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第三章
潤校長 11
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「大丈夫」
恥ずかしながら、潤は、アナルを使った指での手慰みが、やめられないでいた。
仕事がうまくいかずストレスのたまった時や、埋められない寂しさに心が折れそうになった時など、自室でこっそり肛門性交を模した自慰をした。
夜を待てず、昼間、資料を取りにいくふりをして、自室に戻り、自涜に耽ることもあった。
そんなことは、誰にも知られてはならないと思っていた。
品行方正な潤校長の爛れた私生活……。
肛門を使った自慰がやめられないなどと人に知れたら、さぞ面白おかしく噂されることだろう。
後援者もあきれて離れていくし、手のひらを返したように、聖職者の不祥事のように新聞も書き立てるだろう。
怒った生徒の親が、子供を返せと要求してくるだろう。
潤が、子どもたちに、何の危害も与えていないとしても。
そんな不安に怯える潤に、瑤の声が尋ねた。
「大丈夫って、もしかして、自分でしているからってことですか?」
「ああ、そうだ」
潤は、正直に答えた。
瑤に隠したところで仕方なかったからだ。
何しろ、幼少時の過ちを知っているのだから。
「それなら、遠慮せず」
瑤が、再び、押し当ててきた。
指と違って、なかなか入りづらかった。
「緊張してますか?」
瑤が尋ねた。
恥ずかしながら、潤は、アナルを使った指での手慰みが、やめられないでいた。
仕事がうまくいかずストレスのたまった時や、埋められない寂しさに心が折れそうになった時など、自室でこっそり肛門性交を模した自慰をした。
夜を待てず、昼間、資料を取りにいくふりをして、自室に戻り、自涜に耽ることもあった。
そんなことは、誰にも知られてはならないと思っていた。
品行方正な潤校長の爛れた私生活……。
肛門を使った自慰がやめられないなどと人に知れたら、さぞ面白おかしく噂されることだろう。
後援者もあきれて離れていくし、手のひらを返したように、聖職者の不祥事のように新聞も書き立てるだろう。
怒った生徒の親が、子供を返せと要求してくるだろう。
潤が、子どもたちに、何の危害も与えていないとしても。
そんな不安に怯える潤に、瑤の声が尋ねた。
「大丈夫って、もしかして、自分でしているからってことですか?」
「ああ、そうだ」
潤は、正直に答えた。
瑤に隠したところで仕方なかったからだ。
何しろ、幼少時の過ちを知っているのだから。
「それなら、遠慮せず」
瑤が、再び、押し当ててきた。
指と違って、なかなか入りづらかった。
「緊張してますか?」
瑤が尋ねた。
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