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三章 町をつくる様です
143 ハコモノ造り
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開拓や整地までは魔法でチャチャっと済ませられましたけど、流石に家は魔法で建てられませんでした。
何故って…イメージが出来ませんでしたから。
どさくさで貯まったポイントで、【錬金術】からの発生スキルである【創造】を手に入れたまでは良かったのですけど、このスキルは、材料が揃っていて、イメージがキチンと出来れば何でも作れると言うスキルです。
そう、【イメージがキチンと出来れば】なのです。
外観はイメージ出来ますけど、内装が無理でした。
何となく六畳くらいの部屋と、台所、風呂とトイレと…など思い浮かべても、それを細部まで具体的になど、建設業者や建築家でない限りイメージ出来ないでしょう。
なので、土魔法と創造のスキルで、ミニチュアの家の模型を作り、それを元に建築家の方々に建ててもらうことになりました。
おおまかにどのくらいの部屋をここに、こちらはこの目的の部屋を……などと伝えて、後はお任せです。
一軒目を建ててしまうと、後はその建物を元に複写する様に魔法で建てられますけど、アインに
「仕事を作り人を雇う事も必要だと思いますよ」
と言われましたので、お任せする事にしました。
雇用は大事です。
建築を依頼して分かった事が、それぞれの国に得意分野があると言う事です。
レンガや石を使った建物は、西のアインの国の方々が得意の様です。
流石ギリシャ神殿の様な城を建てた方々で、土魔法や石の加工技術が秀逸です。
但し、私が現場に行くと皆さん隠れてしまうんですよね……。
正確に言うと、私だけではなく、人族が居ると隠れてしまうのです。
陽の樹の建物は南に住む方々が得意なのでお任せです。
内側にカカルの民に作っていただいたカーテン…垂れ幕?を付けて、光と風は通すけれど、直射日光は遮り、外から中を覗き見ることが出来ないようにしましたよ。
この垂れ幕は南の方々に好評で、沢山の注文が入りました。
直ぐにカカルの民に発注しましたけど、気のせいかヤケになっていた様な……?
ログハウスなどの木造建築が得意なのは北の国の方々です。
大森林の寒さに強い樹木を使い、隙間なく組み立てていくのは流石です。
そして漆喰の家なのですけど、こちらはどの国の方々も普通に得意でした。
一般的ですからね。
その中でも一番技術の高かったのはは、東の方々です。
漆喰の家は色々メリットは有るけど、一番のデメリットは【高い】と言われてましたけど、こちらでは元の世界の様な安価な建築素材が無いので、普通としか言いようが無いです。
ヒビが入る事があるのは仕方ないとして、職人さんの腕の良し悪しで仕上がりが変わるとか、工期が長いとか有りますので、なるべく腕の良い方がいないかと話したところ、コニーから城に勤める方を紹介されました。
東の国は多種族の方々が住まわれて居るので、建てる家も種類が多いのですけど、中でも漆喰の家が多いそうです。
それに比例して職人さんも多く、その中で一番腕の良い方を紹介されました。
その棟梁はとても珍しいと言われて居る羽根人の方で、アリの亜人さんです。
副棟梁が蜂の亜人さんで、職人さん方もアリか蜂の亜人さんが殆どです。
後はツバメの亜人さんや、魔族の方々でした。
魔族の方々が土台や骨組みをつくり、羽根人や翼人の職人さんが壁を塗っていきます。
飛びながら塗りますから、足場いらずで仕事も早いです。
一番時間が掛かると思っていましたけど、他の家と同じくらいに仕上がりそうですね。
私の家は町の中心部に建てます。
漆喰の家が大小合わせて取り敢えず6軒。
大きな家は二階建てで、一階が台所と食堂、大浴場(と言っても5人で一緒に入れるほどの広さ)とトイレ。
2階がばーんと大広間。
皆でご飯を食べたり、雑魚寝したりする予定。
小さな家は一階建。
部屋が二つとちょっとしたシャワーブースとトイレ、簡易キッチン(小さな会社の給湯室のイメージ)。
これが5軒。
個室感覚で、二人で一軒を使う感じです。
ログハウスにはフカフカの絨毯を敷いて、ふかふかのソファーや、ロッキングチェアを置きたいですね。
ミニバーみたいなのも作ります。
後はログハウスと言えば【マントルピース】です!
…いえ、私のイメージなのですけど、ログハウスと言えばマントルピースなのです、憧れなのです。
なので作ってもらいますよ。
陽の樹の家は、直射日光が入ってこない様に建ててもらいますので、本棚や小さなテーブルをいくつか(カードや盤上ゲームをする様なテーブル?)と、ビリヤード台や、卓球台を置きたいですねぇ。
ここにもミニバーは必要ですね。
レンガの家は…うん、家というよりやはり倉庫ですね。
小さく区切ってもらい、棚を沢山と、地下にワインセラーを作ります。
それとは別に、四畳半程の部屋を二つ。
隠れ家と言うか、家出用?
一人になりたい時に使う部屋の予定です。
プライベート空間は必要ですよね。
一先ず私の家はそんな感じで、敷地外に要望を聞いて建てるルシーの家と、町ができたら食堂をやってみたいと言うヨーコーの希望で、住居付きの食堂を建てます。
それから東西南北にそれぞれ大きな二階建ての建物、北と南に大浴場、そして戸建ての家を各種合わせて50軒程建ててみました。
家の大きさは、ワンルームにミニキッチン付き付きの一人暮らし用、台所と八畳ほどの二部屋の二人住まい用、3DKのご家族様用など、各種取り揃えております。
全てにトイレ付き、ワンルーム以外にはシャワーブースも常設しております。
勿論それ以外にも、注文に応じ建てさせていただきます……おや?いつの間にか住宅展示場の社員感覚になっていました。
道もしっかり整備されています。
ポニー達で通る事もありますし、荷馬車が楽にすれ違える広い幅です。
路面は凸凹はほぼ無く、水が溜まらないように僅かな傾斜を付けています。
そんな大通りは私の家を中心に四方に伸びています。
後は建てた家に合わせて整備して行く予定です。
魔法で一瞬ですからね、スペースさえ空けておけば後から道を通しても問題無いのは便利ですよね。
普通なら道を通してから家を建てないといけません……よね?
私の家と建設物が半分程建ったところで雨季に入りましたので、下夏になるまで工事は一旦中止です。
色んな種類の家は建っていますので、家具などを入れてみて、内見用にしましょうかね。
【この様な町で、お好きな家に住んでいただく予定です】
と、実際の家を見ていただいた方が、移住も決めやすいでしょう。
やはりハウジングセンター?
ま、とりあえずは雨季が明けたら町を稼働できる様に、色々話し合いをしましょうかね。
何故って…イメージが出来ませんでしたから。
どさくさで貯まったポイントで、【錬金術】からの発生スキルである【創造】を手に入れたまでは良かったのですけど、このスキルは、材料が揃っていて、イメージがキチンと出来れば何でも作れると言うスキルです。
そう、【イメージがキチンと出来れば】なのです。
外観はイメージ出来ますけど、内装が無理でした。
何となく六畳くらいの部屋と、台所、風呂とトイレと…など思い浮かべても、それを細部まで具体的になど、建設業者や建築家でない限りイメージ出来ないでしょう。
なので、土魔法と創造のスキルで、ミニチュアの家の模型を作り、それを元に建築家の方々に建ててもらうことになりました。
おおまかにどのくらいの部屋をここに、こちらはこの目的の部屋を……などと伝えて、後はお任せです。
一軒目を建ててしまうと、後はその建物を元に複写する様に魔法で建てられますけど、アインに
「仕事を作り人を雇う事も必要だと思いますよ」
と言われましたので、お任せする事にしました。
雇用は大事です。
建築を依頼して分かった事が、それぞれの国に得意分野があると言う事です。
レンガや石を使った建物は、西のアインの国の方々が得意の様です。
流石ギリシャ神殿の様な城を建てた方々で、土魔法や石の加工技術が秀逸です。
但し、私が現場に行くと皆さん隠れてしまうんですよね……。
正確に言うと、私だけではなく、人族が居ると隠れてしまうのです。
陽の樹の建物は南に住む方々が得意なのでお任せです。
内側にカカルの民に作っていただいたカーテン…垂れ幕?を付けて、光と風は通すけれど、直射日光は遮り、外から中を覗き見ることが出来ないようにしましたよ。
この垂れ幕は南の方々に好評で、沢山の注文が入りました。
直ぐにカカルの民に発注しましたけど、気のせいかヤケになっていた様な……?
ログハウスなどの木造建築が得意なのは北の国の方々です。
大森林の寒さに強い樹木を使い、隙間なく組み立てていくのは流石です。
そして漆喰の家なのですけど、こちらはどの国の方々も普通に得意でした。
一般的ですからね。
その中でも一番技術の高かったのはは、東の方々です。
漆喰の家は色々メリットは有るけど、一番のデメリットは【高い】と言われてましたけど、こちらでは元の世界の様な安価な建築素材が無いので、普通としか言いようが無いです。
ヒビが入る事があるのは仕方ないとして、職人さんの腕の良し悪しで仕上がりが変わるとか、工期が長いとか有りますので、なるべく腕の良い方がいないかと話したところ、コニーから城に勤める方を紹介されました。
東の国は多種族の方々が住まわれて居るので、建てる家も種類が多いのですけど、中でも漆喰の家が多いそうです。
それに比例して職人さんも多く、その中で一番腕の良い方を紹介されました。
その棟梁はとても珍しいと言われて居る羽根人の方で、アリの亜人さんです。
副棟梁が蜂の亜人さんで、職人さん方もアリか蜂の亜人さんが殆どです。
後はツバメの亜人さんや、魔族の方々でした。
魔族の方々が土台や骨組みをつくり、羽根人や翼人の職人さんが壁を塗っていきます。
飛びながら塗りますから、足場いらずで仕事も早いです。
一番時間が掛かると思っていましたけど、他の家と同じくらいに仕上がりそうですね。
私の家は町の中心部に建てます。
漆喰の家が大小合わせて取り敢えず6軒。
大きな家は二階建てで、一階が台所と食堂、大浴場(と言っても5人で一緒に入れるほどの広さ)とトイレ。
2階がばーんと大広間。
皆でご飯を食べたり、雑魚寝したりする予定。
小さな家は一階建。
部屋が二つとちょっとしたシャワーブースとトイレ、簡易キッチン(小さな会社の給湯室のイメージ)。
これが5軒。
個室感覚で、二人で一軒を使う感じです。
ログハウスにはフカフカの絨毯を敷いて、ふかふかのソファーや、ロッキングチェアを置きたいですね。
ミニバーみたいなのも作ります。
後はログハウスと言えば【マントルピース】です!
…いえ、私のイメージなのですけど、ログハウスと言えばマントルピースなのです、憧れなのです。
なので作ってもらいますよ。
陽の樹の家は、直射日光が入ってこない様に建ててもらいますので、本棚や小さなテーブルをいくつか(カードや盤上ゲームをする様なテーブル?)と、ビリヤード台や、卓球台を置きたいですねぇ。
ここにもミニバーは必要ですね。
レンガの家は…うん、家というよりやはり倉庫ですね。
小さく区切ってもらい、棚を沢山と、地下にワインセラーを作ります。
それとは別に、四畳半程の部屋を二つ。
隠れ家と言うか、家出用?
一人になりたい時に使う部屋の予定です。
プライベート空間は必要ですよね。
一先ず私の家はそんな感じで、敷地外に要望を聞いて建てるルシーの家と、町ができたら食堂をやってみたいと言うヨーコーの希望で、住居付きの食堂を建てます。
それから東西南北にそれぞれ大きな二階建ての建物、北と南に大浴場、そして戸建ての家を各種合わせて50軒程建ててみました。
家の大きさは、ワンルームにミニキッチン付き付きの一人暮らし用、台所と八畳ほどの二部屋の二人住まい用、3DKのご家族様用など、各種取り揃えております。
全てにトイレ付き、ワンルーム以外にはシャワーブースも常設しております。
勿論それ以外にも、注文に応じ建てさせていただきます……おや?いつの間にか住宅展示場の社員感覚になっていました。
道もしっかり整備されています。
ポニー達で通る事もありますし、荷馬車が楽にすれ違える広い幅です。
路面は凸凹はほぼ無く、水が溜まらないように僅かな傾斜を付けています。
そんな大通りは私の家を中心に四方に伸びています。
後は建てた家に合わせて整備して行く予定です。
魔法で一瞬ですからね、スペースさえ空けておけば後から道を通しても問題無いのは便利ですよね。
普通なら道を通してから家を建てないといけません……よね?
私の家と建設物が半分程建ったところで雨季に入りましたので、下夏になるまで工事は一旦中止です。
色んな種類の家は建っていますので、家具などを入れてみて、内見用にしましょうかね。
【この様な町で、お好きな家に住んでいただく予定です】
と、実際の家を見ていただいた方が、移住も決めやすいでしょう。
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