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第十五章 晩餐にて
噛み締める
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叔父さまの代わりに、誰が、こういう行為で、俺を慰めてくれるっていうんだ?
と潤は思った。
そんな相手をどうやって探せばいい?
従兄の譲ですら、ものたりないのに。譲の場合、大きさは、ものたりないどころか、むしろ大きすぎて苦痛なんだけど。まあ、それはそれで、向こうがそれを、嗜虐的に楽しんでいるからいいんだけど。
譲の友達や後輩、マッチョな筋肉質の肉体に組み敷かれるのも悪くはなかったけれど、粗野で武骨なのは、あまり趣味ではなかった。
肉体的な満足を求めているのなら、それでいいじゃないか、と思うかもしれないけれど、潤の求めるセックスは、もっと美的なものだった。
潤の先輩たちは、子どもすぎて、お話にならなかった。彼らは、セックスに関して言えば、はっきり言って、下手だった。下手ですめばまだましで、怪我をさせられるんじゃないかと、気が気でなくて、心底楽しめなかった。
その点、叔父さまは、さじ加減を知っているから、絶対、危険なことや、痛すぎること、治らないような跡がついたり、怪我をしたりするようなことはしなかった。
いつも、ギリギリのところをしてくれた。そういうさじ加減は、説明が難しかった。
潤は、そんなことを考えながら、肉を噛んだ。
柔らかい肉は、血の味がする。
「初めて、フェラチオをした時も、そんな風に眉をしかめて、嫌そうに、難しい顔をしていたね」
叔父さまは、潤を見つめて、愛おしそうに言った。
「でも、口にたまった先走りの液と唾液の混じったものを、お前は、ごくりと飲みこんだ」
叔父さまの、挑発することばに、潤はむらむらした。
潤は、噛み締めた肉をごくりと飲み込んだ。
「よくできた。いい子だよ」
と潤は思った。
そんな相手をどうやって探せばいい?
従兄の譲ですら、ものたりないのに。譲の場合、大きさは、ものたりないどころか、むしろ大きすぎて苦痛なんだけど。まあ、それはそれで、向こうがそれを、嗜虐的に楽しんでいるからいいんだけど。
譲の友達や後輩、マッチョな筋肉質の肉体に組み敷かれるのも悪くはなかったけれど、粗野で武骨なのは、あまり趣味ではなかった。
肉体的な満足を求めているのなら、それでいいじゃないか、と思うかもしれないけれど、潤の求めるセックスは、もっと美的なものだった。
潤の先輩たちは、子どもすぎて、お話にならなかった。彼らは、セックスに関して言えば、はっきり言って、下手だった。下手ですめばまだましで、怪我をさせられるんじゃないかと、気が気でなくて、心底楽しめなかった。
その点、叔父さまは、さじ加減を知っているから、絶対、危険なことや、痛すぎること、治らないような跡がついたり、怪我をしたりするようなことはしなかった。
いつも、ギリギリのところをしてくれた。そういうさじ加減は、説明が難しかった。
潤は、そんなことを考えながら、肉を噛んだ。
柔らかい肉は、血の味がする。
「初めて、フェラチオをした時も、そんな風に眉をしかめて、嫌そうに、難しい顔をしていたね」
叔父さまは、潤を見つめて、愛おしそうに言った。
「でも、口にたまった先走りの液と唾液の混じったものを、お前は、ごくりと飲みこんだ」
叔父さまの、挑発することばに、潤はむらむらした。
潤は、噛み締めた肉をごくりと飲み込んだ。
「よくできた。いい子だよ」
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