486 / 934
十四章
8
しおりを挟む
「あっ、昴が帰ってきた。昴に代わるね!」
「もしもし、あんた湯あたりしたんだって」
「う、うん。それはそうと昴、全中優勝おめでとう」
「ええ、ありがとう。それはそうと眠留、湯あたりは大丈夫なの?」
「あのさあ、僕の湯あたりより優勝の話をしようよ」
「あのねえ、じゃあ逆に訊くけど、私と輝夜以外が優勝するなんて、あんた思ってたワケ?」
「眠留くん、よもや思ってたわけ?」
「めっ、滅相もございません。今年を皮切りに二人が五年連続でワンツーフィニッシュを決めることを、僕は微塵も疑っていませんのであります!」
「ふふふ、言葉がヘンだけど許してやるわ」「うん、ヘンテコだけど許してあげるね」
のように、二人が中学総体を優勝と準優勝で終えたのだから、喜びもひとしおなのだった。
三日前の七月三十日、輝夜さんと昴は全中に出場すべく所沢を発った。翌三十一日の練習日を経て、全中本選は昨日から始まった。昨日は出場選手六十四人を四会場に分け、十六人による総当たり戦を行い、会場ごとに上位四選手を選出した。その十六人がいわゆるベスト16で、そして今日はベスト16が一堂に会し勝ち抜き戦を行い、優勝を決定したのである。薙刀協会のメインAIが有力選手を四つの会場へ均等に振り分けたお陰で輝夜さんと昴はめでたく決勝で相まみえ、そして両者一歩も譲らず三度の延長戦を戦った末、昴が全中を制した。それは今日の午後三時半の出来事で、二年生トリオはもちろん湖校新忍道部員全員が固唾をのみ決勝戦をネット観戦していたから運動場の下見は午後四時になったのだけど、それはさておき決勝に残った選手が両方とも二年生だったのは、薙刀道初の快挙だったそうだ。しかもその二人は決勝以外の全試合をストレート勝ちしており、更に加えて「これって美少女全国大会決勝だっけ?」と首を傾げずにはいられない超絶美少女だったから、会場の熱気は沸騰中のヤカンのようだったと言う。それへ少なくない不安を覚えた僕は、うっかり口走ってしまった。
「明日の自由時間に、厄介事が起きなければいいんだけど」
そう二人は明日、午後四時まで自由時間を過ごす予定だったのである。
学業の定義が変わったからなのか観光促進のためなのか定かでないが、現代日本では中学総体、高校総体、大学総体、そして旧国体に相当する全日本選手権を、夏休みに一続きで行うのが恒例だった。例えば薙刀なら中学総体は今日終了し、明日から四日間は高校総体、続く四日間は大学総体、そして皇后杯と呼ばれる全日本選手権をもって、十五日間の激闘を締めくくる事になっていた。中学総体だけは団体戦が無いので一日少ないが、出場選手が六十四人及び六十四組なことと、一日目は練習日、二日目と三日目は四会場開催、そして四日目がベスト8の勝ち抜き戦であることは、高校生以上の大会に共通していた。よって中高大の一貫教育をしている薙刀強豪校の全中出場者の中には、七月三十日から大学総体の終わる八月十日まで、ことによるとOGの皇后杯が終わる八月十四日まで、ホテル泊を続ける選手もいるほどだった。中高一貫の研究学校にも、それが若干当てはまった。輝夜さんと昴は全中が終わっても金沢を離れず、インハイに出場する先輩方の応援をする予定だったのである。ただ湖校薙刀部には「全中ベスト4に残った選手へ翌日午後四時までの自由時間を与える」という特典があった関係で、食べ盛りの、もとい育ち盛りの娘達による以下のような会話が神社の母屋で繰り広げられていた。
「ねえねえ輝夜、八月三日はどこに行こうか」
「う~ん、あれも食べたいこれも食べたいみんな食べたい!」
「ちょっとあなた、食事以外に興味はないの?」
「だって昴これ見てよ、石川名物ルビーロマンをたっぷり使った、金粉特大パフェを!」
「むっ、食べたい。これだけは絶対外せない!」
「でしょ。他にもいっぱいあるよ!」
「ああ、これも食べたいそれも食べたいみんな食べたい!」
言うまでもないがこの特典は、総当たり戦と勝ち抜き戦で酷使した体を休めるため先輩方の練習補助を免除する、という趣旨のもとに作られていた。そして実際、ほぼ全ての選手にとって自由時間は寝て過ごすだけの時間だったのだけど、何事にも例外はあるもの。湖校史にその名を轟かせる朝露の白薔薇が、全中優勝翌日に観光を満喫したという伝説を四年前に打ち立てていたのである。朝露の白薔薇、すなわち岬静香さんは翔人であり、同じく輝夜さんと昴も翔人だから当然二人も観光をすると猫将軍家では考えられていたが、翔人は絶対的な秘密だし、「三年の先輩を退け自分達が全中へ行く」との発言にもなってしまうので、二人がその話をするのは神社に限ってのことだった。するとそこに美鈴も加わり、お菓子や海鮮料理や観光名所について、三人娘はいつも大いに盛り上がっていた。そんな娘達に目じりを下げまくっていた身としては、明日の自由時間を心ゆくまで楽しんでもらいたかったのだけど、僕が守ってあげられない場所で美しすぎる二人に厄介事が降りかかるかもしれないと思った途端、それが口を突いてしまったのである。それだけでも自責の念を抱くには充分だったのに、
「薙刀開催都市は官民挙げて治安向上に努めてくれるけど」
「眠留くんが不安なら、自由時間を休息に充ててもいいよ」
あっけらかんとそう即答されたものだから、僕は後悔に押しつぶされてしまった。自分達の楽しみより僕の不安を取り除くことをあっさり選んでくれる二人へ、なぜ僕は自分を優先する発言をしたのか。二人を守るどころか足枷になっているだけではないかと、己のお子様ぶりを責めたのである。そんな僕へ、
「まったく、なら湯あたりで私達を不安にさせるんじゃないの」
「眠留くんに不安を掛けないよう明日は私達も注意するから、眠留くんも体調管理には充分注意してね」
二人は優しさに溢れた声をかけてくれた。今更ながら気づいたが、昴の声は輝夜さんのハイ子から聞こえて、輝夜さんの声は昴のハイ子から聞こえていた。優勝インタビューを受けていた昴が部屋に戻って来るなり輝夜さんは自分のハイ子を昴へ渡し、昴は僕と話しつつ自分のハイ子を輝夜さんへ渡して、三人のグループ通話を瞬時に成立させていたのだ。量子AI搭載型のハイ子でそれを成すには互いが互いをプライベート全開放の対象としておらねばならず、しかも二人には高度な以心伝心が要求された。そんな輝夜さんと昴が僕の湯あたりを知ったら、二人そろって不安になって当然だったのである。これを未熟とせずして、何を未熟とするのか。ならばせめてもと、僕は上体を起こし毅然と言った。
「二人ともすまなかった。僕は長野で憂いなく元気に過ごすから、二人も金沢で憂いなく元気に過ごしてね」
もちろんよ、任せてね、との後に、
「「お休み~」」
二人は声を合わせて通話を切った。
それから暫し瞑目し、湯あたり以降のことを振り返り、内省の時間とした。
その過程である事を思い出した僕は、
「猶予をもらった回答の半分に輝夜さんが関わっている気がするって、話し忘れた!」
と、さっき急いでメッキした毅然さをすっかり剥がし、僕はいつもの僕で頭を抱えたのだった。
「もしもし、あんた湯あたりしたんだって」
「う、うん。それはそうと昴、全中優勝おめでとう」
「ええ、ありがとう。それはそうと眠留、湯あたりは大丈夫なの?」
「あのさあ、僕の湯あたりより優勝の話をしようよ」
「あのねえ、じゃあ逆に訊くけど、私と輝夜以外が優勝するなんて、あんた思ってたワケ?」
「眠留くん、よもや思ってたわけ?」
「めっ、滅相もございません。今年を皮切りに二人が五年連続でワンツーフィニッシュを決めることを、僕は微塵も疑っていませんのであります!」
「ふふふ、言葉がヘンだけど許してやるわ」「うん、ヘンテコだけど許してあげるね」
のように、二人が中学総体を優勝と準優勝で終えたのだから、喜びもひとしおなのだった。
三日前の七月三十日、輝夜さんと昴は全中に出場すべく所沢を発った。翌三十一日の練習日を経て、全中本選は昨日から始まった。昨日は出場選手六十四人を四会場に分け、十六人による総当たり戦を行い、会場ごとに上位四選手を選出した。その十六人がいわゆるベスト16で、そして今日はベスト16が一堂に会し勝ち抜き戦を行い、優勝を決定したのである。薙刀協会のメインAIが有力選手を四つの会場へ均等に振り分けたお陰で輝夜さんと昴はめでたく決勝で相まみえ、そして両者一歩も譲らず三度の延長戦を戦った末、昴が全中を制した。それは今日の午後三時半の出来事で、二年生トリオはもちろん湖校新忍道部員全員が固唾をのみ決勝戦をネット観戦していたから運動場の下見は午後四時になったのだけど、それはさておき決勝に残った選手が両方とも二年生だったのは、薙刀道初の快挙だったそうだ。しかもその二人は決勝以外の全試合をストレート勝ちしており、更に加えて「これって美少女全国大会決勝だっけ?」と首を傾げずにはいられない超絶美少女だったから、会場の熱気は沸騰中のヤカンのようだったと言う。それへ少なくない不安を覚えた僕は、うっかり口走ってしまった。
「明日の自由時間に、厄介事が起きなければいいんだけど」
そう二人は明日、午後四時まで自由時間を過ごす予定だったのである。
学業の定義が変わったからなのか観光促進のためなのか定かでないが、現代日本では中学総体、高校総体、大学総体、そして旧国体に相当する全日本選手権を、夏休みに一続きで行うのが恒例だった。例えば薙刀なら中学総体は今日終了し、明日から四日間は高校総体、続く四日間は大学総体、そして皇后杯と呼ばれる全日本選手権をもって、十五日間の激闘を締めくくる事になっていた。中学総体だけは団体戦が無いので一日少ないが、出場選手が六十四人及び六十四組なことと、一日目は練習日、二日目と三日目は四会場開催、そして四日目がベスト8の勝ち抜き戦であることは、高校生以上の大会に共通していた。よって中高大の一貫教育をしている薙刀強豪校の全中出場者の中には、七月三十日から大学総体の終わる八月十日まで、ことによるとOGの皇后杯が終わる八月十四日まで、ホテル泊を続ける選手もいるほどだった。中高一貫の研究学校にも、それが若干当てはまった。輝夜さんと昴は全中が終わっても金沢を離れず、インハイに出場する先輩方の応援をする予定だったのである。ただ湖校薙刀部には「全中ベスト4に残った選手へ翌日午後四時までの自由時間を与える」という特典があった関係で、食べ盛りの、もとい育ち盛りの娘達による以下のような会話が神社の母屋で繰り広げられていた。
「ねえねえ輝夜、八月三日はどこに行こうか」
「う~ん、あれも食べたいこれも食べたいみんな食べたい!」
「ちょっとあなた、食事以外に興味はないの?」
「だって昴これ見てよ、石川名物ルビーロマンをたっぷり使った、金粉特大パフェを!」
「むっ、食べたい。これだけは絶対外せない!」
「でしょ。他にもいっぱいあるよ!」
「ああ、これも食べたいそれも食べたいみんな食べたい!」
言うまでもないがこの特典は、総当たり戦と勝ち抜き戦で酷使した体を休めるため先輩方の練習補助を免除する、という趣旨のもとに作られていた。そして実際、ほぼ全ての選手にとって自由時間は寝て過ごすだけの時間だったのだけど、何事にも例外はあるもの。湖校史にその名を轟かせる朝露の白薔薇が、全中優勝翌日に観光を満喫したという伝説を四年前に打ち立てていたのである。朝露の白薔薇、すなわち岬静香さんは翔人であり、同じく輝夜さんと昴も翔人だから当然二人も観光をすると猫将軍家では考えられていたが、翔人は絶対的な秘密だし、「三年の先輩を退け自分達が全中へ行く」との発言にもなってしまうので、二人がその話をするのは神社に限ってのことだった。するとそこに美鈴も加わり、お菓子や海鮮料理や観光名所について、三人娘はいつも大いに盛り上がっていた。そんな娘達に目じりを下げまくっていた身としては、明日の自由時間を心ゆくまで楽しんでもらいたかったのだけど、僕が守ってあげられない場所で美しすぎる二人に厄介事が降りかかるかもしれないと思った途端、それが口を突いてしまったのである。それだけでも自責の念を抱くには充分だったのに、
「薙刀開催都市は官民挙げて治安向上に努めてくれるけど」
「眠留くんが不安なら、自由時間を休息に充ててもいいよ」
あっけらかんとそう即答されたものだから、僕は後悔に押しつぶされてしまった。自分達の楽しみより僕の不安を取り除くことをあっさり選んでくれる二人へ、なぜ僕は自分を優先する発言をしたのか。二人を守るどころか足枷になっているだけではないかと、己のお子様ぶりを責めたのである。そんな僕へ、
「まったく、なら湯あたりで私達を不安にさせるんじゃないの」
「眠留くんに不安を掛けないよう明日は私達も注意するから、眠留くんも体調管理には充分注意してね」
二人は優しさに溢れた声をかけてくれた。今更ながら気づいたが、昴の声は輝夜さんのハイ子から聞こえて、輝夜さんの声は昴のハイ子から聞こえていた。優勝インタビューを受けていた昴が部屋に戻って来るなり輝夜さんは自分のハイ子を昴へ渡し、昴は僕と話しつつ自分のハイ子を輝夜さんへ渡して、三人のグループ通話を瞬時に成立させていたのだ。量子AI搭載型のハイ子でそれを成すには互いが互いをプライベート全開放の対象としておらねばならず、しかも二人には高度な以心伝心が要求された。そんな輝夜さんと昴が僕の湯あたりを知ったら、二人そろって不安になって当然だったのである。これを未熟とせずして、何を未熟とするのか。ならばせめてもと、僕は上体を起こし毅然と言った。
「二人ともすまなかった。僕は長野で憂いなく元気に過ごすから、二人も金沢で憂いなく元気に過ごしてね」
もちろんよ、任せてね、との後に、
「「お休み~」」
二人は声を合わせて通話を切った。
それから暫し瞑目し、湯あたり以降のことを振り返り、内省の時間とした。
その過程である事を思い出した僕は、
「猶予をもらった回答の半分に輝夜さんが関わっている気がするって、話し忘れた!」
と、さっき急いでメッキした毅然さをすっかり剥がし、僕はいつもの僕で頭を抱えたのだった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる
釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。
他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。
そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。
三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。
新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる