潤 閉ざされた楽園

第二章

剃毛 3

「さあ剃りあがったよ」

僕は、わけがわからない妄想から覚めた。

剃刀をティッシュで拭いながら、おじ様は、

「後ろも見せてごらん」

と言い、手枷と足枷の左右につなぐクリップを外した。

僕は、四つん這いにさせられ、お尻の穴のきわまで剃られた。(危ないので真似しないでください)

恥ずかしい。

おじ様は前も後ろもツルツルになった僕を見て満足そうだった。

すーすーして恥ずかしい。

性器が丸見えだ。

小学生みたいだ。

「あの、 もしかして、潤も毛の処理とかしてます？」

僕はおじ様に聞いた。

「潤は、プロに処理してもらっているよ。お仕置きで私がしてやっていたこともあるが」

「潤もツルツルにしないんですか？」

「私もその方が好きなんだが、本人が嫌がるので、好きにさせている。ただお尻の周りは、突っ込まれる時に毛を巻きこむと痛いからと言ってきれいにしているらしい。前の毛だってコンドームにはさまったりすると痛がっているんだから全部処理すればいいのに」

「プロに処理してもらっているって、プロの人にお尻の穴や、性器を見せているってことですか？」

「そういうことだね」

「施術師の人って、男なんですか？」

「そうだろうね。君が何を心配しているか知らないけれど、男だろうが女だろうが心配なことに変わりはない。潤は、ゲイよりのバイセクシュアルだから」

僕はおじ様に言った。

「まあ、そうでしょうけど。施術師とどうかなったりしないんですか？」

「さあ、どうかなっているかもしれないね、いろいろな人を魅惑してしまう潤のことだから。私は、そこまで干渉していないから知らないが」

「ねぇねぇ、潤、どうなの？ 下半身の毛の処理してるんだって？」

潤は、M字開脚でお尻に蛇のディルドを入れてウンウンうなっているので、それどころじゃなさそうだ。

でも潤は、僕の声に反応して答えてくれた。

「うん、VラインとIラインとOラインの処理してもらっているよ。だって潤は、セックスする回数多いから、毛があると邪魔だから」

「ふうん。なんだかエッチだねぇ」

「瑤も、おじ様に剃ってもらったの？  いいね、どうだった？」

僕は、潤の耳元でこっそり言った。

「こんなこと言ったら誤解されそうだけど、ちょっと幸せな感じだった」

「剃毛プレイで感じちゃったんだ？」

潤はコメントした。

「剃毛プレイ？」

僕は、そんなジャンルもあるのかと戸惑いながら、

「そういうエッチな気持ちじゃなくて、なんだか甘えた気持ちっていうか、大切にされてるみたいっていうか、恋みたいっていうか」

「瑤もおじ様に恋しちゃったの？」

潤が聞いた。