18 / 58
第一章
第18話 挑発
しおりを挟む
異邦人であれば冒険者ランクがCからスタートできると喜んだのもつかの間。
キューレは結局特例の審査を受けなければいけないことがわかって少しがっかりだ。
まぁキューレのランクが低くても、オレが依頼を受ければいい話だからそこまで困る事はないのかもしれないが、せっかくだからキューレもあげておきたい。
「それでキューレの特例を認めて貰うためにはどうすればいいんだ?」
「そうだな。まず、過去の実績を証明できるものがあれば有利に働くがなにかないか? なければ純粋な今の強さを確かめて、それだけで判断させて貰う」
あいにくキューレにそのような実績はない。
こんなことならミンティスを助け出す時にキューレを使えば良かったか。
そうすれば実績として話す事もできたのに。
と言ったところで、いまさらどうしようもないな。
そもそもキューレを召喚するところを見せていれば、今ごろ別の問題になっていたかもしれない。
「いろいろあるが言いたくない。今の実力を確かめて判断してくれ」
ゲーム時代の話なら山ほどあるが、そんな話は言えるわけもない。
まぁガンズの今の言い方なら、別になくとも問題ないだろう。
そのような有利に働くなにかがなくても強さを証明できればいいだけの話なのだから。
「そうか。俺としては異邦人が連れている嬢ちゃんの逸話をちょっと聞いてみたかったが、言いたくないなら仕方ねぇな」
「そうか。だけど話をする気はないし、そもそもキューレの強さを見せれば何も問題ないと思っているからな」
「ほう……なかなかの自信、いや、信頼だな」
「当然だ」
キューレとは、それこそ数えきれないほどの戦場を共に駆け抜けてきたのだ。
信頼していないわけがない。
「そうかそうか! それは楽しみだ!」
ガンズはそう言うと、突然巨大なバトルアックスを取り出した。
禿頭で強面の巨漢であるガンズの得物が巨大なバトルアックスとか、似合いすぎだろ……。
しかし、今のバトルアックスはどこから取り出したのだ?
あとで聞いてみるか。
「さぁオレが直接確かめてやろう」
正直、予想していた展開で驚きはないのだが、このままただの美少女にしか見えない華奢なキューレが、サクッとガンズを倒してしまってもいいものだろうか?
ガンズは近衛騎士のセイグッドよりも強く感じるが、それでもキューレの相手ができるレベルには全然達していないように思える。
キューレにとっては、さっき絡んできた冒険者のゴメスもギルドマスターのガンズもきっと大差ない相手に見えているんじゃないだろうか……。
このまま戦わせていいのだろうかと迷っていたその時、ちょっとしたことを思いついた。
「なぁ、ガンズさん。ちょっと聞きたいのだが、あんたならこの召喚したアダマンタイトナイトと戦って勝てるか?」
「あん? どういう意味だ? リビングアーマーは強敵だとは思うが、一対一なら負けねぇぞ?」
よし! 食いついてきた!
そして、こっそりこちらからは攻撃はしないように、アダマンタイトナイトに指示を出し、さらに煽っていく。
「そうか? じゃぁ、ちょっとサクッとこいつを倒してみてくれないか?」
「あん? 異邦人でもあまりギルマスをなめるなよ?」
「舐めているわけではない。キューレの相手をしようというのだろ? それならこいつを瞬殺できるぐらいの強さでないと相手にならないからな」
こうして煽っておけば、見るからに強そうなアダマンタイトナイトよりも、キューレが強いことをアピールできる。
あとは、ガンズとの戦いの後にキューレにもアダマンタイトナイトと戦わせてもいいかもしれない。
そうすれば、見た目普通の美少女に見えるキューレにガンズが負けたとしても、ギルドマスターとしてのメンツもある程度は保たれるだろう。
「ほう。お行儀のいい異邦人さまだと思ったが、レベルが高いのは伊達じゃねぇみたいだな。面白い! その挑発に乗っかってやろう!」
「そうこなくてはな。こちらはもう指示を出した。先攻は譲るから遠慮くなやってくれ」
アダマンタイトナイトは既に騎士剣を抜き、巨大な盾を握りしめて構えている。
「おう! いくぞ!!」
その瞬間、ガンズからかなりの圧が解放された。
やはりなかなかの強さのようだ。
ガンズは「ダンッ!!」と地面を踏み込みと、その巨漢からは想像のつかない速度で突っ込んできた。
「おらぁ!! アースバスター!!」
お? いきなり戦技か!!
思っている以上にやるじゃないか!
だけど……そんな低ランクの戦技ではアダマンタイトナイトの防御は破れないぞ?
「なっ!? 馬鹿な⁉ 正面から受け止めただと⁉ くっ!? しかも片手で⁉」
リビングアーマーが相手だったら、本当に瞬殺していたかもしれない。
それほどの攻撃だったが……相手が悪かったな。
「あ~ガンズさん、言い忘れてました。そいつ、普通のリビングアーマーより強化されていますので、もっと本気を出して貰っても大丈夫ですよ。まだ……実力を抑えてますよね?」
相手が悪いのはその通りだが、ガンズもガンズでまだ完全に本気ではないように見えた。
「がははは! レスカだったか! お前本当に面白れぇな! 異邦人ってのは召喚魔法だけかと思ってたんだがな!」
そう言って笑いながらガンズは圧をさらにあげた。
これは身体能力強化系の戦技だろうか。
さっきよりさらに二段階ぐらい強さが上がった気がする。
「おらぁ!! アースバスター!! アースブレイク!!」
おぉ~!? 今度は低ランクの戦技の後に、続けざまに中ランクの戦技を放ったぞ!
アダマンタイトナイトの防御を突破することは出来ないまでも、なかなかいい勝負になっている!
「これはなかなか凄いな……ん?」
ガンズの予想以上の奮戦にちょっと興奮していると、いつの間にかまわりに凄い数の冒険者が集まっている事に気付いた。
どうやらみんな、ガンズとアダマンタイトナイトとの激しい戦いに、息をするのも忘れて魅入っているようだ。
ここまで熱い戦いを繰り広げている所を見せつけられたのだから、もうガンズが最終的に負けたとしても、それを笑うようなやつはいないだろう。
キューレは結局特例の審査を受けなければいけないことがわかって少しがっかりだ。
まぁキューレのランクが低くても、オレが依頼を受ければいい話だからそこまで困る事はないのかもしれないが、せっかくだからキューレもあげておきたい。
「それでキューレの特例を認めて貰うためにはどうすればいいんだ?」
「そうだな。まず、過去の実績を証明できるものがあれば有利に働くがなにかないか? なければ純粋な今の強さを確かめて、それだけで判断させて貰う」
あいにくキューレにそのような実績はない。
こんなことならミンティスを助け出す時にキューレを使えば良かったか。
そうすれば実績として話す事もできたのに。
と言ったところで、いまさらどうしようもないな。
そもそもキューレを召喚するところを見せていれば、今ごろ別の問題になっていたかもしれない。
「いろいろあるが言いたくない。今の実力を確かめて判断してくれ」
ゲーム時代の話なら山ほどあるが、そんな話は言えるわけもない。
まぁガンズの今の言い方なら、別になくとも問題ないだろう。
そのような有利に働くなにかがなくても強さを証明できればいいだけの話なのだから。
「そうか。俺としては異邦人が連れている嬢ちゃんの逸話をちょっと聞いてみたかったが、言いたくないなら仕方ねぇな」
「そうか。だけど話をする気はないし、そもそもキューレの強さを見せれば何も問題ないと思っているからな」
「ほう……なかなかの自信、いや、信頼だな」
「当然だ」
キューレとは、それこそ数えきれないほどの戦場を共に駆け抜けてきたのだ。
信頼していないわけがない。
「そうかそうか! それは楽しみだ!」
ガンズはそう言うと、突然巨大なバトルアックスを取り出した。
禿頭で強面の巨漢であるガンズの得物が巨大なバトルアックスとか、似合いすぎだろ……。
しかし、今のバトルアックスはどこから取り出したのだ?
あとで聞いてみるか。
「さぁオレが直接確かめてやろう」
正直、予想していた展開で驚きはないのだが、このままただの美少女にしか見えない華奢なキューレが、サクッとガンズを倒してしまってもいいものだろうか?
ガンズは近衛騎士のセイグッドよりも強く感じるが、それでもキューレの相手ができるレベルには全然達していないように思える。
キューレにとっては、さっき絡んできた冒険者のゴメスもギルドマスターのガンズもきっと大差ない相手に見えているんじゃないだろうか……。
このまま戦わせていいのだろうかと迷っていたその時、ちょっとしたことを思いついた。
「なぁ、ガンズさん。ちょっと聞きたいのだが、あんたならこの召喚したアダマンタイトナイトと戦って勝てるか?」
「あん? どういう意味だ? リビングアーマーは強敵だとは思うが、一対一なら負けねぇぞ?」
よし! 食いついてきた!
そして、こっそりこちらからは攻撃はしないように、アダマンタイトナイトに指示を出し、さらに煽っていく。
「そうか? じゃぁ、ちょっとサクッとこいつを倒してみてくれないか?」
「あん? 異邦人でもあまりギルマスをなめるなよ?」
「舐めているわけではない。キューレの相手をしようというのだろ? それならこいつを瞬殺できるぐらいの強さでないと相手にならないからな」
こうして煽っておけば、見るからに強そうなアダマンタイトナイトよりも、キューレが強いことをアピールできる。
あとは、ガンズとの戦いの後にキューレにもアダマンタイトナイトと戦わせてもいいかもしれない。
そうすれば、見た目普通の美少女に見えるキューレにガンズが負けたとしても、ギルドマスターとしてのメンツもある程度は保たれるだろう。
「ほう。お行儀のいい異邦人さまだと思ったが、レベルが高いのは伊達じゃねぇみたいだな。面白い! その挑発に乗っかってやろう!」
「そうこなくてはな。こちらはもう指示を出した。先攻は譲るから遠慮くなやってくれ」
アダマンタイトナイトは既に騎士剣を抜き、巨大な盾を握りしめて構えている。
「おう! いくぞ!!」
その瞬間、ガンズからかなりの圧が解放された。
やはりなかなかの強さのようだ。
ガンズは「ダンッ!!」と地面を踏み込みと、その巨漢からは想像のつかない速度で突っ込んできた。
「おらぁ!! アースバスター!!」
お? いきなり戦技か!!
思っている以上にやるじゃないか!
だけど……そんな低ランクの戦技ではアダマンタイトナイトの防御は破れないぞ?
「なっ!? 馬鹿な⁉ 正面から受け止めただと⁉ くっ!? しかも片手で⁉」
リビングアーマーが相手だったら、本当に瞬殺していたかもしれない。
それほどの攻撃だったが……相手が悪かったな。
「あ~ガンズさん、言い忘れてました。そいつ、普通のリビングアーマーより強化されていますので、もっと本気を出して貰っても大丈夫ですよ。まだ……実力を抑えてますよね?」
相手が悪いのはその通りだが、ガンズもガンズでまだ完全に本気ではないように見えた。
「がははは! レスカだったか! お前本当に面白れぇな! 異邦人ってのは召喚魔法だけかと思ってたんだがな!」
そう言って笑いながらガンズは圧をさらにあげた。
これは身体能力強化系の戦技だろうか。
さっきよりさらに二段階ぐらい強さが上がった気がする。
「おらぁ!! アースバスター!! アースブレイク!!」
おぉ~!? 今度は低ランクの戦技の後に、続けざまに中ランクの戦技を放ったぞ!
アダマンタイトナイトの防御を突破することは出来ないまでも、なかなかいい勝負になっている!
「これはなかなか凄いな……ん?」
ガンズの予想以上の奮戦にちょっと興奮していると、いつの間にかまわりに凄い数の冒険者が集まっている事に気付いた。
どうやらみんな、ガンズとアダマンタイトナイトとの激しい戦いに、息をするのも忘れて魅入っているようだ。
ここまで熱い戦いを繰り広げている所を見せつけられたのだから、もうガンズが最終的に負けたとしても、それを笑うようなやつはいないだろう。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる