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後嗣の儀(1)
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ー3年後。
瀧華国が春の訪れを迎える頃。紫雲城内にて後嗣の儀が盛大に執り行われる運びとなった。
政務を行う最も荘厳な金柱の御殿から、ひな壇のように、階段が城壁に囲まれた最も広い空間へと伸びている。
即位式や結婚式、重要な宮中行事はすべてここで執り行われる習わしだ。
後嗣の儀の今日、儀仗が立ち並び、生花が所狭しと飾られ、楽隊と舞姫たちが出番を待っている。
大広間の中心には舞台が組まれ、芳しい香の煙がくゆる中、そのまわりを役人や貴族、そして出入りを許された商人たちまでもが埋め尽くしていた。
少し離れた場所には即席の観覧席があり、貴族は主にそちらへ着座している。
そして舞台から少し離れた場所に誂えられた貴賓席に、皇子皇女とお付きの者たちが居並んでいた。
「こんなところで我々と一緒にご覧になっていて良いのですか、蘇芳殿」
そう青葉が問えば、蘇芳は貴賓席の方を見ながら頷いた。
「何かあった時に観覧席ではすぐ動けないし、かといって貴賓席に座るような身分でもない。ここで良いんだ。それに、殿下になるべく近くで見ているように言われているしな」
「はあ、殿下は蘇芳殿にべったりだと聞いてましたが、本当なんですねぇ」
「波瀬、失礼だぞ」
蘇芳は気にしないというように手をひらひらさせながら、
「いいんだ。それに言うほど殿下も私贔屓というわけじゃないぞ。今朝も支度があるからと、ここに来るまで顔を見ていないし。はぁ……ちゃんとお仕度できただろうか」
「過保護なのはあんたじゃないか」
「やめなって」
蘇芳の天然発言を波瀬が混ぜっ返す。それを青葉が窘める。そんな風にこの二人と絡むようになるとは思っていなかった。
蘇芳が巫監術府の仕事とは別に、見捨てられた第3皇子の専任教師となったと聞いたときは皆が驚いた。
もっと驚いたのは、彼がそれまでの仕事を疎かにせず、むしろ誰も着手しなかったような業務効率化を推進し始めたことだ。
保守派の上層部相手に、時に下手に、時に強気に、かといって相手に恥をかかせることなく意見し業務を整理していく蘇芳に、波瀬などは『あいつ本当に別人じゃないのか』などと言ったものだ。
しかも、仮にも皇子の専任教師という立場を得たのに、蘇芳はとくに禄を貰うでもなく、黒曜宮の名にちなんで黒や灰色の衣装をまとう花鶏に合わせて、自身も似たような彩色の簡素な装いをしていた。
それまでの着道楽とは程遠い。
他にも、周囲の人間に対する態度は気さくで柔らかく、冗談まで言うようになった。
そうなってくると、もともと清廉な美貌が目を引いてきた蘇芳のことだ。
それまでの悪評はあれど、彼と親しくなりたい人間は自然と増えてくる。
しかし本人はいたって泰然としており、常に最優先しているのは花鶏殿下だというのは、誰が見ても一目瞭然だった。
そんな蘇芳の手塩にかけた殿下の晴れの舞台である。
心なしかいつもより緊張しているようにも見える蘇芳を気にかけていると、
「先生!」
周囲がにわかに静寂に包まれ、人波の中に道が開けた。
驚いていると、少し先の方から、鮮やかな色の礼服をまとった少年がこちらへ大きく手を振りながら歩いてくるところだった。
(あれはまさか)
石畳の上を歩んでくる少年を避けるように人垣が割れ、波瀬と青葉も周囲に習って慌てて拝礼した。
蘇芳もゆったりと拝礼したが、すぐに少年、花鶏の「頭を上げてください、先生」の声に身を起こす。
無論、周囲にいた他の者はそのままである。
付き添いの女官を一人連れて、悠々と周りからの目を気にした風もない様子に蘇芳はやれやれと呆れた。
「これは殿下。貴賓席に姿が見えないのでどうしたのかと思えば。何です、ふらふらして。駄目ですよ、じっとしていないと」
(あ、そんな感じなのか)
おそらく皆同じことを思ったに違いない。
許しもなく顔を上げられないので、まじまじとは見れなかったが、すらりと伸びた背丈、やや癖のある黒髪を高い位置で結った姿は端正だ。通った鼻筋、少し釣り気味の意志の強そうな目。
仙姫、と称される蜜瑠璃皇女を筆頭に美男美女が多い皇族の中にあって、皇統の血筋を感じさせるお姿だった。
そしていつもは下賜された黒曜宮にちなんで暗い色の礼服が多いと聞くが、今日は……。
蘇芳は女官長の花浴が、何か言いたそうな顔をしていることに気付いた。ほらほら、とでも言うように目配せしてくる。
「どうしましたか?花浴女官長」
花浴は、もうっ、ともどかしそうに花鶏に顔を向けた。花鶏が咳払いする。
「先生、何か気づきませんか?」
蘇芳は心得たように微笑んだ。
「もちろん。新しく誂えた礼服でしょう。よく似合っていますよ。衣装合わせの時に見せてくれないから気になっていました。殿下にはそうした鮮やかなお召しもよく映える。日頃からもっと着たらよろしいのに」
花鶏は傍にいる花浴と目配せして肩をすくめた。ほらね、とでも言うように。
「……何ですか二人とも。感じの悪い」
「あとで教えてあげます。それじゃあ私は行きますが、先生、ちゃんと近くで見ていてくださいね」
「はいはい。あなたこそ緊張……は、していないようですね」
花鶏はにこっと笑って見せた。
「先生が見ていてくださるのに今更何を?行ってまいります」
来た時と同様、悠々とした足取りで貴賓席に向かう花鶏を見送ると、ようやっと周りも拝礼を解いて動き出す。
「吃驚した……」
波瀬がつぶやく。
「もう少し規律を覚えさせないと。ああして気ままに振舞って……まったく子供なんだから」
ぶつくさ言っている蘇芳が、ふと不思議そうに
「そういえば何だったのだろう。さっきの二人は」
「蘇芳殿……本当にお気づきでない?」
「何のことだ?」
言おうか言うまいか迷っていると、
「ハァ。だから服だろぉ。今日の殿下の服の色、なんだか言ってみろよ」
一応蘇芳は上司だが、波瀬の態度はいつもこんなである。馴れ馴れしく肩に腕まで置いてくる。
鬱陶し気に振り払いつつ、蘇芳は首を捻った。
「色?……殿下にしては珍しく明るい、濃い赤だったが。それがなんだ」
青葉は苦笑した。
「黒味を帯びた赤色。蘇芳の色ですよ」
蘇芳は何か言いかけたが結局言葉が見当たらず、花鶏が去っていった方向をまじまじと見つめた。
瀧華国が春の訪れを迎える頃。紫雲城内にて後嗣の儀が盛大に執り行われる運びとなった。
政務を行う最も荘厳な金柱の御殿から、ひな壇のように、階段が城壁に囲まれた最も広い空間へと伸びている。
即位式や結婚式、重要な宮中行事はすべてここで執り行われる習わしだ。
後嗣の儀の今日、儀仗が立ち並び、生花が所狭しと飾られ、楽隊と舞姫たちが出番を待っている。
大広間の中心には舞台が組まれ、芳しい香の煙がくゆる中、そのまわりを役人や貴族、そして出入りを許された商人たちまでもが埋め尽くしていた。
少し離れた場所には即席の観覧席があり、貴族は主にそちらへ着座している。
そして舞台から少し離れた場所に誂えられた貴賓席に、皇子皇女とお付きの者たちが居並んでいた。
「こんなところで我々と一緒にご覧になっていて良いのですか、蘇芳殿」
そう青葉が問えば、蘇芳は貴賓席の方を見ながら頷いた。
「何かあった時に観覧席ではすぐ動けないし、かといって貴賓席に座るような身分でもない。ここで良いんだ。それに、殿下になるべく近くで見ているように言われているしな」
「はあ、殿下は蘇芳殿にべったりだと聞いてましたが、本当なんですねぇ」
「波瀬、失礼だぞ」
蘇芳は気にしないというように手をひらひらさせながら、
「いいんだ。それに言うほど殿下も私贔屓というわけじゃないぞ。今朝も支度があるからと、ここに来るまで顔を見ていないし。はぁ……ちゃんとお仕度できただろうか」
「過保護なのはあんたじゃないか」
「やめなって」
蘇芳の天然発言を波瀬が混ぜっ返す。それを青葉が窘める。そんな風にこの二人と絡むようになるとは思っていなかった。
蘇芳が巫監術府の仕事とは別に、見捨てられた第3皇子の専任教師となったと聞いたときは皆が驚いた。
もっと驚いたのは、彼がそれまでの仕事を疎かにせず、むしろ誰も着手しなかったような業務効率化を推進し始めたことだ。
保守派の上層部相手に、時に下手に、時に強気に、かといって相手に恥をかかせることなく意見し業務を整理していく蘇芳に、波瀬などは『あいつ本当に別人じゃないのか』などと言ったものだ。
しかも、仮にも皇子の専任教師という立場を得たのに、蘇芳はとくに禄を貰うでもなく、黒曜宮の名にちなんで黒や灰色の衣装をまとう花鶏に合わせて、自身も似たような彩色の簡素な装いをしていた。
それまでの着道楽とは程遠い。
他にも、周囲の人間に対する態度は気さくで柔らかく、冗談まで言うようになった。
そうなってくると、もともと清廉な美貌が目を引いてきた蘇芳のことだ。
それまでの悪評はあれど、彼と親しくなりたい人間は自然と増えてくる。
しかし本人はいたって泰然としており、常に最優先しているのは花鶏殿下だというのは、誰が見ても一目瞭然だった。
そんな蘇芳の手塩にかけた殿下の晴れの舞台である。
心なしかいつもより緊張しているようにも見える蘇芳を気にかけていると、
「先生!」
周囲がにわかに静寂に包まれ、人波の中に道が開けた。
驚いていると、少し先の方から、鮮やかな色の礼服をまとった少年がこちらへ大きく手を振りながら歩いてくるところだった。
(あれはまさか)
石畳の上を歩んでくる少年を避けるように人垣が割れ、波瀬と青葉も周囲に習って慌てて拝礼した。
蘇芳もゆったりと拝礼したが、すぐに少年、花鶏の「頭を上げてください、先生」の声に身を起こす。
無論、周囲にいた他の者はそのままである。
付き添いの女官を一人連れて、悠々と周りからの目を気にした風もない様子に蘇芳はやれやれと呆れた。
「これは殿下。貴賓席に姿が見えないのでどうしたのかと思えば。何です、ふらふらして。駄目ですよ、じっとしていないと」
(あ、そんな感じなのか)
おそらく皆同じことを思ったに違いない。
許しもなく顔を上げられないので、まじまじとは見れなかったが、すらりと伸びた背丈、やや癖のある黒髪を高い位置で結った姿は端正だ。通った鼻筋、少し釣り気味の意志の強そうな目。
仙姫、と称される蜜瑠璃皇女を筆頭に美男美女が多い皇族の中にあって、皇統の血筋を感じさせるお姿だった。
そしていつもは下賜された黒曜宮にちなんで暗い色の礼服が多いと聞くが、今日は……。
蘇芳は女官長の花浴が、何か言いたそうな顔をしていることに気付いた。ほらほら、とでも言うように目配せしてくる。
「どうしましたか?花浴女官長」
花浴は、もうっ、ともどかしそうに花鶏に顔を向けた。花鶏が咳払いする。
「先生、何か気づきませんか?」
蘇芳は心得たように微笑んだ。
「もちろん。新しく誂えた礼服でしょう。よく似合っていますよ。衣装合わせの時に見せてくれないから気になっていました。殿下にはそうした鮮やかなお召しもよく映える。日頃からもっと着たらよろしいのに」
花鶏は傍にいる花浴と目配せして肩をすくめた。ほらね、とでも言うように。
「……何ですか二人とも。感じの悪い」
「あとで教えてあげます。それじゃあ私は行きますが、先生、ちゃんと近くで見ていてくださいね」
「はいはい。あなたこそ緊張……は、していないようですね」
花鶏はにこっと笑って見せた。
「先生が見ていてくださるのに今更何を?行ってまいります」
来た時と同様、悠々とした足取りで貴賓席に向かう花鶏を見送ると、ようやっと周りも拝礼を解いて動き出す。
「吃驚した……」
波瀬がつぶやく。
「もう少し規律を覚えさせないと。ああして気ままに振舞って……まったく子供なんだから」
ぶつくさ言っている蘇芳が、ふと不思議そうに
「そういえば何だったのだろう。さっきの二人は」
「蘇芳殿……本当にお気づきでない?」
「何のことだ?」
言おうか言うまいか迷っていると、
「ハァ。だから服だろぉ。今日の殿下の服の色、なんだか言ってみろよ」
一応蘇芳は上司だが、波瀬の態度はいつもこんなである。馴れ馴れしく肩に腕まで置いてくる。
鬱陶し気に振り払いつつ、蘇芳は首を捻った。
「色?……殿下にしては珍しく明るい、濃い赤だったが。それがなんだ」
青葉は苦笑した。
「黒味を帯びた赤色。蘇芳の色ですよ」
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