潤 閉ざされた楽園

リリーブルー

文字の大きさ
上 下
364 / 369
第四章

命じられて 8※

しおりを挟む
「気持ちいい」

「そう?」

そう繰り返しながら、潤に絡みついた。

まったりした気持ちよさで、僕はディープなキスを求めた。

「やあっ、あぁん」

僕はキスの合間に喘いだ。

「気持ちいいよぅ」

「すごいね、瑤。最初から、そんなに感じてるの?  自分でもしてたんじゃない?」

「してないよぅ」

僕は虚ろな目で、潤を見ながら、腰をゆるゆると動かした。

まったりした快感がじーんと響くようだった。

「はあー」

僕は何度めかの深いため息をついた。

「いやらしくて可愛いよ、瑤。貪欲でエッチな子」

潤が僕の頬にチュッチュした。

「あー、だめだ。入れたくなってきた。制御、制御」

「んー、いいよ?」

「え?  入れてみていいってこと?」

「うん」

「あー、でもいきなりは無理だろうなあ。ディルドで拡張していい?」

「いいよ」

潤は、おじ様に言って、細めのディルドを取ってもらい、僕に見せた。

「これくらい、どう?」

指より少し太いくらいだった。

「いいよ」

僕が言うと、潤が突っ込んだ。

「んっ、あっ、あっ」

段々になっていたので、あたる度に声が出た。

潤が、面白がって、グリグリすると、なお、声があがった。

「これ好き?」

「うっ、あ」

僕はだんだん興奮してきてしまった。

「ねえっ、入れて」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

変態高校生♂〜俺、親友やめます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
学校中の男子たちから、俺、狙われちゃいます!? ※この小説は『変態村♂〜俺、やられます!〜』の続編です。 いろいろあって、何とか村から脱出できた翔馬。 しかしまだ問題が残っていた。 その問題を解決しようとした結果、学校中の男子たちに身体を狙われてしまう事に。 果たして翔馬は、無事、平穏を取り戻せるのか? また、恋の行方は如何に。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

処理中です...