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第十六章
問わず語り 7 ※
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『俺もしたい』
『あぁっ、んあああ』
『声大きいよ。口をふさいで』
一人が尻に入れ、一人がペニスをいじり、一人が口でしゃぶられた。
やっと、潤の思うセックスになってきた。
『かけるよ』
『俺も出ちゃうよ』
潤の裸の胸に精液がかけられ、口からもドロッと液体が漏れた。
『あぁ、いくぅ』
お尻を突いていた生徒もいってしまった。
『ふふっ』
潤の前に、タオルが差し出され、潤は、クラスメイトの精液を口から垂らしながら笑った。
『ゾクっとするよ、潤のその笑い』
『口から精液だらーって垂らしながら笑うって、潤、怖いよ。胸にもかかってるし』
潤のお尻の下で呆然としていた生徒が身動きして言った。
『すごかった。潤君、すごいよ……』
潤は、立ち上がって言った。
『次、誰? 俺としたい奴いる? お尻挿れて、口でしゃぶって、両乳首とあそこ触られたいんだけど』
『みんな、やってあげて、こんなチャンスないよ。童貞卒業しませんか?』
『男で童貞卒業かよ。ヤバくねぇ?』
『ただの男ではありません。女子より可愛いと評判の、ミスコン優勝者のジュンちゃんとですよー』
『おい、それ言っちゃダメだろ、潤は、それで、上級生に』
『何が? 俺そんなの気にしてないし。俺が綺麗だから、やりたくなったんだろ? 来いよ、みんなもやりたいんだろ? 俺と』
『潤、ごめんね。そんなつもりじゃぁ』
「ねえ、潤、それ、潤の妄想でしょ?」
僕は聞いた。
残り少ない食卓の火が揺れていた。
「違うよ」
「だって、そんなバカなことあるわけないでしょ? 授業中だよ? そんな話聞いたことないよ」
「みんな黙っていてくれてるんだよ。だって、みんな参加しちゃって、気持ちよくなっちゃったんだから」
「クラス全員なんてバカげてるよ」
「全員じゃないよ、でも、クラスの推薦でミスコンに出て、俺が犯されて、俺がショックで学校ずっと休んでた後だったから」
「そんな状態の潤を、昴兄さんって人、無理やりするの? ひどいね」
「ひどくないよ。だって、俺、すごい迷惑かけてたんだ、昴兄さんに」
「迷惑って、どんな?」
「夜中に叫んだり、死ぬって言って飛び降りそうになったり、いろいろあったんだよ」
「病院行ったの?」
「行ったよ。自分で行った。自分で探して行ったよ。だけど、どうしても話せなくて。薬だけもらって帰ってきた。また来てください、って言われたし、いろんな治療があるとか、カウンセリング予約しますか? とか聞かれたけど、怖くなって。また、何かされるかもって」
「されないよ。お兄さんに、ついていってもらえばよかったのに」
「うん、それは、いろいろ事情があって」
潤は、おじ様の方を見て言いにくそうにした。
『あぁっ、んあああ』
『声大きいよ。口をふさいで』
一人が尻に入れ、一人がペニスをいじり、一人が口でしゃぶられた。
やっと、潤の思うセックスになってきた。
『かけるよ』
『俺も出ちゃうよ』
潤の裸の胸に精液がかけられ、口からもドロッと液体が漏れた。
『あぁ、いくぅ』
お尻を突いていた生徒もいってしまった。
『ふふっ』
潤の前に、タオルが差し出され、潤は、クラスメイトの精液を口から垂らしながら笑った。
『ゾクっとするよ、潤のその笑い』
『口から精液だらーって垂らしながら笑うって、潤、怖いよ。胸にもかかってるし』
潤のお尻の下で呆然としていた生徒が身動きして言った。
『すごかった。潤君、すごいよ……』
潤は、立ち上がって言った。
『次、誰? 俺としたい奴いる? お尻挿れて、口でしゃぶって、両乳首とあそこ触られたいんだけど』
『みんな、やってあげて、こんなチャンスないよ。童貞卒業しませんか?』
『男で童貞卒業かよ。ヤバくねぇ?』
『ただの男ではありません。女子より可愛いと評判の、ミスコン優勝者のジュンちゃんとですよー』
『おい、それ言っちゃダメだろ、潤は、それで、上級生に』
『何が? 俺そんなの気にしてないし。俺が綺麗だから、やりたくなったんだろ? 来いよ、みんなもやりたいんだろ? 俺と』
『潤、ごめんね。そんなつもりじゃぁ』
「ねえ、潤、それ、潤の妄想でしょ?」
僕は聞いた。
残り少ない食卓の火が揺れていた。
「違うよ」
「だって、そんなバカなことあるわけないでしょ? 授業中だよ? そんな話聞いたことないよ」
「みんな黙っていてくれてるんだよ。だって、みんな参加しちゃって、気持ちよくなっちゃったんだから」
「クラス全員なんてバカげてるよ」
「全員じゃないよ、でも、クラスの推薦でミスコンに出て、俺が犯されて、俺がショックで学校ずっと休んでた後だったから」
「そんな状態の潤を、昴兄さんって人、無理やりするの? ひどいね」
「ひどくないよ。だって、俺、すごい迷惑かけてたんだ、昴兄さんに」
「迷惑って、どんな?」
「夜中に叫んだり、死ぬって言って飛び降りそうになったり、いろいろあったんだよ」
「病院行ったの?」
「行ったよ。自分で行った。自分で探して行ったよ。だけど、どうしても話せなくて。薬だけもらって帰ってきた。また来てください、って言われたし、いろんな治療があるとか、カウンセリング予約しますか? とか聞かれたけど、怖くなって。また、何かされるかもって」
「されないよ。お兄さんに、ついていってもらえばよかったのに」
「うん、それは、いろいろ事情があって」
潤は、おじ様の方を見て言いにくそうにした。
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