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第3部(終章)
先生と呼んでいいのは俺だけです
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「駆け落ちしましょう、先生」
据わった目で、花鶏が机にバンと手を置く。黒曜宮に置かれた黄花梨の大きな机は、かつて花鶏の勉強机にと特注させたものだ。今でも大事に使っていて、傷一つないその表面を、花鶏はもう一度、今度は両手で叩いた。
蘇芳が両手を掴んで止めさせると、今度は上体を机の上に突っ伏す。
「手が痛くなるからおやめください、殿下」
「じゃあ駆け落ちして」
じゃあ、てなんだ。子供か。蘇芳はぱっと手を離した。うじうじし始めた花鶏が復活するのを待っていたら夜になってしまう。
花鶏には全部を話さないつもりだった。月代の里への帯同は、近く宰相からの通達で知るだろうが、雨月のことは言わずにおくのが吉だと判断したのだ。
(俺も状況がよく分からないのに、花鶏にそのまま教えたら絶対面倒なことになるな……いったん黙っとこ)
黒曜宮に戻り、いつものように沐浴してから、就寝の挨拶をしに母屋に戻った。
このよく分からないルールは花鶏が定めたもので「湯上りの先生を見て一日を終えたいから」という心底しょうもない理由が発端だった。
扉を叩く前に、足音を聞きつけた部屋の主が内側に開く。これもいつものことだ。
「先生、入って。寝酒に良いものを貰ったんです。付き合ってください」
花浴の部屋も離れにあるが、子供が小さいため、泊りではなく自宅から通っている。後宮内に護衛や見回りがいるので、夜中でも人の気配がなくなることはないが、10歳の頃から、夜はこうして黒曜宮に二人きりの生活だった。
花鶏がまだ小さかった頃は、母屋に一人にするのも可哀想で、よく離れに呼んで一緒に遊戯をしたり、本を読んだりして寝かしつけてやっていた。
赤ずきんや日本昔話も聞かせたので、お子さま花鶏の脳内は時空を隔ててだいぶファンシーな仕上がりになったはずだ。
蘇芳はふと、雨月との会話を思い出した。
「殿下、正直に教えて欲しいんですが」
誘っておきながら、とっとと寝台に寝転がってしまった花鶏に代わり、盃と盆を用意してやる。
(こういうのも母親っぽいのか……?)
雨月の指摘を思い出して手が止まったが、すぐに否定した。臣下なのだから、むしろ当然の行動だろう。危ない。なにがこの世界の常識か忘れてしまうところだった。
「どうしたんです、改まって」
酒の盆を持って近づくと、花鶏に手を引かれ促されるまま寝台に腰を下ろす。花鶏はそのまま膝の上に頭を乗せ、蘇芳の手を掴んで自分の頭に導いた。
「……」
「ああ、いい匂い……で、何の話ですか?」
敷布団の上に盆を置き、請われるまま頭を撫でてやる。下ろした髪は柔らかく触り心地が良い。子供の頃もよくこうして膝枕をしてあげたが……。
「嘘だろ……ずっとやってるなこれ」
「え、何か言いましたか?先生」
今更になって事の重大さに気付いた。普通、思春期になったらこんな触れ合いは、たとえ親子でも男同士でしないはずだ。
「私の殿下への接し方について、今まで何かおかしいことってありましたか?」
「いいえ、なにも?」
「殿下がよその皇子も皆膝枕していると言うからしてきたし、共寝もなんだかんだ成人してからも殿下が勝手に入ってくるのを大して気に留めてませんでしたが……今考えてみれば、親子でも頻繁に頭を撫でたり外で抱きしめ合ったり手を繋いだり……幼子以外、そんな光景は見たことがない」
無意識に花鶏の頭を撫で続けて、あわあわと口許を押さえた。
(花鶏が19歳になるまで、なんで誰も俺に指摘してくれなかったんだ!?)
「殿下、後宮では当たり前だと言ってましたよね!? 自分は母がいないからみんなと同じにしてもらえなくて切ないと言って、泣いてましたよね?」
花鶏は蘇芳を見上げ、目を細めた。例えるなら、チェシャ猫の笑みだ。
「今頃気付いたんですか? 10年近く、騙せるもんなんですねぇ、いだっ」
顔は可哀想なので尻を思い切り叩いた。
「えぇ……、いいじゃないですかもう。誰も先生の無知をあざ笑ったりしませんよ」
「たった今あざ笑っていた本人がなにを言うんですか、お黙りなさい。はあ……だから母親のように接しているなんて言われていたのですね」
この世界の父親はもっと厳格だし、貴人の母親は、そもそも乳母に子育てを任せる。男の蘇芳がべたべたに花鶏を構うのは、傍から見ればそう評されても仕方ないということだ。
「誰がそんなこと言ったんです?せっかく先生の耳に入らないようにしていたのに」
「今なんと?……殿下、聞いてますか?」
「先生、これ、誰につけられたんですか?」
花鶏の手が、蘇芳の手首を掴み、袖をぐいと引き上げた。
あ、と口が動いた。しまった、痛みがなかったから忘れていた。湯で血行が良くなったせいか、赤みが増して、腕輪のような跡になっている。
「先生、黙ってないで教えてください。誰に何されたの」
黙っていると、突然腕にがぶりと噛みつかれた。強めに歯を立てられる。
「いっ、この、年長者になんてことをっ!こら、花鶏!」
瞳孔の開きかけた目が膝の上から見上げてくる。
「そういうことするなら、先生はもう口をききませんよ」
「……東雲」
「ああやめなさい!わかった、言いますから」
◇
結局、洗いざらい説明する羽目になり、翌日のこの有様である。昨晩はうるさく纏いつく花鶏を振り払って離れの部屋に戻った。朝起きるとなぜか蘇芳の寝台に潜り込んでいた花鶏が、目元を赤くしながら腰に抱き着いて寝ていた。
「泣くほどのことですか……」
「先生は分かってない。雨月兄上は先生の思ってるほど、単純な性格ではないんです。ああもう……なんでそうやって俺のいないとこで誰彼構わず引っ掛けてくるんだよ……」
聞き捨てならない。蘇芳は机に突っ伏す花鶏の後頭部をつついた。
「意外ですね。殿下はこういう時、相手じゃなくて私の方を怒るんですか?」
花鶏が指を握り、そのまま手首の痕に口づける。正直、くっきりついた歯型の方が何倍も目立つのだが。
「まさか。たいていは相手が身の程知らずに先生にちょっかいをかけるけど……たまに、先生が悪い時もあるってだけです」
「雨月殿下とは話したこともそんなにないんですよ。それに何度か茶席をお呼ばれするくらい」
「自分の元に来いと言われたんでしょう!俺に女を寄越すとも」
「ちゃんと断りましたよ、まだまだ手の掛かる子がいるからと。だから機嫌を直して」
「手の掛かる子って俺のこと?」
「ほかに私がお世話してる子がいましたっけ」
花鶏はむっとした顔で、蘇芳の指を甘噛みした。
「俺の他にいたらどうなるか分かってますよね」
答えを教えるように、噛む力が強くなる。
「約束して。兄上に先生と呼ばせないでください。そう呼んでいいのは俺だけだ。そうでしょう?」
指の痛みに顔をしかめながら、はいはいと頷いた。
やはり、この性格……もとい危うさを、そのままにはできないと、改めてそう思った。
据わった目で、花鶏が机にバンと手を置く。黒曜宮に置かれた黄花梨の大きな机は、かつて花鶏の勉強机にと特注させたものだ。今でも大事に使っていて、傷一つないその表面を、花鶏はもう一度、今度は両手で叩いた。
蘇芳が両手を掴んで止めさせると、今度は上体を机の上に突っ伏す。
「手が痛くなるからおやめください、殿下」
「じゃあ駆け落ちして」
じゃあ、てなんだ。子供か。蘇芳はぱっと手を離した。うじうじし始めた花鶏が復活するのを待っていたら夜になってしまう。
花鶏には全部を話さないつもりだった。月代の里への帯同は、近く宰相からの通達で知るだろうが、雨月のことは言わずにおくのが吉だと判断したのだ。
(俺も状況がよく分からないのに、花鶏にそのまま教えたら絶対面倒なことになるな……いったん黙っとこ)
黒曜宮に戻り、いつものように沐浴してから、就寝の挨拶をしに母屋に戻った。
このよく分からないルールは花鶏が定めたもので「湯上りの先生を見て一日を終えたいから」という心底しょうもない理由が発端だった。
扉を叩く前に、足音を聞きつけた部屋の主が内側に開く。これもいつものことだ。
「先生、入って。寝酒に良いものを貰ったんです。付き合ってください」
花浴の部屋も離れにあるが、子供が小さいため、泊りではなく自宅から通っている。後宮内に護衛や見回りがいるので、夜中でも人の気配がなくなることはないが、10歳の頃から、夜はこうして黒曜宮に二人きりの生活だった。
花鶏がまだ小さかった頃は、母屋に一人にするのも可哀想で、よく離れに呼んで一緒に遊戯をしたり、本を読んだりして寝かしつけてやっていた。
赤ずきんや日本昔話も聞かせたので、お子さま花鶏の脳内は時空を隔ててだいぶファンシーな仕上がりになったはずだ。
蘇芳はふと、雨月との会話を思い出した。
「殿下、正直に教えて欲しいんですが」
誘っておきながら、とっとと寝台に寝転がってしまった花鶏に代わり、盃と盆を用意してやる。
(こういうのも母親っぽいのか……?)
雨月の指摘を思い出して手が止まったが、すぐに否定した。臣下なのだから、むしろ当然の行動だろう。危ない。なにがこの世界の常識か忘れてしまうところだった。
「どうしたんです、改まって」
酒の盆を持って近づくと、花鶏に手を引かれ促されるまま寝台に腰を下ろす。花鶏はそのまま膝の上に頭を乗せ、蘇芳の手を掴んで自分の頭に導いた。
「……」
「ああ、いい匂い……で、何の話ですか?」
敷布団の上に盆を置き、請われるまま頭を撫でてやる。下ろした髪は柔らかく触り心地が良い。子供の頃もよくこうして膝枕をしてあげたが……。
「嘘だろ……ずっとやってるなこれ」
「え、何か言いましたか?先生」
今更になって事の重大さに気付いた。普通、思春期になったらこんな触れ合いは、たとえ親子でも男同士でしないはずだ。
「私の殿下への接し方について、今まで何かおかしいことってありましたか?」
「いいえ、なにも?」
「殿下がよその皇子も皆膝枕していると言うからしてきたし、共寝もなんだかんだ成人してからも殿下が勝手に入ってくるのを大して気に留めてませんでしたが……今考えてみれば、親子でも頻繁に頭を撫でたり外で抱きしめ合ったり手を繋いだり……幼子以外、そんな光景は見たことがない」
無意識に花鶏の頭を撫で続けて、あわあわと口許を押さえた。
(花鶏が19歳になるまで、なんで誰も俺に指摘してくれなかったんだ!?)
「殿下、後宮では当たり前だと言ってましたよね!? 自分は母がいないからみんなと同じにしてもらえなくて切ないと言って、泣いてましたよね?」
花鶏は蘇芳を見上げ、目を細めた。例えるなら、チェシャ猫の笑みだ。
「今頃気付いたんですか? 10年近く、騙せるもんなんですねぇ、いだっ」
顔は可哀想なので尻を思い切り叩いた。
「えぇ……、いいじゃないですかもう。誰も先生の無知をあざ笑ったりしませんよ」
「たった今あざ笑っていた本人がなにを言うんですか、お黙りなさい。はあ……だから母親のように接しているなんて言われていたのですね」
この世界の父親はもっと厳格だし、貴人の母親は、そもそも乳母に子育てを任せる。男の蘇芳がべたべたに花鶏を構うのは、傍から見ればそう評されても仕方ないということだ。
「誰がそんなこと言ったんです?せっかく先生の耳に入らないようにしていたのに」
「今なんと?……殿下、聞いてますか?」
「先生、これ、誰につけられたんですか?」
花鶏の手が、蘇芳の手首を掴み、袖をぐいと引き上げた。
あ、と口が動いた。しまった、痛みがなかったから忘れていた。湯で血行が良くなったせいか、赤みが増して、腕輪のような跡になっている。
「先生、黙ってないで教えてください。誰に何されたの」
黙っていると、突然腕にがぶりと噛みつかれた。強めに歯を立てられる。
「いっ、この、年長者になんてことをっ!こら、花鶏!」
瞳孔の開きかけた目が膝の上から見上げてくる。
「そういうことするなら、先生はもう口をききませんよ」
「……東雲」
「ああやめなさい!わかった、言いますから」
◇
結局、洗いざらい説明する羽目になり、翌日のこの有様である。昨晩はうるさく纏いつく花鶏を振り払って離れの部屋に戻った。朝起きるとなぜか蘇芳の寝台に潜り込んでいた花鶏が、目元を赤くしながら腰に抱き着いて寝ていた。
「泣くほどのことですか……」
「先生は分かってない。雨月兄上は先生の思ってるほど、単純な性格ではないんです。ああもう……なんでそうやって俺のいないとこで誰彼構わず引っ掛けてくるんだよ……」
聞き捨てならない。蘇芳は机に突っ伏す花鶏の後頭部をつついた。
「意外ですね。殿下はこういう時、相手じゃなくて私の方を怒るんですか?」
花鶏が指を握り、そのまま手首の痕に口づける。正直、くっきりついた歯型の方が何倍も目立つのだが。
「まさか。たいていは相手が身の程知らずに先生にちょっかいをかけるけど……たまに、先生が悪い時もあるってだけです」
「雨月殿下とは話したこともそんなにないんですよ。それに何度か茶席をお呼ばれするくらい」
「自分の元に来いと言われたんでしょう!俺に女を寄越すとも」
「ちゃんと断りましたよ、まだまだ手の掛かる子がいるからと。だから機嫌を直して」
「手の掛かる子って俺のこと?」
「ほかに私がお世話してる子がいましたっけ」
花鶏はむっとした顔で、蘇芳の指を甘噛みした。
「俺の他にいたらどうなるか分かってますよね」
答えを教えるように、噛む力が強くなる。
「約束して。兄上に先生と呼ばせないでください。そう呼んでいいのは俺だけだ。そうでしょう?」
指の痛みに顔をしかめながら、はいはいと頷いた。
やはり、この性格……もとい危うさを、そのままにはできないと、改めてそう思った。
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