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【第33話:鉄人サギット】
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「ダイン……ちょっとお前……、俺と真剣に戦え」
そう言って、サギットさんは身に纏う雰囲気を一変させると、僕に鋭い視線を向けてきました。
「え? 戦えってどういう……?」
真剣に戦えとは、どういう事でしょう?
僕の訓練を買って出てくれるつもりなのでしょうか?
戦う理由がわからず、どういうことなのかを尋ねようと思ったのですが、
「今はまだ何も聞くな。俺は嘘が苦手なんでな。だから悪いんだが……ダイン、このまま何も聞かずに俺と戦え」
そして、ただ一言「鉄人」と呟くサギットさん。
ギフト『鉄人』によって、自らの身体を鉄と化したサギットさんは、背を軽く丸め、両手の拳を顎につけるように構えを取ります。
どうやら本気で言っているようですね。
身体強化などの基礎的な魔法は既にかけ終わっているのでしょう。
その身体に纏った魔力からそう判断すると、
「わかりました。もう準備万端で待っていたのですね」
僕も使用する異能「身体強化、気功法衣」の名を口にして、戦闘準備が終わった事を伝えます。
「やはりあの身のこなしは魔法の身体強化じゃねぇんだな。それに守りも……あのゴーレムは使わねぇのか?」
一瞬、ゴーレムと言われたので何のことかわかりませんでしたが、20式鬼蜘蛛機甲の事ですね。
「あぁ、鬼蜘蛛ですか。たぶん……大丈夫です」
僕がそうこたえると、サギットさんは少し自嘲気味に
「大丈夫ときたか。俺もなめられたもんだな!」
そう言い終えるや否や、こちらに突っ込んできました。
どうやら問答無用で戦闘開始のようです。
そのままの勢いで左手で牽制のジャブを数発撃ち、そこから躊躇の無い鮮やかな右ストレート、左アッパー。
そこからコンパクトな打ちおろしの右ひじへと繋げてきます。
僕はその攻撃を、身体を左右に振り、身を逸らし、最後は左に半歩踏み込み半身になって躱すと、かる~くサギットさんのお腹を殴ってみます。
殴ってみたのですが、やはりまったく効いた様子はありませんね。
本当に鉄を殴っているみたいでした。
それから、これは僕の予想ですが……この凄い洗練された攻撃は、僕の意識を上半身に向けるためのものでしょう。
「はぁぁっ!! 行くぞ! ダイン!! ……死ぬなよ」
サギットさんは、右ひじの打ちおろしをそのまま流して身体を回転させると、裂帛の気合いと共に左後ろ回し蹴りを放ってきました。
岩でも破壊できそうな本気の蹴りです。
なにせ鉄と化した身体から放たれる全力の蹴りですからね。
まぁでも……模擬戦での鬼蜘蛛の攻撃ほどではありません。
このままバックステップで躱しても良いのですが、踏み込みの深さからしてここから怒涛の連続攻撃に繋げるつもりなんでしょう。それは遠慮しておきす。
「これぐらいでは死にませんよ?」
僕はそう言って逆に一歩踏み込みます。
自身の身体の小ささを……ち、小ささを活かして、サギットさんの懐に入り込み……、
「な!? なんだとぉ!?」
驚愕するサギットさんを弾き飛ばします。
まさか鉄人となった自分の攻撃が効かないどころか、逆に弾き飛ばされるとは思いもしなかったのでしょう。
これは、僕の異能『孤高の碇』の効果です。
この異能は、概念上の4本鉤の碇をこの世界に下ろすことで、僕の存在そのものをその地点に完全固定する能力です。
異能を使っている間は僕自身まったく身動きが出来なくなるという欠点がありますが、斬撃や打撃、衝撃に対しての絶対防御を可能とするので、中々使い勝手が良い能力ですね。
最近やっている鬼蜘蛛との訓練でも大活躍しています。
気功法衣でも攻撃そのものは防げるのですが、僕の体重では攻撃を受けるたびに吹っ飛んでしまいますから……。
しかし、サギットさんもやはりシグルス第18席なだけはありますね。
驚きの表情を浮かべていたのは一瞬で、受け身をとってそのまま立ち上がると、一瞬でまた間合いを詰めてきます。
「やっぱりダインは凄いな! だが……まだだ! お前、まだ全然本気見せてねぇだろ!」
更に一段階速度をあげて、次々と攻撃を繰り出すサギットさん。
ただ、それでも鬼蜘蛛の方が数段早いです。
僕は全ての攻撃を丁寧に受け流し、反撃に移ろうかと思ったのですが……。
「あれ? サギットさん……」
僕は感じた疑問の答えを知るため、攻撃を躱し、受け止めながら、『解析の片眼鏡』を発動する事にしました。
本当はサギットさんに見られるのは凄く恥ずかしくて嫌なんだけど……。
「なんだ……? その眼に浮かぶ魔法陣は……?」
驚きながらも、攻撃の手を緩めず次々と繰り出してきますが、僕は構わず解析を進めていきます。
そして、頭に流れ込んできたサギットさんの解析結果に疑問の答えを見つけました。
「あぁ……な~んだ。やっぱり、サギットさんもなんですね」
僕のその言葉の意味に気付いたのか、今度こそ本当に驚愕の表情を浮かべるサギットさん。
「少し痛いですよ? 意識をしっかり持ってくださいね」
忠告に警戒を強めて身構えますが、ちょっと遅いです。
「『破壊の共鳴』! ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!」
僕の叫びにサギットさんの身体が大きくブレました。
対象にしたもの、この場合はサギットさん自身を共鳴させて破壊する異能です。
「がはぁ!?」
そしてその一撃で崩れ落ちるサギットさん。
かなり手加減はしているので死ぬことは無いと思いますが、もう戦闘継続は不可能でしょう。
「そう言えば、わざわざ異能の名前を口にしなくても良かったんでした。同じグリムベル出身なんですし……あ、逃げちゃダメですよ?ア"ァ"ァ"ァ"!」
「ぐふっ!?」
予想以上に鉄人化したサギットさんは耐久力があるようですね。
隙をついて逃げようとしたので、もう一度『破壊の共鳴』を浴びせ、今度こそ身動きを取れなくしておきます。
「じゃぁ、今から僕の質問に答えてもらいますよ?」
そう言って、サギットさんは身に纏う雰囲気を一変させると、僕に鋭い視線を向けてきました。
「え? 戦えってどういう……?」
真剣に戦えとは、どういう事でしょう?
僕の訓練を買って出てくれるつもりなのでしょうか?
戦う理由がわからず、どういうことなのかを尋ねようと思ったのですが、
「今はまだ何も聞くな。俺は嘘が苦手なんでな。だから悪いんだが……ダイン、このまま何も聞かずに俺と戦え」
そして、ただ一言「鉄人」と呟くサギットさん。
ギフト『鉄人』によって、自らの身体を鉄と化したサギットさんは、背を軽く丸め、両手の拳を顎につけるように構えを取ります。
どうやら本気で言っているようですね。
身体強化などの基礎的な魔法は既にかけ終わっているのでしょう。
その身体に纏った魔力からそう判断すると、
「わかりました。もう準備万端で待っていたのですね」
僕も使用する異能「身体強化、気功法衣」の名を口にして、戦闘準備が終わった事を伝えます。
「やはりあの身のこなしは魔法の身体強化じゃねぇんだな。それに守りも……あのゴーレムは使わねぇのか?」
一瞬、ゴーレムと言われたので何のことかわかりませんでしたが、20式鬼蜘蛛機甲の事ですね。
「あぁ、鬼蜘蛛ですか。たぶん……大丈夫です」
僕がそうこたえると、サギットさんは少し自嘲気味に
「大丈夫ときたか。俺もなめられたもんだな!」
そう言い終えるや否や、こちらに突っ込んできました。
どうやら問答無用で戦闘開始のようです。
そのままの勢いで左手で牽制のジャブを数発撃ち、そこから躊躇の無い鮮やかな右ストレート、左アッパー。
そこからコンパクトな打ちおろしの右ひじへと繋げてきます。
僕はその攻撃を、身体を左右に振り、身を逸らし、最後は左に半歩踏み込み半身になって躱すと、かる~くサギットさんのお腹を殴ってみます。
殴ってみたのですが、やはりまったく効いた様子はありませんね。
本当に鉄を殴っているみたいでした。
それから、これは僕の予想ですが……この凄い洗練された攻撃は、僕の意識を上半身に向けるためのものでしょう。
「はぁぁっ!! 行くぞ! ダイン!! ……死ぬなよ」
サギットさんは、右ひじの打ちおろしをそのまま流して身体を回転させると、裂帛の気合いと共に左後ろ回し蹴りを放ってきました。
岩でも破壊できそうな本気の蹴りです。
なにせ鉄と化した身体から放たれる全力の蹴りですからね。
まぁでも……模擬戦での鬼蜘蛛の攻撃ほどではありません。
このままバックステップで躱しても良いのですが、踏み込みの深さからしてここから怒涛の連続攻撃に繋げるつもりなんでしょう。それは遠慮しておきす。
「これぐらいでは死にませんよ?」
僕はそう言って逆に一歩踏み込みます。
自身の身体の小ささを……ち、小ささを活かして、サギットさんの懐に入り込み……、
「な!? なんだとぉ!?」
驚愕するサギットさんを弾き飛ばします。
まさか鉄人となった自分の攻撃が効かないどころか、逆に弾き飛ばされるとは思いもしなかったのでしょう。
これは、僕の異能『孤高の碇』の効果です。
この異能は、概念上の4本鉤の碇をこの世界に下ろすことで、僕の存在そのものをその地点に完全固定する能力です。
異能を使っている間は僕自身まったく身動きが出来なくなるという欠点がありますが、斬撃や打撃、衝撃に対しての絶対防御を可能とするので、中々使い勝手が良い能力ですね。
最近やっている鬼蜘蛛との訓練でも大活躍しています。
気功法衣でも攻撃そのものは防げるのですが、僕の体重では攻撃を受けるたびに吹っ飛んでしまいますから……。
しかし、サギットさんもやはりシグルス第18席なだけはありますね。
驚きの表情を浮かべていたのは一瞬で、受け身をとってそのまま立ち上がると、一瞬でまた間合いを詰めてきます。
「やっぱりダインは凄いな! だが……まだだ! お前、まだ全然本気見せてねぇだろ!」
更に一段階速度をあげて、次々と攻撃を繰り出すサギットさん。
ただ、それでも鬼蜘蛛の方が数段早いです。
僕は全ての攻撃を丁寧に受け流し、反撃に移ろうかと思ったのですが……。
「あれ? サギットさん……」
僕は感じた疑問の答えを知るため、攻撃を躱し、受け止めながら、『解析の片眼鏡』を発動する事にしました。
本当はサギットさんに見られるのは凄く恥ずかしくて嫌なんだけど……。
「なんだ……? その眼に浮かぶ魔法陣は……?」
驚きながらも、攻撃の手を緩めず次々と繰り出してきますが、僕は構わず解析を進めていきます。
そして、頭に流れ込んできたサギットさんの解析結果に疑問の答えを見つけました。
「あぁ……な~んだ。やっぱり、サギットさんもなんですね」
僕のその言葉の意味に気付いたのか、今度こそ本当に驚愕の表情を浮かべるサギットさん。
「少し痛いですよ? 意識をしっかり持ってくださいね」
忠告に警戒を強めて身構えますが、ちょっと遅いです。
「『破壊の共鳴』! ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!」
僕の叫びにサギットさんの身体が大きくブレました。
対象にしたもの、この場合はサギットさん自身を共鳴させて破壊する異能です。
「がはぁ!?」
そしてその一撃で崩れ落ちるサギットさん。
かなり手加減はしているので死ぬことは無いと思いますが、もう戦闘継続は不可能でしょう。
「そう言えば、わざわざ異能の名前を口にしなくても良かったんでした。同じグリムベル出身なんですし……あ、逃げちゃダメですよ?ア"ァ"ァ"ァ"!」
「ぐふっ!?」
予想以上に鉄人化したサギットさんは耐久力があるようですね。
隙をついて逃げようとしたので、もう一度『破壊の共鳴』を浴びせ、今度こそ身動きを取れなくしておきます。
「じゃぁ、今から僕の質問に答えてもらいますよ?」
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