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第十六章
トモ 5
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トモが夜中に帰ると、昴が、深夜まで潤の身体を離さなかった。
昴は、潤に残されたトモの形跡を探し求めるように、潤の身体をくまなく舐めまわした。
トモが触れた部分は全て舐めとろうとするように。
トモと寝た潤を、しつこく責めた。
そんな翌日は、級友たちが、匂いを嗅ぎつけたように、寄ってきた。
そして、身体を触られた。
抵抗する気力もなく、敏感になった潤の身体は、反応するしかなかった。
時には、3年につかまって、生徒会室でおかされた。
女装させられ、まわされた。
壁に手をついて。
椅子の上で。
机の上で。
卒業した、去年の三年に町で会って、女の格好をさせられラブホテルに連れていかれたこともあった。
最近のトモとの関係。
ある時、トモは、こんな風に言った。
「あのさ、君と、こんな関係続けてていいのかな?」
事後のベッドでの、トモの言葉に、潤は、薄っすらと、曖昧に笑った。
「君、俺の他にも、寝てる人いるの?」
潤は、答えなかった。
「まあ、いいか。ごめん。そんなこと聞く権利、なかったよな? 恋人気取りで」
「トモさんも、他の人と?」
「こんなこと言ったら、嫌われそうだけど……」
「え、大丈夫ですよ、俺も、他の人とも寝てるし」
潤は、明るく笑ってみせた。
昴は、潤に残されたトモの形跡を探し求めるように、潤の身体をくまなく舐めまわした。
トモが触れた部分は全て舐めとろうとするように。
トモと寝た潤を、しつこく責めた。
そんな翌日は、級友たちが、匂いを嗅ぎつけたように、寄ってきた。
そして、身体を触られた。
抵抗する気力もなく、敏感になった潤の身体は、反応するしかなかった。
時には、3年につかまって、生徒会室でおかされた。
女装させられ、まわされた。
壁に手をついて。
椅子の上で。
机の上で。
卒業した、去年の三年に町で会って、女の格好をさせられラブホテルに連れていかれたこともあった。
最近のトモとの関係。
ある時、トモは、こんな風に言った。
「あのさ、君と、こんな関係続けてていいのかな?」
事後のベッドでの、トモの言葉に、潤は、薄っすらと、曖昧に笑った。
「君、俺の他にも、寝てる人いるの?」
潤は、答えなかった。
「まあ、いいか。ごめん。そんなこと聞く権利、なかったよな? 恋人気取りで」
「トモさんも、他の人と?」
「こんなこと言ったら、嫌われそうだけど……」
「え、大丈夫ですよ、俺も、他の人とも寝てるし」
潤は、明るく笑ってみせた。
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