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第94話 味噌汁
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いつも拙作をお読みいただき、誠にありがとうございます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
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――――――――――――――――
「さて、後片付けも終わったし、そろそろ休もうか」
晩ご飯を食べ終え、キャンピングカーの中で洗い物を終えた。もう日も落ちているし、そろそろ寝る時間だ。
「そういえばヘーリさんっていつも寝る時はどうしているんですか? 普通に野営をしていたら、魔物や盗賊とかに襲われる可能性もありそうですよね」
「そうですな、基本的に普段は盗賊たちに見つからないように道から外れたところにテントを張って野営をすることが多いです。魔物についてはどうしても出てくることがありますが、あの子が気付いてくれることが多いですよ」
「ヒヒ~ン!」
ヘーリさんが指をさした先にはヘーリさんの荷馬車を引っ張ってきた茶色い毛並みをした馬がいる。フー太みたいに俺たちの言葉が分かるわけじゃないだろうから、たまたま声を上げただけだろう。
確かに野生の動物は普通の人よりも聴覚なんかの感覚は鋭そうだ。
「寝る時はあの子のすぐ近くで寝ておりますな。とはいえ、それでも魔物に襲われることはあります。まあ、運悪く魔物や盗賊に遭遇しまうことはどうしてもありますからな。倒せそうな弱い魔物なら良いですが、強い魔物や数が多い盗賊なんかの場合には積み荷を犠牲にして逃げるしかないです。私もそれで積み荷をすべて失いながらも、命からがら助かったことが数回ありますよ」
「な、なるほど……」
どうやらこの世界で村や街を渡り歩く行商人は俺が想像していた以上に危険な職業らしい。
本気でやばい場合には積み荷をすべて捨ててでも逃げるのか……確かに狙っている積み荷をすべて捨てれば、そこまでして追ってくる魔物や盗賊も少ないだろう。
そう考えると、この異世界へ来た時にキャンピングカーがあってくれて本当に良かったよ……
「そればかりはどうしても巡り合わせがありますからね。魔物や盗賊に襲われて、今生き延びているだけで運が良いのですよ」
「うん! 病気にもかからないで、元気なだけで幸せなんだよね!」
「ホー!」
「………………」
そうだな。みんなの言う通り、今こうして生きておいしいご飯を食べられるだけで、それはとても運が良いことなのだろう。
キャンピングカーがある分、行商人なんかよりは安全に旅ができているとはいえ、いつ命を落とすかもしれない世界だ。一日一日を楽しみながら、一食一食を大切にしていこう。
……あとキャンピングカーの運転は安全第一だな。今のところ一番危険なのは魔物や盗賊よりも事故な気がする。車体を強化して視力のいいフー太とジーナが助手席に座っていてくれるとはいえ、それほどスピードは出さずに安全運転を心がけるとしよう。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ふあ~あ。うん、異常はなさそうだな」
そして翌日。
昨日は片付けをしたあと、いつも通りキャンピングカーの周囲に釣り糸で作った鳴子を設置してキャンピングカーに鍵をかけて就寝した。さすがに出会ったばかりのヘーリさんをそこまで信用するわけにもいかなかったので、キャンピングカーには俺たちだけで寝た。
夜のうちにヘーリさんが良からぬことを考えてこのキャンピングカーにちょっかいを出して来たり、魔物が俺やヘーリさんを襲うようなこともなかった。
……ありえないとは思うのだが、優しそうなヘーリさんであっても警戒は怠ってはならないのが悲しいところだ。
そんな俺の心配をよそに俺の隣にはいつも通り大きくなって抱き心地のよさそうなフー太が寝ていて、窓の外にはヘーリさんのテントと馬車を引く馬が昨日のまま無事でいた。
「さて、それじゃあ朝ご飯を作るとするか」
ジーナとコレットちゃんもまだ眠っているようだ。昨日は釣りをしたり一緒に料理をしたりして、いつも以上につかれていたのだろうな。さて、今日の朝食は何にするかな。
「……シゲト、このおかしな色をしたスープは本当に飲めるのですか?」
「でもジーナお姉ちゃん、色は茶色だけれど、おいしそうなお魚さんの匂いがするよ」
「ホー!」
「俺の故郷のスープだよ。ちょっと独特な調味料を使ったスープだから、合わなかったら無理はしなくていいからね」
みんなの目の前には茶色いスープ――味噌汁がある。このキャンピングカーに味噌は積んでいたが、出汁や具材がなかったのでこれまで作ることができなかった。
しかし、マイセンの街で昆布のような海藻と、小魚を干した煮干しに近いものがあったので、ようやく味噌汁を作ることができるようになったわけだ。やはり日本人としてはたまに味噌汁を飲みたくなってしまうものだよな。
理想を言えば豆腐と鰹節のようなものが欲しかったところだ。豆腐はともかく、鰹節は作ることができるかもしれないので、今度試してみるとしよう。
「あの、私までいただいてしまっても本当によろしかったのですかな?」
「ええ。正直に言うと昨日はお金をちょっともらいすぎましたらからね。今日の朝食は大した材料費が掛かっていないので、ちょっとしたおまけです」
そして朝食にはヘーリさんも誘ってみた。昨日の晩ご飯は自分たちで釣った魚だったので、材料費がほとんどかかっていない。それなのに結構な金額をいただいてしまったから、今日の朝食はおまけだ。
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「ヒヒ~ン!」
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確かに野生の動物は普通の人よりも聴覚なんかの感覚は鋭そうだ。
「寝る時はあの子のすぐ近くで寝ておりますな。とはいえ、それでも魔物に襲われることはあります。まあ、運悪く魔物や盗賊に遭遇しまうことはどうしてもありますからな。倒せそうな弱い魔物なら良いですが、強い魔物や数が多い盗賊なんかの場合には積み荷を犠牲にして逃げるしかないです。私もそれで積み荷をすべて失いながらも、命からがら助かったことが数回ありますよ」
「な、なるほど……」
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