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番外編③手コキされちゃいました!
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見た目だけじゃなくて、色気のあるなしとかモテ、あとΩとして生活全般ちゃんと出来てるかとか、言い出したらキリがないほど自信がないことばかりで常に不安に駆られていた。
自分だけ魅力がないと劣等感を感じたり、愛される価値なんてないかも知れないと絶望する毎日にウンザリしつつも愛するエレンくんの前では心配かけまいと気丈に振る舞っている。
でも、貴腐寺院さんたちの前ではありのままの素の自分を晒け出せるから少しは気持ちが落ち着いた。
「なんでか分かんないけど、変にエレンくんの前では格好つけちゃうというか、可愛い子ぶっちゃうというか……。今のままでいいのか迷っちゃう時があるんだよねぇ」
貴腐寺院さんは微笑みを浮かべながら僕のしょうもない悩みに耳を傾ける。
「私なんか彼氏もいなければ、モテるわけでもない喪女だから、そんなことで悩んだことないわ。我ながら女を捨ててると思わずにはいられないけどwww」
「そうかな? 最近、髪や肌がすごく綺麗になってきてるし、影でこっそり努力してるんだと思ってたよ。明らかに前より髪型やメイクも女の子らしくなってるしね♡」
僕がそう言うと、貴腐寺院さんは一瞬ビクッと狼狽えた。
「そ、そんなことないわよ! べ、別に女らしくなんて考えてないし……。ただ冬場に刈り上げだと頭が寒いから少し伸ばしてみただけだし、メイクだってファンデーションと色付きリップを薄く塗ってるだけだし、全然大したことないんだからね!」
本人はそう言っているが、たぶん虚勢を張ってるだけだと思った。だって艶やかな髪に可愛らしいヘアアクセをつけてみたり、寒い冬場なのにもかかわらずスカートの下から細い生脚を晒け出しているのだから。前より体重も減らしたみたいで今は身体がモデルのように細くなっている。
「なんだか今日の貴腐寺院さん、すごく可愛い♡ 僕なんかと違って、貴腐寺院さんは成長していってるんだね」
「あら、そうかしら? どれどれ……」
貴腐寺院さんは何か勘違いしたらしく、自身の胸を無造作に揉み始める。
「ちょっと~、全然成長してないじゃない! 期待させないでよ!」
「あ、ごめん……なんか勘違いさせちゃって」
たまに貴腐寺院さんは喪女らしい天然ボケをかますため、予期せぬ反応に困ってしまう時がある。そう言う時は適当に流して話題を変えるのが一番だ。
「僕は変わっていけるかなぁ? このまま、ずっと成長しないままエレンくんに依存し続けて大丈夫なのかなって時々思うんだ。そんな不安からエレンくんの前では必要以上に可愛くならなきゃって変な強迫観念に駆られちゃって……」
もしエレンくんとの関係が壊れてしまったら、きっと僕は自分を保つことができないほど心が崩壊してしまうだろう。それだけは何としてでも避けたいのだ。
「なるほどね。それなら試しに私を男だと思って、いつもエレンくんにしてるみたいに振る舞ってみてよ。そしたら、何か私から奏くんにアドバイスできるかも♡」
「えぇ⁉︎ でも、そんなことしたら貴腐寺院さんに申し訳ないよ……」
僕がそう言うと、貴腐寺院さんは自分のヘアアクセを外して、僕の頭につけてきた。
「気にしないでよ。今だけ私が……いや、ボクが奏くんの彼氏だぞ♡」
貴腐寺院さんは一人称をボクに変えると、胸を張って仁王立ちした。
「分かったよ、貴腐寺院くん。それじゃあ、一緒にお弁当食べようか♡」
弁当を取り出した僕は対面座位の姿勢で貴腐寺院さんの腰に跨った。
僕は弁当の蓋を開けて、それを貴腐寺院さんに差し出した。
「奏くんって、いつも家でエレンくんにこんなことしてるの?」
「うん、エレンくんは僕の口に入れたのを口移しで食べるのが大好きなんだよ♡ こんな感じにね……」
僕は口を開けて弁当のオカズを口へ含むと、すぐ貴腐寺院さんの唇へ重ねた。
「じゅるッ……んぐんぐッ、んふは!」
貴腐寺院さんは誘われるまま口内へ舌を伸ばして、僕が口に含んだオカズを味わう。
「あぁ~ん、美味しい! 奏くんの甘い唾液の味が混ざって、何とも言えない官能的な味わい深さだわ♡ 毎日こんな風に奉仕してもらえるなんてエレンくんは幸せ者ね」
舌先が運び込む咀嚼されたものを口に含みつつ、唾液を交換して舌の根元までも貴腐寺院さんは愛撫する。
「料理も上手で、食べさせ方まで神がかってて、もうホントに至れり尽くせりだわ♡ 私が男だったら、このまま押し倒して奏くんをレイプしちゃうのにwww」
「そうなの? 貴腐寺院さんが女の子で安心したよ」
「あ~ら、女にも性欲はあるんだから油断は禁物よ♡ それに本音を言うと、さっきからムラムラしてしょうがないのwww」
貴腐寺院さんは僕のスカートの中に手を伸ばしてきた。
「Ωの男の子特有の小ちゃいオチンチンはどこかなぁ~? あ~ら、発見!」
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!!!」
クリトリスほどのサイズしかない僕のオチンチンは一瞬で勃起してしまう。
「確かΩの男の子って、そのうち割礼するんだよね。奏くんも、いつかするんでしょ?」
男社会ではΩの男の子は男として扱われないため、「Ωの男の子は二本の足の間に悪い物をつけて生まれた」と言われ、割礼と称して性器を取り去る風習がある。
性行為でΩが快楽を感じる性感を失わせることで、性感帯を失ったΩは自発的に性行為をしなくなり、家長はΩの貞操を管理しやすくなると言われている。
多くの地域で20歳までに割礼を行うことが義務付けられており、Ωはその宿命から逃れることはできない。
「まだ分からないけど……どのみち男として生きることを許されないなら、僕はΩとして生きるよ」
「その覚悟があるなら、これからもエレンくんと上手くやっていけるはずだよ。男としての役割を求められなかった奏くんの可哀想なオチンチンを癒してあ・げ・る♡」
思わず目を閉じてしまうくらい強烈な手コキをされ、僕は一瞬にして絶頂を迎えてしまうのであった。
自分だけ魅力がないと劣等感を感じたり、愛される価値なんてないかも知れないと絶望する毎日にウンザリしつつも愛するエレンくんの前では心配かけまいと気丈に振る舞っている。
でも、貴腐寺院さんたちの前ではありのままの素の自分を晒け出せるから少しは気持ちが落ち着いた。
「なんでか分かんないけど、変にエレンくんの前では格好つけちゃうというか、可愛い子ぶっちゃうというか……。今のままでいいのか迷っちゃう時があるんだよねぇ」
貴腐寺院さんは微笑みを浮かべながら僕のしょうもない悩みに耳を傾ける。
「私なんか彼氏もいなければ、モテるわけでもない喪女だから、そんなことで悩んだことないわ。我ながら女を捨ててると思わずにはいられないけどwww」
「そうかな? 最近、髪や肌がすごく綺麗になってきてるし、影でこっそり努力してるんだと思ってたよ。明らかに前より髪型やメイクも女の子らしくなってるしね♡」
僕がそう言うと、貴腐寺院さんは一瞬ビクッと狼狽えた。
「そ、そんなことないわよ! べ、別に女らしくなんて考えてないし……。ただ冬場に刈り上げだと頭が寒いから少し伸ばしてみただけだし、メイクだってファンデーションと色付きリップを薄く塗ってるだけだし、全然大したことないんだからね!」
本人はそう言っているが、たぶん虚勢を張ってるだけだと思った。だって艶やかな髪に可愛らしいヘアアクセをつけてみたり、寒い冬場なのにもかかわらずスカートの下から細い生脚を晒け出しているのだから。前より体重も減らしたみたいで今は身体がモデルのように細くなっている。
「なんだか今日の貴腐寺院さん、すごく可愛い♡ 僕なんかと違って、貴腐寺院さんは成長していってるんだね」
「あら、そうかしら? どれどれ……」
貴腐寺院さんは何か勘違いしたらしく、自身の胸を無造作に揉み始める。
「ちょっと~、全然成長してないじゃない! 期待させないでよ!」
「あ、ごめん……なんか勘違いさせちゃって」
たまに貴腐寺院さんは喪女らしい天然ボケをかますため、予期せぬ反応に困ってしまう時がある。そう言う時は適当に流して話題を変えるのが一番だ。
「僕は変わっていけるかなぁ? このまま、ずっと成長しないままエレンくんに依存し続けて大丈夫なのかなって時々思うんだ。そんな不安からエレンくんの前では必要以上に可愛くならなきゃって変な強迫観念に駆られちゃって……」
もしエレンくんとの関係が壊れてしまったら、きっと僕は自分を保つことができないほど心が崩壊してしまうだろう。それだけは何としてでも避けたいのだ。
「なるほどね。それなら試しに私を男だと思って、いつもエレンくんにしてるみたいに振る舞ってみてよ。そしたら、何か私から奏くんにアドバイスできるかも♡」
「えぇ⁉︎ でも、そんなことしたら貴腐寺院さんに申し訳ないよ……」
僕がそう言うと、貴腐寺院さんは自分のヘアアクセを外して、僕の頭につけてきた。
「気にしないでよ。今だけ私が……いや、ボクが奏くんの彼氏だぞ♡」
貴腐寺院さんは一人称をボクに変えると、胸を張って仁王立ちした。
「分かったよ、貴腐寺院くん。それじゃあ、一緒にお弁当食べようか♡」
弁当を取り出した僕は対面座位の姿勢で貴腐寺院さんの腰に跨った。
僕は弁当の蓋を開けて、それを貴腐寺院さんに差し出した。
「奏くんって、いつも家でエレンくんにこんなことしてるの?」
「うん、エレンくんは僕の口に入れたのを口移しで食べるのが大好きなんだよ♡ こんな感じにね……」
僕は口を開けて弁当のオカズを口へ含むと、すぐ貴腐寺院さんの唇へ重ねた。
「じゅるッ……んぐんぐッ、んふは!」
貴腐寺院さんは誘われるまま口内へ舌を伸ばして、僕が口に含んだオカズを味わう。
「あぁ~ん、美味しい! 奏くんの甘い唾液の味が混ざって、何とも言えない官能的な味わい深さだわ♡ 毎日こんな風に奉仕してもらえるなんてエレンくんは幸せ者ね」
舌先が運び込む咀嚼されたものを口に含みつつ、唾液を交換して舌の根元までも貴腐寺院さんは愛撫する。
「料理も上手で、食べさせ方まで神がかってて、もうホントに至れり尽くせりだわ♡ 私が男だったら、このまま押し倒して奏くんをレイプしちゃうのにwww」
「そうなの? 貴腐寺院さんが女の子で安心したよ」
「あ~ら、女にも性欲はあるんだから油断は禁物よ♡ それに本音を言うと、さっきからムラムラしてしょうがないのwww」
貴腐寺院さんは僕のスカートの中に手を伸ばしてきた。
「Ωの男の子特有の小ちゃいオチンチンはどこかなぁ~? あ~ら、発見!」
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ッ!!!」
クリトリスほどのサイズしかない僕のオチンチンは一瞬で勃起してしまう。
「確かΩの男の子って、そのうち割礼するんだよね。奏くんも、いつかするんでしょ?」
男社会ではΩの男の子は男として扱われないため、「Ωの男の子は二本の足の間に悪い物をつけて生まれた」と言われ、割礼と称して性器を取り去る風習がある。
性行為でΩが快楽を感じる性感を失わせることで、性感帯を失ったΩは自発的に性行為をしなくなり、家長はΩの貞操を管理しやすくなると言われている。
多くの地域で20歳までに割礼を行うことが義務付けられており、Ωはその宿命から逃れることはできない。
「まだ分からないけど……どのみち男として生きることを許されないなら、僕はΩとして生きるよ」
「その覚悟があるなら、これからもエレンくんと上手くやっていけるはずだよ。男としての役割を求められなかった奏くんの可哀想なオチンチンを癒してあ・げ・る♡」
思わず目を閉じてしまうくらい強烈な手コキをされ、僕は一瞬にして絶頂を迎えてしまうのであった。
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