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第二十二章

イケメン教師、池井について尋ねられる

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 麓戸が薄く笑いながら小坂に言う。
「手◯ンでイかされたか。中がビクビクしてる」
麓戸の指がまだ中にあって熱い内部をくじいている。出したばかりなのにまだ腰が疼く。小坂は、まだほしいというように自然と腰を浮かす。
「女の身体になったようにメスイキを求めてるのか。研修の成果は相当だったようだな。研修では下の口や上の口で何人ものをひっきりなしに咥えていたんだろう。こんなに淫乱な身体になりやがって」
「はい……身体中を舐めていただきました」
小坂は、思い出しうっとりと答えた。咥えたり入れたりしている間も、そこら中を舐められたり弄られたりしていた。

「池井ともやったんだろう」
麓戸の声が責めているように思えた。
「はい、しました。ごめんなさい。麓戸さんの好きだった人の弟さんとは知らず」
麓戸が尋ねた。
「池井の弟はどうだった?」
「良かったです……」
本当のことを言っていいのかわからない。が、正直に言う以外なかった。
「池井櫂もオデトの糞便を見たのか?」
麓戸は興奮して詳細を聞きたがっているように小坂には思えた。
「はい……。間近で」
小坂は恥ずかしさにためらいながらも答えた。
「見られて興奮したんだろう」
そう言う麓戸の声も興奮しているようだった。
「恥ずかしかったけれど、すごく感じてしまいました」
言いながら思い出して小坂もまたドキドキしてきた。
「いやらしい奴め。スカトロで感じるなんて」
そう言って小坂を言葉で攻めながら、明らかに麓戸も興奮しているようだった。小坂の脳裏に研修の情景が思い浮かんだ。
「池井さんも興奮して、たくさんの人とセックスしてました」
僕だけじゃないんです。
「そうなのか」
「ええ。尿道にカテーテルも入れられたっていってました」
自分もそんな痛そうなことをされたらどうしようと思ったが、麓戸は小坂が本当に嫌がることはしないとわかっていたから言ったのだった。
「池井櫂は美男子だっただろう?」
「はい……」
麓戸さんの方が、と言った方がいいのか迷ったけれど、そんなおべっかは必要ないと言われそうだった。
「また櫂とセックスしたいか?」
「そうですね……」
小坂が麓戸の店の客とする時も、麓戸によくこう聞かれた。小坂がもう一度してもいいという客とだけしていた。少しでもマナーの悪い客や、小坂が嫌だと思った客は二度と店の特別室に招かれなかった。
 これは池井を特別室に招くということか。案の定、麓戸は聞いた。
「池井櫂に連絡できるか?」
「職場のメールは送れますけど」
教職員名簿を見れば連絡先はわかった。もちろん職場に電話もできる。けれど私用で、ましてこんなことの連絡に公共の電話やメールを使ってはいけない。電話して携帯の電話番号を聞けばいいかもしれない。連絡先を交換すればよかった。
「呼び出して今度三人で会わないか?」
「それはセックスするってことですか?」
小坂はドキドキしながら聞いた。

 
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