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第二章 旅は道連れ
104 とても良い家族が加わった様です
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「そう言えばルシー、遅くないですか?」
ディビットの話が一段落ついたところで、アインが呟きました。
そう言われてみるとそうですね。
結構時間が経ったと思いますけど、戻ってきませんね。
「うーーん……臭いは近づいて来てると思うよ」
鼻をスンスン鳴らしてシナトラが言います。
「戻って来てるなら問題はなかろう。
それより移動をどうするかだ。
ドドにはこれ以上乗れぬぞ」
そうですよね、ドドの背中のオニバスは大きくなって、3人乗りから4人乗りになりましたけど、これ以上乗れませんよね。
私はポニーに尋ねてみました。
《うーん、ちょっと無理やと思うよ。
王様トカゲさんやら魔王さんから良い魔力を貰っとるから大きくなれたんやけど、ドドの歳で4人乗せれるのは凄い事なんよ。
だからこれ以上は無理やと思うよ》
《もしかして無理をさせていましたか?》
《うーうん、ここまでなら無理はしとらんと思うよ。
張り切っただけやよ、きっと》
無理をさせていないのなら良かったのですが。
どうやらブルース達とドドも話し合っているようです。
やはり5人は乗せれないそうです。
結果的に、ディビットは空を飛んで付いてくる事になりました。
移動の話も落ち着いたのに、まだルシーが戻って来ません。
探しに行った方が…と言おうと思っていたところで、やっと遠くに姿が見えました。
いや待て、本当に遠いぞ。
「お待たせ~」
笑顔で戻って来たルシーに、どこまで行っていたのか聞きたいですけれど、お花摘みに行っていた女性に遅かったと言うのはセクハラですよね。
「遅かったよね、どこまで行ってたの?」
ってシナトラーーー!!
「え?だって人目に付かないところでおしっこはするもんだって言ったでしょ?
だからあの向こうに行って来たの」
と言って指さすのは、遠くに見える断崖です。
確かに見えない場所と言われても、近くにはサボテンや、低木しか無いですから、隠れる事はできないですよね。
いや、それより女の子がおしっことか言うのは、おじさんどうかと思うよ。
「人に見られちゃダメだなんて、人って面倒臭いのね」
「だよねー、別にその辺でさっとすれば良いのにね」
「そうよねー」
あ、ダメだ、この二人混ぜるな危険だ。
ブルースは面白そうにニヤニヤしているし、アインは頭を抱えています。
チャックは我関せずですし、私が注意しなければいけないのでしょうね。
「お二人とも亜人化して人となったのなら、人としての生活様式やマナーを受け入れないといけないのでは?
二人だけで密かに話すならまだしも、他人の居る前で下関係(しもかんけい)の話をするのは、マナーが悪いと思うのですが」
私が口を開く前に、ディビットが二人の前に立ち塞がりました。
「え?誰、このオス」
いきなり見知らぬ男性に注意をされたルシーですけど、絶対強者の王様トカゲですから、警戒はしていませんが、キョトンとはしています。
「俺は今しがた家族に加わったディビットです。
先程も見て思いましたけど、貴女は人として、そして女性として色々と学んだ方がいいと思いますよ」
「だって今まで人と接することなんてなかったんだもん。
知らなくても仕方ないと思わない」
ルシーがムッとして言い返します。
王様トカゲですから、人を避けて生きてきたルシーです。
人の生活や常識、ましてや男女の差などはわからないでしょう。
ブルースに聞いたところ、王様トカゲは性別による能力差は無いそうです。
さらに羞恥心などは人にしか無い物ですし、集団で生きる為のマナーや常識などは、人と接したことのないルシーには未知のものでしょう。
それがわかっているから、その都度その都度、一つずつ教えていくしか無いのですけど、……こうね、余りにも知らない事だらけで面倒というか何というか………。
「俺も亜人化したばかりで知らない事の方が多いと思う。
だから一緒に学びましょう」
おおおおお、ディビット!
「そうなの?アナタも知らない事だらけなの?
私と一緒なのね」
そう言って少し考え込む彼女。
「そうね、知らない事、二人で覚えていきましょう」
ルシーは笑顔になって、ディビットに擦り寄ります。
「こういう時人ならこうするんだよ」
ディビットがルシーの右手を取り、握手をしました。
「人は無闇矢鱈に体を寄せないものだ。
求愛行動だと思われるからね」
「へー、そうなんだ。
これはどう言う意味なの?」
「これは握手と言って…………」
「良い指導者が出来ましたね」
そっと近寄って来たアインが耳元で囁きます。
「随分と真面目な奴だな」
ブルースも小声です。
「シナトラにも色々教えてくれるといいな」
「えー、なんでー?
僕はルシーねーちゃん程世間知らずじゃ無いよ」
チャックの言葉に異議を唱えるシナトラを見る4人の目は、少し呆れていますけど、本人は気づいてくれません。
「そろそろ出発しましょうか」
昼食を済ませて出発です。
チャックが、ディビットが飛ぶなら自分も飛ぼうか、と言い出しましたけど、白頭鷲以外にも猛禽類がいるらしく、危険なのでやめてもらいました。
バスに乗って2時間ほど進むとリアンスの街並みが見えて来ました。
ーーーーー〈切り取り線〉ーーーーー
【補足】
ディビットが人の生活に詳しいのは、砂漠を行き交う人々を見て来たからです。
餌や水場を求めて人の住む場所の近くまで行ったりして、人々の生活を見て学びました。
ルシーは、人を避けて生きて来たので、人の生活や生き方がわからない
………と言う話を書いたつもりが、丸っと消えているのに気づいたのですけど、作品を書いた当初の記憶が朧げなので、ちょっとした補足になってしまいました。
すみません…………。
ディビットの話が一段落ついたところで、アインが呟きました。
そう言われてみるとそうですね。
結構時間が経ったと思いますけど、戻ってきませんね。
「うーーん……臭いは近づいて来てると思うよ」
鼻をスンスン鳴らしてシナトラが言います。
「戻って来てるなら問題はなかろう。
それより移動をどうするかだ。
ドドにはこれ以上乗れぬぞ」
そうですよね、ドドの背中のオニバスは大きくなって、3人乗りから4人乗りになりましたけど、これ以上乗れませんよね。
私はポニーに尋ねてみました。
《うーん、ちょっと無理やと思うよ。
王様トカゲさんやら魔王さんから良い魔力を貰っとるから大きくなれたんやけど、ドドの歳で4人乗せれるのは凄い事なんよ。
だからこれ以上は無理やと思うよ》
《もしかして無理をさせていましたか?》
《うーうん、ここまでなら無理はしとらんと思うよ。
張り切っただけやよ、きっと》
無理をさせていないのなら良かったのですが。
どうやらブルース達とドドも話し合っているようです。
やはり5人は乗せれないそうです。
結果的に、ディビットは空を飛んで付いてくる事になりました。
移動の話も落ち着いたのに、まだルシーが戻って来ません。
探しに行った方が…と言おうと思っていたところで、やっと遠くに姿が見えました。
いや待て、本当に遠いぞ。
「お待たせ~」
笑顔で戻って来たルシーに、どこまで行っていたのか聞きたいですけれど、お花摘みに行っていた女性に遅かったと言うのはセクハラですよね。
「遅かったよね、どこまで行ってたの?」
ってシナトラーーー!!
「え?だって人目に付かないところでおしっこはするもんだって言ったでしょ?
だからあの向こうに行って来たの」
と言って指さすのは、遠くに見える断崖です。
確かに見えない場所と言われても、近くにはサボテンや、低木しか無いですから、隠れる事はできないですよね。
いや、それより女の子がおしっことか言うのは、おじさんどうかと思うよ。
「人に見られちゃダメだなんて、人って面倒臭いのね」
「だよねー、別にその辺でさっとすれば良いのにね」
「そうよねー」
あ、ダメだ、この二人混ぜるな危険だ。
ブルースは面白そうにニヤニヤしているし、アインは頭を抱えています。
チャックは我関せずですし、私が注意しなければいけないのでしょうね。
「お二人とも亜人化して人となったのなら、人としての生活様式やマナーを受け入れないといけないのでは?
二人だけで密かに話すならまだしも、他人の居る前で下関係(しもかんけい)の話をするのは、マナーが悪いと思うのですが」
私が口を開く前に、ディビットが二人の前に立ち塞がりました。
「え?誰、このオス」
いきなり見知らぬ男性に注意をされたルシーですけど、絶対強者の王様トカゲですから、警戒はしていませんが、キョトンとはしています。
「俺は今しがた家族に加わったディビットです。
先程も見て思いましたけど、貴女は人として、そして女性として色々と学んだ方がいいと思いますよ」
「だって今まで人と接することなんてなかったんだもん。
知らなくても仕方ないと思わない」
ルシーがムッとして言い返します。
王様トカゲですから、人を避けて生きてきたルシーです。
人の生活や常識、ましてや男女の差などはわからないでしょう。
ブルースに聞いたところ、王様トカゲは性別による能力差は無いそうです。
さらに羞恥心などは人にしか無い物ですし、集団で生きる為のマナーや常識などは、人と接したことのないルシーには未知のものでしょう。
それがわかっているから、その都度その都度、一つずつ教えていくしか無いのですけど、……こうね、余りにも知らない事だらけで面倒というか何というか………。
「俺も亜人化したばかりで知らない事の方が多いと思う。
だから一緒に学びましょう」
おおおおお、ディビット!
「そうなの?アナタも知らない事だらけなの?
私と一緒なのね」
そう言って少し考え込む彼女。
「そうね、知らない事、二人で覚えていきましょう」
ルシーは笑顔になって、ディビットに擦り寄ります。
「こういう時人ならこうするんだよ」
ディビットがルシーの右手を取り、握手をしました。
「人は無闇矢鱈に体を寄せないものだ。
求愛行動だと思われるからね」
「へー、そうなんだ。
これはどう言う意味なの?」
「これは握手と言って…………」
「良い指導者が出来ましたね」
そっと近寄って来たアインが耳元で囁きます。
「随分と真面目な奴だな」
ブルースも小声です。
「シナトラにも色々教えてくれるといいな」
「えー、なんでー?
僕はルシーねーちゃん程世間知らずじゃ無いよ」
チャックの言葉に異議を唱えるシナトラを見る4人の目は、少し呆れていますけど、本人は気づいてくれません。
「そろそろ出発しましょうか」
昼食を済ませて出発です。
チャックが、ディビットが飛ぶなら自分も飛ぼうか、と言い出しましたけど、白頭鷲以外にも猛禽類がいるらしく、危険なのでやめてもらいました。
バスに乗って2時間ほど進むとリアンスの街並みが見えて来ました。
ーーーーー〈切り取り線〉ーーーーー
【補足】
ディビットが人の生活に詳しいのは、砂漠を行き交う人々を見て来たからです。
餌や水場を求めて人の住む場所の近くまで行ったりして、人々の生活を見て学びました。
ルシーは、人を避けて生きて来たので、人の生活や生き方がわからない
………と言う話を書いたつもりが、丸っと消えているのに気づいたのですけど、作品を書いた当初の記憶が朧げなので、ちょっとした補足になってしまいました。
すみません…………。
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