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第44話 謎の組織 ※ここからファンタジー要素あり
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ハイネが恋愛関係で悩んでいたころ、人が住む町から遠く離れた、とある洞窟で怪しげな集団が儀式をしている。
「やめろ・・・」
魔族が台座に縛られ両足を高く上げられた状態で拘束されている。男が近付き一物を露わにすると拘束された男の後ろの口に当てる。
「やめろ・・・それだけはやめてくれ」
「ほら、もっと声出して良いんだぜ。誰も助けに来ないけどな」
「やめてくれ・・・俺たち魔族の男はそこを凌辱されると・・・」
「知っているさ。悪鬼になることを。それが目的だ」
魔族は悪鬼になると破壊衝動に駆られる。故に魔族では後ろの口は使用禁止だ。
「何を企んでいる」
「500年前の続きだよ。悪鬼は100人いれば十分だ。あとは無限に湧き出る怪物と死んだ人間をアンデットにして町を襲わせる」
「その前に狩られるさ。俺たち魔族は怪物を使って鉱物を集めさせているから知っているさ」
魔族は怪物を使役できる。たまに売買を持ちかける変わり者には代金を支払う。ナッシュみたいな怪物に。
「それはどうかな?瘴気が出るのは森だけだと誰が決めた?」
「もしかして・・・」
「そうだ。この瘴気を感じるか?ここに既に居る10万を超える怪物の瘴気を。お前たち魔族の力は怪物を使役すること、闇の力を使うことだ。それが悪鬼になれば人間では歯が立たない」
「無駄なことをせず直ぐに開放しろ」
「駄目だな。すでに古代兵器も目覚めた」
「仲間を殺したのか?」
「あぁ、100人程な」
「なんてことを・・・」
「古代兵器100体と悪鬼の軍勢。それに悪鬼に使役され進化した怪物の集団とアンデッドの軍勢。果たして魔族と神族だけで対処できるかな?」
「それでも・・・悪鬼にされてもお前たちの好きにはさせない」
「それは無理だな。すでに隷属されているのも気が付かないのか?」
「な・・・」
「さあ、おねだりしろ。後ろの口で奉仕させてくださいと言え」
「だれが・・・後ろの口で奉仕させてください・・・ぐぅ・・・」
「それではご褒美だ、受け取れ」
そう言うと男は魔族の後ろの口に一物をねじ込む。そして1分ほどで中に白濁液を流し込んだ。
「壊したい・・・すべて破壊したい・・・」
「早速、悪鬼になったな。お前で30人目だ。世界を滅ぼすために力を使ってもらおう」
そう言うと悪鬼となった魔族の拘束を解く男。
「こいつも他の奴と一緒にしておけ。大事な戦力だから丁重にな」
大広間に先ほどの男がやってくる。そこには多種族の女が控えている。女達の血色は悪くみんな青白い顔をしている。
「ふ、アンデッドこそ至高だな」
男はそう言うと女たちに自分の一物を舐めさせる。この男は死体に“黄泉がえり魔法”を使うことで死者をアンデットと呼ばれる魔物に出来る。
「失礼します」
首を手に抱えた女が入ってくる。デュラハンだ。
「ガラリアか。どうした?」
「は、新たに魔族を1人捕獲してまいりました」
「そうか、ご苦労であった。褒美は何を望む?」
「ふ、知れたことを。私の望みは無残に私を殺したこの世界への復讐です」
「そうであるが他にも欲しいものがあったら・・・武器とかアレとか」
「あなたのお粗末で早い一物だけはいりません」
「・・・一応上司なんだからさ、もう少し言い方がね」
「死者の王に協力するのは復讐が目的です。隷属させているアンデッドもイクのが早すぎるし小さいと言っていましたよ」
「それ・・・ショックだわ」
「まあ、目的は同じですからね。それで良いでしょ」
「そうだけど・・・」
「神や魔王を黄泉がえらせて玩具にすればいいでしょ?」
黙る死者の王。
「話は変わるけど古代兵器はどう?」
「巨大なロボットですか?あれは命令待ちで待機させています」
「動かさないの?」
「試運転はしましたが・・・100体動かしたら試運転場が壊れました。今はアンデッドたちに修理させています」
「破壊力はさすがだね」
「そんな事より早く悪鬼に変えてください」
「いや・・・少し待って、今日3回抜いちゃって」
「ハァ?バカですか?そんな事をやっているから前の戦いで負けるんですよ?」
「だって・・・あの時は普通の魔族を使ったし・・・神の聖剣でやられちゃったし・・・」
「あのさぁ、私達ここで500年待っていましたよ?ちょっとは考えてくださいな」
「だから、今度こそね。それに前の戦いで俺が表に出ていないじゃない。だからなんどでもさ・・・」
「呆れた。隷属魔法、黄泉がえり魔法、虐殺魔法を使えるのだから自分も戦えば良いじゃないですか」
「うん・・・今回はそうするよ・・・」
「それでは魔族を拘束しておきますから後で掘ってくださいよ」
「・・・そんな趣味無いけど」
「じゃあ、隷属魔法だけかけてアンデッドに掘らせれば良いじゃないですか」
「あ、その手があったか・・・」
「脳細胞死んでいるんですか?」
「死者の王だけに」
呆れかえってデュラハンは行ってしまった。
こんな感じで500年前、大量虐殺したのだからある意味凄い組織である。
「やめろ・・・」
魔族が台座に縛られ両足を高く上げられた状態で拘束されている。男が近付き一物を露わにすると拘束された男の後ろの口に当てる。
「やめろ・・・それだけはやめてくれ」
「ほら、もっと声出して良いんだぜ。誰も助けに来ないけどな」
「やめてくれ・・・俺たち魔族の男はそこを凌辱されると・・・」
「知っているさ。悪鬼になることを。それが目的だ」
魔族は悪鬼になると破壊衝動に駆られる。故に魔族では後ろの口は使用禁止だ。
「何を企んでいる」
「500年前の続きだよ。悪鬼は100人いれば十分だ。あとは無限に湧き出る怪物と死んだ人間をアンデットにして町を襲わせる」
「その前に狩られるさ。俺たち魔族は怪物を使って鉱物を集めさせているから知っているさ」
魔族は怪物を使役できる。たまに売買を持ちかける変わり者には代金を支払う。ナッシュみたいな怪物に。
「それはどうかな?瘴気が出るのは森だけだと誰が決めた?」
「もしかして・・・」
「そうだ。この瘴気を感じるか?ここに既に居る10万を超える怪物の瘴気を。お前たち魔族の力は怪物を使役すること、闇の力を使うことだ。それが悪鬼になれば人間では歯が立たない」
「無駄なことをせず直ぐに開放しろ」
「駄目だな。すでに古代兵器も目覚めた」
「仲間を殺したのか?」
「あぁ、100人程な」
「なんてことを・・・」
「古代兵器100体と悪鬼の軍勢。それに悪鬼に使役され進化した怪物の集団とアンデッドの軍勢。果たして魔族と神族だけで対処できるかな?」
「それでも・・・悪鬼にされてもお前たちの好きにはさせない」
「それは無理だな。すでに隷属されているのも気が付かないのか?」
「な・・・」
「さあ、おねだりしろ。後ろの口で奉仕させてくださいと言え」
「だれが・・・後ろの口で奉仕させてください・・・ぐぅ・・・」
「それではご褒美だ、受け取れ」
そう言うと男は魔族の後ろの口に一物をねじ込む。そして1分ほどで中に白濁液を流し込んだ。
「壊したい・・・すべて破壊したい・・・」
「早速、悪鬼になったな。お前で30人目だ。世界を滅ぼすために力を使ってもらおう」
そう言うと悪鬼となった魔族の拘束を解く男。
「こいつも他の奴と一緒にしておけ。大事な戦力だから丁重にな」
大広間に先ほどの男がやってくる。そこには多種族の女が控えている。女達の血色は悪くみんな青白い顔をしている。
「ふ、アンデッドこそ至高だな」
男はそう言うと女たちに自分の一物を舐めさせる。この男は死体に“黄泉がえり魔法”を使うことで死者をアンデットと呼ばれる魔物に出来る。
「失礼します」
首を手に抱えた女が入ってくる。デュラハンだ。
「ガラリアか。どうした?」
「は、新たに魔族を1人捕獲してまいりました」
「そうか、ご苦労であった。褒美は何を望む?」
「ふ、知れたことを。私の望みは無残に私を殺したこの世界への復讐です」
「そうであるが他にも欲しいものがあったら・・・武器とかアレとか」
「あなたのお粗末で早い一物だけはいりません」
「・・・一応上司なんだからさ、もう少し言い方がね」
「死者の王に協力するのは復讐が目的です。隷属させているアンデッドもイクのが早すぎるし小さいと言っていましたよ」
「それ・・・ショックだわ」
「まあ、目的は同じですからね。それで良いでしょ」
「そうだけど・・・」
「神や魔王を黄泉がえらせて玩具にすればいいでしょ?」
黙る死者の王。
「話は変わるけど古代兵器はどう?」
「巨大なロボットですか?あれは命令待ちで待機させています」
「動かさないの?」
「試運転はしましたが・・・100体動かしたら試運転場が壊れました。今はアンデッドたちに修理させています」
「破壊力はさすがだね」
「そんな事より早く悪鬼に変えてください」
「いや・・・少し待って、今日3回抜いちゃって」
「ハァ?バカですか?そんな事をやっているから前の戦いで負けるんですよ?」
「だって・・・あの時は普通の魔族を使ったし・・・神の聖剣でやられちゃったし・・・」
「あのさぁ、私達ここで500年待っていましたよ?ちょっとは考えてくださいな」
「だから、今度こそね。それに前の戦いで俺が表に出ていないじゃない。だからなんどでもさ・・・」
「呆れた。隷属魔法、黄泉がえり魔法、虐殺魔法を使えるのだから自分も戦えば良いじゃないですか」
「うん・・・今回はそうするよ・・・」
「それでは魔族を拘束しておきますから後で掘ってくださいよ」
「・・・そんな趣味無いけど」
「じゃあ、隷属魔法だけかけてアンデッドに掘らせれば良いじゃないですか」
「あ、その手があったか・・・」
「脳細胞死んでいるんですか?」
「死者の王だけに」
呆れかえってデュラハンは行ってしまった。
こんな感じで500年前、大量虐殺したのだからある意味凄い組織である。
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