18 / 43
第二章 新たな大地にイキリ散らしを求めて
第二話 へー理解できる異世界転移者に会えるとは、あ、船の時間だ
しおりを挟む
何か知らんけど、異世界あるあるを見る事になった。
で、今の状況は奴隷を庇う、異世界転生者か転移者の登場って訳だ。
「何だぁ!? てめぇ!」
「まさか奴隷を助けるとでも言うなよ? 合法なんだぜ!?」
ああ……そいやこの国って奴隷制度あったな。
まあ、そんな酷い扱いではないはずなんだ。
この世界の奴隷制度は……いや待てよ。
制度がしっかりとしていても、悪い事する奴はするか。
どちらにしろ、国が認めた『合法』なんだよな。
「その奴隷を買う、それなら文句はあるまい?」
「なんだ客かよ、脅かせやがって」
ふむふむ、あの若者はありがちな、転移者とか転生者ではないようだ。
『お! すげぇ! 普通の転生者とか転移者なら、まずぶん殴るのに!? なんて物分かりが良いんだ!』
『あのなカオス、聞こえないとは言え、そんなにはしゃぐな』
『馬鹿野郎! 常識ある転生者とか転移者って居ないんだぜ? どいつもこいつも奴隷制度反対! それは素晴らしいがな? 異世界の奴隷制度をちゃんと調べねーんだよ! 前の世界の常識をペラペラと語りだしやがる! 異世界を壊すな! 侵略者が!』
『はいはい、落ち着いて、てかあの若者は転生者なの? 転移者?』
『ああ、俺のイキリ散らしセンサーによると、転移者だな』
『ふむふむ』
む? あの若者がこちらを見た? ほう? 私達の存在に気付いたか。
やるじゃないか、私の魔法を見破るとはね?
ふむ、転生者君は奴隷商人と商談をしているようだな。
……それもまとまったようだ。
ほうほう、転移者君の従者っぽいのが現れたね、話の続きをするようだ。
ふむ、従者は奴隷商人と少女と共にこの場所を離れたね。
ふむふむ、私の方を見ている、これはバレてるね?
「……復讐の魔女、まさかここで会えるとは」
「あらあらあら? 私をご存知とは?」
私は、自分達にかかっていた魔法をといた。
ふむ、何処の誰かは知らないけど、誰さね?
「当たり前だ、異世界を破壊して回る魔女、名前だけは知っている」
「で、どうする? 私を始末でもするの?」
「まあ待てセイント、彼は理解がある転移者だ、イキリ散らさず、奴隷を国のルールに乗っ取り助けただろう?」
「そうだ復讐の魔女、俺は一度、そこの男にボコボコにやられている」
「んん? 俺とも面識があったのか? まあ俺はイキリ散らす奴らをボコボコにするのが趣味だからな」
いや、この間神の使命とか言ってただろお前。
「俺はチートを貰って異世界転移をして、奴隷制度に異を唱えて好き勝手した」
「ふむふむ、それで?」
「結果的に、俺は国一つ……いや、大陸一つ滅ぼしてしまった、奴隷で経済が成り立っている場所だったんだ」
ほーう? 何処の世界かは知らないが、まあそういう世界もあるだろうさね。
大陸って事は、その世界全体を壊すには至らなかったのか。
「ああ! 思い出した! やけに正義感語っている奴だったか! 奴隷制度はいけないんだ! 奴隷制度は廃止するべきだ!」
「いやそれ、大抵の異世界転生や転移者が言ってないか?」
「彼は凄かったんだよ、従わない者を正義の刃でボコボコにしていたから」
「ああ……俺は彼の言う通り、イキリ散らしていたんだ」
「んで俺が疑問に思った事を、ボコボコにした後言っただけだ」
「何て言ったのさね?」
「その常識は、この世界では正しいのか? 正しかったとして、足並みを急に変えると世界はどうなる? とね、まあそんな事を言った記憶があるよ、もっと長く言ったかな?」
「ふむ」
なるほどな、現地人からしたら、侵略者が奴隷制度を廃止しろ、従わなければ殺す、そんな所さね。
んでカオスにボコボコやられたと、ふーむ。
あれ? 何でこの世界に居るんだ? 今更ながら。
「ん? 何でこの世界にいるさね? その世界はどうしたのさ?」
「今も時々顔を出していますよ、私が今しているのは異世界転移をして奴隷の救済、その世界のルールに則って奴隷を助ける事、また、時間をかけて私の考えを訴えています」
「おお!? 至極まともに異世界転生者になったな!」
「貴方にボコボコにされたおかげですよ」
「そっかー、まあ頑張れよ! あ! セイント! 船が出る時間だ! 新たなイキリ散らしが幕を開けるぜ!」
「はいはい、それじゃ行こうか」
ふーん、奴隷を救済する異世界転移者か。
聞く感じボコボコにされてからは、やり方を変えた感じか。
まあ私の邪魔をする感じではなかったな。
さてはて、今度は船旅が、どうなる事やら。
で、今の状況は奴隷を庇う、異世界転生者か転移者の登場って訳だ。
「何だぁ!? てめぇ!」
「まさか奴隷を助けるとでも言うなよ? 合法なんだぜ!?」
ああ……そいやこの国って奴隷制度あったな。
まあ、そんな酷い扱いではないはずなんだ。
この世界の奴隷制度は……いや待てよ。
制度がしっかりとしていても、悪い事する奴はするか。
どちらにしろ、国が認めた『合法』なんだよな。
「その奴隷を買う、それなら文句はあるまい?」
「なんだ客かよ、脅かせやがって」
ふむふむ、あの若者はありがちな、転移者とか転生者ではないようだ。
『お! すげぇ! 普通の転生者とか転移者なら、まずぶん殴るのに!? なんて物分かりが良いんだ!』
『あのなカオス、聞こえないとは言え、そんなにはしゃぐな』
『馬鹿野郎! 常識ある転生者とか転移者って居ないんだぜ? どいつもこいつも奴隷制度反対! それは素晴らしいがな? 異世界の奴隷制度をちゃんと調べねーんだよ! 前の世界の常識をペラペラと語りだしやがる! 異世界を壊すな! 侵略者が!』
『はいはい、落ち着いて、てかあの若者は転生者なの? 転移者?』
『ああ、俺のイキリ散らしセンサーによると、転移者だな』
『ふむふむ』
む? あの若者がこちらを見た? ほう? 私達の存在に気付いたか。
やるじゃないか、私の魔法を見破るとはね?
ふむ、転生者君は奴隷商人と商談をしているようだな。
……それもまとまったようだ。
ほうほう、転移者君の従者っぽいのが現れたね、話の続きをするようだ。
ふむ、従者は奴隷商人と少女と共にこの場所を離れたね。
ふむふむ、私の方を見ている、これはバレてるね?
「……復讐の魔女、まさかここで会えるとは」
「あらあらあら? 私をご存知とは?」
私は、自分達にかかっていた魔法をといた。
ふむ、何処の誰かは知らないけど、誰さね?
「当たり前だ、異世界を破壊して回る魔女、名前だけは知っている」
「で、どうする? 私を始末でもするの?」
「まあ待てセイント、彼は理解がある転移者だ、イキリ散らさず、奴隷を国のルールに乗っ取り助けただろう?」
「そうだ復讐の魔女、俺は一度、そこの男にボコボコにやられている」
「んん? 俺とも面識があったのか? まあ俺はイキリ散らす奴らをボコボコにするのが趣味だからな」
いや、この間神の使命とか言ってただろお前。
「俺はチートを貰って異世界転移をして、奴隷制度に異を唱えて好き勝手した」
「ふむふむ、それで?」
「結果的に、俺は国一つ……いや、大陸一つ滅ぼしてしまった、奴隷で経済が成り立っている場所だったんだ」
ほーう? 何処の世界かは知らないが、まあそういう世界もあるだろうさね。
大陸って事は、その世界全体を壊すには至らなかったのか。
「ああ! 思い出した! やけに正義感語っている奴だったか! 奴隷制度はいけないんだ! 奴隷制度は廃止するべきだ!」
「いやそれ、大抵の異世界転生や転移者が言ってないか?」
「彼は凄かったんだよ、従わない者を正義の刃でボコボコにしていたから」
「ああ……俺は彼の言う通り、イキリ散らしていたんだ」
「んで俺が疑問に思った事を、ボコボコにした後言っただけだ」
「何て言ったのさね?」
「その常識は、この世界では正しいのか? 正しかったとして、足並みを急に変えると世界はどうなる? とね、まあそんな事を言った記憶があるよ、もっと長く言ったかな?」
「ふむ」
なるほどな、現地人からしたら、侵略者が奴隷制度を廃止しろ、従わなければ殺す、そんな所さね。
んでカオスにボコボコやられたと、ふーむ。
あれ? 何でこの世界に居るんだ? 今更ながら。
「ん? 何でこの世界にいるさね? その世界はどうしたのさ?」
「今も時々顔を出していますよ、私が今しているのは異世界転移をして奴隷の救済、その世界のルールに則って奴隷を助ける事、また、時間をかけて私の考えを訴えています」
「おお!? 至極まともに異世界転生者になったな!」
「貴方にボコボコにされたおかげですよ」
「そっかー、まあ頑張れよ! あ! セイント! 船が出る時間だ! 新たなイキリ散らしが幕を開けるぜ!」
「はいはい、それじゃ行こうか」
ふーん、奴隷を救済する異世界転移者か。
聞く感じボコボコにされてからは、やり方を変えた感じか。
まあ私の邪魔をする感じではなかったな。
さてはて、今度は船旅が、どうなる事やら。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
迷宮攻略してたらいつの間にか世界救ってた
新世界の神
ファンタジー
冒険者業界ではそれなりに名の知れたソロの冒険者。月中悠一郎。
彼はある日、冒険者ギルドで一つの依頼を受ける。
依頼の内容は街の郊外にある建物から起きる怪音を調査してほしいというものだ。
これが後に世界救う引き金となる依頼だった。
仲間との出会い、別れを経験しながら彼は実力に磨きをかけていき、最終的には伝説にすら匹敵する存在になっていた…というありがちストーリー。
舞台は異世界。
スキル、ステータスはもちろん魔法だってあるそんな世界。
不定期投稿です。暇があるときにチラッと覗いてくれたら良いなと思います
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)
俺の娘、チョロインじゃん!
ちゃんこ
ファンタジー
俺、そこそこイケてる男爵(32) 可愛い俺の娘はヒロイン……あれ?
乙女ゲーム? 悪役令嬢? ざまぁ? 何、この情報……?
男爵令嬢が王太子と婚約なんて、あり得なくね?
アホな俺の娘が高位貴族令息たちと仲良しこよしなんて、あり得なくね?
ざまぁされること必至じゃね?
でも、学園入学は来年だ。まだ間に合う。そうだ、隣国に移住しよう……問題ないな、うん!
「おのれぇぇ! 公爵令嬢たる我が娘を断罪するとは! 許さぬぞーっ!」
余裕ぶっこいてたら、おヒゲが素敵な公爵(41)が突進してきた!
え? え? 公爵もゲーム情報キャッチしたの? ぎゃぁぁぁ!
【ヒロインの父親】vs.【悪役令嬢の父親】の戦いが始まる?
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる