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63話 龍帝vs覇龍
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「とうとう決まりますね。最強の龍が」
「何だ。今日が龍帝と覇龍の死合か?」
ウェンの言葉にリュウガが反応する。以前に聞いていた死合が始まるらしい。
「あの2人が戦うとなると世界にどんな影響が出るのか分からないので私はこの国だけでも結界を張ってきますね」
「分かった」
ウェンは結界を張りにギルドから出て行った。それを見送る。
「今日は活動しない方がいいかな?」
マイがリュウガに聞いて来る。先程の話を聞いて不安になったのだろう。
「どこで戦うか知らないがあのレベルが戦うとなると確実にヤバい事が起こるだろうから不安な奴は依頼に出ないで良いだろ」
そう言った瞬間に悪寒がリュウガを駆け巡った。これはリュウガだけではなくガオウ、ルイ、レオナといった一部の強者たちも同様であった。これには、
「始まったか?」
おそらく世界最高峰の戦いが始まったのだろう。
各地で強者たちが勘づいた気配の正体である龍帝と覇龍は南にあるとある無人島にて対面していた。
「寝起きの所悪いが死んで貰う。そろそろ下剋上を果たして俺が最強として君臨する」
その龍帝の言葉に真っ黒な瞳に真っ黒なコートに身を包んだ男、覇龍は、
「全く世界魚め。あっさり死んだせいで俺まで雑魚扱いだな」
そんな事を言う覇龍に龍帝は雷を落とす。
「よ~いドンで始まる訳でもない死合において隙を見せんなよ」
龍であっても灰になるレベルの攻撃であるが、
「挨拶にしてはしょぼいな」
煙が晴れて無傷の覇龍が出てきた。龍であっても一撃で命を奪うだけの威力を有する雷であっても無傷の覇龍を目にしても龍帝は落ち着いていた。
「流石に今ので死ぬとは思ってねぇよ」
間髪入れずに雷を落としていくがその雷は覇龍を避けていく。
(改めて生で見ると厄介だな。こいつの空間支配能力」
覇龍は自身を中心とした空間を自由に操る。効果範囲は半径3kmと他の龍と比べると狭いが充分広いし能力がチート過ぎる。今も龍帝の雷を支配して攻撃を逸らしているのだから。
「返すぞ」
龍帝の落とした雷を操作して龍帝にぶつけるも、
「雷はオレさまには効かねぇよ」
「俺の魔力を込めてはいるんだがな。雷であれば魔力を込めようが関係ないんだな」
なるほどと相槌をする覇龍は、
「まぁ殺す手段ならいくらでもある」
覇龍がそう言った瞬間に龍帝の足元の地面が割れて龍帝は落ちる。
「ちっ!!」
舌打ちをしてすぐさま脱出しようとするが突然体が重くなる。
「野郎! 重力操作しやがったな」
龍帝の考えは正解である。覇龍は普通に落とした程度では龍帝が脱出するなんて事は予想していたため重力を500倍にしたのだ。それでも、
「速度は落ちたがそれでも動けるか。昔よりもはるかに強いな」
そう言って重力を500倍から1000倍まで一気に上げる。
「クソ!」
落ちはしないが全く進めない状態となった龍帝。そんな龍帝がハマった地面を閉じた。
「重力1000倍でも沈まないとはな(流石の才能だな)」
なんて考えていると地響きが鳴り響き覇龍の足元から龍帝が雷を纏い突撃した。
「やるな!」
そうして触れた瞬間に龍帝を氷漬けにする。
「あの状態から動くとはな。流石に身体能力だけなら俺よりも上だけはあるな」
そう言って突撃によりダメージを受けた腹を撫でる事で自己治癒力を高めて一気に腹の傷を治す。
「この氷からもどうせ出るんだろ?」
その言葉と共にバキバキ! と音を立てて龍帝は氷を砕いて脱出して瞬時に覇龍の背後をとって攻撃するが空間を支配する覇龍には無駄であった。龍帝と自身の位置を入れ替える事で攻撃を回避するが龍帝はそれすら予測をしており入れ替えた瞬間に背後を取った覇龍に蹴りを喰らわせる。流石に覇龍もその反撃は予測できなかったらしくまともに首を狙った蹴りを喰らい吹っ飛ぶ。そうして出来た隙を龍帝は見逃すはずもなくそのまま雷速で追撃をするが覇龍は氷で自身の周りを固めて防御する。
「無駄だぁ!!」
速攻で氷を砕いて覇龍にも攻撃を仕掛けたかったのだが氷の中に覇龍はいなかった。空間転移で脱出した覇龍は再び龍帝を氷漬けにしたが今度はもっと早くに砕かれて脱出され攻撃を仕掛けて来る龍帝であるが、
「あ゛、、」
覇龍への攻撃が止まり龍帝は突然倒れる。理由は酸欠だ。覇龍は龍帝を氷漬けにした瞬間に自身の周囲数m以外の酸素を消失させたのだ。氷漬けは酸素を消失したのを気づかせないためだ。
「その状態からさらに重力1000倍のおまけだ」
龍帝は一気に地面深くにどんどん沈んでいく。
(出し惜しんで勝てる相手じゃねぇか)
途中で意識を取り戻した龍帝は改めて覇龍の実力を認めて先の事を考えて温存しておきたかったが流石にそれは虫が良すぎたようだ。
『モード雷神龍』
人と龍の容姿を合わせた龍人のような姿に雷を纏った姿となった龍帝。その体からは神の気配を感じる。
「重力1000倍で動くんじゃねぇ」
1000倍の重力下で当たり前に雷速で動く龍帝に苦い顔をする覇龍。そんな覇龍に対して龍帝は瞬時に背後に回り攻撃を仕掛ける。今度も位置を入れ替えて回避したが2度目は流石に通用せず龍帝は入れ替え先に雷を落とす。それは1番最初に繰り出した雷よりも威力が高いものとなっていた。
「ぐああああ!!!!」
そこから一気に龍帝の攻撃が苛烈さを増していく。雷撃により覇龍は動きを制限されてしまいガードが出来ずにいて全ての攻撃をもろに喰らう。おまけに全ての攻撃が雷の追撃まで覇龍を襲う。
(このままだと死ぬな)
雷撃に襲われる中冷静に龍帝の実力が更に上がったのを感じて龍の姿となる。黒の鱗に守られた体は威力を増した雷であってもダメージを受けない。
(龍形となって防御力が上がったか。おまけに能力も底上げされるな)
ここからが本番だというのを感じて龍帝の集中力が限界まで上げられる。それに覇龍も気づいて、
「重力10000倍だ」
これにより彼らが戦っていた島は沈んだ。それほどの重力下ではあるが龍帝は、
(多少の動きづらさはあるが問題ない)
名持ちの龍であっても潰れてしまうような重力下ではあるが今の覇龍にはある程度の動きを制限する程度でしかない。そのまま覇龍に向かっていくが、
「それくらいなら対応出来るんだよ」
空間転移により龍帝の後ろに回り爪で切り裂く。しかし雷を纏った覇龍に触れたのは悪手であった。龍形であり防御力が上がった覇龍は雷撃を防いで油断したのだ。雷を纏うどころか雷そのものとなっている龍帝は彼が操る雷よりもより強力で威力も相当な存在となっている。それに触れた覇龍は感電してしまいところどころ焦げてしまう。更に重力も解除されて龍帝は攻撃を続ける。ボコボコに殴り天高く蹴り上げる。そして手刀で抜刀術のような構えを取り、
『豪雷一閃』
雷速の斬撃により覇龍は真っ二つになり雷と共に消滅するのであった。そんな雷を背景に、
「ようやくだ。待たせたな!! 練龍牙!! テメェを殺してオレ様は神共を殲滅する!!!!」
覇龍を殺して龍帝は世界最強の生物としてリュウガを狙う。そんな龍帝の気配を感じて、
「未来永劫語り継がれるような戦いになるな」
ぶるぶるっ!! と武者震いし笑うリュウガであった。
「何だ。今日が龍帝と覇龍の死合か?」
ウェンの言葉にリュウガが反応する。以前に聞いていた死合が始まるらしい。
「あの2人が戦うとなると世界にどんな影響が出るのか分からないので私はこの国だけでも結界を張ってきますね」
「分かった」
ウェンは結界を張りにギルドから出て行った。それを見送る。
「今日は活動しない方がいいかな?」
マイがリュウガに聞いて来る。先程の話を聞いて不安になったのだろう。
「どこで戦うか知らないがあのレベルが戦うとなると確実にヤバい事が起こるだろうから不安な奴は依頼に出ないで良いだろ」
そう言った瞬間に悪寒がリュウガを駆け巡った。これはリュウガだけではなくガオウ、ルイ、レオナといった一部の強者たちも同様であった。これには、
「始まったか?」
おそらく世界最高峰の戦いが始まったのだろう。
各地で強者たちが勘づいた気配の正体である龍帝と覇龍は南にあるとある無人島にて対面していた。
「寝起きの所悪いが死んで貰う。そろそろ下剋上を果たして俺が最強として君臨する」
その龍帝の言葉に真っ黒な瞳に真っ黒なコートに身を包んだ男、覇龍は、
「全く世界魚め。あっさり死んだせいで俺まで雑魚扱いだな」
そんな事を言う覇龍に龍帝は雷を落とす。
「よ~いドンで始まる訳でもない死合において隙を見せんなよ」
龍であっても灰になるレベルの攻撃であるが、
「挨拶にしてはしょぼいな」
煙が晴れて無傷の覇龍が出てきた。龍であっても一撃で命を奪うだけの威力を有する雷であっても無傷の覇龍を目にしても龍帝は落ち着いていた。
「流石に今ので死ぬとは思ってねぇよ」
間髪入れずに雷を落としていくがその雷は覇龍を避けていく。
(改めて生で見ると厄介だな。こいつの空間支配能力」
覇龍は自身を中心とした空間を自由に操る。効果範囲は半径3kmと他の龍と比べると狭いが充分広いし能力がチート過ぎる。今も龍帝の雷を支配して攻撃を逸らしているのだから。
「返すぞ」
龍帝の落とした雷を操作して龍帝にぶつけるも、
「雷はオレさまには効かねぇよ」
「俺の魔力を込めてはいるんだがな。雷であれば魔力を込めようが関係ないんだな」
なるほどと相槌をする覇龍は、
「まぁ殺す手段ならいくらでもある」
覇龍がそう言った瞬間に龍帝の足元の地面が割れて龍帝は落ちる。
「ちっ!!」
舌打ちをしてすぐさま脱出しようとするが突然体が重くなる。
「野郎! 重力操作しやがったな」
龍帝の考えは正解である。覇龍は普通に落とした程度では龍帝が脱出するなんて事は予想していたため重力を500倍にしたのだ。それでも、
「速度は落ちたがそれでも動けるか。昔よりもはるかに強いな」
そう言って重力を500倍から1000倍まで一気に上げる。
「クソ!」
落ちはしないが全く進めない状態となった龍帝。そんな龍帝がハマった地面を閉じた。
「重力1000倍でも沈まないとはな(流石の才能だな)」
なんて考えていると地響きが鳴り響き覇龍の足元から龍帝が雷を纏い突撃した。
「やるな!」
そうして触れた瞬間に龍帝を氷漬けにする。
「あの状態から動くとはな。流石に身体能力だけなら俺よりも上だけはあるな」
そう言って突撃によりダメージを受けた腹を撫でる事で自己治癒力を高めて一気に腹の傷を治す。
「この氷からもどうせ出るんだろ?」
その言葉と共にバキバキ! と音を立てて龍帝は氷を砕いて脱出して瞬時に覇龍の背後をとって攻撃するが空間を支配する覇龍には無駄であった。龍帝と自身の位置を入れ替える事で攻撃を回避するが龍帝はそれすら予測をしており入れ替えた瞬間に背後を取った覇龍に蹴りを喰らわせる。流石に覇龍もその反撃は予測できなかったらしくまともに首を狙った蹴りを喰らい吹っ飛ぶ。そうして出来た隙を龍帝は見逃すはずもなくそのまま雷速で追撃をするが覇龍は氷で自身の周りを固めて防御する。
「無駄だぁ!!」
速攻で氷を砕いて覇龍にも攻撃を仕掛けたかったのだが氷の中に覇龍はいなかった。空間転移で脱出した覇龍は再び龍帝を氷漬けにしたが今度はもっと早くに砕かれて脱出され攻撃を仕掛けて来る龍帝であるが、
「あ゛、、」
覇龍への攻撃が止まり龍帝は突然倒れる。理由は酸欠だ。覇龍は龍帝を氷漬けにした瞬間に自身の周囲数m以外の酸素を消失させたのだ。氷漬けは酸素を消失したのを気づかせないためだ。
「その状態からさらに重力1000倍のおまけだ」
龍帝は一気に地面深くにどんどん沈んでいく。
(出し惜しんで勝てる相手じゃねぇか)
途中で意識を取り戻した龍帝は改めて覇龍の実力を認めて先の事を考えて温存しておきたかったが流石にそれは虫が良すぎたようだ。
『モード雷神龍』
人と龍の容姿を合わせた龍人のような姿に雷を纏った姿となった龍帝。その体からは神の気配を感じる。
「重力1000倍で動くんじゃねぇ」
1000倍の重力下で当たり前に雷速で動く龍帝に苦い顔をする覇龍。そんな覇龍に対して龍帝は瞬時に背後に回り攻撃を仕掛ける。今度も位置を入れ替えて回避したが2度目は流石に通用せず龍帝は入れ替え先に雷を落とす。それは1番最初に繰り出した雷よりも威力が高いものとなっていた。
「ぐああああ!!!!」
そこから一気に龍帝の攻撃が苛烈さを増していく。雷撃により覇龍は動きを制限されてしまいガードが出来ずにいて全ての攻撃をもろに喰らう。おまけに全ての攻撃が雷の追撃まで覇龍を襲う。
(このままだと死ぬな)
雷撃に襲われる中冷静に龍帝の実力が更に上がったのを感じて龍の姿となる。黒の鱗に守られた体は威力を増した雷であってもダメージを受けない。
(龍形となって防御力が上がったか。おまけに能力も底上げされるな)
ここからが本番だというのを感じて龍帝の集中力が限界まで上げられる。それに覇龍も気づいて、
「重力10000倍だ」
これにより彼らが戦っていた島は沈んだ。それほどの重力下ではあるが龍帝は、
(多少の動きづらさはあるが問題ない)
名持ちの龍であっても潰れてしまうような重力下ではあるが今の覇龍にはある程度の動きを制限する程度でしかない。そのまま覇龍に向かっていくが、
「それくらいなら対応出来るんだよ」
空間転移により龍帝の後ろに回り爪で切り裂く。しかし雷を纏った覇龍に触れたのは悪手であった。龍形であり防御力が上がった覇龍は雷撃を防いで油断したのだ。雷を纏うどころか雷そのものとなっている龍帝は彼が操る雷よりもより強力で威力も相当な存在となっている。それに触れた覇龍は感電してしまいところどころ焦げてしまう。更に重力も解除されて龍帝は攻撃を続ける。ボコボコに殴り天高く蹴り上げる。そして手刀で抜刀術のような構えを取り、
『豪雷一閃』
雷速の斬撃により覇龍は真っ二つになり雷と共に消滅するのであった。そんな雷を背景に、
「ようやくだ。待たせたな!! 練龍牙!! テメェを殺してオレ様は神共を殲滅する!!!!」
覇龍を殺して龍帝は世界最強の生物としてリュウガを狙う。そんな龍帝の気配を感じて、
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