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【第二部】第一章
カタツムリ 5
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おじ様がもう一度キスしてやると、半勃ち状態から、力を持った状態に変化してカタツムリがヌメヌメ竿を登って行った。
「もう……だめ」
潤が言うと残りの6匹が放された。
潤の両腿、足の裏、腕、首、お腹。
潤の顔が嫌悪に歪んだ。
「もう……やめて」
「わかった」
おじ様は屈んで、足元のプラスチックのケースから両手で何かを掴み出した。
「うわっ」
僕は思わず驚きで声が出た。
おじ様は、ぐねぐねする細い縄状の生き物の楕円形の頭と腹を掴んで、潤の身体に放った。
蛇が、潤の身体に纏わりついた。
「あ……あん……あ……」
「どうだ? よかろう」
「あ……」
潤は恐怖と嫌悪にひきつったような顔をしていた。
「大丈夫だよ、当然、毒はないから」
「うん……わかってるけど、でも」
「いやかい? 野外でした時は、これで失禁してしまったね。可愛かったよ。樹下で、縄で縛られて、蛇を身体に這わされて失禁してしまう潤は」
「……ん、いや」
「その話は恥ずかしいか? ちゃんと記録してあるよ」
潤は、首をイヤイヤというように左右に振った。
その首をカタツムリが這っていた。
赤味がかって見える薄い褐色の、体長50cm程の蛇は、潤の腹の上でのたっていた。
「ん……ん」
「どうした? 失禁しそうなら尿瓶を使うよ」
「もう……だめ」
潤が言うと残りの6匹が放された。
潤の両腿、足の裏、腕、首、お腹。
潤の顔が嫌悪に歪んだ。
「もう……やめて」
「わかった」
おじ様は屈んで、足元のプラスチックのケースから両手で何かを掴み出した。
「うわっ」
僕は思わず驚きで声が出た。
おじ様は、ぐねぐねする細い縄状の生き物の楕円形の頭と腹を掴んで、潤の身体に放った。
蛇が、潤の身体に纏わりついた。
「あ……あん……あ……」
「どうだ? よかろう」
「あ……」
潤は恐怖と嫌悪にひきつったような顔をしていた。
「大丈夫だよ、当然、毒はないから」
「うん……わかってるけど、でも」
「いやかい? 野外でした時は、これで失禁してしまったね。可愛かったよ。樹下で、縄で縛られて、蛇を身体に這わされて失禁してしまう潤は」
「……ん、いや」
「その話は恥ずかしいか? ちゃんと記録してあるよ」
潤は、首をイヤイヤというように左右に振った。
その首をカタツムリが這っていた。
赤味がかって見える薄い褐色の、体長50cm程の蛇は、潤の腹の上でのたっていた。
「ん……ん」
「どうした? 失禁しそうなら尿瓶を使うよ」
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