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三日目(その三十)♡
しおりを挟む「んっ!」
「ユリちゃんってさー、ハアッ、ハアッ、おっぱい弱いよね……ほら、こうすると……」
環はそう言うと、先端にギリギリ触れるように手の平を使って優しく擦る。
「んっ、はあっ、やっ! 環くん、ダメ……」
ユリは環のモノから思わず口を離すと、そう言って大きくうなだれる。
すると、錬が思い切りユリの中に強く押し入り、激しく動く。
「グチュッ、ズチュッ、ズチュッ、ヌチュッ!」
「ああっ!」
後ろから思い切り突かれ、一瞬天を仰ぐが、すぐにベッドに肘をつき顔を突っ伏す。
「ああ、ユリちゃん……ハアッ、錬のがそんなに気持ちいいの? でもダメ……お願い、僕のを、触って?」
ユリがなんとか顔を上げると、環が再び自分のモノを指先で擦っている。
錬の動きが少し止まると、環のモノをまた口に含む。
「ああっ! ハアッ、ハアッ」
環の息遣いが荒くなる。
ユリは下から上へと丁寧に舐めながら、濡れた先端を指先でそっと触れる。
「うっ! ……くっ!」
今度は舌先でそこを優しくなぞると、環の体がビクッと動く。
「あっ! ユリ、ちゃん……そこ、ハアッ、気持ち、いい……」
そしてしばらくの間ユリの攻めが続くと、環は錬に懇願した。
「ハアッ、ハアッ、ダメだ……出る! 錬、一回抜いて。このままじゃ……ユリちゃんの口に出しちゃう」
錬がユリから体を離すと、環はユリを仰向けに倒し、その胸元へと自分のモノを向けた。
「うっ!」
しばらく自分で擦ると、乳白色の液体がユリの胸元に勢いよく飛び出した。
* * * * * *
「はあ、ユリちゃん……」
環はユリに熱いキスをすると、棚からティッシュを数枚取り、飛び出た液体を優しく拭き取った。
「ユリちゃん、気持ちよかった……大好きだよ」
そう言ってまたキスをしようとすると、錬がユリの腰を掴み自分に引き寄せる。
「ひゃっ」
「錬ー……」
環が恨めしそうに錬に呼びかける。
「ーーこっちはお前がイクまでずっと我慢してたんだ。なにか文句があるのか?」
環はそれ以上ーーなにも言わなかった。
「さて、ユリ。俺のコレはどうしてくれる?」
ベッドの上で足を投げ出して座っている錬の真ん中には、すっかり落ち着きを取り戻したモノがあった。
ユリは錬の横に寄り添うように座ると、そっと手を触れる。
「これ、外してもいい?」
そう言って着ているコートを脱がすと、環にもらったティッシュにくるんで錬に渡す。
少し困った表情をして、それを受け取った錬が声を上げる。
「うっ! 待て、ユリ……」
ユリはコートを脱いだモノを口に含むと、ゆっくりと上下に動かし始めた。
「くっ、ユリ、お前、いきなり……」
手を添えながら、唾液たっぷりにスピードをつけて動かすと、錬のモノはどんどんと硬さを増していく。
「ズチュッ、ズチュッ、んはあっ、ズリュッ、ズリュッ。ズズズー」
いやらしい音とユリの息遣いが響く。
「うっ、……ハアッ」
次第に息遣いが荒くなってきた錬が、すっかり乱れたユリの髪を優しく撫で付ける。
そんなふたりの様子を見ていた環が、ユリにそっと近づく。
「ユリちゃん、いやらしい♡」
そう言って、後ろからユリの胸をまさぐり始める。
「んんーっ!」
ユリが体をビクッとさせるが、環はお構いなしだ。
また錬もユリの動きを止めたくないのか、もしくはこの状況を楽しみ始めたのか、ユリの頭をそっと押さえている。
胸をまさぐっている環の手が、下へと下りていく。
そしてユリの腰を大きく持ち上げると、スルリと太腿の間に仰向けで頭から滑り込んだ。
「ひゃあーっ!」
ユリはたまらず、押さえていた錬の手を跳ね除け、叫ぶ。
環はユリの腰を左右からガッチリ掴むと、茂った草むらにむしゃぶりついた。
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