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犯罪者の独白

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「……嘘だ! 嘘だ! そんなはずないっ!」
 警察官二人に連行されながら、床を足で引きずって、いつまでも中年の髭を生やした「犯罪者」は、「探偵」の方を睨んでいた。
「冤罪だ! 冤罪だ! 警察、後で後悔することになるぞっ……」
 
「犯罪者」が去って数分した。「探偵」はニヤリとして、その正体を明かす。「ふぅ……。新人の探偵なぞちょろいわい。このベテランの大怪盗様にはなっ」
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