8 / 51
一章
8.オメガ
しおりを挟む
ローレンのお陰で俺は無事、ランタン作りを終えることができた。その後、作業にゆとりが出来たので、空いた時間にローレンに沢山言葉を教えてもらい、子供向けの本くらいは読めるようになった。嬉しい…!もう少し読めるようになれば、計算なども勉強して今よりもう少しいい職に就けるだろうか?そうすれば、もっと借金を早く返せるかも知れない…。俺は期待に胸膨らませた。
ローレンにそのことを話すと、ローレンからは意外な言葉が返ってきた。
「俺はノアは計算じゃなくて、絵を描いた方がいいと思う。すごく上手いし…俺はノアの絵が好きだ。」
好き、という言葉に、ドキン、と胸が鳴る。『絵が』と、いうことだ、あくまでも。それでも、嬉しい…!
「ありがとう。嬉しい 」
「いや…。お世辞じゃなくて、本当にそう思ってるんだ。確か、画家のギルドもあった筈だ。今度行ってみないか?どうしたら入れるのか、入らなくても仕事があるのか、ないのか…。」
ローレンが正直で、お世辞を言わないことは知っている。だから余計に嬉しくて、俺はすぐに頷く。夢も希望も、何も持ち合わせていないと思っていたのに…。ローレンのお陰だ。今度時間ができたら、必ず行こう。俺たちはそう約束して、指切りをした。
懲罰房を出て既に二週間が経とうとしている。今日は週末。礼拝に沢山、信者が訪れる日だ。いつも、心待ちにしていたローレンは今日、俺の隣に立っている。信じられないような気持ちで、俺は礼拝中もちらちらとローレンを盗み見た。礼拝中、ローレンは目を瞑って、じっとしている。その敬虔な姿に…やはり家に帰りたいんだろうか?と不安な気持ちが胸をよぎる。不安…?俺はローレンが家に帰ってしまうことを、不安に思っている。俺はエリーと違って連れて帰っては貰えない。だから…。
ローレンが家に帰れることは本来喜ばしいことだ。その日が来たら『よかったね』と言わなければならない。今は想像しただけで、泣き出しそうなのに…。
不安な気持ちのまま、礼拝が終わった。礼拝が終わって、いつものように募金箱を持っていると、俺の前に一番初めに立ったのは商人のクレマンではなく…俺に絵本をくれた、四十過ぎの男だ。
男は無言で、いつもと同じように銅貨を入れる。
「あの、先日は絵本をいただいて、ありがとうございました。教えていただいた方法で、少し文字が読めるようになって…!」
俺がお礼を口にすると、男はローレンをちら、と見た。俺に絵本を特別に渡した…と言う事を知られたくなかったのだろうか?男は俺にずい、と近寄ると耳元で囁いた。
「あれ、王都では有名な、本当にあった話なんだ。アルファの王子とオメガ…二人は結ばれて子どもまで出来たのだが、現実は政敵に阻まれてオメガと子どもは行方知れずになった…。」
男ははそこまで言うと、俺を見つめた。表情の読めない顔…。
「今度はもう少し、単語の多い本にしよう。また来る。」
男はそれだけ言うと、帰って行く。
随分と、意味深だ。俺を見つめて…オメガと王子の子が行方不明だと言った。オメガの、行方不明の子…。それって…?
おれもオメガの子どもらしい。
…その子、俺だったりしない?いや、まさか…。だってその話は『王都』で…。だけどもし俺が王子の子だとしたら身分も高くなって、ベータでもローレンと結ばれる事が出来るだろうか…?
俺はそう考えてまた、ローレンをチラリと見た。するとローレンも俺を見ていて目が合う。
「あの絵本、今の男に貰ったの…?また持ってくるって言っていたけど…。教会を通さない寄付は違反じゃないのか?」
ローレンは少し厳しい口調で俺を責めた。
「そうだね。高価な物でなければ…というのが慣例になっていて…でも司祭に報告すべきだった 」
「…本なら、俺が持ってくるから…。受け取らないでほしい。あの男…、他の男からも 」
ローレンは眉を寄せて不機嫌そうに俺に言う。他の男からは受け取るな?でも寄付だし…、と言いかけてやめた。なんとなく、それは言わない方が良い気がして、俺は頷く。するとローレンはにこりと微笑んだ。
その後、礼拝を終えて帰る人の列はほぼ、出口を通過した。今日はクレマンが来なかったから…募金箱の中身が心配だ。少ないと、叱られる!俺が項垂れると、目の前に影が射した。顔を上げると、立っていたのはローレンの父親、ジェイドだった。
ジェイドは、無言で募金箱に銀貨を一枚入れる。
「息子が世話になった 」
「え…?」
なった…、と言うことは、つまり…ローレンはもう家に帰るという事だろうか?
「ローレン、帰るぞ。エヴラール辺境伯様からもお許しを得た 」
「…嫌です 」
「ローレン… 」
二人のやり取りを、俺は隣ではらはらしながら見守った。ローレンが帰ってしまうのは寂しい。でも、帰った方がローレンのためになることは俺にでも分かる…。
少しの沈黙の後、辺りがザワザワと騒がしくなった。礼拝は終了したのだが、静止も聞かず出口から人が入ってきたようだ。…誰…?
「マリク様…。」
やって来たのはマリクだった。ジェイドは揉め事を恐れたのか、ローレンの前に庇うように立つ。
「俺はまだ許していないぞ!なのに、卑怯なやつ!父親を使って、許しを乞うなど!」
「マリク様、落ち着いてください。ローレンの事ですが…少し行き過ぎたところがございました。私からも謝罪します。申し訳ありません。修道院でも反省して… 」
父親が頭を下げたのを見て、ローレンは衝撃を受けたようだ。慌てて、ジェイドとマリクの間に飛び込んだ。
「マリク様!先日の…、猫に乱暴し、ノアを地面に投げ踏みつけたこと… あれは明らかに貴方に非がある!オランレリアの国境を統べるエヴラール辺境伯家のものがする事ではありません!私の知る限り、辺境伯はそんな方ではない。自分に非がある事で、相手に頭を下げさせるなんて!」
ローレンに正論で責められたマリクは、拳を握り締めブルブルと震え出した。
「お前に何がわかる!俺がどれだけ、努力していたか…!」
マリクはそう言って、ローレンの胸を拳で叩いた。ローレンはびくともしなかったが、その言葉に、ローレンも俺も息を呑んだ。マリクはエヴラール辺境伯家の嫡男として、厳しい教育に真面目に取り組んでいたと聞く。今、オメガと言うだけでそれが全て覆り否定され、苦しんでいるんだ…。何と声をかけるべきなのか…全員、なす術もなく、沈黙する。
全員が沈黙して少し時間が経つと、マリクは動きを止めた。
そしてそれは何の前触れもなく、突然起こった。
みるみるうちに、マリクの頬が赤く染まり、小刻みに震え出す。呼吸が荒い…。立っているのも辛くなったのか、ついにマリクはローレンの胸に倒れ込んだ。
「マリク様?!」
「おかしい、胸が苦しい、身体も熱くて…!こわい!ローレン…。助けて…!」
ジェイドは「まさか…」と動揺を隠せない表情で呟くと、ローレンに向かって素早く命令した。
「ローレン、マリク様をすぐに馬車までお連れしろ!」
「分かりました…。歩けますか?」
マリクは荒い呼吸を繰り返すだけで何も答えない。その様子を見たローレンは、黙ってマリクを抱き上げた。すると…俺はマリクのトラウザーズにシミがある事に気がついた。…あれは…?
「発情期だ…… 」
騒ぎを見ていた、神父たちはひそひそと話を始めた。
「ローレン様はアルファだ。誘発されたに違いない 」
「では、二人はあのまま…?」
「だろうな。アルファはオメガの発情期のフェロモンに抗う事は出来ないから 」
「しかしまだ、成人していないが… 」
「そんなもの、関係ないんだよ。アルファとオメガは!そういう運命なんだ!」
厳粛な主聖堂に下世話な、笑い声が響く。
ローレンはあっという間にマリクを抱いて教会を後にした。
ほら、やっぱり…。ローレンが連れて行ったのはオメガだった。美貌の、オメガ…。
女でもないオメガでもない平凡な上に借金持ちの俺を『つれていって』…なんて、無理だったんだ。…知っていた。知っていたよ。でも。
その夜、エドガー家の執事がローレンの荷物を引き取りにやって来た。最近は本を読んだまま、ローレンと一緒に眠ることがほとんどだったから俺は久しぶりに、冷たい寝台で一人で眠った。
ローレンにそのことを話すと、ローレンからは意外な言葉が返ってきた。
「俺はノアは計算じゃなくて、絵を描いた方がいいと思う。すごく上手いし…俺はノアの絵が好きだ。」
好き、という言葉に、ドキン、と胸が鳴る。『絵が』と、いうことだ、あくまでも。それでも、嬉しい…!
「ありがとう。嬉しい 」
「いや…。お世辞じゃなくて、本当にそう思ってるんだ。確か、画家のギルドもあった筈だ。今度行ってみないか?どうしたら入れるのか、入らなくても仕事があるのか、ないのか…。」
ローレンが正直で、お世辞を言わないことは知っている。だから余計に嬉しくて、俺はすぐに頷く。夢も希望も、何も持ち合わせていないと思っていたのに…。ローレンのお陰だ。今度時間ができたら、必ず行こう。俺たちはそう約束して、指切りをした。
懲罰房を出て既に二週間が経とうとしている。今日は週末。礼拝に沢山、信者が訪れる日だ。いつも、心待ちにしていたローレンは今日、俺の隣に立っている。信じられないような気持ちで、俺は礼拝中もちらちらとローレンを盗み見た。礼拝中、ローレンは目を瞑って、じっとしている。その敬虔な姿に…やはり家に帰りたいんだろうか?と不安な気持ちが胸をよぎる。不安…?俺はローレンが家に帰ってしまうことを、不安に思っている。俺はエリーと違って連れて帰っては貰えない。だから…。
ローレンが家に帰れることは本来喜ばしいことだ。その日が来たら『よかったね』と言わなければならない。今は想像しただけで、泣き出しそうなのに…。
不安な気持ちのまま、礼拝が終わった。礼拝が終わって、いつものように募金箱を持っていると、俺の前に一番初めに立ったのは商人のクレマンではなく…俺に絵本をくれた、四十過ぎの男だ。
男は無言で、いつもと同じように銅貨を入れる。
「あの、先日は絵本をいただいて、ありがとうございました。教えていただいた方法で、少し文字が読めるようになって…!」
俺がお礼を口にすると、男はローレンをちら、と見た。俺に絵本を特別に渡した…と言う事を知られたくなかったのだろうか?男は俺にずい、と近寄ると耳元で囁いた。
「あれ、王都では有名な、本当にあった話なんだ。アルファの王子とオメガ…二人は結ばれて子どもまで出来たのだが、現実は政敵に阻まれてオメガと子どもは行方知れずになった…。」
男ははそこまで言うと、俺を見つめた。表情の読めない顔…。
「今度はもう少し、単語の多い本にしよう。また来る。」
男はそれだけ言うと、帰って行く。
随分と、意味深だ。俺を見つめて…オメガと王子の子が行方不明だと言った。オメガの、行方不明の子…。それって…?
おれもオメガの子どもらしい。
…その子、俺だったりしない?いや、まさか…。だってその話は『王都』で…。だけどもし俺が王子の子だとしたら身分も高くなって、ベータでもローレンと結ばれる事が出来るだろうか…?
俺はそう考えてまた、ローレンをチラリと見た。するとローレンも俺を見ていて目が合う。
「あの絵本、今の男に貰ったの…?また持ってくるって言っていたけど…。教会を通さない寄付は違反じゃないのか?」
ローレンは少し厳しい口調で俺を責めた。
「そうだね。高価な物でなければ…というのが慣例になっていて…でも司祭に報告すべきだった 」
「…本なら、俺が持ってくるから…。受け取らないでほしい。あの男…、他の男からも 」
ローレンは眉を寄せて不機嫌そうに俺に言う。他の男からは受け取るな?でも寄付だし…、と言いかけてやめた。なんとなく、それは言わない方が良い気がして、俺は頷く。するとローレンはにこりと微笑んだ。
その後、礼拝を終えて帰る人の列はほぼ、出口を通過した。今日はクレマンが来なかったから…募金箱の中身が心配だ。少ないと、叱られる!俺が項垂れると、目の前に影が射した。顔を上げると、立っていたのはローレンの父親、ジェイドだった。
ジェイドは、無言で募金箱に銀貨を一枚入れる。
「息子が世話になった 」
「え…?」
なった…、と言うことは、つまり…ローレンはもう家に帰るという事だろうか?
「ローレン、帰るぞ。エヴラール辺境伯様からもお許しを得た 」
「…嫌です 」
「ローレン… 」
二人のやり取りを、俺は隣ではらはらしながら見守った。ローレンが帰ってしまうのは寂しい。でも、帰った方がローレンのためになることは俺にでも分かる…。
少しの沈黙の後、辺りがザワザワと騒がしくなった。礼拝は終了したのだが、静止も聞かず出口から人が入ってきたようだ。…誰…?
「マリク様…。」
やって来たのはマリクだった。ジェイドは揉め事を恐れたのか、ローレンの前に庇うように立つ。
「俺はまだ許していないぞ!なのに、卑怯なやつ!父親を使って、許しを乞うなど!」
「マリク様、落ち着いてください。ローレンの事ですが…少し行き過ぎたところがございました。私からも謝罪します。申し訳ありません。修道院でも反省して… 」
父親が頭を下げたのを見て、ローレンは衝撃を受けたようだ。慌てて、ジェイドとマリクの間に飛び込んだ。
「マリク様!先日の…、猫に乱暴し、ノアを地面に投げ踏みつけたこと… あれは明らかに貴方に非がある!オランレリアの国境を統べるエヴラール辺境伯家のものがする事ではありません!私の知る限り、辺境伯はそんな方ではない。自分に非がある事で、相手に頭を下げさせるなんて!」
ローレンに正論で責められたマリクは、拳を握り締めブルブルと震え出した。
「お前に何がわかる!俺がどれだけ、努力していたか…!」
マリクはそう言って、ローレンの胸を拳で叩いた。ローレンはびくともしなかったが、その言葉に、ローレンも俺も息を呑んだ。マリクはエヴラール辺境伯家の嫡男として、厳しい教育に真面目に取り組んでいたと聞く。今、オメガと言うだけでそれが全て覆り否定され、苦しんでいるんだ…。何と声をかけるべきなのか…全員、なす術もなく、沈黙する。
全員が沈黙して少し時間が経つと、マリクは動きを止めた。
そしてそれは何の前触れもなく、突然起こった。
みるみるうちに、マリクの頬が赤く染まり、小刻みに震え出す。呼吸が荒い…。立っているのも辛くなったのか、ついにマリクはローレンの胸に倒れ込んだ。
「マリク様?!」
「おかしい、胸が苦しい、身体も熱くて…!こわい!ローレン…。助けて…!」
ジェイドは「まさか…」と動揺を隠せない表情で呟くと、ローレンに向かって素早く命令した。
「ローレン、マリク様をすぐに馬車までお連れしろ!」
「分かりました…。歩けますか?」
マリクは荒い呼吸を繰り返すだけで何も答えない。その様子を見たローレンは、黙ってマリクを抱き上げた。すると…俺はマリクのトラウザーズにシミがある事に気がついた。…あれは…?
「発情期だ…… 」
騒ぎを見ていた、神父たちはひそひそと話を始めた。
「ローレン様はアルファだ。誘発されたに違いない 」
「では、二人はあのまま…?」
「だろうな。アルファはオメガの発情期のフェロモンに抗う事は出来ないから 」
「しかしまだ、成人していないが… 」
「そんなもの、関係ないんだよ。アルファとオメガは!そういう運命なんだ!」
厳粛な主聖堂に下世話な、笑い声が響く。
ローレンはあっという間にマリクを抱いて教会を後にした。
ほら、やっぱり…。ローレンが連れて行ったのはオメガだった。美貌の、オメガ…。
女でもないオメガでもない平凡な上に借金持ちの俺を『つれていって』…なんて、無理だったんだ。…知っていた。知っていたよ。でも。
その夜、エドガー家の執事がローレンの荷物を引き取りにやって来た。最近は本を読んだまま、ローレンと一緒に眠ることがほとんどだったから俺は久しぶりに、冷たい寝台で一人で眠った。
341
お気に入りに追加
816
あなたにおすすめの小説
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【完結】守護霊さん、それは余計なお世話です。
N2O
BL
番のことが好きすぎる第二王子(熊の獣人/実は割と可愛い)
×
期間限定で心の声が聞こえるようになった黒髪青年(人間/番/実は割と逞しい)
Special thanks
illustration by 白鯨堂こち
※ご都合主義です。
※素人作品です。温かな目で見ていただけると助かります。
Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜
天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。
彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。
しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。
幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。
運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。
なり代わり貴妃は皇弟の溺愛から逃げられません
めがねあざらし
BL
貴妃・蘇璃月が後宮から忽然と姿を消した。
家門の名誉を守るため、璃月の双子の弟・煌星は、彼女の身代わりとして後宮へ送り込まれる。
しかし、偽りの貴妃として過ごすにはあまりにも危険が多すぎた。
調香師としての鋭い嗅覚を武器に、後宮に渦巻く陰謀を暴き、皇帝・景耀を狙う者を探り出せ――。
だが、皇帝の影に潜む男・景翊の真意は未だ知れず。
煌星は龍の寝所で生き延びることができるのか、それとも――!?
///////////////////////////////
※以前に掲載していた「成り代わり貴妃は龍を守る香」を加筆修正したものです。
///////////////////////////////
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる