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第2話 存在の承認
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「僕の名前は、イチカだ。早速だけど、君の今後を考えていこうじゃないか。それには先ず、カンの世界の理に対する"存在の承認"が必要だよ」
「空き缶ぇええぇ」
男は"空き缶のカン"にイチカと名乗り、新しく生まれたカンに対しての世界の理に対しての"存在の証明"を進めることを提案していた。
しかし、当の本人が村人Cですらない空き缶に転生した事にショックを受けていた為に、イチカの言葉を聞いているようには見えなかった。
「……とりあえず、諦めなよ!」
「グギャン! ボディがぁああ! グシャッとぉおお!」
イチカは話を聞かないカンに対して、正気に戻す為という名目で殴りつけたのだった。
その結果、ただのアルミ缶であるカンの身体は、ものの見事にへこんでしまったのだった。
「アルミの空き缶だから、柔らかいねぇ。そうだ、カンは『メンタルもボディもアルミの空き缶の如き弱さ』といった感じだねぇ」
「我はボディもメンタルもすぐヘコむぅう……って、イチカと言ったな、先ほどから何を言っておるのだ。"存在の証明"とはなんのことだ? それに、そもそもお主は一体何者で、我はどうして意識を持った状態で、こんな空き缶に転生してしまったのだ。その上、何故に無駄に我を殴った?」
空き缶には、当然だが表情はない。しかし、雰囲気はイチカにはしっかりと伝わっていた。
明らかにカンは、イチカに対して不信感を抱いていたのだ。イチカはカンの問いに対し、背もたれに深く座りながら、少し間をおくとゆっくりと口を開いた。
「そうだね、先ずはそこからカンは知る必要があるかもね」
「話が長くなるなら、先に我のヘコんだボディを直してくれぬか?」
「この世界と君が先ほどまでいた世界は、実は異なっている。所謂ここは、カンにとって異世界という訳だ」
「無視の上に、ボディを直す気なしか……って、異世界……異世界? 異世界カァアアアアン!?」
カンは器用にボディを揺らし、机の上でカタカタを音を立て如何に自分が驚愕しているかを、まさに全身を使って表していた。
「意外に器用なんだね。見事な缶情表現だよ」
「上手いこと言ったつもりか! 何がどうしてどうなったのだ!?」
「"村人Cに転生する筈だった魂"が、面白そうな感じだったので、"無理やり空き缶に転生させた"かな。あとは誰がどうやってだったかな? それは"僕が、ドドォンとこっちに呼び寄せた"」
「全部の説明が雑だな!? そんな言い方で納得する思うてか! 異世界へ、我を呼び寄せただと! そんな事、我らの世界の神が許す訳ないであろう!」
カンは、イチカの如何にも雑な説明に憤慨しながら、自分の世界の神がこのような越権行為を許すはずがないと訴えた。
その言葉に、イチカは少し考えたあとに徐ろにノートパソコンを立ち上げると、何かを調べ始めた。
「お主、話を聞かない奴だとよく言われるであろう。何をしておるのだ?」
「ん? カンの言い分も、確かに最もだと思ってね。確かにあの世界の創造者に連絡を入れていないのは、不味いね。だから、君の世界の創造者をこうして調べて……いたいた。ふむ……この人は確か……うん、大丈夫だと思うけど、ちゃんと筋は通りておいた方が良いね」
イチカは、机の上に置いてあったスマホを手に持つと、画面に映し出されている番号をタップした。
「一体何を……」
カンはその様子を眺めながら、困惑していた。パソコンの画面に映し出されている画像には、確かに自分の世界の神の名が写真と共に映し出されていたからだ。
『もしもしぃ、ヤニカだよぉ』
「もしもし、イチカです。お久しぶりです、ヤニカさん」
スピーカーモードで話をしている為、カンにもイチカのスマホから聞こえくる声が聞こえていた。
スマホから聞こえてくる声は、聞く者誰もを魅了する様な魅惑的な女性の声であった。
「まさか……本当に女神ヤニカ様なのか……」
カンはヤニカの声を聞くのは初めてだったのにも関わらず、本能からこの声が自分の世界の神であると理解していた。
『イッチー、どうしたのぉ電話なんてぇ。しかもこれ仕事用の方じゃん。初めてでしょ、こっちにかけてきたのぉ』
「ちょっと仕事での要件だったから、こっちにかけさせて貰ったよ。実はさ、ヤニカの世界の魂を、一つこっちに引っ張ってきちゃってさ」
『えぇ、困るよぉ。イッチーだって知ってるでしょお、魂を創るの時間かかるんだからぁ』
「ごめんごめん。でもさ、引っ張ってきた魂なんだけど、ヤニカの世界で"魔王"になろうとしてたみたでさ」
『はぁあ? 何それ、マジ? うちの世界で魔王とか、マジで言ってんの? はぁ?』
ヤニカが"魔王"と聞いた瞬間、明らかに不機嫌になっており、その怒りからくる威圧は、電話越しであると言うのに、カンはメキメキと潰されそうになっていた。
しかし、明らかに怒らせた原因が自分であると理解したカンは、ボディが潰されそうになりながらも、必死に黙りヤニカにここにいる事を悟られないように静かにしていた。
「まぁ、村人Cに転生する予定だったみたいだけど、何がなんでも魔王になってやるって気合いが半端なかったからさ、不味いかなと思ってね。偶然見つけたんだけど、急ぎでこっちに一旦預かったんだよ」
『ふぅん。で、そいつどうするつもり? マジムカつくから、ピチュんと消しちゃいたいんだけど』
「!?」
カンはヤニカの言葉に心底恐怖し、今度は恐怖でカタカタと空き缶ボディを震わせていた。その様子を見たイチカは、カンに対して念話で話しかけた。
「『どうする? 帰りたい? いいよ、君が望むならすぐにでも、ヤニカに引き渡そうじゃないか』」
「『待つのだ!? ヤニカ様のところへ行ったら、ピチュんと消されのだろう!?』」
「『まぁ、普通に考えて世界を乱す魔王に成りたいとか言っちゃったら、怒るよねぇ。カンさん、マジぱねぇっす』」
「己がチクったのではないかぁあああ!」
『あぁ? 誰? もしかして、今のが魔王に成りたいとかほざいてる奴?』
カンは、思わず大声でツッコミをイチカに対して行ってしまった。その結果、当たり前だがヤニカにカンの声が届き、カンの存在を確認した。
そして、その声を聞いたヤニカの声が、更に低音ボイスへと変わっていった。その様子を見てイチカは嗤うと、更に念話でカンに語りかけた。
「『どうする? 助けてあげようか? 勿論無条件じゃないけどね』」
「『ど……どうすれば良いのだ……』」
「『簡単さ、本気で君が夢を叶えようとしてくれれば良いよ』」
「『夢……それで良いのか? いや、しかし、我の夢は……』」
「『魔王になるんだろ?』」
イチカの言葉には、バカにしている感じは一切なかった。当たり前の事を当たり前に問いかけている、ただそれだけだった。そして、その問いにカンは答えた。
「『……そうだ……我は必ず……魔王になるのだ!』」
自分が村人Cでもなく他の生き物でもなく、ただの空き缶であると認識しながらも、カンは強い意志を込めてイチカに対してそう言い切ったのだ。
その言葉を聞いたイチカは楽しそうに微笑みながら、スマホに向かって話しかける。
「いやいや、違うよ。今の声は、僕がさっき創った子だよ。冷静に魂の痕跡を追ってみなよ。僕のところに着いたところで、君の世界の魂の気配が消えている筈だよ。僕がピチュんしておいたからね」
『……確かにぃ、イッチーの世界にうちの魂の気配感じなぁい。バグ消しサンキュー』」
「今回、たまたま見つけただけなんだけどね。次あれば、先にヤニカに伝えてからにするよ」
イチカはそのあとも、しばらくお互いの近況を報告し合った後に、ヤニカとの通話を切った。
「さて、何か質問はあるかい?」
ヤニカと会話を終えたイチカは、スマホを充電器にセットすると、机に上で半潰れ状態のカンに話しかけた。
「あ……ありがとう……と言うと、思うでないぞ! お主がわざわざヤニカ様に知らせなければ……違う……そもそも、我を拉致らなければ、こんな事にはならなかったではないか!」
「細かいねぇ、空き缶の癖に。そんなんじゃ、モテないよ? 他の空き缶に」
「やかましいわ! 空き缶が空き缶にモテてどうするのだ! モテところで……どうなるのだ?」
「ん? そりゃ勿論、交……」
「カァアアアアン! 聞きたくないわぁあああ!」
「まぁ、そもそも他に喋る空き缶なんていないだろうけどね。お、もう良いみたいだ」
「何がだ?」
イチカの呟きにカンが反応したその時、二人とは異なる声が突然聞こえてきたのだった。
"『喋る空き缶』の存在を、承認致しました"
「空き缶ぇええぇ」
男は"空き缶のカン"にイチカと名乗り、新しく生まれたカンに対しての世界の理に対しての"存在の証明"を進めることを提案していた。
しかし、当の本人が村人Cですらない空き缶に転生した事にショックを受けていた為に、イチカの言葉を聞いているようには見えなかった。
「……とりあえず、諦めなよ!」
「グギャン! ボディがぁああ! グシャッとぉおお!」
イチカは話を聞かないカンに対して、正気に戻す為という名目で殴りつけたのだった。
その結果、ただのアルミ缶であるカンの身体は、ものの見事にへこんでしまったのだった。
「アルミの空き缶だから、柔らかいねぇ。そうだ、カンは『メンタルもボディもアルミの空き缶の如き弱さ』といった感じだねぇ」
「我はボディもメンタルもすぐヘコむぅう……って、イチカと言ったな、先ほどから何を言っておるのだ。"存在の証明"とはなんのことだ? それに、そもそもお主は一体何者で、我はどうして意識を持った状態で、こんな空き缶に転生してしまったのだ。その上、何故に無駄に我を殴った?」
空き缶には、当然だが表情はない。しかし、雰囲気はイチカにはしっかりと伝わっていた。
明らかにカンは、イチカに対して不信感を抱いていたのだ。イチカはカンの問いに対し、背もたれに深く座りながら、少し間をおくとゆっくりと口を開いた。
「そうだね、先ずはそこからカンは知る必要があるかもね」
「話が長くなるなら、先に我のヘコんだボディを直してくれぬか?」
「この世界と君が先ほどまでいた世界は、実は異なっている。所謂ここは、カンにとって異世界という訳だ」
「無視の上に、ボディを直す気なしか……って、異世界……異世界? 異世界カァアアアアン!?」
カンは器用にボディを揺らし、机の上でカタカタを音を立て如何に自分が驚愕しているかを、まさに全身を使って表していた。
「意外に器用なんだね。見事な缶情表現だよ」
「上手いこと言ったつもりか! 何がどうしてどうなったのだ!?」
「"村人Cに転生する筈だった魂"が、面白そうな感じだったので、"無理やり空き缶に転生させた"かな。あとは誰がどうやってだったかな? それは"僕が、ドドォンとこっちに呼び寄せた"」
「全部の説明が雑だな!? そんな言い方で納得する思うてか! 異世界へ、我を呼び寄せただと! そんな事、我らの世界の神が許す訳ないであろう!」
カンは、イチカの如何にも雑な説明に憤慨しながら、自分の世界の神がこのような越権行為を許すはずがないと訴えた。
その言葉に、イチカは少し考えたあとに徐ろにノートパソコンを立ち上げると、何かを調べ始めた。
「お主、話を聞かない奴だとよく言われるであろう。何をしておるのだ?」
「ん? カンの言い分も、確かに最もだと思ってね。確かにあの世界の創造者に連絡を入れていないのは、不味いね。だから、君の世界の創造者をこうして調べて……いたいた。ふむ……この人は確か……うん、大丈夫だと思うけど、ちゃんと筋は通りておいた方が良いね」
イチカは、机の上に置いてあったスマホを手に持つと、画面に映し出されている番号をタップした。
「一体何を……」
カンはその様子を眺めながら、困惑していた。パソコンの画面に映し出されている画像には、確かに自分の世界の神の名が写真と共に映し出されていたからだ。
『もしもしぃ、ヤニカだよぉ』
「もしもし、イチカです。お久しぶりです、ヤニカさん」
スピーカーモードで話をしている為、カンにもイチカのスマホから聞こえくる声が聞こえていた。
スマホから聞こえてくる声は、聞く者誰もを魅了する様な魅惑的な女性の声であった。
「まさか……本当に女神ヤニカ様なのか……」
カンはヤニカの声を聞くのは初めてだったのにも関わらず、本能からこの声が自分の世界の神であると理解していた。
『イッチー、どうしたのぉ電話なんてぇ。しかもこれ仕事用の方じゃん。初めてでしょ、こっちにかけてきたのぉ』
「ちょっと仕事での要件だったから、こっちにかけさせて貰ったよ。実はさ、ヤニカの世界の魂を、一つこっちに引っ張ってきちゃってさ」
『えぇ、困るよぉ。イッチーだって知ってるでしょお、魂を創るの時間かかるんだからぁ』
「ごめんごめん。でもさ、引っ張ってきた魂なんだけど、ヤニカの世界で"魔王"になろうとしてたみたでさ」
『はぁあ? 何それ、マジ? うちの世界で魔王とか、マジで言ってんの? はぁ?』
ヤニカが"魔王"と聞いた瞬間、明らかに不機嫌になっており、その怒りからくる威圧は、電話越しであると言うのに、カンはメキメキと潰されそうになっていた。
しかし、明らかに怒らせた原因が自分であると理解したカンは、ボディが潰されそうになりながらも、必死に黙りヤニカにここにいる事を悟られないように静かにしていた。
「まぁ、村人Cに転生する予定だったみたいだけど、何がなんでも魔王になってやるって気合いが半端なかったからさ、不味いかなと思ってね。偶然見つけたんだけど、急ぎでこっちに一旦預かったんだよ」
『ふぅん。で、そいつどうするつもり? マジムカつくから、ピチュんと消しちゃいたいんだけど』
「!?」
カンはヤニカの言葉に心底恐怖し、今度は恐怖でカタカタと空き缶ボディを震わせていた。その様子を見たイチカは、カンに対して念話で話しかけた。
「『どうする? 帰りたい? いいよ、君が望むならすぐにでも、ヤニカに引き渡そうじゃないか』」
「『待つのだ!? ヤニカ様のところへ行ったら、ピチュんと消されのだろう!?』」
「『まぁ、普通に考えて世界を乱す魔王に成りたいとか言っちゃったら、怒るよねぇ。カンさん、マジぱねぇっす』」
「己がチクったのではないかぁあああ!」
『あぁ? 誰? もしかして、今のが魔王に成りたいとかほざいてる奴?』
カンは、思わず大声でツッコミをイチカに対して行ってしまった。その結果、当たり前だがヤニカにカンの声が届き、カンの存在を確認した。
そして、その声を聞いたヤニカの声が、更に低音ボイスへと変わっていった。その様子を見てイチカは嗤うと、更に念話でカンに語りかけた。
「『どうする? 助けてあげようか? 勿論無条件じゃないけどね』」
「『ど……どうすれば良いのだ……』」
「『簡単さ、本気で君が夢を叶えようとしてくれれば良いよ』」
「『夢……それで良いのか? いや、しかし、我の夢は……』」
「『魔王になるんだろ?』」
イチカの言葉には、バカにしている感じは一切なかった。当たり前の事を当たり前に問いかけている、ただそれだけだった。そして、その問いにカンは答えた。
「『……そうだ……我は必ず……魔王になるのだ!』」
自分が村人Cでもなく他の生き物でもなく、ただの空き缶であると認識しながらも、カンは強い意志を込めてイチカに対してそう言い切ったのだ。
その言葉を聞いたイチカは楽しそうに微笑みながら、スマホに向かって話しかける。
「いやいや、違うよ。今の声は、僕がさっき創った子だよ。冷静に魂の痕跡を追ってみなよ。僕のところに着いたところで、君の世界の魂の気配が消えている筈だよ。僕がピチュんしておいたからね」
『……確かにぃ、イッチーの世界にうちの魂の気配感じなぁい。バグ消しサンキュー』」
「今回、たまたま見つけただけなんだけどね。次あれば、先にヤニカに伝えてからにするよ」
イチカはそのあとも、しばらくお互いの近況を報告し合った後に、ヤニカとの通話を切った。
「さて、何か質問はあるかい?」
ヤニカと会話を終えたイチカは、スマホを充電器にセットすると、机に上で半潰れ状態のカンに話しかけた。
「あ……ありがとう……と言うと、思うでないぞ! お主がわざわざヤニカ様に知らせなければ……違う……そもそも、我を拉致らなければ、こんな事にはならなかったではないか!」
「細かいねぇ、空き缶の癖に。そんなんじゃ、モテないよ? 他の空き缶に」
「やかましいわ! 空き缶が空き缶にモテてどうするのだ! モテところで……どうなるのだ?」
「ん? そりゃ勿論、交……」
「カァアアアアン! 聞きたくないわぁあああ!」
「まぁ、そもそも他に喋る空き缶なんていないだろうけどね。お、もう良いみたいだ」
「何がだ?」
イチカの呟きにカンが反応したその時、二人とは異なる声が突然聞こえてきたのだった。
"『喋る空き缶』の存在を、承認致しました"
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