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第二章 ジャスティスジャッジメントの正義
第八話 演目 界牙流の歴史
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縁は風月に連れられて、界牙流の里へとやって来た。
「到着、ここが界牙流の里だね~」
「おお、のどかな里だな」
「ま、田舎っぽいのは仕方ないね」
「ここって隠れ里?」
「そだよ、界牙流は色々と味方も敵も作っちゃうからね」
「だったら目立ったらダメだろ」
「まあね」
縁の目に映った里の景色は、高い山、そこから流れる滝、様々な作物の畑。
生い茂った木々に民家、何かしらの作業をしている人が数人居た。
「おやおや風月、その人が婿殿かい?」
「あ、おばあちゃん」
「え? 何処?」
「ふふふ、婿殿、我が屋敷で待っておるぞ」
「おばあちゃんがお茶目でごめんね」
「何処に居るんだ?」
「あの大きい木造の家」
「了解」
風月が指差した、いかにもな建物を目指して歩き出す。
「ただいまーおばあちゃん、連れて来たよ」
「お邪魔します」
「いらっしゃい」
ニコニコと笑っているおばあちゃんが座っている。
家の中は古き良き日本の様な木造の家だ。
2人は家に上がり、おばあちゃんの前に座った。
「初めまして婿殿、私は霞、二代目界牙流としての名は冥林だよ」
「私は縁と言います」
縁は深々と頭を下げた。
「かしこまらなくてもいいのよ? 風月から色々と聞いているわ、私の奥義を使った事も」
「ええっと……」
「勘違いしないでね? それに対して私が言いたいのは、界牙流の技のほとんどが自分の身体に負荷をかけるの、鍛えないと反動で死ぬ事になる」
「身をもって知りました」
「つかこの間も言ったけど、縁が神様じゃ無かったら死んでるよ? 無茶は止めてよね~」
「ああ」
「婿殿」
霞は優しい雰囲気ではなく威圧感を放ち、縁は冷や汗がほほを流れた。
「今日呼んだのは、界牙流が如何にして生まれたかを言いたくてな」
「……」
「ちと長くなるが……話をきいてくれるか?」
「はい」
場の雰囲気が更に緊迫した。
「初めに私の父上は名も無い武道家だった、名を上げようと奮起した時に事が起きた……当時人に憑依する悪党が居てな? 母上が憑依されたのだ」
重々しい雰囲気と出だしの内容で縁は硬直している。
「そやつ自体は弱かったのだが、人から人へと憑依してる奴でな……一度正気に戻った母親は自分を殺してくれと頼んだ」
「……その、初代さんは」
「ああ、母上を殺した、父上は言葉にならない声で叫んだのを今でも覚えているよ」
「……」
「母上は遺言で『自分の子供達に私達と同じ悲しみをさせたくない』と、言い残してな、父上は人生全てを賭けて界牙流を作った」
「風月から聞きましたが、世界に牙を剥く流派でしたか」
「ふむ、その意味は『世界を敵に回しても伴侶や家族を守る』だ、無論、他はどうでもいい」
その『どうでもいい』の言い方が、縁に本当にどうでもいいと感じさせた。
「父上は色々な武術や魔法等を調べたが、強い技はどれもこれも自分を犠牲にして何かをする、というのが多くてな? けしからんと言っておった」
「初代様は色んな技を改良して界牙流を作ったらしいからね~すごいよ」
「あれ? 言ってはなんですが、界牙流も自分を犠牲にしては?」
「ふむ、婿殿、同じ様に見えるがちと違うのだよ」
「え?」
界牙流を使い負荷に耐えられなく、血を吐いた事を経験した縁は耳を疑った。
「縁に教えよう~界牙流は大切な人と共に歩む流派、自己犠牲の技は無いよ」
「つまり、技の意味が違う感じ?」
「『命を捨てて守る技』と『生き残って守る技』じゃ違うでしょ?」
「……なるほどな」
「まっ、結局は無茶苦茶するからさ、それに耐えられる心技体は必要だけども」
「あれ? 冷静に考えたら、半分神様だから死なないのはいいとして、斬銀さんに怪我させる威力はどうやって出したんだ?」
「むっふっふ、この間ちょろっと言ったけど、私への愛と絆ちゃんへの家族愛があの威力を出したのさ、縁と界牙流は相性がいいのよ」
「精神力や信念で威力が変わるって事?」
「そそ、まあ? 私より絆ちゃんの方が上だったのがちょっと気に食わないから及第点」
風月はここぞとばかりに縁に対してジト目をした。
「風月、その話はおぬしから聞いたが、ずっと守ってきた妹と数ヶ月の恋人では仕方なかろうに」
「いやそうなんだけども……ねぇ」
「え? な、なんかすまん」
「あーいやいや、仕方ないんだけどね? 『結び』として縁とは関わってないからね~」
「こりゃ風月! 婿殿とそこら辺しっかり話さんかい! 界牙流は伴侶との会話を大切にしろ!」
「へーへーすみませんでした」
本気で怒っている霞に、風月は面倒くさそうに生返事をしている。
「ってなわけで、しばらくは結びには戻れんのよ」
「理由は?」
「スファーリアは今先生してるし、っても本命は界牙流の修行を基礎からやり直してるからだね~」
「わかった」
「……随分とあっさりしてるね」
「その修行、本気でやりたい事なんだろ? 待つよ」
「私達の幸せをぶち壊す輩が出た時に、瞬殺出来るようにね」
「敵か……無いとは言い切れん、俺も敵を作ってきたしな」
「私に任せなさいな」
「いや、風月だけには苦労させないよ」
「お、縁も敵をぶっ飛ばすか?」
「いやいや、神社で俺達が手を合わせた神様が……俺達の幸せを守ってくれるよ」
その言葉に風月はニヤニヤしながら、ちょっと薄気味悪い笑いをした。
「コホン」
霞はワザとらしいため息をする。
「ま、これからもよろしく頼むよ」
「こちらこそ」
2人は空気を読んでその会話を終らせた。
「ふと思ったんだが」
「どったの?」
「さっき話していた、初代さんの因縁の相手は倒したのかなと」
「無論父上が消滅させた、奴は私に憑依して父上を煽ったがな……その時放ったのが初代考案の奥義『伴侶』だ」
「その効果は?」
「愛する者にちょっかいかける奴を消滅させるだね、もちろん受けた私には怪我一つ無い」
「な、なんかすげぇな」
「ハッハッハ! 神が驚くとは面白いな!」
「だね~自分は人には理解出来ない使ってるのに」
「それを言われると弱る」
先程とは違い、和やかな雰囲気に包まれる。
「婿殿、界牙流は心の流派、あらゆる事象を精神力で押し通すのだよ、故に身体への負荷が強く、その負荷に耐えられる身体作りが求められる」
「うん……うん? なあ風月この間の暴風も精神力で出したって事?」
「隣りの芝は~じゃないけど、自分の当たり前技術って他の人から見たら不思議な事ってあるよね~」
「……なるほど、確かに」
縁は自分自身の神の力を当たり前と思っているが、他人から見れば規格外なのと一緒だ。
「長話はこれくらいにして、婿殿、最後にいくつかお願いがある」
「お願いですか?」
「風月……結びと自分の子供だけは裏切らないでくださいな」
「もちろんです、自分を信じてくれる人達を裏切りません」
霞は孫を心配するおばあちゃんの顔をしてそう言い、孫の愛する人の自信満々の声の力強さにほほが緩んだ。
「ふふ、いらぬ言葉だったかね……もう一つ」
「何でしょうか?」
「私が死ぬまでに祝言をしてくれないかい? 急かすつもりはないよ? ただ、結びの綺麗な姿を見た後じゃないと……安らかに死ねない気がしてね」
「だって縁」
「ならまずは同棲生活からだな」
「おおう、意外な答えが」
「そうか? 一緒に生活しないとわからない事もあるだろ?」
「ま、そうだね、その話はおいおい」
「ああ」
「私が心配する必要は無かったね」
霞はニコニコしながらゆっくりと立ち上がった。
「よければ里を少し案内すねよ、付いてきなさい」
「よろしくお願いいたします」
「里見学に出発だね~」
縁と風月も立ち上がり、3人は外へと向かった。
「到着、ここが界牙流の里だね~」
「おお、のどかな里だな」
「ま、田舎っぽいのは仕方ないね」
「ここって隠れ里?」
「そだよ、界牙流は色々と味方も敵も作っちゃうからね」
「だったら目立ったらダメだろ」
「まあね」
縁の目に映った里の景色は、高い山、そこから流れる滝、様々な作物の畑。
生い茂った木々に民家、何かしらの作業をしている人が数人居た。
「おやおや風月、その人が婿殿かい?」
「あ、おばあちゃん」
「え? 何処?」
「ふふふ、婿殿、我が屋敷で待っておるぞ」
「おばあちゃんがお茶目でごめんね」
「何処に居るんだ?」
「あの大きい木造の家」
「了解」
風月が指差した、いかにもな建物を目指して歩き出す。
「ただいまーおばあちゃん、連れて来たよ」
「お邪魔します」
「いらっしゃい」
ニコニコと笑っているおばあちゃんが座っている。
家の中は古き良き日本の様な木造の家だ。
2人は家に上がり、おばあちゃんの前に座った。
「初めまして婿殿、私は霞、二代目界牙流としての名は冥林だよ」
「私は縁と言います」
縁は深々と頭を下げた。
「かしこまらなくてもいいのよ? 風月から色々と聞いているわ、私の奥義を使った事も」
「ええっと……」
「勘違いしないでね? それに対して私が言いたいのは、界牙流の技のほとんどが自分の身体に負荷をかけるの、鍛えないと反動で死ぬ事になる」
「身をもって知りました」
「つかこの間も言ったけど、縁が神様じゃ無かったら死んでるよ? 無茶は止めてよね~」
「ああ」
「婿殿」
霞は優しい雰囲気ではなく威圧感を放ち、縁は冷や汗がほほを流れた。
「今日呼んだのは、界牙流が如何にして生まれたかを言いたくてな」
「……」
「ちと長くなるが……話をきいてくれるか?」
「はい」
場の雰囲気が更に緊迫した。
「初めに私の父上は名も無い武道家だった、名を上げようと奮起した時に事が起きた……当時人に憑依する悪党が居てな? 母上が憑依されたのだ」
重々しい雰囲気と出だしの内容で縁は硬直している。
「そやつ自体は弱かったのだが、人から人へと憑依してる奴でな……一度正気に戻った母親は自分を殺してくれと頼んだ」
「……その、初代さんは」
「ああ、母上を殺した、父上は言葉にならない声で叫んだのを今でも覚えているよ」
「……」
「母上は遺言で『自分の子供達に私達と同じ悲しみをさせたくない』と、言い残してな、父上は人生全てを賭けて界牙流を作った」
「風月から聞きましたが、世界に牙を剥く流派でしたか」
「ふむ、その意味は『世界を敵に回しても伴侶や家族を守る』だ、無論、他はどうでもいい」
その『どうでもいい』の言い方が、縁に本当にどうでもいいと感じさせた。
「父上は色々な武術や魔法等を調べたが、強い技はどれもこれも自分を犠牲にして何かをする、というのが多くてな? けしからんと言っておった」
「初代様は色んな技を改良して界牙流を作ったらしいからね~すごいよ」
「あれ? 言ってはなんですが、界牙流も自分を犠牲にしては?」
「ふむ、婿殿、同じ様に見えるがちと違うのだよ」
「え?」
界牙流を使い負荷に耐えられなく、血を吐いた事を経験した縁は耳を疑った。
「縁に教えよう~界牙流は大切な人と共に歩む流派、自己犠牲の技は無いよ」
「つまり、技の意味が違う感じ?」
「『命を捨てて守る技』と『生き残って守る技』じゃ違うでしょ?」
「……なるほどな」
「まっ、結局は無茶苦茶するからさ、それに耐えられる心技体は必要だけども」
「あれ? 冷静に考えたら、半分神様だから死なないのはいいとして、斬銀さんに怪我させる威力はどうやって出したんだ?」
「むっふっふ、この間ちょろっと言ったけど、私への愛と絆ちゃんへの家族愛があの威力を出したのさ、縁と界牙流は相性がいいのよ」
「精神力や信念で威力が変わるって事?」
「そそ、まあ? 私より絆ちゃんの方が上だったのがちょっと気に食わないから及第点」
風月はここぞとばかりに縁に対してジト目をした。
「風月、その話はおぬしから聞いたが、ずっと守ってきた妹と数ヶ月の恋人では仕方なかろうに」
「いやそうなんだけども……ねぇ」
「え? な、なんかすまん」
「あーいやいや、仕方ないんだけどね? 『結び』として縁とは関わってないからね~」
「こりゃ風月! 婿殿とそこら辺しっかり話さんかい! 界牙流は伴侶との会話を大切にしろ!」
「へーへーすみませんでした」
本気で怒っている霞に、風月は面倒くさそうに生返事をしている。
「ってなわけで、しばらくは結びには戻れんのよ」
「理由は?」
「スファーリアは今先生してるし、っても本命は界牙流の修行を基礎からやり直してるからだね~」
「わかった」
「……随分とあっさりしてるね」
「その修行、本気でやりたい事なんだろ? 待つよ」
「私達の幸せをぶち壊す輩が出た時に、瞬殺出来るようにね」
「敵か……無いとは言い切れん、俺も敵を作ってきたしな」
「私に任せなさいな」
「いや、風月だけには苦労させないよ」
「お、縁も敵をぶっ飛ばすか?」
「いやいや、神社で俺達が手を合わせた神様が……俺達の幸せを守ってくれるよ」
その言葉に風月はニヤニヤしながら、ちょっと薄気味悪い笑いをした。
「コホン」
霞はワザとらしいため息をする。
「ま、これからもよろしく頼むよ」
「こちらこそ」
2人は空気を読んでその会話を終らせた。
「ふと思ったんだが」
「どったの?」
「さっき話していた、初代さんの因縁の相手は倒したのかなと」
「無論父上が消滅させた、奴は私に憑依して父上を煽ったがな……その時放ったのが初代考案の奥義『伴侶』だ」
「その効果は?」
「愛する者にちょっかいかける奴を消滅させるだね、もちろん受けた私には怪我一つ無い」
「な、なんかすげぇな」
「ハッハッハ! 神が驚くとは面白いな!」
「だね~自分は人には理解出来ない使ってるのに」
「それを言われると弱る」
先程とは違い、和やかな雰囲気に包まれる。
「婿殿、界牙流は心の流派、あらゆる事象を精神力で押し通すのだよ、故に身体への負荷が強く、その負荷に耐えられる身体作りが求められる」
「うん……うん? なあ風月この間の暴風も精神力で出したって事?」
「隣りの芝は~じゃないけど、自分の当たり前技術って他の人から見たら不思議な事ってあるよね~」
「……なるほど、確かに」
縁は自分自身の神の力を当たり前と思っているが、他人から見れば規格外なのと一緒だ。
「長話はこれくらいにして、婿殿、最後にいくつかお願いがある」
「お願いですか?」
「風月……結びと自分の子供だけは裏切らないでくださいな」
「もちろんです、自分を信じてくれる人達を裏切りません」
霞は孫を心配するおばあちゃんの顔をしてそう言い、孫の愛する人の自信満々の声の力強さにほほが緩んだ。
「ふふ、いらぬ言葉だったかね……もう一つ」
「何でしょうか?」
「私が死ぬまでに祝言をしてくれないかい? 急かすつもりはないよ? ただ、結びの綺麗な姿を見た後じゃないと……安らかに死ねない気がしてね」
「だって縁」
「ならまずは同棲生活からだな」
「おおう、意外な答えが」
「そうか? 一緒に生活しないとわからない事もあるだろ?」
「ま、そうだね、その話はおいおい」
「ああ」
「私が心配する必要は無かったね」
霞はニコニコしながらゆっくりと立ち上がった。
「よければ里を少し案内すねよ、付いてきなさい」
「よろしくお願いいたします」
「里見学に出発だね~」
縁と風月も立ち上がり、3人は外へと向かった。
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