上 下
9 / 9

最終回 貧乳でも愛されてます♡

しおりを挟む
 最近街を歩いていると、無駄に発育のいい女の子を目にする機会が増えてきた。
 男が言う貧乳はGカップ未満という話を初めて聞いた時は童貞の戯言だと切り捨てていたが、あながち間違いではないのかもしれないと思い直すほど街中には我が物顔で巨乳が闊歩している。
 貧乳はただ街を歩いているだけで肩身の狭い思いをさせられ、巨乳が跋扈する社会を今日も呪う。
 永遠に抜け出すことはできない貧乳地獄の中、私は唯一の居場所である家に帰ってきた。


「おっかえり♡……母さん、どうしたの?」


 暗い表情を浮かべる私に気づいた紡也ぼうやはすぐさま駆け寄ってきてくれる。
 巨乳に圧され、精神的に疲弊した私は思わず己のルサンチマンを実の息子に恥ずかしげもなくぶちまける。


「母さん、貧乳はステータスだよ! 気にしちゃダメ、巨乳なんてただの脂肪の塊なんだからさ」
「貧乳がステータスなのは2次元だけよ。現実世界ではキモオタの戯言でしかないわ」
「母さん大好きオタクの僕、完全論破されちゃった♡ そんなに巨乳になりたいなら僕が母さんを巨乳にしてあげるよwww」
「えぇ、ちょっと⁉︎」


 いきなり紡也ぼうやは私の胸もとへ手を伸ばす。
 服の上から唐突に胸を触られて狼狽する私の反応を楽しみながら紡也ぼうやは優しく撫でまわす。


「く、くすぐったい……はふぅッ、さ、先っぽが疼いてきちゃう~♡」
「じゃあ、もっと先っぽを疼かせてあげる♡」


 不意に紡也ぼうやは手の動きを止め、人差し指の先で中央を軽く押す。


「んぁッ! そこ……くぅッ、はんんッ!」


 服の下、ブラのカップの中で指先に圧迫された乳首が硬く凝る。それは私の乳首が刺激に反応している証拠だった。それを意識した途端、私の身にジンワリと火照りが生じた。


「はふぅッ、身体が熱くなってきちゃった……」
「それは効果が出てきてる証拠だよ♡ 新陳代謝がよくなってきてるんだ」
「ほ、本当に?……あ、あんッ、あんぅ~」


 再び胸を優しく撫でまわされ、私の声はどんどん熱くて高まっていく。ピンと尖る乳首がブラの生地に擦れ、痺れるような刺激と窮屈さを覚える。カップの中の温度も高まり、汗で湿っていく。


「ああぁ……胸……凄く疼いて……もう無理ぃ~ッ!」


 小刻みに身を震わせ、頭をユラユラ揺らしながら私は訴えた。潤んだ瞳で紡也ぼうやを見つめる。すると、今度は私の両腿の間に紡也ぼうやの手が差し込まれた。そして腿のつけ根へと向かってゆっくりと愛撫を始めた。


「んぅッ! ああぁッ、あんんッ! 恥ずかし……はひぃッ!」


 私は悲鳴じみた声をあげて身悶える。けれど紡也ぼうやはより丹念に腿を撫でながら言った。


「息子に触られてドキドキしてるでしょ? 興奮すればするほど女性ホルモンの分泌が活性化するんだよ♡」


 なるほどと思った瞬間、何かゾクゾクとした感情が背筋を駆け上がっていく。


「んぅッ、ああぁ……太腿も何だか感じてきちゃった……ひぅッ!」


 ビクリと身を震わせるたびに、ショーツのクロッチ部がジュンジュンと湿っていく。


「ああ~、ヤバ……ああぁ、はんんぅッ!」
「うん、ホルモンの分泌量が良くなってきてるね。じゃあ、そろそろ本格的にイクよぉ~♡」


 にこやかな笑顔で言いながら、紡也ぼうやが腿のつけ根へと手を滑らせる。そして、おもむろにショーツへ手をかけた。途端に、私は声を上擦らせて驚く。


「ふぇぇ~⁉︎ んッ、あ……ソコは!」


 次の瞬間、コットン生地を摘んだ紡也ぼうやの指が薄布をグイグイ引っ張っていた。
 ヒップを覆っていたショーツがスルンッと脱がされ、押し上げられた右脚から抜かれてしまう。わずかに湿った薄布は申し訳なさそうに左腿の中ほどで小さく丸まり、今や私の下腹部は無防備状態だ。
 露わとなった秘部に紡也ぼうやの視線は釘付けになっていた。すると、おもむろに指先で包皮を剥き始めた。


「ひんんんぅッ! はぅ、ふぁぁぁぁ~ッ! ひぃ、あんんんッ!」


 瞬時に私の声のボルテージがそれまでとは比べ物にならないほど跳ね上がった。


「母さんったら、いい声で鳴くねぇ♡」
「んん! そんなトコ触られたら誰だって……ひんッ!」


 包皮から顔を覗かせる肉粒を紡也ぼうやの指が軽く摘んで擦る。


「あんんぅ! 身体熱くて……なんだか……んぅッ、いい~♡」
「今の艶めかしい母さんを鏡で見せてあげたいなぁ。もう凄く色っぽくて食べちゃいたいくらいだよ♡」


 喘ぐ私に囁きながら、紡也ぼうやは摘んだクリトリスを左右に捻りながら執拗に刺激を加えた。
 赤く充血したクリトリスがジンジンと疼く。
 紡也ぼうやは激しくクリトリスを摘み、引っ張った。それを合図に私の声と肢体が何度も跳ねる。


「もう……出ちゃうッ! 力抜けて……やぁん! ああぁ……出ちゃうッ! ふぁぁぁぁ~ッ!」


 むせるような臭気を放つ液体がチョロチョロと漏れ出した。いったん漏れ出した小水はもはや止めることも叶わず、いつしかジョロジョロと盛大な放水になっている。


「いっぱい出たね。可愛いよ、母さん♡」
「はぁぅッ、んん……」


 徐々に放尿の勢いが失われてくると、緩急をつけた愛撫がクリトリスを弄んだ。私は堪らず身を捩り、ブルブルと腰を震わせる。


「はひッ、ああ~! また出ちゃう……あああ~ッ!!!」


 私が叫ぶと同時に放尿が勢いを取り戻す。そのまま長々と続く私の失禁姿を、紡也ぼうやを喰い入るように見つめていた。
 私は膀胱に溜まる尿が尽きるまでの間、ギュッと瞼を閉じて羞恥に耐え、小刻みに身を震わせ続ける。


「もう充分濡れてるね♡ それじゃあ、いっくよぉ~!」


 準備万端の臨戦態勢にあるイチモツをズボンから引っ張り出し、濡れそぼるワレメに亀頭を挿入する。


「はぁうッ、あぁぁぁぁぁぁ~ッ!!!」


 私は堪らず悲鳴をあげた。紡也ぼうやはなおも少しずつ腰を進め、私の顔を見下ろして声をかける。


「しっかりと奥まで突いてあげるからねぇ~♡」


 紡也ぼうやの腰に力が籠り、挿入の勢いが増す。
 最初の挿入と、その後の抽送による摩擦の衝撃が、私の意識を朦朧とさせていた。
 長いストロークで中を隅々まで擦り、行き止まりの子宮口には亀頭を叩きつける。


「ハアハア……紡也ぼうや……んひぃッ、あああ~♡」


 しだいに感覚が麻痺していく中、我が身を貫く紡也ぼうやに縋る。


「実の息子の子種、受け止めてぇ~♡」
「あ、熱い……ひぃッ、あんんんん!!!」


 限界まで膨らんだ怒張がビクンと跳ね、亀頭の先から熱液が迸る。


「ふぁんッ! ハアハア……んんッ、ああぁ~♡」


 最後の一滴まで残さずに精を受け取った私は射精の余韻を噛み締めた紡也ぼうやを見つめる。


「僕とのセックスを重ねるたびに母さんは綺麗になってくね♡」


 射精したことで落ち着いたのか、紡也ぼうやの口からいつもの賛美の言葉が出た。放心状態から脱した私は羞恥で顔を背ける。
 紡也ぼうやは爽やかな笑顔で私の唇にキスをすると、両胸をギュッと揉む。


「ああぁ~んッ!」


 先刻の行為を思い返した私は恥ずかしがりながらも次なるエッチへの期待にその小さな胸を高鳴らせるのだった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜

茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。 ☆他サイトにも投稿しています

騎士団寮のシングルマザー

古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。 突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。 しかし、目を覚ますとそこは森の中。 異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる! ……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!? ※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。 ※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

伯爵令嬢のユリアは時間停止の魔法で凌辱される。【完結】

ちゃむにい
恋愛
その時ユリアは、ただ教室で座っていただけのはずだった。 「……っ!!?」 気がついた時には制服の着衣は乱れ、股から白い粘液がこぼれ落ち、体の奥に鈍く感じる違和感があった。 ※ムーンライトノベルズにも投稿しています。

【R18】悪役令嬢を犯して罪を償わせ性奴隷にしたが、それは冤罪でヒロインが黒幕なので犯して改心させることにした。

白濁壺
恋愛
悪役令嬢であるベラロルカの数々の悪行の罪を償わせようとロミリオは単身公爵家にむかう。警備の目を潜り抜け、寝室に入ったロミリオはベラロルカを犯すが……。

愛娘(JS5)とのエッチな習慣に俺の我慢は限界

レディX
恋愛
娘の美奈は(JS5)本当に可愛い。そしてファザコンだと思う。 毎朝毎晩のトイレに一緒に入り、 お風呂の後には乾燥肌の娘の体に保湿クリームを塗ってあげる。特にお尻とお股には念入りに。ここ最近はバックからお尻の肉を鷲掴みにしてお尻の穴もオマンコの穴もオシッコ穴も丸見えにして閉じたり開いたり。 そうしてたらお股からクチュクチュ水音がするようになってきた。 お風呂上がりのいい匂いと共にさっきしたばかりのオシッコの匂い、そこに別の濃厚な匂いが漂うようになってきている。 でも俺は娘にイタズラしまくってるくせに最後の一線だけは超えない事を自分に誓っていた。 でも大丈夫かなぁ。頑張れ、俺の理性。

騎士団長の欲望に今日も犯される

シェルビビ
恋愛
 ロレッタは小さい時から前世の記憶がある。元々伯爵令嬢だったが両親が投資話で大失敗し、没落してしまったため今は平民。前世の知識を使ってお金持ちになった結果、一家離散してしまったため前世の知識を使うことをしないと決意した。  就職先は騎士団内の治癒師でいい環境だったが、ルキウスが男に襲われそうになっている時に助けた結果纏わりつかれてうんざりする日々。  ある日、お地蔵様にお願いをした結果ルキウスが全裸に見えてしまった。  しかし、二日目にルキウスが分身して周囲から見えない分身にエッチな事をされる日々が始まった。  無視すればいつかは収まると思っていたが、分身は見えていないと分かると行動が大胆になっていく。  文章を付け足しています。すいません

処理中です...