく庶民の目線で街や他国を巡ることで、見えてくるものはありますから。しかし、さすがに王子自らがスパイになるなど、本来はあり得ないことなんですが……」
創君いわく、シェリーロワールが大国に囲まれながらも中立を保っていられるのは、情報収集に重きを置いているからなのだそうだ。
公にはされていないが、間諜の育成も盛んで、創君の隠密スキルが高いのも、それでなのだとか。
「シェリーロワールの織物商ウォータードアー家というのは、ウチが代々、鬼鏡の郷での諜報活動に用いている "仮の姿" です。鬼百合の館の女性たちに、綺麗な布地や服飾小物を持っていくと、おしゃべりから様々な情報が得られますので」
確かに、黄泉ちゃんでさえ、テンションが上がって創君と喋りまくっていたもんね……。
「普段は "本職" の人間が役を担うのですが……今回はジェラルド様が『自分が行く』と言って聞かず……せめて、私が共に行くことに……」
あぁ……その光景が目に浮かぶようだ。
きっと散々、創君や周りの人たちを困らせたんだろうな……。
「助けに来てくれたのは、ありがたいんだけど……じいやの件があるから、このまま黙って郷を出るわけにはいかないんだよね……」
申し訳ない気持ちで、それを伝える。
じいやは「このままで構わない」と言ってくれてるけど……宮廷魔術師の記憶が無いとなると、シェリーロワールにとっても大問題だ。
「パープロイ師の若返りの件は、私も聞きました。ですが、私はすぐにでも、この郷を離れることをお勧めします」
「え?何で?それだと皆、困らない?」
「もちろん、いずれは元に戻ってもらいます。が、今は諦めた方が無難です。実は今、魔界に不穏な動きがありまして……。この郷は、魔界に一番近いですから」
その台詞に、私はピンと来る。
「まさか……もうクーデターが?」
「だから、そうやって "本来なら王女が知るはずのない情報" をサラッと口にしないでくださいよ」
創君は溜め息混じりに呟いた後、姿勢を正し、話を続ける。
「魔界では、魔王の不在に対し、不満が募っています。その機に乗じ、留守を預かる宰相――魔王の妾腹の弟が、兵を挙げ、玉座を奪う計画があると……」
……あぁ、とうとうソレが始まってしまうのか。
何とか、ソレが始まる前にスカイを取り戻したいのに……。
「その件、アッシュたんは知ってるの?」
「いいえ。アッシュは現在、マタタビ漬けにしてケージに封印……もとい、閉じ込めてありますので」
じゃあ、弟の裏切りも知らず、酔っ払って呑気にグルニャーグルニャー言ってるのか……。
それはそれで不憫かも知れない……。
「実際にクーデターが成功し、新しい魔王が立てば、魔王軍はすぐにでも人間界に攻勢をかけるはずです。一刻も早く、郷から退避を」
創君はそう言うが……実際にその状況になってしまえば、どの道、私に逃げ場は無い。
なぜなら、序盤の魔王アッシュの弟――終盤での新魔王ブラン・クロードもまた、兄の執着したシェリーロワールの王女に興味を持ち、私を狙ってくるからだ。
だったら、クーデターが成功する前に、何とか魔界への門を開き、スカイだけでも取り戻しておきたいし、パープロイの記憶も戻しておきたい。
「何だか、ご不満のようですね」
難しい顔をしていると、創君も私の複雑な気持ちに気づいたらしい。
「どうせ『鬼姫と桃幻の恋の行く末が気になって、郷を離れられない』とか、思っているんでしょう」
うーん……ちょっと違うな。ソレはソレで気になるんだけど。
「じゃあもう、そこは手っ取り早く、カップル成立してもらいましょう」
そう言い、創君は懐から、何かの液体が入った小瓶を取り出した。
分かりやすく、ラベルにハートマークの描かれたそれは、まさか……
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