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Spank me
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気持ちいい、ただ気持ちいい。きつく乳首を吸われて、僕は被虐的なのかもしれないと思った。少し痛いくらいに吸われると、より一層興奮した。僕は、この人にお仕置きされたいという変な欲望が湧いてきて、何をとちくるったか、
"Spank me!"
と叫んでしまった。ああ、僕はそうでもしなければ、異国で見知らぬ男子とこんな行為に及ぶなどという、自分としては大それた行為を自分に許すことなどできなかっただろう。それに痛みを感じれば、この、今にもイきそうな快感から、逃れることができるだろうなどという、浅はかな考えを抱いたのだった。彼より先にいってしまうのは恥ずかしい。そうしたハジライの気持ちもあった。
彼の方が圧倒的にいい体をしている。僕は日本人だから仕方がないと思う。日本人としては平均的な体格だと思う。だが、このハリウッドスターのようなムキムキしたハンサムの前では、まことに貧弱な身体に見えた。年の頃はたいして変わらないだろう。同じくらい、同世代のように僕は思っていたが、実際にはどうだかわからない。単に見た目が好きだというだけで、優しく声をかけられ褒められ、丁寧に扱ってもらったというだけで、ここまで身体を許してしまっている自分の愚かさよ。少しは疑うことを知ったらどうだ。そんなことだから、人間関係でやられて、昇進したのに傷心旅行というわけのわからない事態に陥るんだと、僕は自分を責めた。
だから僕は、彼のお尻叩きを必要としていた。彼が僕を再びベッドの上で裏返して、僕をうつぶせにさせた。僕は彼が叩きやすいように少しお尻を持ち上げた。
彼は、本当にいいの?というように、僕の意志を確認するように僕の顔を覗き込んだ。心配そうな顔だったが、僕がうなずくと、彼は唇を半開きにして目つきをとろんとさせて、興奮したような顔つきになった。彼が興奮していると思うと僕にも興奮が感染した。
ぺちん、と彼が手のひらで軽く叩いた。あぁ、すごくいい。変態みたいだが、僕はそう思った。今度は、もう片方のお尻を彼が叩いた。ぱちん、彼が僕のお尻を叩くたびに、僕のお尻はきゅっと引き締まった。彼にお尻の穴までまる見えのポーズだ。
"Harder"
僕は要求した。再び彼が僕の顔を覗き込んだ。ベッドにうつぶせになって枕を抱きかかえていた僕は、彼を片方の目で見た。大丈夫?というように彼は僕の顔を見た。
"Spank me!"
と叫んでしまった。ああ、僕はそうでもしなければ、異国で見知らぬ男子とこんな行為に及ぶなどという、自分としては大それた行為を自分に許すことなどできなかっただろう。それに痛みを感じれば、この、今にもイきそうな快感から、逃れることができるだろうなどという、浅はかな考えを抱いたのだった。彼より先にいってしまうのは恥ずかしい。そうしたハジライの気持ちもあった。
彼の方が圧倒的にいい体をしている。僕は日本人だから仕方がないと思う。日本人としては平均的な体格だと思う。だが、このハリウッドスターのようなムキムキしたハンサムの前では、まことに貧弱な身体に見えた。年の頃はたいして変わらないだろう。同じくらい、同世代のように僕は思っていたが、実際にはどうだかわからない。単に見た目が好きだというだけで、優しく声をかけられ褒められ、丁寧に扱ってもらったというだけで、ここまで身体を許してしまっている自分の愚かさよ。少しは疑うことを知ったらどうだ。そんなことだから、人間関係でやられて、昇進したのに傷心旅行というわけのわからない事態に陥るんだと、僕は自分を責めた。
だから僕は、彼のお尻叩きを必要としていた。彼が僕を再びベッドの上で裏返して、僕をうつぶせにさせた。僕は彼が叩きやすいように少しお尻を持ち上げた。
彼は、本当にいいの?というように、僕の意志を確認するように僕の顔を覗き込んだ。心配そうな顔だったが、僕がうなずくと、彼は唇を半開きにして目つきをとろんとさせて、興奮したような顔つきになった。彼が興奮していると思うと僕にも興奮が感染した。
ぺちん、と彼が手のひらで軽く叩いた。あぁ、すごくいい。変態みたいだが、僕はそう思った。今度は、もう片方のお尻を彼が叩いた。ぱちん、彼が僕のお尻を叩くたびに、僕のお尻はきゅっと引き締まった。彼にお尻の穴までまる見えのポーズだ。
"Harder"
僕は要求した。再び彼が僕の顔を覗き込んだ。ベッドにうつぶせになって枕を抱きかかえていた僕は、彼を片方の目で見た。大丈夫?というように彼は僕の顔を見た。
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