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第二章 新たな大地にイキリ散らしを求めて
第二十七話 この私が手のひらの上?面白いじゃない
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さて、第七魔法研究所から出ましょうか。
やっぱりこの感じ、地上の方のからサンタニールさんの気配を感じる。
ふふ、心配になってきてくれたのかしら?
それとも王様の命令で私にとどめを刺しに来たかしら?
ま、話してみましょうか。
「あらあらサンタニールさん、お迎えですか?」
「セイント、イワン様はどうなった?」
「あら……もしかして、やられたかしら?」
「お前ならイワン様の願いを叶えられると思ってな」
「……そんなめんどくさい事となくても、言えばよかったのに」
「そう言わないでくれ、国というのはとてもめんどくさいのだ」
「シナリオ的には私が悪者になるのかしら、まあ異世界にほほいのほいしたし?」
「すまなかった」
「あらあら謝らないで? 多分あなた達も慌てたのでしょう」
そうね……多分こうかしら?
イワンって人は異世界に行きたかった。
兄であるハナースが弟の為に頑張ったのでしょうね。
で、大臣と第七魔法研究所リーダーが黒幕。
そうねぇ、黒幕の理由としては……大臣は権力が欲しかった。
リーダーもとい神様……あ、名前を聞いてなかったわね。
リーダーでいいか、めんどくさいし。
で、リーダーは……どうしてかしら? 仕えている神様への信仰心?
何かもう考えるのがめんどくさいわね。
私は探偵じゅないし、イキリ散らしたいだけなのよ。
あ、今回のの異世界誘拐犯は……誘拐していたのかしらは?
イワンって人は……なんだろう、そういう空気だけ感じたのよね。
って事は大臣の可能性があるわね? 臭いが移る的な?
……焼肉かよ、でも地下牢で見た時には気付かなかった。
ふむむ……他にも黒幕がいるのかしら?
ま、そこ――
「セイント、いいか?」
「何かしら?」
「……なんでリーダーの生首を持っているんだ?」
「そりゃ敵対したから?」
「いや……趣味悪すぎだろう」
「ああ……ふむ、確かにそうね、でも正義に酔いしれてる時ってねおかしくならない?」
「いや、まあ……言いたい事はわかるが」
「まあそれよりも、これからどうしようかしら? あ、黒幕って結局は誰なの?」
「いや、私は知らんぞ?」
「本当かしら?」
「ああ、私が知っていたら問題だろう」
まあ確かには? あら? それよりも……
大切な事を聞いておこうかしら?
「サンタニールさん、立場的に私を処さなくてもいいのかしら?」
「ああ……私は王様から死者は手厚くしろと言われている」
「あらあら? 私は死んでないわよ?」
「ふっ、冒険者ギルドの登録は消させてもらった」
「えぇ……ちょっと待ってよ」
「安心しろ、ちゃんと見返りはある……ま、全て終わってからだが」
「見返り? どういう事かしら?」
「この国の特別王宮魔術師に任命する」
「はぁ? いや、所属するつもりは無いんだけど」
「だから特別だと言っただろ? ま、簡単に言えば権力をふるえるぞ?」
「えぇ……嫌よ、そんな三流ポジション」
「まあまあそう言うな、これからお前はイキリ散らしをするんだろ? だったら、何処かで権力が必要になるはず」
「例えば?」
「安易な発想だが、城を見学したいとかな」
「え? それでどうするの?」
「ん? 異世界誘拐犯を探せばいいじゃないか」
「えぇ……いや、私的にはありがたいんだけどね? 王様は納得しているの?」
「ふっ、私の代わりに面白そうな事をしてくれるとワクワクしているが?」
……これ、ハナースさんの代わりに暴れろって事なのかしら?
うーん、まあこの世界の権力があったらあったでいいんだけど。
何か乗せられている気がするのよね、タダより高い物はない。
どうしたものかしら? 断る――
「では友として頼もう、王のわがままを受け入れてくれ」
「あらあらまあまあ」
あ、そう来る? それならこっちも負けないわよ?
ハナースさんの目的も知りたいし、まさか本当に面白そうだから?
え? いや……多分、本当なんでしょうね。
「セイント、イワン様を助けてくれただろう? そのお礼だそうだ」
「んん? やっぱりそこが引っかかるのよね」
「何がだ?」
「何で私がそう動くとわかったのかしら?」
「ふむ簡単だ」
「え?」
「お前の想像を超えた優秀な人だからだ、それではダメか?」
「……ふむ」
確かに……私と話した時もちょっとアホっぽいオーラしか感じなかった。
能ある鷹は爪を隠すね? 面白いじゃない、ならその面白そうって心意気に乗りますか。
「わかったわ、でもまずは黒幕よ黒幕、どんな因果関係ってめんどくさい」
「そうか?」
「あ、その顔は本当の黒幕をやっぱり知っているわね?」
「ワルダン大臣というのが黒幕だな、あとその生首」
「あ、今のうちに理由を聞いていいかしら?」
「理由か? そこの生首が神様の位を上げたいからだ」
「どういう事かしら?」
「神様の力は信仰心なんだ、単純な話信者の数だ」
「ふむふむ」
「で、ワルダン大臣とグルになって信仰心を集める訳だ」
「ふむふむ」
なるほど? この生首神様が異世界召喚をする。
次にワルダン大臣が、異世界人を使ってマッチポンプをする。
住民達の信頼爆上がり……え? でもこれって打ち止めする時がくるわよね?
悪者や魔物だって打ち止めする時がくるのでは?
「多分この生首神様が異世界召喚をしたんだろうけど、どうやって信仰心を稼いだの?」
「ああ、最近までは『追放』で稼いでいたな」
「『追放』ですって?」
「ああ、異世界召喚マッチポンプとでも言おうか」
「ゴロがいいわね」
「最初は悪人の討伐を目的としていたんだ」
「なるほど? ハナースさんもそれなら多少は目をつぶるかしら?」
「ああ、で、次からマッチポンプだった、召喚した異世界人をアホにした」
「は? どういう事?」
「ふむ……何とか言えばいいのか……能力以上の仕事を求める様になった」
「あらあら、大丈夫?」
「それで仕事に失敗をし始める」
「まあそうでしょうね……って、異世界召喚人はチート――いえ、凄い能力を持っているんじゃないの?」
「そんなの直ぐにはく奪出来るだろう、与えた側がな」
「ああ、そういうマッチポンプ」
つまりは、チート貰ってイキリ散らしてる異世界召喚された人。
最初はあれよあれよと悪人討伐、周りが持ち上げる。
タイミングを見計らって弱体化や力を奪う。
実は無能だったのでは? と言われ始める。
異世界召喚された人はブチギレる、まあ……うん……まあ。
それは置いといて、理由を付けて追放する。
そうね……追放してから闇の力でも覚醒させれば、復習者の出来上がりね。
それをまた新たな異世界召喚された人にやらせる。
……えぇ、これそんな効率的な感じじゃないわよね?
少なくとも連続では出来ないわよね?
「……考えるのがめんどくさくなった、ワルダン大臣の所行きましょう」
「ふっ、エスコートしてやろう」
まあ事情なんてどうでもいいか、ふふ、小物でもなんでも――
やっと異世界誘拐犯とご対面か。
やっぱりこの感じ、地上の方のからサンタニールさんの気配を感じる。
ふふ、心配になってきてくれたのかしら?
それとも王様の命令で私にとどめを刺しに来たかしら?
ま、話してみましょうか。
「あらあらサンタニールさん、お迎えですか?」
「セイント、イワン様はどうなった?」
「あら……もしかして、やられたかしら?」
「お前ならイワン様の願いを叶えられると思ってな」
「……そんなめんどくさい事となくても、言えばよかったのに」
「そう言わないでくれ、国というのはとてもめんどくさいのだ」
「シナリオ的には私が悪者になるのかしら、まあ異世界にほほいのほいしたし?」
「すまなかった」
「あらあら謝らないで? 多分あなた達も慌てたのでしょう」
そうね……多分こうかしら?
イワンって人は異世界に行きたかった。
兄であるハナースが弟の為に頑張ったのでしょうね。
で、大臣と第七魔法研究所リーダーが黒幕。
そうねぇ、黒幕の理由としては……大臣は権力が欲しかった。
リーダーもとい神様……あ、名前を聞いてなかったわね。
リーダーでいいか、めんどくさいし。
で、リーダーは……どうしてかしら? 仕えている神様への信仰心?
何かもう考えるのがめんどくさいわね。
私は探偵じゅないし、イキリ散らしたいだけなのよ。
あ、今回のの異世界誘拐犯は……誘拐していたのかしらは?
イワンって人は……なんだろう、そういう空気だけ感じたのよね。
って事は大臣の可能性があるわね? 臭いが移る的な?
……焼肉かよ、でも地下牢で見た時には気付かなかった。
ふむむ……他にも黒幕がいるのかしら?
ま、そこ――
「セイント、いいか?」
「何かしら?」
「……なんでリーダーの生首を持っているんだ?」
「そりゃ敵対したから?」
「いや……趣味悪すぎだろう」
「ああ……ふむ、確かにそうね、でも正義に酔いしれてる時ってねおかしくならない?」
「いや、まあ……言いたい事はわかるが」
「まあそれよりも、これからどうしようかしら? あ、黒幕って結局は誰なの?」
「いや、私は知らんぞ?」
「本当かしら?」
「ああ、私が知っていたら問題だろう」
まあ確かには? あら? それよりも……
大切な事を聞いておこうかしら?
「サンタニールさん、立場的に私を処さなくてもいいのかしら?」
「ああ……私は王様から死者は手厚くしろと言われている」
「あらあら? 私は死んでないわよ?」
「ふっ、冒険者ギルドの登録は消させてもらった」
「えぇ……ちょっと待ってよ」
「安心しろ、ちゃんと見返りはある……ま、全て終わってからだが」
「見返り? どういう事かしら?」
「この国の特別王宮魔術師に任命する」
「はぁ? いや、所属するつもりは無いんだけど」
「だから特別だと言っただろ? ま、簡単に言えば権力をふるえるぞ?」
「えぇ……嫌よ、そんな三流ポジション」
「まあまあそう言うな、これからお前はイキリ散らしをするんだろ? だったら、何処かで権力が必要になるはず」
「例えば?」
「安易な発想だが、城を見学したいとかな」
「え? それでどうするの?」
「ん? 異世界誘拐犯を探せばいいじゃないか」
「えぇ……いや、私的にはありがたいんだけどね? 王様は納得しているの?」
「ふっ、私の代わりに面白そうな事をしてくれるとワクワクしているが?」
……これ、ハナースさんの代わりに暴れろって事なのかしら?
うーん、まあこの世界の権力があったらあったでいいんだけど。
何か乗せられている気がするのよね、タダより高い物はない。
どうしたものかしら? 断る――
「では友として頼もう、王のわがままを受け入れてくれ」
「あらあらまあまあ」
あ、そう来る? それならこっちも負けないわよ?
ハナースさんの目的も知りたいし、まさか本当に面白そうだから?
え? いや……多分、本当なんでしょうね。
「セイント、イワン様を助けてくれただろう? そのお礼だそうだ」
「んん? やっぱりそこが引っかかるのよね」
「何がだ?」
「何で私がそう動くとわかったのかしら?」
「ふむ簡単だ」
「え?」
「お前の想像を超えた優秀な人だからだ、それではダメか?」
「……ふむ」
確かに……私と話した時もちょっとアホっぽいオーラしか感じなかった。
能ある鷹は爪を隠すね? 面白いじゃない、ならその面白そうって心意気に乗りますか。
「わかったわ、でもまずは黒幕よ黒幕、どんな因果関係ってめんどくさい」
「そうか?」
「あ、その顔は本当の黒幕をやっぱり知っているわね?」
「ワルダン大臣というのが黒幕だな、あとその生首」
「あ、今のうちに理由を聞いていいかしら?」
「理由か? そこの生首が神様の位を上げたいからだ」
「どういう事かしら?」
「神様の力は信仰心なんだ、単純な話信者の数だ」
「ふむふむ」
「で、ワルダン大臣とグルになって信仰心を集める訳だ」
「ふむふむ」
なるほど? この生首神様が異世界召喚をする。
次にワルダン大臣が、異世界人を使ってマッチポンプをする。
住民達の信頼爆上がり……え? でもこれって打ち止めする時がくるわよね?
悪者や魔物だって打ち止めする時がくるのでは?
「多分この生首神様が異世界召喚をしたんだろうけど、どうやって信仰心を稼いだの?」
「ああ、最近までは『追放』で稼いでいたな」
「『追放』ですって?」
「ああ、異世界召喚マッチポンプとでも言おうか」
「ゴロがいいわね」
「最初は悪人の討伐を目的としていたんだ」
「なるほど? ハナースさんもそれなら多少は目をつぶるかしら?」
「ああ、で、次からマッチポンプだった、召喚した異世界人をアホにした」
「は? どういう事?」
「ふむ……何とか言えばいいのか……能力以上の仕事を求める様になった」
「あらあら、大丈夫?」
「それで仕事に失敗をし始める」
「まあそうでしょうね……って、異世界召喚人はチート――いえ、凄い能力を持っているんじゃないの?」
「そんなの直ぐにはく奪出来るだろう、与えた側がな」
「ああ、そういうマッチポンプ」
つまりは、チート貰ってイキリ散らしてる異世界召喚された人。
最初はあれよあれよと悪人討伐、周りが持ち上げる。
タイミングを見計らって弱体化や力を奪う。
実は無能だったのでは? と言われ始める。
異世界召喚された人はブチギレる、まあ……うん……まあ。
それは置いといて、理由を付けて追放する。
そうね……追放してから闇の力でも覚醒させれば、復習者の出来上がりね。
それをまた新たな異世界召喚された人にやらせる。
……えぇ、これそんな効率的な感じじゃないわよね?
少なくとも連続では出来ないわよね?
「……考えるのがめんどくさくなった、ワルダン大臣の所行きましょう」
「ふっ、エスコートしてやろう」
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