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第一章 妖術鬼の愛娘
【覇闘】の掟⑤
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聴き手二人の反応に大いに気を能くした宗 星愁は、卓上から銀色のスマホを取り上げると写真フォルダを開いて両者に〈証拠写真〉を示したが、そこには白のニットセーター姿の美しき操獣師とお気に入りのノルウェーのメタルバンドが染めなされた黒Tシャツ着用のイケメン錬装者の仲睦まじきツーショット写真が収められていた!
…市内の何処かのバーカウンターでカクテルグラスを触れ合わせる二人の表情は幸福そうな恋人同士以外の何者でもないが、果たして難攻不落と思われた“絆獣聖団のマドンナ”の心をいかなる手管を弄して籠絡したものか?
だが、衝撃の事実に打ちのめされた哀れな二人は言葉もなく呆然と液晶画面に見入るのみである…。
たっぷり1分間は経過した後、ようやく剛駕嶽仁が声を絞り出したが、それはあたかも地の底から響くかの如き陰惨さを帯びていた…。
「…場所はオマエ行きつけの、C町の【ブルーリザード】か?」
──まずいな…こりゃ、薬が効きすぎちまったらしい…。
些か後悔に駆られた宗 星愁は態度を改め、しかつめらしく応じた。
「まあな…せっかくの機会だからもっと奮発しても良かったんだが、彼女が
“気楽に飲める所がいい”
とおっしゃられたんでな…恥を忍んでお連れした次第…」
「カッコつけんじゃねえよ、この貧乏整体師が…」
本來ならここで間違いなく聞くに耐えぬ“果てしなき罵言ラリー”の火蓋が切られるはずであったが、勝者の方に全くその気がないためか、場は気まずい沈黙だけに支配された。
「…すまなかったな、つい調子に乗っちまって…。
…りさら嬢にしても単なる気まぐれだったんだろうよ…実際、あんま楽しそうでもなかったからな…。
まあ、その心境を慮れば無理もない…。
外見的にあれだけの超ハイスペックを有している上に国立のH大に現役合格するほど頭脳も優秀…まさに、
“この世は彼女のためにある”
といわんばかりの境遇を擲って何処ともしれぬ異世界に飛び込まなきゃならん訳だからな…!
確かに聖団からは1年毎に帰還出来るって確約されたらしいが、本人と御家族は半信半疑…というか端から信じちゃいないようだった…」
「…それはつまり、彼女は絆獣聖団員として生涯を全うするという覚悟を固めているっていうことか…』
嶽仁の呟きに星愁は素っ気なく頷くと、空になったサワーのアルミ缶をグシャリと握り潰した。
「…事実として、1年どころか3年経過した今もりさら嬢は現地に留まったままだ…。
だがあれだけの別嬪さんを地元民を含む彼の地の男どもが放っておくはずもない…。
…まあ唯一の救い?は、幸いにもラージャーラ人の外見は地上人と殆ど変わらず、男女共に美形が多いっていうことぐらいか…尤も、そんな由々しき事態は崇景クンをはじめとする本隊の錬装者勢が断固として阻止するだろうが、な…!」
「あったりめえよ!
まさに“りさらさんのためなら死ねる”が口癖の崇景にしてみりゃ、千載一遇のチャンス到来じゃねえか!
もちろん競争率は激烈だろうが、ヤツのことだ、剛駕家の威信に賭けても必ず大勝負に打って出るはずだぜッ!!」
「だろうな…。
だがそうなると、我らが黎輔クンの御令兄=晃人氏が黙ってるとも思えんが…なあ?」
「ええ…まあ…。
実際、あの人の色男気取りは殆どビョーキといっていいですからねえ…」
上の空で応じる黎輔だが、彼の意識は完全に“スクープ写真”の撮影日に集中していた。
『3年前の…4月10日か…。
りさらさんがウチに来たのが確か14日だったから…ゲッ、飲みに行ったのが媾曳当日だとしても、何と4日間も星さん家に連泊したのかッ!?
…となると、二人の間に何かが起きなかった方が不自然だ…!
そういや、星さんとりさらさんにはバイクっていう共通の趣味があったっけ…。
何年か前、星さんが主宰してる同好会が九州一周ツーリングやった時、スポット参加してくれたって大いに自慢してたっけか…すると、もしかしてその時デキちゃったのか!?』
「ぐぐ…晃人か…。
とんでもねえ強敵の存在を忘れてたぜ…!
確かにアイツのスペックは侮れねえからな…心細い異世界生活で執拗に言い寄られるようなことがありゃあ、さしもの聖女もヨロめいちまうリスクはゼロとは言えん…!
な~んてなッ!!
…実は晃人に関する限り、その可能性はないぜ!何故ならば…、
驚くなかれ、アイツの恋人は、【六天巫蝶】の石寺穂乃香嬢だからだッ!!!」
…十数秒後、ロフト内の沈黙を破ったのは巨漢自身であった。
宗 星愁は腕組みして虚空を見つめ、冬河黎輔は実兄の話題であるにも関わらず関心の素振りも見せずに先輩のスマホ画面に見入ったままであったからである…。
「…証拠も無しに信じられるかって言いてえんだろ?
ネタ元は例の如く地獄耳の広報係・ミセス神田口さ…。
となるとこりゃ、いわば聖団の非公開公式発表同然と見なしていい訳だろ?
自慢じゃねえが彼女、光栄にもこのオレ様が理想のタイプらしく(独身時代に出逢ってたら間違いなく押しかけ女房やったらしい…尤もその場合は丁重にお断りするが…)、毎晩SNSで相手になってやりさえすりゃあ何でも教えてくれるのさ…」
「…〈団則〉じゃ、聖団員同士のSNSを使ってのやり取りは禁止されてるはずだがな…。
確か罰則もそれなりに重いはずだが…」
シーリングファンの回転を見上げたまま呟く仲間に対し、“備前の覇王”は鷹揚に頷く。
「らしいな…。
だがな、オマエなら分かるだろ?
燃えるような恋はどんな障害をも乗り越えるってことを…!
…おい黎輔、兄貴に何か激励のメッセージでもありゃあ言付けとくぜ?」
「いいえ、結構です。
第一、向こうもボクの言葉なんか求めてもいないでしょうからね…」
「しっかし名字の通りってのも変だが、何とも冷え冷えとした兄弟関係だな…ウチとはエラい違いだぜ…。
…そもそもオマエら、ホントに血が繋がってんのかよ?」
後頭部で両手を組み、得意満面といっ
た表情で周囲を睥睨する嶽仁に聞こえぬように小さなため息を吐いた星愁は、微かな憐れみと奇妙な可笑しみ…そして若干の危機感が渦巻く複雑な心境であの夜の、ベッド上でのりさらの言葉を思い出していた。
「…ねえ、知ってる?
広報の神田口女史が何とも悪趣味なことに、各支部の一番脇の甘い、非モテの錬装者に食い込んで情報収集に勤しんでるってこと…。
さしずめ、我が中国支部でターゲットになりそうなのは…、
誠に失礼ながら、彼以外は考えられないわよね…。
…だから星ちゃん、あんまり嶽さんに何でもペラペラと情報公開しちゃダメよ…!
…もちろん、私との関係についても、ね…♡」
…市内の何処かのバーカウンターでカクテルグラスを触れ合わせる二人の表情は幸福そうな恋人同士以外の何者でもないが、果たして難攻不落と思われた“絆獣聖団のマドンナ”の心をいかなる手管を弄して籠絡したものか?
だが、衝撃の事実に打ちのめされた哀れな二人は言葉もなく呆然と液晶画面に見入るのみである…。
たっぷり1分間は経過した後、ようやく剛駕嶽仁が声を絞り出したが、それはあたかも地の底から響くかの如き陰惨さを帯びていた…。
「…場所はオマエ行きつけの、C町の【ブルーリザード】か?」
──まずいな…こりゃ、薬が効きすぎちまったらしい…。
些か後悔に駆られた宗 星愁は態度を改め、しかつめらしく応じた。
「まあな…せっかくの機会だからもっと奮発しても良かったんだが、彼女が
“気楽に飲める所がいい”
とおっしゃられたんでな…恥を忍んでお連れした次第…」
「カッコつけんじゃねえよ、この貧乏整体師が…」
本來ならここで間違いなく聞くに耐えぬ“果てしなき罵言ラリー”の火蓋が切られるはずであったが、勝者の方に全くその気がないためか、場は気まずい沈黙だけに支配された。
「…すまなかったな、つい調子に乗っちまって…。
…りさら嬢にしても単なる気まぐれだったんだろうよ…実際、あんま楽しそうでもなかったからな…。
まあ、その心境を慮れば無理もない…。
外見的にあれだけの超ハイスペックを有している上に国立のH大に現役合格するほど頭脳も優秀…まさに、
“この世は彼女のためにある”
といわんばかりの境遇を擲って何処ともしれぬ異世界に飛び込まなきゃならん訳だからな…!
確かに聖団からは1年毎に帰還出来るって確約されたらしいが、本人と御家族は半信半疑…というか端から信じちゃいないようだった…」
「…それはつまり、彼女は絆獣聖団員として生涯を全うするという覚悟を固めているっていうことか…』
嶽仁の呟きに星愁は素っ気なく頷くと、空になったサワーのアルミ缶をグシャリと握り潰した。
「…事実として、1年どころか3年経過した今もりさら嬢は現地に留まったままだ…。
だがあれだけの別嬪さんを地元民を含む彼の地の男どもが放っておくはずもない…。
…まあ唯一の救い?は、幸いにもラージャーラ人の外見は地上人と殆ど変わらず、男女共に美形が多いっていうことぐらいか…尤も、そんな由々しき事態は崇景クンをはじめとする本隊の錬装者勢が断固として阻止するだろうが、な…!」
「あったりめえよ!
まさに“りさらさんのためなら死ねる”が口癖の崇景にしてみりゃ、千載一遇のチャンス到来じゃねえか!
もちろん競争率は激烈だろうが、ヤツのことだ、剛駕家の威信に賭けても必ず大勝負に打って出るはずだぜッ!!」
「だろうな…。
だがそうなると、我らが黎輔クンの御令兄=晃人氏が黙ってるとも思えんが…なあ?」
「ええ…まあ…。
実際、あの人の色男気取りは殆どビョーキといっていいですからねえ…」
上の空で応じる黎輔だが、彼の意識は完全に“スクープ写真”の撮影日に集中していた。
『3年前の…4月10日か…。
りさらさんがウチに来たのが確か14日だったから…ゲッ、飲みに行ったのが媾曳当日だとしても、何と4日間も星さん家に連泊したのかッ!?
…となると、二人の間に何かが起きなかった方が不自然だ…!
そういや、星さんとりさらさんにはバイクっていう共通の趣味があったっけ…。
何年か前、星さんが主宰してる同好会が九州一周ツーリングやった時、スポット参加してくれたって大いに自慢してたっけか…すると、もしかしてその時デキちゃったのか!?』
「ぐぐ…晃人か…。
とんでもねえ強敵の存在を忘れてたぜ…!
確かにアイツのスペックは侮れねえからな…心細い異世界生活で執拗に言い寄られるようなことがありゃあ、さしもの聖女もヨロめいちまうリスクはゼロとは言えん…!
な~んてなッ!!
…実は晃人に関する限り、その可能性はないぜ!何故ならば…、
驚くなかれ、アイツの恋人は、【六天巫蝶】の石寺穂乃香嬢だからだッ!!!」
…十数秒後、ロフト内の沈黙を破ったのは巨漢自身であった。
宗 星愁は腕組みして虚空を見つめ、冬河黎輔は実兄の話題であるにも関わらず関心の素振りも見せずに先輩のスマホ画面に見入ったままであったからである…。
「…証拠も無しに信じられるかって言いてえんだろ?
ネタ元は例の如く地獄耳の広報係・ミセス神田口さ…。
となるとこりゃ、いわば聖団の非公開公式発表同然と見なしていい訳だろ?
自慢じゃねえが彼女、光栄にもこのオレ様が理想のタイプらしく(独身時代に出逢ってたら間違いなく押しかけ女房やったらしい…尤もその場合は丁重にお断りするが…)、毎晩SNSで相手になってやりさえすりゃあ何でも教えてくれるのさ…」
「…〈団則〉じゃ、聖団員同士のSNSを使ってのやり取りは禁止されてるはずだがな…。
確か罰則もそれなりに重いはずだが…」
シーリングファンの回転を見上げたまま呟く仲間に対し、“備前の覇王”は鷹揚に頷く。
「らしいな…。
だがな、オマエなら分かるだろ?
燃えるような恋はどんな障害をも乗り越えるってことを…!
…おい黎輔、兄貴に何か激励のメッセージでもありゃあ言付けとくぜ?」
「いいえ、結構です。
第一、向こうもボクの言葉なんか求めてもいないでしょうからね…」
「しっかし名字の通りってのも変だが、何とも冷え冷えとした兄弟関係だな…ウチとはエラい違いだぜ…。
…そもそもオマエら、ホントに血が繋がってんのかよ?」
後頭部で両手を組み、得意満面といっ
た表情で周囲を睥睨する嶽仁に聞こえぬように小さなため息を吐いた星愁は、微かな憐れみと奇妙な可笑しみ…そして若干の危機感が渦巻く複雑な心境であの夜の、ベッド上でのりさらの言葉を思い出していた。
「…ねえ、知ってる?
広報の神田口女史が何とも悪趣味なことに、各支部の一番脇の甘い、非モテの錬装者に食い込んで情報収集に勤しんでるってこと…。
さしずめ、我が中国支部でターゲットになりそうなのは…、
誠に失礼ながら、彼以外は考えられないわよね…。
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