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第二章 新たな大地にイキリ散らしを求めて
第十四話 ふむ、困った事があるようさね?
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「大丈夫なんですか?」
「食べ物は自給自足で何とかなるが、日用品は流石に買わないといけない」
「セイント、俺達でどうにかするぞ」
「あら? やる気ね?」
「当たり前だ、人に優しくさりたら優しくする、それに本当に困っている人を見捨てろと?」
「……まあそうさね」
本当にキラキラ主人公さね? うん、キラキラ主人公過ぎて気持ち悪い。
ま、私もカオスの考えには同意見だがね。
「申し出はありがたいのですが、お支払い出来るものが……」
「いや? もう貰ってますよ? 奥様の料理は美味しいです、味だけでなく人の心をあたたかくする」
「いえいえ、そういう訳には……」
「村長さん? 自分の奥様を低く見積もるのは失礼さね?」
「え? ええ? いや、そんなつもりは……」
「アナタ、この方達のご厚意を受けましょう」
「……うむむ……村としてはありがたいですが……」
「あ、村長さん、気になっていたんだけど」
「何でしょうか?」
「もしかして、鍛冶……あ、武器とか鍛冶ですね、とかなさいますか?」
「え? ええ、農具やナイフ程度ですが」
「あ、すみません、鍛冶用のハンマーが見えてしまい」
ふむ、確かに私達の座っている所から、作業場がチラッと見えている。
大きいハンマーとか、まあ鍛冶に使う工具があるさね。
「どうでしょう? 洞窟の復旧には間違いなく……少なく見積もっても数日はかかります、ナイフを作ってくれませんか?」
「いえいえ、それだけでは報酬にあわないのでは?」
「アナタ、もう根負けした方がいいわよ、人の善意はありがたく頂戴しましょ?」
「……ありがとうございます」
村長さんが深々と頭を下げている。
私達も頭を下げたさね、善意の押し付けだしね。
ま、明日から落盤の復旧作業か。
さてはて、しばらくはスローライフかね?
それもいいか、最近は心が荒んでいたからね。
明日からチョットたのしみさね。
「食べ物は自給自足で何とかなるが、日用品は流石に買わないといけない」
「セイント、俺達でどうにかするぞ」
「あら? やる気ね?」
「当たり前だ、人に優しくさりたら優しくする、それに本当に困っている人を見捨てろと?」
「……まあそうさね」
本当にキラキラ主人公さね? うん、キラキラ主人公過ぎて気持ち悪い。
ま、私もカオスの考えには同意見だがね。
「申し出はありがたいのですが、お支払い出来るものが……」
「いや? もう貰ってますよ? 奥様の料理は美味しいです、味だけでなく人の心をあたたかくする」
「いえいえ、そういう訳には……」
「村長さん? 自分の奥様を低く見積もるのは失礼さね?」
「え? ええ? いや、そんなつもりは……」
「アナタ、この方達のご厚意を受けましょう」
「……うむむ……村としてはありがたいですが……」
「あ、村長さん、気になっていたんだけど」
「何でしょうか?」
「もしかして、鍛冶……あ、武器とか鍛冶ですね、とかなさいますか?」
「え? ええ、農具やナイフ程度ですが」
「あ、すみません、鍛冶用のハンマーが見えてしまい」
ふむ、確かに私達の座っている所から、作業場がチラッと見えている。
大きいハンマーとか、まあ鍛冶に使う工具があるさね。
「どうでしょう? 洞窟の復旧には間違いなく……少なく見積もっても数日はかかります、ナイフを作ってくれませんか?」
「いえいえ、それだけでは報酬にあわないのでは?」
「アナタ、もう根負けした方がいいわよ、人の善意はありがたく頂戴しましょ?」
「……ありがとうございます」
村長さんが深々と頭を下げている。
私達も頭を下げたさね、善意の押し付けだしね。
ま、明日から落盤の復旧作業か。
さてはて、しばらくはスローライフかね?
それもいいか、最近は心が荒んでいたからね。
明日からチョットたのしみさね。
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