24 / 46
【第24話:ちょちょ】
しおりを挟む
「すべての生命活動を停止せよ! 『絶対零度』!」
その声は、混乱の中にあっても良く響く美しい声でした。
ヘルハウンドの群れをまるごと氷像と化したその人物、フォレンティーヌさんは、未だ混乱している守護者たちの元に颯爽と駆けつけると、檄を飛ばします。
モデルみたいなフォレンティーヌさんがこういうカッコイイ登場をすると、凄く絵になりますね。
「私は七枚盾第4席の『樹氷』よ! 私がベヒモスを喰いとめるわ! だから皆は他の魔物をお願い! サポートで一本置いておくからそこから立て直して!!」
そして、身体強化していなければ聞こえないほどの小さな声で「みんなこんな所で死なないでよ……」と呟くと、守護者たちを庇うように聳える一本の大きな氷の木を出現させたのでした。
修練場で見せて貰ったものの倍はありそうな氷の巨木です。
前方の魔物の群れに自動的に牽制するような攻撃をしはじめた事で、徐々に劣勢だった戦況は持ち直してきているようです。
衛兵や守護者の人たちも、七枚盾の一人が駆けつけてくれたことで、士気が随分向上しているのがわかりますね。
ちなみに他の七枚盾の人たちは、正門あたりにいるようです。
これは、さっき第二の視界を引き延ばして確認したのですが、押し寄せてくる魔物の本隊も、こちらの衛兵や守護者の主力部隊も正門辺りに集まっていたので間違いないでしょう。
「わかった! こっちは任せろー!」
「生き残ったら酌でもしてくれよ!」
息を吹き返した守護者の人たちに気を取られていると、フォレンティーヌさんは振り返らずに一度だけ手を振って、ベヒモスの方に向かってしまいました。
「あ、挨拶しそこねちゃった……。まぁでも、フォレンティーヌさんがベヒモスの方を引き受けてくれるなら、先にこっちを手伝おうか」
城壁にとりついているベヒモスの元に滑走するように向かっていく後ろ姿をちらりと眺め、僕は僕の仕事に取りかかる事にします。
でも、その時でした。
またも驚愕の声が聞こえてきたのです!
「な、何だアレは!?」
「あんな魔物見た事も聞いた事もないぞ!?」
また新手でしょうか?
あれ?? でも、みんなこっちを見てるような……。
「馬鹿な!? いつのまに後ろに回り込まれたんだ!?」
「鈍色の外皮に覆われた蜘蛛の魔物だと!?」
あっ……これって、鬼蜘蛛の事ですね……。
「違います! 敵じゃないです!!」
そう言って慌てて誤解を解こうとしたのですが……。
「なに!? 子供の声が聞こえるぞ!? どこだ!?」
「まさか!? 蜘蛛の魔物に捕まってるのか!?」
うん。理由が分かった気がします……。
僕は今も鬼蜘蛛の背に乗っているのですが、ち、小さいので……認めたくないですが、少し小さいので、下からだと隠れてしまって見えないようですね……。
僕は無言で鬼蜘蛛の上で立ち上がると、飛び跳ねながら何度も大きく手を振り、
「えっと……ここで~す。ここに子供がいますよ~」
守護者の人たちもようやく僕の姿に気付いてくれたようです。
「な!? 坊主! 魔物の上で何やってるんだ!?」
「今助けにいく! そのままじっとしていろ!! 気付かれるぞ!?」
あぁ……これは何とか誤解を解かないと、鬼蜘蛛が攻撃されちゃいそうですね。
たぶん攻撃されても平気だとは思いますが、何とか落ち着いて貰わないと。
「あの~! 大丈夫です! この蜘蛛は……そう! 新型のゴーレムなんです!!」
時と場合によってはやさしい嘘も必要だ……って本に書いていました。
意味と使いどころあってるかな?
「それがゴーレムだと!?」
この世界のゴーレム技術はかなり進んでいて、大小さまざまな形のゴーレムが存在します。
中でも戦闘用ゴーレムは街の守り神シグルスをはじめ、とても力を入れて開発されていますが、さすがに巨大な蜘蛛の形のものはありません。
しかし、今この人たちが驚いているのは、蜘蛛の形ではないでしょう。
この鬼蜘蛛がまるで生きているかのような滑らかな動きをしている事と、マット加工された見た事のない金属の質感が外皮に見えた事が原因だと思います。
「滑らかなのは僕の異能……じゃなくて、ギフトで動かしているからです!」
最近知ったこの世界の魔法の言葉……それは『ギフト』!
系統こそ新しいものはあまり発見されなくなってきていますが、未だに次々と新しいギフトが報告されているようですから、これでたぶん信じて貰えるでしょう。
そもそもこの世界のゴーレムと元居た世界の機甲はよく似ています。
それを異能の力で式神として使役しているので、そんなに遠くない嘘ですよね。
それに、こんな事で時間を消費している場合ではありません。
鬼蜘蛛に命じて氷の木の元まで移動すると、背から飛び降りて
「とにかく! 僕もこの鬼蜘蛛で協力させて貰います! 鬼蜘蛛! 前方の魔物を刈り取るんだ!」
そう言って指示を出すと、僕も戦線に加わります。
加わったのですが……その中で指揮を執っていた大柄な守護者のお兄さんが、
「ちょちょ!? ちょっと待て! 百歩譲ってゴーレムの事はわかった! でも、お前は後ろに下がってろよ!?」
何前に出て来てんだよ! って何か焦っています。
「あぁ、気にしないでどうぞ?」
「どうぞじゃねぇ!? 気になるわ!」
う~ん? 気にしなくて良いのになぁ?
どうして見ず知らずの僕の事をそんなに気にするんでしょうか?
今度図書館で調べてみようかな。
「ちょちょ!? お前! その剣と魔銃って訓練用のものじゃねぇのか!?」
「ちょちょ? そうですよ?」
あ、お兄さん、何が恥ずかしいのか顔が真っ赤です。
でも、何を驚いてるのかな?
本物の剣や魔銃は、守護者や衛兵しか所持する事を許されていませんからね。
「だから『そうですよ?』って、可愛らしく首傾げてるんじゃねぇよ!? そんな装備で魔物が倒せるわけねぇだろ!」
「ちょちょ? この剣は鈍器になりますし? ちょちょ? 魔銃は訓練用の者でも目に当てれば大概の生物にはダメージを与えられますよ?」
「『ちょちょ』はやめろー!? って、そうじゃなくて、そんな事出来るわけ……」
お兄さんが「出来るわけねぇだろ?」って話そうとしていた時でした。
第二の視界に猛スピードでこちらに突っ込んでくる魔物の姿が映ります。
「あ……ちょっと失礼しますね」
僕はそのお兄さんの会話を遮って魔銃を抜くと、お兄さんのいる方向に銃を向け……、
「ちょちょ!? こっち向けんじゃねぇよ! いくら訓練用でも保護結界もなしで当たれば怪我するん……あぶっ!?」
会話をスルーして魔銃を二発撃ち放ったのでした。
「おい! あぶねぇぞ!? 避けろ!!」
「え? だから危ねぇって坊主に注意を……」
「そうじゃねぇ! サギット! 後ろだーーー!!」
その叫びと同時に鳴り響く轟音。
そこには僕に両目を撃ちぬかれ、バランスを崩して墜落した大型の魔物の姿がありました。
「この坊主……グリフォンを撃ち落としやがった……」
あ、サギットさんって事は、さっきヘルハウンドから逃げ切ったんだ。
その声は、混乱の中にあっても良く響く美しい声でした。
ヘルハウンドの群れをまるごと氷像と化したその人物、フォレンティーヌさんは、未だ混乱している守護者たちの元に颯爽と駆けつけると、檄を飛ばします。
モデルみたいなフォレンティーヌさんがこういうカッコイイ登場をすると、凄く絵になりますね。
「私は七枚盾第4席の『樹氷』よ! 私がベヒモスを喰いとめるわ! だから皆は他の魔物をお願い! サポートで一本置いておくからそこから立て直して!!」
そして、身体強化していなければ聞こえないほどの小さな声で「みんなこんな所で死なないでよ……」と呟くと、守護者たちを庇うように聳える一本の大きな氷の木を出現させたのでした。
修練場で見せて貰ったものの倍はありそうな氷の巨木です。
前方の魔物の群れに自動的に牽制するような攻撃をしはじめた事で、徐々に劣勢だった戦況は持ち直してきているようです。
衛兵や守護者の人たちも、七枚盾の一人が駆けつけてくれたことで、士気が随分向上しているのがわかりますね。
ちなみに他の七枚盾の人たちは、正門あたりにいるようです。
これは、さっき第二の視界を引き延ばして確認したのですが、押し寄せてくる魔物の本隊も、こちらの衛兵や守護者の主力部隊も正門辺りに集まっていたので間違いないでしょう。
「わかった! こっちは任せろー!」
「生き残ったら酌でもしてくれよ!」
息を吹き返した守護者の人たちに気を取られていると、フォレンティーヌさんは振り返らずに一度だけ手を振って、ベヒモスの方に向かってしまいました。
「あ、挨拶しそこねちゃった……。まぁでも、フォレンティーヌさんがベヒモスの方を引き受けてくれるなら、先にこっちを手伝おうか」
城壁にとりついているベヒモスの元に滑走するように向かっていく後ろ姿をちらりと眺め、僕は僕の仕事に取りかかる事にします。
でも、その時でした。
またも驚愕の声が聞こえてきたのです!
「な、何だアレは!?」
「あんな魔物見た事も聞いた事もないぞ!?」
また新手でしょうか?
あれ?? でも、みんなこっちを見てるような……。
「馬鹿な!? いつのまに後ろに回り込まれたんだ!?」
「鈍色の外皮に覆われた蜘蛛の魔物だと!?」
あっ……これって、鬼蜘蛛の事ですね……。
「違います! 敵じゃないです!!」
そう言って慌てて誤解を解こうとしたのですが……。
「なに!? 子供の声が聞こえるぞ!? どこだ!?」
「まさか!? 蜘蛛の魔物に捕まってるのか!?」
うん。理由が分かった気がします……。
僕は今も鬼蜘蛛の背に乗っているのですが、ち、小さいので……認めたくないですが、少し小さいので、下からだと隠れてしまって見えないようですね……。
僕は無言で鬼蜘蛛の上で立ち上がると、飛び跳ねながら何度も大きく手を振り、
「えっと……ここで~す。ここに子供がいますよ~」
守護者の人たちもようやく僕の姿に気付いてくれたようです。
「な!? 坊主! 魔物の上で何やってるんだ!?」
「今助けにいく! そのままじっとしていろ!! 気付かれるぞ!?」
あぁ……これは何とか誤解を解かないと、鬼蜘蛛が攻撃されちゃいそうですね。
たぶん攻撃されても平気だとは思いますが、何とか落ち着いて貰わないと。
「あの~! 大丈夫です! この蜘蛛は……そう! 新型のゴーレムなんです!!」
時と場合によってはやさしい嘘も必要だ……って本に書いていました。
意味と使いどころあってるかな?
「それがゴーレムだと!?」
この世界のゴーレム技術はかなり進んでいて、大小さまざまな形のゴーレムが存在します。
中でも戦闘用ゴーレムは街の守り神シグルスをはじめ、とても力を入れて開発されていますが、さすがに巨大な蜘蛛の形のものはありません。
しかし、今この人たちが驚いているのは、蜘蛛の形ではないでしょう。
この鬼蜘蛛がまるで生きているかのような滑らかな動きをしている事と、マット加工された見た事のない金属の質感が外皮に見えた事が原因だと思います。
「滑らかなのは僕の異能……じゃなくて、ギフトで動かしているからです!」
最近知ったこの世界の魔法の言葉……それは『ギフト』!
系統こそ新しいものはあまり発見されなくなってきていますが、未だに次々と新しいギフトが報告されているようですから、これでたぶん信じて貰えるでしょう。
そもそもこの世界のゴーレムと元居た世界の機甲はよく似ています。
それを異能の力で式神として使役しているので、そんなに遠くない嘘ですよね。
それに、こんな事で時間を消費している場合ではありません。
鬼蜘蛛に命じて氷の木の元まで移動すると、背から飛び降りて
「とにかく! 僕もこの鬼蜘蛛で協力させて貰います! 鬼蜘蛛! 前方の魔物を刈り取るんだ!」
そう言って指示を出すと、僕も戦線に加わります。
加わったのですが……その中で指揮を執っていた大柄な守護者のお兄さんが、
「ちょちょ!? ちょっと待て! 百歩譲ってゴーレムの事はわかった! でも、お前は後ろに下がってろよ!?」
何前に出て来てんだよ! って何か焦っています。
「あぁ、気にしないでどうぞ?」
「どうぞじゃねぇ!? 気になるわ!」
う~ん? 気にしなくて良いのになぁ?
どうして見ず知らずの僕の事をそんなに気にするんでしょうか?
今度図書館で調べてみようかな。
「ちょちょ!? お前! その剣と魔銃って訓練用のものじゃねぇのか!?」
「ちょちょ? そうですよ?」
あ、お兄さん、何が恥ずかしいのか顔が真っ赤です。
でも、何を驚いてるのかな?
本物の剣や魔銃は、守護者や衛兵しか所持する事を許されていませんからね。
「だから『そうですよ?』って、可愛らしく首傾げてるんじゃねぇよ!? そんな装備で魔物が倒せるわけねぇだろ!」
「ちょちょ? この剣は鈍器になりますし? ちょちょ? 魔銃は訓練用の者でも目に当てれば大概の生物にはダメージを与えられますよ?」
「『ちょちょ』はやめろー!? って、そうじゃなくて、そんな事出来るわけ……」
お兄さんが「出来るわけねぇだろ?」って話そうとしていた時でした。
第二の視界に猛スピードでこちらに突っ込んでくる魔物の姿が映ります。
「あ……ちょっと失礼しますね」
僕はそのお兄さんの会話を遮って魔銃を抜くと、お兄さんのいる方向に銃を向け……、
「ちょちょ!? こっち向けんじゃねぇよ! いくら訓練用でも保護結界もなしで当たれば怪我するん……あぶっ!?」
会話をスルーして魔銃を二発撃ち放ったのでした。
「おい! あぶねぇぞ!? 避けろ!!」
「え? だから危ねぇって坊主に注意を……」
「そうじゃねぇ! サギット! 後ろだーーー!!」
その叫びと同時に鳴り響く轟音。
そこには僕に両目を撃ちぬかれ、バランスを崩して墜落した大型の魔物の姿がありました。
「この坊主……グリフォンを撃ち落としやがった……」
あ、サギットさんって事は、さっきヘルハウンドから逃げ切ったんだ。
0
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説
ゲームの中に転生したのに、森に捨てられてしまいました
竹桜
ファンタジー
いつもと変わらない日常を過ごしていたが、通り魔に刺され、異世界に転生したのだ。
だが、転生したのはゲームの主人公ではなく、ゲームの舞台となる隣国の伯爵家の長男だった。
そのことを前向きに考えていたが、森に捨てられてしまったのだ。
これは異世界に転生した主人公が生きるために成長する物語だ。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど
富士とまと
ファンタジー
一緒に異世界に召喚された従妹は魔力が高く、私は魔力がゼロだそうだ。
「私は聖女になるかも、姉さんバイバイ」とイケメンを侍らせた従妹に手を振られ、私は王都を追放された。
魔力はないけれど、霊感は日本にいたころから強かったんだよね。そのおかげで「英霊」だとか「精霊」だとかに盲愛されています。
――いや、あの、精霊の指輪とかいらないんですけど、は、外れない?!
――ってか、イケメン幽霊が号泣って、私が悪いの?
私を追放した王都の人たちが困っている?従妹が大変な目にあってる?魔力ゼロを低級民と馬鹿にしてきた人たちが助けを求めているようですが……。
今更、魔力ゼロの人間にしか作れない特級魔力回復薬が欲しいとか言われてもね、こちらはあなたたちから何も欲しいわけじゃないのですけど。
重複投稿ですが、改稿してます
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる